Page 1491 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼硬化促進剤 長谷 10/9/20(月) 20:40 ┣Re:硬化促進剤 素人ですが 10/9/21(火) 21:10 ┣Re:硬化促進剤 シン 10/9/21(火) 22:15 ┣瞬間接着剤の硬化促進剤の成分 Hiro 10/9/21(火) 22:22 ┃ ┣Re:瞬間接着剤の硬化促進剤の成分 Hiro 10/9/21(火) 22:25 ┃ ┗Re:瞬間接着剤の硬化促進剤の成分(もっとはっきり書いた特許) Hiro 10/9/23(木) 23:47 ┃ ┗硬化促進剤の成分であるアミン類の匂い Hiro 10/9/23(木) 23:57 ┃ ┗Re:硬化促進剤の成分であるアミン類の匂い Hiro 10/9/23(木) 23:59 ┃ ┗Re:硬化促進剤の成分であるアミン類の匂い 化学屋 10/9/24(金) 21:22 ┣Re:硬化促進剤 長谷 10/9/21(火) 23:03 ┃ ┗Re:硬化促進剤 アイローネ 10/9/22(水) 12:25 ┣Re:硬化促進剤 ひがしずむ 10/9/22(水) 16:11 ┣Re:硬化促進剤 化学屋 10/9/23(木) 9:04 ┃ ┣Re:硬化促進剤 化学屋 10/9/23(木) 9:12 ┃ ┃ ┗Re:硬化促進剤 [名前なしさん] 10/9/23(木) 17:01 ┃ ┃ ┗Re:硬化促進剤 化学屋 10/9/23(木) 22:59 ┃ ┗Re:硬化促進剤 化学屋 10/9/23(木) 9:26 ┗Re:硬化促進剤 長谷 10/9/24(金) 0:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 硬化促進剤 ■名前 : 長谷 ■日付 : 10/9/20(月) 20:40 -------------------------------------------------------------------------
まだ 瞬間接着剤の硬化促進剤を 使用したことはないのですが 主成分はアルコールと聞きました。 単に アルコールで噴霧したのでは、比較して 効果に 相違はあるのですか あるとしたらどれくらいなのですか |
アルコールではないようです。 手持ちの促進剤には「アセトン70%」とあります。 アセトンは促進剤だけでなく、瞬間を溶かしたり剥がしたりもできるようです。 アルコールで期待できるのは、接着面の汚れとり程度ではないでしょうか。 |
瞬間接着剤にアルコールですかぁ メタノールを吹きかけると、硬化します。 市販の硬化促進剤との性能の違いはあると思いますが、 EPP、バルサ等、特に問題なく使えてます。 市販品のにおいが気になる人はメタノールがいいかも。 エタノールは持ってないのでわかりません。 |
ここに成分が書かれています。 http://www.asse.jp/shouhin/pr.html ただ、このシクロペンタンやアルコールは、硬化を促進するための成分 を溶かして均一に吹きつけるための溶剤ではないかと思います。 御参考まで。 |
こんなのもみつかりました。 http://patent.astamuse.com/ja/published/JP/No/2009235115 本発明の目的は、硬化促進剤と2−シアノアクリレート系接着剤組成物を用いて被着物を接着した際に、被着物から放散されるホルムアルデヒドが実質的に皆無となり、かつ硬化速度が大幅に改良される2−シアノアクリレート系接着剤用硬化促進剤を提供することにある。2−シアノアクリレート系接着剤組成物を用いて被着物を接着する際に(A)第3級アミン化合物、(B)ホルムアルデヒドキャッチャー剤、および(C)溶剤とからなる硬化促進剤を使用することにより、硬化速度が大幅に改良され、かつ被着物から放散されるホルムアルデヒドが実質的に皆無となり、上記課題が解決される。 この成分は、 (A)第3級アミン化合物、(B)ホルムアルデヒドキャッチャー剤、(C)溶剤 ということですね。 |
