SouthernX-AM(エアロミュージカル) |
★F3P RC室内曲技プレ日本選手権 優勝機★ |
SouthernX-AMは、EPPとデプロンのハイブリッド機です。 剛性が必要な部分はデプロンで、クラッシュにより壊れやすい部分はEPPを使っています。 いつものように、フリーソフトのメタセコイヤによる設計。 デプロン機のカッチリ感をスポイルしないまま、 より軽量でクラッシュに強いEPPを出来るだけ多く使うことによって、 一般的なデプロン機よりも少し高い耐クラッシュ性を持ちつつ、 軽量に仕上がるように、それぞれの組み合わせを考えました。 一般的な機体より一回り小さくして、AM仕様としての高い運動性を狙っています。 ちなみにスパン720mmです。 主翼はEPPですが、カーボン補強により剛性感はかなりあり、 軽くて結構いい感じです。 完成 メカ積みとリンケージが終わりました。 胴体補強板を1mmスチレンの白にしたら、シャチみたいなデザインになってしまった。(笑) インプレ 早起きして飛ばしてきました! 大体想像していた通りか、それ以上の性能が出ているようです。 機体が小さめなのでヤンチャすぎるかなと思っていましたが、 まったくそんなことも無く、ゆっくり飛ばせばマイルドそのものです。 コントロールしやすい上に舵も正確にバシバシ入りますし、 飛ばしていて非常に楽しいです。 ローリング・ループは今まで作った機体の中でも一番綺麗に決まりますし、 失速してコロッと行くことも無く、トルクロールも楽々です。 この機体、驚いたことに今後何にも改良するところがありません。 出来上がった瞬間に開発が終わった機体は、いままで経験がありません。 私としては、問題がある機体を試行錯誤するのが楽しかったりするのですが…。(笑) 剛性が高く、スティックの操作にダイレクトに瞬時に反応するので 操縦することが大変楽しい機体です。 翼端板の角度は、かなりのトーアウトの方が良いようです。 また全備116gという軽量機なので、 舵角を小さくすれば機体サイズから想像できないほど マイルドに飛行することも可能です。 舵をフルに切った状態。 飛行中に舵をこんなに切っても、不意にコントロールを失うことはなく きちんと機体が付いてきます。 この写真を見ると、なんかランボルギーニのスーパーカーっぽい 雰囲気のデザインに見えるかもしれませんね。 各部の写真 AXi 2203は素晴らしいモーターだと思います。 マウントは0.75mmポリプロピレン板なので、墜落しても割れることはありません。 受信機はもちろん、私が絶対的な信頼を寄せているBerg 4。 2千円ぐらい高いからといって受信機代をケチってはいけません。(笑) ノーコンになると機体を一瞬で失いますからね。 改 造すると8チャンネルまで増やせるし・・・。 主翼張り線は1.2mmです。 各ロッドが集中する接着部の丸い補強は、ケント紙で出来ています。 主翼のカーボンロッド補強は バッテンにするよりも一点に集中させた方が 数倍ネジリ剛性が高くなります。 最初作る時にバッテンにしたのですが、どうしてもネジリ剛性に満足できず、 全部ばらして一点集中方式にやり直しました。 なるべく翼端(最先端)から胴体へロッドを渡すと ねじろうとしても絶対動かないほどの主翼の剛性が得られます。 主翼前縁補強のカーボンシートを板厚よりも1〜2mm幅広にして 主翼上下面に飛び出させることによって乱流効果が発生し、格段に飛行フィーリングが向上します。 具体的には、翼端失速のような現象が綺麗に無くなり、 機体が予想外に滑ってフラフラしたりしなくなります。 また、水平飛行の雰囲気も良くなります。 これを言葉で表現するのは難しいですが、翼が空気をしっかり捕らえて離さなくなり シットリ感のような非常に好ましいフィーリングとなります。 最も簡単に出来る乱流発生装置なので、皆さんも是非試してみてください。 板翼機の前縁にカーボンシートを貼り付けるだけで大きな効果が得られます。 ただしこれが効果的なのは、前縁に後退角が付いている機体に限られるようです。 全備116.2gです。 バッテリーはハイペリオン300mAh2sですが、 中のハードカバーとコードが非常に重いので、外して極細コードに付け替えています。 墜落時はほとんどノーズから落ちるので、機首部は100%EPP製です。 エルロンカウンター部はEPP製で、墜落の衝撃にある程度耐えます。 脚は1.5mmのカーボンロッド、 OK模型スポンジタイヤ(15mm)を使いました。 エルロンにデジタルサーボ 以前から試してみたかった、FUTABA デジタルマイクロサーボ S3154を使ってみました。 これは素晴らしいサーボですね。 スティック動作に非常に正確に動きますし、スピードも早く分解能も素晴らしいです。 ギヤのガタが少ないのもいいですね。 8ポイントロールが今まで経験したことが無いほどサクサク決まります。 これは多分、世界でもトップクラスの性能を持つサーボでしょう。 私は今後の機体にこのサーボを多用すると思います。(笑) ちなみにリトルベランカさんで3307円で買いました。 http://www.little-bellanca.com/shopping/product.php?PI=016334&PHPSESSID=cdedefc45d436222f13e474083217a47
FMSシミュ レーター用のSouthernX-AM SouthernX_AM.zip 97KB FMS用の機体データを作ってみました。 飛ばす場合には、ラダーとエレベーターのEXPをONにしておいてください。 parファイルをかなり煮詰めたので、 挙動もリアルで結構雰囲気は出ています。 でも、全体的に実機の方が飛ばしやすいです。 このデータではローリングコブラが綺麗に出来ませんが、 実際には非常に軸の通ったローリングコブラが簡単に出来ます。 またこのデータでは、フルスピードを出すと エレベーターとラダーが効きすぎますが、 現実の機体ではこれほど暴れることはありません。 (この位にしないとトルクロールがキープできないの で・・・) 試作機の スペック
実験工房ベストモデル賞! SouthernX-AMは設計者の予想を上回る高性能な機体になりました。 キット化 SouthernX-AMはAtorie_m_mさんからキット化されて発売されます。 R/C HOBBYさんからも購入できます。 R/C HOBBY 組み立て説明書はこちらからダウンロードできます。 SouthernX_AM_Manual.zip 約2.5MB アウトドアでの飛行について この機体はインドア用として開発されましたが、 風速2m/s程度の風が吹いていても、その風が乱流でなければ充分飛行可能です。 もしアウトドアでしか飛ばさないのでしたら、高出力型のAXi2203/46を搭載し、 翼端板のトーアウトの角度を減らすセッティングをするといいでしょう。 なおSouthernX-AMは、翼端板があることを前提にデザインされていますので、 翼端板を完全に取り去ってしまうと、 ナイフエッジの浮きが悪くなったり、ロール軸が通りにくくなったり、 張り付き感が減り、翼の面積が減ったような飛行フィーリングになりますので、 なるべく取り付けて飛行させることをお勧めします。 この機体は、もともと体育館で飛ばすことを考えて作られているので、 かなり狭いフィールドでも飛ばせます。 なかなかラジコン専用飛行場まで行けない時でも 家の近所にちょっとした駐車場位のフィールドがある人は、 この機体で気軽にアクロやパターンの練習が出来ると思います。
ウェブアルバム SouthernX-AMを飛ばした方のインプレッション
Atorie_m_mさんのサイトにもいくつかのユーザーレポートがあります 該当ページ http://www.mimei.jp/~atorie_m_m/jirei.htm 2007/6/3 |
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