Page 1462 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/13(日) 2:14 ┣Re:バルサ機の表面仕上げ 電気屋 10/6/13(日) 3:04 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/14(月) 8:20 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ 電気屋 10/6/14(月) 20:39 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ 電気屋 10/6/14(月) 20:53 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/15(火) 11:23 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ 大本 10/6/16(水) 0:10 ┣Re:バルサ機の表面仕上げ ひがし 10/6/13(日) 6:16 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/14(月) 8:24 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ ひがし 10/6/14(月) 19:10 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/14(月) 20:17 ┣Re:バルサ機の表面仕上げ アイローネ 10/6/13(日) 13:02 ┃ ┗Re:バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/14(月) 8:34 ┃ ┗Re:バルサ生地の塗装法 アイローネ 10/6/14(月) 23:27 ┃ ┣Re:バルサ生地の塗装法 サマー 10/6/15(火) 11:30 ┃ ┃ ┗Re:バルサ生地の塗装法 pylonian 10/6/15(火) 13:23 ┃ ┃ ┗Re:バルサ生地の塗装法 サマー 10/6/15(火) 18:40 ┃ ┗Re:バルサ生地の塗装法 サマー 10/6/15(火) 11:40 ┗Re:バルサ機の表面仕上げ 大本 10/6/14(月) 22:47 ┣木目の彩雲 アイローネ 10/6/14(月) 23:40 ┗Re:バルサ機の表面仕上げ サマー 10/6/15(火) 11:36 ─────────────────────────────────────── ■題名 : バルサ機の表面仕上げ ■名前 : サマー ■日付 : 10/6/13(日) 2:14 -------------------------------------------------------------------------
こんばんは。サマーと申します。数年前は「月光」と名乗ってたま〜に書きこませて頂いていました。寝つきが悪く、布団の中で考えていたら何だか悶々としてきたのでここで質問させて頂きます。 最近バルサで自作機の製作をしているのですが、フィルム貼りによる表面仕上げがどうも上手くいかず、納得いかないのです。とくにカウリング周りの三次元曲面に関してはシワが酷く困っています。もちろん腕も道具も不足しているのは分かり切っているのですが、どうにかしたいのです。 そこで自分なりに考えてみた中での方法として 「バルサに樹脂をしみこませるだけ」 というのがあるのですが、現実的でしょうか?また、他にお勧めの方法がありましたら教えて下さい。 いきなり書き込んでこんな質問で申し訳ないのですが回答お待ちしております。では長文乱文失礼しました。 |
一昔前なら、フィルムではなく塗装が一般的でしたが。 下塗り:ラッカーシンナーで薄めたラッカーを塗ってバルサの目をしめる。 #240〜320サンドペーパーで磨く。 これを2〜3回 目止め:ラッカーにマイクロバルーンやベビーパウダー(タルク)を混ぜたも(適度にシンナーで希釈)のを塗って、バルサの目が消えるように#320〜#600サンドペーパーで磨く。 この時点で最小限度の目止め材になるように削り取らないと重くなる。 表面がツルツルになるまで。 薄い和紙を貼ると目止め剤が少なくて済む。 (下地にラッカーが塗ってあれば、シンナーを紙の上から塗れば接着します。) ここまでは、ハケ塗りでOK 着色:出来ればエアブラシで色付きラッカーを塗布(塗り過ぎは重量増加になるので最小限度に) #800〜2000の耐水ペーパーで水研ぎの後コンパウンドで磨く。 必要であればクリアラッカーを薄く吹き付ける。 エンジン機であればラッカーではなくドープをお薦めします。 樹脂とありますがエポキシ等は充分に薄く塗らないと重量増加を招きますので注意が必要です。また研磨もラッカーに比べてやりにくいかもしれません。 塗装は、塗りよりも研磨の方が重要ですから丁寧に行ってください。 なお、胴体のバルサの継ぎ目に隙間が見えますが、塗装する場合はきちんとバルサくずや軽量パテで埋めておくべきですね。 強度を考えると接着剤にバルサくずを混ぜた物が良いと思いますが。 |
