塗装仕上げなどの情報
    .
 水性ニス

和信ペイントから出ているもので速乾で、水性です。薄め液は水を使用するため手軽です。
これは水性ウレタンと水性アクリルの2種類あります。
黒澤さん情報有り難うございます。
詳しくはこちら

私の電動飛行機 >BD-5J >製作編 >軽量パテで下地をご覧下さい。


マイクログラス仕上
先ず、生地完に仕上げたら、800番のペーパーをかけておきます。
その後、生地が良ければ省略してもいいのですが、
京商から輸入販売されている2液性のポキシープライマーを全体に塗って、
乾いたら、またペーパーがけをし荒をなくします。
で、マイクログラスを主翼の上に置き、先のプライマーで皺ができないように
適当な刷毛で張っていきます(下面から)。
で乾いたら、前縁や、後縁の余った部分をカッターで切り、上面も同じようにします。
ただ、前縁は下面に廻り込ませ、少し重なるようにします。
動翼はフィルム張りと同様に接着前にした方がしやすいです。
また、プライマーはシンナーで適当に薄めますが、グラスを張る時は先ず、
シンナー多目でシャブシャブにして張り、
乾燥後に濃い目で上塗りすればし易いのですが、工程が増えるので
私は、少し濃い目にしてグラスを張ります。
乾燥後ペーパーでザクザクとプライマーを削り落とし、
400,600、800,1000番でグラスが出ない程度に磨き、納得できたら色塗りします。
胴体も同様です。グラスが重なってもプライマーが乾けば削り落とせるので気にせず、
あまったグラスで面を埋めていけばいいでしょう。
色は薄い色から濃い色へと塗っていきます。
で、最後にクリアーを塗ります(塗料はウレタンですが、最後のクリアー以外はラッカーでもいいでしょう。
しかし、傷がいけばえらいことになります・・・。
クリアーをしっかり塗れたら、1000番から2000番くらいのペーパーで仕上げて完成です。


絹のしわ伸ばし
絹は張る前に折り目をアイロンでしわ伸ばししておくと楽です。


サンディングシーラー
絹とグラスの目止めは私の場合,東邦サンディングシーラーを使用しました。重ね塗りが少なくてすみます。


塗料のはじきについて
シリコンオフには使用上の注意として記している事ですが
洗濯石鹸だけで洗っているウエスは大丈夫ですが柔軟仕上げ剤(ソフラン等)を
しているウエスは柔軟剤に含まれているシリコンが
たっぷり含んだウエスと化しています。
このウエスにシリコンオフを含まして塗装面を拭くと、
塗装面にシリコンを付着させている様な事になってしまいます。
その他、ワックスやオイル系の物を拭いたウエスも使用しない様に!
はじきに関しては以上が考えられます。

本来シリコンオフは塗装面に付着しているシリコンの除去、
汚れの除去(カラーリング中に下書きしたエンピツ跡もこれで消せます)、塗膜の馴染みを良くする、
それと種類にもよりますが静電気除去剤が含まれており
ホコリ等の再付着を防いでくれる優れものです。
 

 .
マイクログラス仕上2
マイクログラス仕上げは、張り重ねた部分の削りが簡単で、表面硬度が高くしあがります。
私の経験では、絹張りの方が軽く仕上る。

バルサの表面を#600でカラ研ぎし、マイクログラスを張り込むサイズに切断

・切断は平板(カッティングマット等)にマイクログラスを
 目をそろえて置き型紙を当てて、ローラーカッターで切断する。
(ローラーカッターを使用すると、切断が綺麗にできる。)
(型紙を作ると、材料取りに無駄がない)
切断したマイクログラスを機体に乗せてレジンを薄めて、平刷毛で
塗り、張り付ける。余分に着いた樹脂は、ティッシュ等で軽く当てて取る
が、やりすぎるとグラスが浮くので注意。

