▼桝岡さん:
>パノラマ用に8枚撮影すると、それぞれに最適化され、
>統一されたバランスは得られないようです。
通常の操作練習では、機体は飛ばしたい機体と似たものを用意し、風景も気に
入ったものであれば特別に選ぶ必要はありませんが、夜間飛行の操作練習と
なれば話は別で、実際に飛ばす電飾された機体と同じものをモデリングして
機体を用意し、きちんと再現された夜景が必要になると思います。
日中の全て目で見える状況下とは違い、夜間飛行の操作練習は現実に可なり
近いレベルまできちんと再現しないと、操作練習にはならないように思います。
市販のシミュレーターでは夜間飛行用の風景と機体が用意されていますが、
実際に夜間飛行の操作練習用として活用している人はいるのでしょうか。
私には操作練習用としてではなく、楽しむために用意された環境のように
思えてならないのですが。
と言う事でシミュレーターの風景としては、日中の風景はかなり統一された
バランスが得られていないと違和感が感じられると思いますが、夜景としては
統一されたバランスが得られてなくても、「夜らしく」のレベルで再現されて
いれば問題ないように思います。
(操作練習用夜景の再現は別ですが)
今回の桝岡さんの多摩川夜景の神秘的な美しさは、地上、建物、窓明かり、
照明、街灯、夜空それぞれの少しバランスが崩れたところに生み出された
美しさだと思います。
(きっちり再現された夜景も、別の美しさが有るとは思いますが)
またバランスが崩れたが故に本来夜では見えない部分が薄っすらと見え、
この事が飛行空間をイメージしやすくし、夜間用ではない通常機でもとても
飛ばしやすく楽しめるものとしているように思います。
>モニターのサイズ、画素数、見ている距離はどの程度でしょうか?
15インチ・モニターの時(胡坐をかいて座った状態で操作)。
解像度:1024 x 768
距離:750mm位
19インチ・モニターの時(椅子に座った状態で操作)。
解像度:1280 x 1024
距離:850mm位
距離による臨場感の違い。
桝岡さんより見ている距離があるのは、少し老眼が入って来ている性だと
思います。
19インチ・モニタの方が15インチ・モニタに比べて距離があるのは、単純に
机の上のモニタの位置と椅子の位置の関係で、椅子をこれ以上机に近づける
ことが出来ないだけの話です。
メガネは使用していないので、焦点はもっぱら距離で合わせています。
現在の目の状態では上記の距離が、操作する上での最短焦点距離?です。
臨場感に関してですが、少しくらい前後に位置(視野角)が変わっても、
あまり違いは感じられません。
むしろシーナリーの解像度(圧倒的な情報量の多さ)の方が大きく影響する
ように思います。
>また、必要な解像度は、テクスチャのサイズだけ考えれば良いのか、
>レンズの解像度も重要なのか、気になるところです。
FMSは読み込めるトータル画像サイズに制限があるので、6面とも4096x4096でBMP
ファイルを作成すると、読み込み時エラーでフリーズしてしまいます。
但し、これは私の環境だけかもしれません、実はRcpSimの方でも今回の夜景を
オリジナルサイズの4096x4096で飛ばすと、読み込みはOKなのですがフレーム
レートが1以下に落ちてしまい、全く飛ばす事が出来ません。
そのためFMSでは今回の桝岡さんの夜景は6面とも2048x2048のBMPファイルに
サイズダウンして作成しています。
この場合はストレス無く普通に飛ばす事が出来ます。
今まででエラーにならずに読み込めた大きなサイズは、トータルサイズで72MBの
シーナリーです。
テクスチャが2^nに限定されるのであれば、6面で構成する時の画像サイズは
1面を3072x3072以内に押さえておくのが無難かと思います。
(これはFMS側で読み込めるトータル画像サイズに制限があるものとした場合です)
>フォトシナリーとしては、どの程度の差を感じているでしょうか?
通常の風景westseaで見れば、WAKEさん、ほんださんの風景と比べて遜色
ありません。
多摩川夜景は他に比較する夜景の手持ちが有りませんので比較出来ませんが、
westseaと比べた場合、圧倒的な情報量の多さ(westsea)は如何ともしがたく、
多摩川夜景は見劣りします。
夜景の場合の比較は極端に言えば美しさが全て?で、通常の風景のように色々な
視点からの評価が難しいと思います
話は少しズレますが、この夜景をFMSとRcpSimで表示した時を比べると、RcpSimの
方がより鮮やかに表示され、FMSの方が見劣りします。
FMSの方は霞をオフにしています。
同じ液晶で表示しているのに何が違うのか、見た瞬間に違いが分るレベルです。