▼電気屋さん: >下塗り:ラッカーシンナーで薄めたラッカーを塗ってバルサの目をしめる。 このラッカーというのはクリアラッカーということでいいのでしょうか? あと近くのホームセンターに「との粉」があるのですが、目止め材にはそれを使えば大丈夫ですか? >樹脂とありますがエポキシ等は充分に薄く塗らないと重量増加を招きますので注意が必要です。また研磨もラッカーに比べてやりにくいかもしれません。 そうなんですか〜。強度はラッカーよりも上がりそうな気がするんですが、重くなってはいけないですね。 >塗装は、塗りよりも研磨の方が重要ですから丁寧に行ってください。 地味な作業こそ大事なのですね。地道に頑張ります。 >なお、胴体のバルサの継ぎ目に隙間が見えますが、塗装する場合はきちんとバルサくずや軽量パテで埋めておくべきですね。 >強度を考えると接着剤にバルサくずを混ぜた物が良いと思いますが。 アドバイス有難うございます。そのようにしてみます。 |
との粉も粘土の粉ですからベビーパウダー(タルク)と同じようなものですね。 できるだけ粒子の細かい物を選べば良いでしょう。 クリヤラッカーに混ぜて使えば良いと思います。 下塗りは水性のものはバルサが膨潤しますので避けた方が良いですね。 よほど樹脂を厚くするなら別ですが、皮膜の厚さはたかがしれています。殆ど素材のバルサの強度でしょう。 補強ということならマイクログラスや和紙、絹を併用した方が軽く丈夫になると思います。 ラッカーの場合は溶剤が乾燥して樹脂が残りますのでシンナーで薄めて塗ればかなり薄く仕上げられます。 エポキシやウレタン、ポリエステルの場合は化学反応で硬化しますから薄く塗るのは苦手ですよ。(塗った分がそのまま硬化した樹脂の厚みになります) |
P.S. ラッカーはクリヤでも白でもグレーでもいいですが、 色のついた物は凹凸が見やすく上塗りの発色は良くなりますが顔料の分だけ少し重くなりますね。 模型飛行機では下塗りはクリヤを使う人が多いのでは。 ちなみにサーフェーサーがグレーなのは凹凸を見やすくするためですね。 ラッカーサーフェーサーはラッカーパテをラッカーで薄めたような感じですね。 |
▼電気屋さん: 良くわかりました。丁寧な説明ありがとうございました。この彩雲から少し遅れてウーフーを作り始めたのでそちらではそういう仕上げ方をしていきたいと思います。 |
▼サマーさん: うわっ〜 センス抜群ですね 百恵ばりの真っ赤なポルシェ |
>最近バルサで自作機の製作をしているのですが、フィルム貼りによる表面仕上げがどうも上手くいかず、納得いかないのです。 フィルムを貼って仕上げる前提なら 下地には、なにも塗らない方が良いかと 3次曲面に貼るコツとしては 10cm四方のフィルムを、熱をかけて11cm四方程度にまで伸ばして 皺が出るところを元のサイズに戻すような感覚でやれば 上手くいくと思います。 大きな曲面を一枚で仕上げるのも難しいので 継目が必要かどうかの判断も、目を養うしかないと思います。 |
▼ひがしさん: >3次曲面に貼るコツとしては >10cm四方のフィルムを、熱をかけて11cm四方程度にまで伸ばして >皺が出るところを元のサイズに戻すような感覚でやれば >上手くいくと思います。 >大きな曲面を一枚で仕上げるのも難しいので >継目が必要かどうかの判断も、目を養うしかないと思います。 やはり何事も経験が大事ですね。フィルムをあらかじめ伸ばしておく方法、試してみます。今回軽さを重視して「E-ライト」というフィルムを使ったのですが調べてみると収縮率が他と比べて小さいようですね。こういうことも予め調べておくべきでした。 |
>フィルムをあらかじめ伸ばしておく方法、試してみます。 いや、あらかじめ伸ばすのではなく 熱を欠けて貼りながらギュぅ〜と引っ張って・・・・ 本来皺の出る部分にフィルムの縮んでいない所を持って来れば というようなことです。 文章で表現するのは難しいのですが 翼端部分など、通常はそうやって貼っているはずです。 塗装は、しっかり脱脂しておけば 通常のラッカースプレーで塗っても、 それほど剥がれてどうにもならないというようなことはないと思います あくまでもラッカースプレーです。 水溶性とか、IPA溶剤のプラモデル用とかではなく。 |
