垂直離着陸機 Pogo |
私はずいぶん前から、VTOL機(垂直離着陸機)を作ってみたいと思っていました。
その昔、色々な国で実験されていたテールシッターには、色々なデザインの機体がありましたが、
製作には実機の三面図を、そのまま使わせていただきました。
図面を拡大コピーして材料を切り出しました。
補強のために切込みを入れます。
ヒノキの補強材を接着します。
要所要所にハサミで切った0.5mm航空ベニヤを貼り付けて補強しました。
翼端で重量を支えなければならないので、先端まで補強が必要です。
十字に組み合わせて接着。
航空ベニヤを差し入れて接着し、左右の補強を連結します。
マウントは航空ベニヤを組み合わせてエポキシで接着しました。
エアクラフトVLモーターを取り付けてみました。
動翼のホーンは補強も兼ねて、このような形にしました。
リンケージの様子。
受信機をガムテープで貼り付けました。
室内で浮かせてみる まず、室内で少しホバリングさせてみることにしました。
なかなか良い感じでホバリングします。
外でのテスト飛行 このような実験機の場合は、どこに墜落するか分からないので、
プロペラを回し、斜め上を向けて軽く投げてみました。
大きな垂直尾翼が下にも出ているので、飛んでいる姿は非常にユニークです。 水平飛行でもかなりのエレベーターアップが必要です。
機首を切り、軽いミキホビーのCDモーターに交換しました。
カラーリング マジックペンでパネルラインを描き、ミラクルシートでお化粧しました。
機首と垂直尾翼の黒い塗装は、ホームセンターで買った水性のペンキです。
着陸に失敗した場合、
航空ベニヤ製のモーターマウントはすぐに壊れたので、
受信機やスピコン、バッテリーはマジックテープで止めています。
カラーリング後のテスト飛行。 なかなかカッコいいですね。
着陸時の問題点 離陸はスロットルを上げるだけなので、とても簡単ですが、
対地速度を完全にゼロにして着陸しないと、地面に引っかかってコテッと倒れます。
実機のお尻にキャスターのような車輪が付いているわけが
キャスターの取り付け
丸く切った0.8mm航空ベニヤと
軸は0.8mmピアノ線。
やはりこれは効果抜群です! 着陸が大変楽になりました。 あと、地面に置いた状態で、クルクル(ピルエット?)する動きもコミカルで面白いですし、
完成!
垂直に離陸、水平飛行、垂直に着陸、
この機体は表と裏のカラーリングが同じなので、非常に判りにくいですね。(^_^;) スペック
タキシング時の操縦方法は独特です。
表をこちらに向けて、ギリギリ浮かない程度にスロットルを上げて、
もちろん機体が水平飛行を始めると、通常の飛行機の操縦方法となりますから、
非常に簡単な構造ですから、是非皆さんも作ってみてくださいね。
RC Groupsにも紹介しました。
2005/4/3 |
<<<戻る |