RC羽ばたき機
実験中
 
 

私は飛んでいる鳥の飛行を眺めるのが大好きです。
そして、いつかラジコンで鳥を作ってみたいと思っていました。

そんなある日、羽ばたき機のホームページを見つけました。

The Ornithopter Society

これは面白そうです!
あまりやった人がいないのでRC飛行機実験工房として挑戦しがいがあります。

翼が往復運動をしなければならないので、減速ギヤとクランク機構を自作するのが大変そうです。
機体に重いバッテリーやモーター+ギヤを載せるのも重量的に苦しくなってしまいますね。
うーん、何とかならないかなー。
往復運動、往復運動・・・?  あれ?
突然ひらめきました!
RC機にはすでに往復運動するパーツを積んでいるじゃないですか。
そうです。サーボモーターです!
これに翼を直結し、スティック操作でパタパタさせれば飛ぶんじゃない?もしかして・・・。
片方だけ止めれば旋回する?
でも、パワー不足で飛ばないかも・・・。

まあ、何事もチャレンジしてみるのがRC飛行機実験工房のやり方。早速作ってみます。
 



サーボはユニオンの9gサーボです。
ホーンにカーボンロッドを縛り付けて、瞬間で固めます。


ロッドを組み合わせてニューム管で繋ぎ、あっという間に生地完成!(笑)



オラライトを切り、セロテープで張りました。
これで完成です!
重量60gほどです。


バッテリーは110mmAhニッケル水素。
受信機はGWS4チャンネルです。
すべてセロテープで止めてあります。

良く考えると、サーボと受信機とバッテリーしか積んでいませんが、
この機体は電動機なのでしょうか??  (^_^;)
 


1号機を飛ばしてみました

全然飛びません!(笑)
まず、小さく作りすぎたせいか、かなりのスピードを出さないと十分な揚力を発生できないようです。
これでは羽ばたきどころではありません。
とりあえず、ゆっくり滑空できる位に大きく改造することにします。



各ロッドを継ぎ足して、翼面積を約2倍にしました。


これを1.5号機とします。


1.5号機を飛ばしてみました

私の住んでいる所は住宅兼工場なので、室内にすこし広めのスペースがあります。
そこでテストしてみました。
重心位置や尾翼の角度を調整した所、なかなか良い感じで部屋の壁まで8M位飛ぶようになってきました。
半透明の翼をバサバサしながら飛ぶ姿は、鳥と言うよりコウモリみたいですね。

いつもの川原に持っていき、土手の上から手投げしました。
しかし、
一生懸命羽ばたかせてもパワー不足なのか水平飛行出来ません。

試しに翼を広げた状態で固定し、グライダーのように滑空させてみました。
ガーン! 羽ばたいていた時と全然変わりません・・・。
 と言うことは推力ゼロ・・・?   (^_^;)汗


気を取り直して、研究のために購入したゴム動力のおもちゃ
とぶとぶバードです。 凄い名前!(笑)

買った帰り、車の中でゴムを巻いてロックを外すと、
バタバタバタバタ!と、あっという間に手から飛び出しました。
凄い推力です! もう少しで垂直上昇しそうな位です。
羽ばたき機構を見ると凄く良く出来ています。
ゴムが弱くなってくると、翼が最適な上反角でロックされる機構なんか素晴らしいと思いました。

ワクワクしながら広いグランドで飛ばしてみましたが、
手投げした機体はすぐにナイフエッジ状態になり、地面でバタバタしてしまいます。
あれ?飛ばない??

何度も尾翼を調整しましたが、まったく駄目。
やけくそで空に向かって思い切り放り投げたら、飛びました!
飛行中はかなりの迎角でアップアップしながら飛びます。
竹とんぼやヘリコプターのような感覚です。
この機体は通常の飛行機のように水平に投げても駄目なんですね!

ゴムの力が無くなると、すぐにフラットスピンに入り
その場でくるくる落ちてきます。
ほとんど滑空しません。

今度作る機体は
ある程度滑空できて、中位のスロットルで水平飛行出来るのが理想です。
2号機はこの辺の事も考えつつ作りたいと思います。


やっぱり翼を直接サーボで動かすのは無理があるみたいです。
現在、GWS製小型モーターを二つ使ったギヤユニットを製作中です。

 

プロジェクトがまた進んだらアップします。
ではでは  o(^-^)o

 次回に続く・・・・?
 

 

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