▼ひがしさん: >いや、あらかじめ伸ばすのではなく >熱を欠けて貼りながらギュぅ〜と引っ張って・・・・ あ、そうでしたか; 確かにそうやっていましたが、やはりシワにはなり易かったですね。難しいです。 >塗装は、しっかり脱脂しておけば >通常のラッカースプレーで塗っても、 >それほど剥がれてどうにもならないというようなことはないと思います >あくまでもラッカースプレーです。 >水溶性とか、IPA溶剤のプラモデル用とかではなく。 プラモデル用は剥がれやすいですか…。タミヤ等のサーフェイサーでどうにかならないでしょうか?少しは塗膜が強くなりそうな気がするのですが |
▼サマーさん: > はじめまして。 生地完の彩雲、ものすごく良く出来ていますね。大きさ的には1/10〜1/12位でしょうか? 主翼がオールプランクですが質量は大丈夫ですか? さて、カウルのシワですが実機もジュラのシートが貼ってあるので、実機どおりのパネル分割で貼れば可能です。インテーク周りの3曲面部分は、1度パネルラインで切断してフィルム貼り後再接着するのが楽です。その際切断面に1〜2ミリのバルサを継ぎ足してフィルム貼り後改めてフィルムごと正確な長さにカットすればエッジがきれいに仕上がります。カット面に低粘度瞬着を浸みこませればフィルムが剥れにくくなります。再接着後の段差は実機にもパネルラインがありますので、かえってリアルになったと自分を納得させます。 応用編で3次局面の部分だけ塗装する手もあります。どちらにせよカウルはフィルムの上からつや消し黒(実機はつやあり黒と思いますが)に塗装するのでしょうからこの方法が仕上がりが美しいと思います。 塗装法は文章が長くなるので興味があれば、また別に書き込みますので、まずは、返信ください。 |
▼アイローネさん: >生地完の彩雲、ものすごく良く出来ていますね。大きさ的には1/10〜1/12位でしょうか? >主翼がオールプランクですが質量は大丈夫ですか? おぉ!彩雲と分かってもらえましたか(^o^) 大きさは1/15で全幅86cmです。重量はフィルムを半分ほど貼った現在で250gです。モーターなどを積んで仕上げると350gくらい(?)になるかと思います。 >インテーク周りの3曲面部分は、1度パネルラインで切断してフィルム貼り後再接着するのが楽です。 一度作った物を切断するという発想がありませんでした!でも確かにその方が結果的にきれいに仕上がりそうですね。 >応用編で3次局面の部分だけ塗装する手もあります。どちらにせよカウルはフィルムの上からつや消し黒(実機はつやあり黒と思いますが)に塗装するのでしょうからこの方法が仕上がりが美しいと思います。 >塗装法は文章が長くなるので興味があれば、また別に書き込みますので、まずは、返信ください。 塗装は全体にするつもりです。それによる重量増加が怖いですが…。塗装法については是非知りたいので宜しくお願いします。 |
▼サマーさん: >大きさは1/15で全幅86cmです。重量はフィルムを半分ほど貼った現在で250gです。モーターなどを積んで仕上げると350gくらい(?)になるかと思います。 彩雲の翼面積は25.5m2ですから1/15では11.3dm2でユニオンのP−51とほぼ同じ大きさですね。私のP−51は純正のギヤボックスとペラ(7X6)にコスモテックのCt280BBモーター、リポ2セル850mAhの組み合わせで質量約400gで元気に飛んでいました。 >塗装は全体にするつもりです。それによる重量増加が怖いですが…。塗装法については是非知りたいので宜しくお願いします。 整備性を考えるとカウルは取り外し出来るようにしておいた方がよいので、カウルフラップの後ろで1度切断しカウルのみ塗装することをお勧めします。 詳しい塗装法は添付のワードファイルを参照ください。 それとフィルム上への塗装ですが、充分に脱脂した後、プラモ用のメタルプライマ−やクルマ用のバンパープライマーを塗ってから塗装すると剥れにくくなります。 プラモ用プライマーはエアブラシで塗装できるので軽く仕上げるのには有効です。(クレオス(旧グンゼ)からはカンスプレーも発売されています。) 排気管等の作り方はモデルウォーバーズさんのHPに詳しく載っていますから参考にしてください。 http://www.hi-ho.ne.jp/a1takeda/ht-haiki.htm |