瞬間接着剤の硬化促進剤の成分について、もっとはっきり書いた特許 が見つかりました。 http://www.patentjp.com/13/L/L100358/DA10004.html 【従来の技術】α−シアノアクリレート系接着剤は、被着体表面に吸着されている微量の水分により急速にアニオン重合硬化して被着体同士を短時間で極めて強固に接着させることから、一液常温硬化型の瞬間接着剤として、金属、プラスチック、ゴム、木材などの接着に広く利用されている。 【0003】一方、α−シアノアクリレート系接着剤は、接着部の隙間が大きい場合やはみ出した部分では硬化が極度に遅くなり、このことが原因となって白化現象を生じるという問題がある。かかる問題を解決する方法として、従来より硬化促進剤を使用する方法がとられてきた。 【0004】硬化促進剤は、一般にα−シアノアクリレート系接着剤の硬化を促進するアミン化合物とこれを希釈する溶剤から構成されているが、これら成分の持つ臭気が作業環境上問題となっている。特に、促進剤組成の大部分(通常90%以上)を占める溶剤臭気の影響が大きい。 【0005】特開昭59−66471には、促進剤の臭気を和らげる目的で沸点50〜250℃のアミン化合物、脱臭剤、溶剤からなる組成物が開示されている。脱臭剤はアミン化合物の臭気を緩和または脱臭する目的で添加されるが、溶剤の臭気まで緩和あるいは脱臭することはできない。 【0006】特開平3−207779には、硬化物の白化を防ぐ目的で塩基性化合物、水可溶性有機溶剤、水からなる組成物が開示されているが、水は揮発性が低いため促進剤の乾燥性を悪くしてしまう。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、上述のような問題を解決しようとしてなされたもので、すなわち低臭性でかつ硬化物の外観を損なうことのない速乾性のα−シアノアクリレート系接着剤用硬化促進剤を提供しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、上記課題が下記配合硬化促進剤により解決できることを見いだした。 【0009】すなわち、本発明は下記(A)および(B)成分を含有する硬化促進剤により前述の課題を解決した。 (A)有機アミン化合物(B)分子中にカルボニル基と水酸基を有するケトアルコール化合物【0010】この発明に使用できる(A)有機アミン化合物の具体例としては、トリエチルアミン、ジエチルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、トリブチルアミン等の脂肪族アミン類、N,N−ジメチルアニリン、N,N− ジエチルアニリン、N,N−ジメチル−o−トルイジン、N,N−ジメチル−m−トルイジン、N,N−ジメチル−p−トルイジン等の芳香族アミン類等が挙げられるが、特に芳香族三級アミンが好ましい。 【0011】この発明に使用できる(B)ケトアルコール化合物とは、分子中にカルボニル基と水酸基の両方の官能基を有する化合物であり、具体例としてはヒドロキシアセトン、4−ヒドロキシ−2−ブタノン、3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノン、4− ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン等が挙げられる。これらのケトアルコール化合物は1種類でもよく、数種類を混合して使用してもよい。 【0012】硬化促進剤中の(A)有機アミン化合物含有量は、0.1〜10重量%であることが好ましく、これよりも含有量が少ない場合は硬化促進効果が低下する。また、これよりも含有量が多い場合はアミン化合物の臭気が強くなってくる。 【0013】さらに、本発明の硬化促進剤は他の(C)有機溶剤を含有することができる。具体例としては、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール化合物、アセトン、メチルエチルケトン、ヘキサノン、シクロヘキサノン等のケトン化合物、酢酸メチル、酢酸エチル、ヘキシルアセテート、エチルカーボネート、エチレングリコールジアセテート等のエステル化合物、ヘキサン、シクロヘキサン、ペンタン等の脂肪族炭化水素化合物、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化合物が挙げられ、単独でも数種類を混合して使用してもよい。なお、臭気や乾燥性の点からメタノール、エタノールなどの低級アルコールが特に好ましい。 【0014】ただし、成分(A)、(B)および(C)を含有する硬化促進剤においては、(A)の含有量が0.1〜10重量%であり、かつ(A)と(B)の合計量が30重量%以上であることが好ましい。これよりも含有量が少ない場合は硬化物が白化する場合がある。 【0015】この発明に係わる硬化促進剤は、低臭性でかつ硬化物の外観を損なうことのない速乾性の促進剤であり、α−シアノアクリレート系接着剤と併用して工業用、家庭用に広く使用できる。 |