▼アイローネさん: >彩雲の翼面積は25.5m2ですから1/15では11.3dm2でユニオンのP−51とほぼ同じ大きさですね。私のP−51は純正のギヤボックスとペラ(7X6)にコスモテックのCt280BBモーター、リポ2セル850mAhの組み合わせで質量約400gで元気に飛んでいました。 そうですか!何しろモデルが高速機なので心配していたんですが、それを聞いて安心しました。ちなみに自分はエンルートのenPower2208-1500に10×4.7ペラで飛ばそうと思っています。 >整備性を考えるとカウルは取り外し出来るようにしておいた方がよいので、カウルフラップの後ろで1度切断しカウルのみ塗装することをお勧めします。 その点ではカウルはもともと別に製作していたので都合が良かったです。 >それとフィルム上への塗装ですが、充分に脱脂した後、プラモ用のメタルプライマ−やクルマ用のバンパープライマーを塗ってから塗装すると剥れにくくなります。 >プラモ用プライマーはエアブラシで塗装できるので軽く仕上げるのには有効です。(クレオス(旧グンゼ)からはカンスプレーも発売されています。) >排気管等の作り方はモデルウォーバーズさんのHPに詳しく載っていますから参考にしてください。 >http://www.hi-ho.ne.jp/a1takeda/ht-haiki.htm では、プライマーや塗装はエアブラシにてしていこうと思います。 排気管に関する情報ありがとうございました! |
▼サマーさん: >エンルートのenPower2208-1500に10×4.7ペラで飛ばそうと思っています。 サマーさん、 このモーターに、GWS10×4.7SF(多分・・)系のペラは、過負荷になります。 今のリポの放電特性を考えた場合、2セル使用でGWS8x6SFまでの負荷にして下さい。 電流値は、13A〜14Aは最低流れますのでモーターのスペックを超えます。 飛ばしている間にスロットル操作も必要になってきます。 熱対策も、しっかりとしておいて下さい。 機体重量がわかりませんが、300gで仕上がれば軽快に飛ぶでしょう。 |
▼pylonianさん: >サマーさん、 >このモーターに、GWS10×4.7SF(多分・・)系のペラは、過負荷になります。 >今のリポの放電特性を考えた場合、2セル使用でGWS8x6SFまでの負荷にして下さい。 うは〜そうですか… 誤ってぶっ壊すところでした。アドバイスありがとうございます。重量は300gには収めたかったのですが無理みたいです。出来るだけ軽く仕上げてみます。 |
あと、添付ファイルの方も拝見いたしました。 自分のためにこんなに書いていただいて感激です。これから作る飛行機に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。 |
▼サマーさん 素晴らしく心と手の入った作品に見入ってしまいました。 素材のもつ綺麗さを塗装やフィイルム貼りによって 隠し損なうのは、勿体ない気が非常にします。 このままで飛行さすことではままならいことでしょうか なんともいえない 木材の味わいがあり 魅了 させていただきました |
▼大本さん: 実機の彩雲は全金属機ですが、模型飛行機は木で出来ていることをアピールするため生地を生かした仕上げもありかもしれませんね。 飛ばない模型飛行機でしたらこのような作品を作っている人たちがいます。 彩雲会のHP http://saiunkai.s261.xrea.com/ 西野さんのHP http://ggi.cool.ne.jp/solid/ TCMCのHP http://www.ne.jp/asahi/tsmc/net/ 今年のホビーショーではプラモのスピットファイヤーをキャノピーまでムクも木目に塗装した作品が展示されていて、逆転の発想だと関心しました。世の中には色々な人がいるものですね。 |
▼大本さん: > 素晴らしく心と手の入った作品に見入ってしまいました。 > 素材のもつ綺麗さを塗装やフィイルム貼りによって隠し損なうのは、勿体ない気が非常にします。 > このままで飛行さすことではままならいことでしょうか > なんともいえない 木材の味わいがあり 魅了させていただきました いやぁ…、ありがとうございます。ただ実際はパテによる誤魔化しがいたるところにあって見るに堪えません(;><) それにフィルムはラジコン屋さんの店頭にクリアがなかったので塗装を前提に赤を買っちゃいましたし。いつかはアイローネさんの添付画像のソリッドモデルのような綺麗な飛行機を作ることができるなったらやってみたいですね。 |