アミン類の匂いについて、興味深いページがありました。 OK模型のもそんな匂いがしているようにも思えますが、どうでしょう? |
↑ URLが禁止用語を含んでいるとして受付てもらえなかったので、その 語句を入れ替えるために短縮したものを、ここに書いておきます。 ここからクリックしてみて下さい。 http://qrl.jp/?307373 |
少々頭が古いのかもしれないですが・・・ アミン=種無し の印象があります。 年寄りには関係ない話ですが(笑) |
皆様ありがとうございます。 アセトンやメタノール、よくわからないシクロペンタンなど 商品やご意見が統 一せず 特段 これといったひとつの成分だけが正解ではないようですね。 安く硬化促進を叶うものとして手持ちの物質でできるかどうかご質問させて頂 きました。 しばし 新規投稿を待ちたいと思います。 |
▼長谷さん: > 安く硬化促進を叶うものとして手持ちの物質でできるかどうかご質問させて頂 きました。 > 健康上おすすめできませんがタバコの煙で瞬間的に固まります。 プラモデルの世界では常套手段でした。 |
> 主成分はアルコールと聞きました。 アルコール(メタノール)だけでは、どうかと思いますが OKボンドの硬化促進剤を、メタノールで数倍程度にまで薄めても なにも問題なく硬化するので ビン内が減るたびにメタノール入れてます。 現状、何倍希釈なのか わからないくらいに薄まってますが使っています。 |
シアノアクリレート系接着剤は化学反応型の接着剤です。 エポキシ系接着剤では主剤と硬化剤を混ぜて使いますよね。 シアノアクリレート系接着剤は接着剤と空気中の水分(水蒸気)が硬化剤として働きます。 水を掛けてもいいのですが接着剤との均一な混合がうまく行かず白化してしまうことがあります。 アルコールの場合はOH基が働き接着剤を硬化させます。 アルコールは水よりも揮発性が高いのでガス状になり適量が接着剤と反応し白化しにくく効果もスムースに進むというものです。 日本のように湿度の高い国では問題ないのですが湿度の低い国では硬化促進剤は必需品のようです。 また瞬間接着剤の場合は極少量を使うのは空気中の水蒸気と触れて適切に反応させる為です。 厚く塗ると表面が硬化し内側の部分まで水蒸気と反応せず硬化が遅れます。 これを補うのがアルコールという訳です。 |
P.S. アルコール、アセトンは水と任意の割合で混合できます。 この辺は各メーカーのノウハウがあるかもしれませんね。 余談ですが、アルコール臭は純度の高いものは臭いが少ないです。 水分が含まれるとアルコール臭がしてきます。 |
▼化学屋さん: その「アルコール」というのは どの「アルコール」のことなのでしょう? メタ、エタ、IPAなどなど いろいろあって、どれを使えばいいのやら悩みます。 |
どれでもたいした違いは無いと思います。 (アルキル基の違いで接着剤の硬化に寄与する水酸基は同じですから) 毒性を考えるとメタノールやIPA(イソプロピルアルコール)は避けたいですね。 |
注意することですが シアノアクリレート系接着剤と水分あるいはアルコールとの硬化反応は発熱反応です。 大量の接着剤の硬化ではかなりの高熱を発しますので注意して下さい。 瞬間接着剤は最小限度の接着剤を使用するというのはこういう理由もあります。 硬化反応はアルコールのほうが水分との反応より緩やかな反応だったと思います。 接着剤を盛り上げるというような用途には使用は避けた方が良いです。 このような盛り上げにはエポキシ系接着剤をお勧めします。 ちなみに最近流行の万能型のシリコーン変成型の接着剤も空気中の水分との化学反応型ですね。 |
単にたわいのない疑問からの投擲した質問でしたが博識、ご経験、化学的 なお話し特許まで展開して頂きとてもありがたく思いました。 製品を買うならスリーボンドの硬化促進剤、安直に済ますなら 手持ちのアルコール 煙草の煙 でという考えに至りました。 ありがとうございました。 |