 レジンは、ポリエステル樹脂またわエポキシ樹脂を使用する。

・ポリエステル樹脂の場合

不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤パーメリックNを使用する。
低温環境の場合は、硬化しにくいのでプロモーターDMA等を添加し調整する。
薄め液には、スチレンモノマーを使用します。
道具の洗浄は値段の安い、アセトンを使用します。
手などに着いた樹脂は、エポック社などのハンドクリーナーで落とせます。
 

・エポキシ樹脂の場合

樹脂の種類はかなりありますが、常温硬化タイプを使う。
硬化剤の分量は正確に行うこと、(硬化しなくなる)
薄め液は、イソピルアルコールかメチルアルコールを使用するが、
10%が限度である。
アセトンでも薄めることが出来るが、硬化しなくなる場合があるので、やめた方が良い

**********************
張り終わり硬化完了したら、#600でカラ研ぎし、
2液アクリルウレタンのサーフエーサーにタルクを混ぜて塗り、研ぐ。
2回程度行い。タルクなしで更に1度塗り研ぐ。
あとは、塗装。
**********************
ポリウレタンは、臭いがきつい
      硬化するとチジム
エポキシは、ポリウレタンより、やさいい臭い
     硬化後のチジミは少ない

--------------------------------------------------------------------------------
主翼のサンディング
>主翼の仕上げのサンディングをするとリブとリブの間がヘコミます。
> 何か、いい方法はないでしょうか。

通常はリブの上に力がかかり、リブの上が削られやすくなります。
使用している塗料がなにかわかりませんが、絹張りの張力がつようぎるのではないですか。

水を使い、絹張りを行うとかなりの力で引っ張ります。のりなし絹を水なしで貼ることをおすすめします。

また、塗料にドープを使用すると張りはかなりきつくなります。ドープサイザー等で
調整するにも限度があります。特に小型の機体の場合はねじれのおそれもあります。

ドープでも、エアログラスドープの場合は張りが弱いのでお勧めですが、品薄なので手に入れるのが大変です。

2液ウレタンで塗装するのが一番簡単です。
ウレタンにもポリウレタンとアクリルウレタンがありますが、ポリウレタンの方が燃料に
強いですが、どちらも問題はありません。

ポリウレタンは、模型店で売っています。
アクリルウレタンは、車両用塗料で色数が豊富です。
サンディングシーラーは、木工用の標準タイプにタルクを混入して使用しています。
これはポリウレタン系です。
サーフエーサーも木工用のものを使用してタルクを混入して使用しています。
上記の製品は、2キロセットか、4キロセットで販売しています。
白塗りからロックペイントのパナロックを使用していますが、
調色をしている店で、秤売りで500グラム単位で購入します。
注意として、硬化剤との比が10:1なのですが、正確の量でないと永久に硬化しません。
 

塗料店も車両用塗料を得意とする店と木工塗料を得意とする店があるので使い分けしましょう
シンナーは、乾燥速度で種類があります。
速乾・標準・遅乾・ぼかし用などありますが、下地などは速乾を使用(しみこむ前に乾燥させる)
色上げやクリアーは、遅乾を使用しています(曇らない・平らに塗れる・光沢が出る)が、
流れやすいので注意が必要です。
神さん情報有り難うございました



砥の粉
最近では、某東邦化研さんの「ウレタンサンディングシーラー」の
中に入ってます。 これは塗ったらすぐにサンドしないとウレタンが
硬化して削れなくなります
砥の粉の新型と言えば壁に貼る、クロス下地に使う
粉状のパテがDIYに売ってます。
水で好みに溶くとフィレット部の修正やFRPの雄型製作に以外と威力を発揮します。
matsuokaさん情報有り難うございました


ドープ仕上に塗装
ドープの上にラッカー、ウレタンはできます。
ラッカーの上にドープはできません。ウレタンの上にドープも塗れません。
 
.
マイクログラス直張りスチロール翼
私もマイクログラス直張りスチロール翼を作っていますが、布目や気泡対策にはずいぶん苦労させられました。
当初は積層後にサーフェサー(プラモデル用、スチロールは溶けません)をかけていましたが、
(1)重量が増える。(2)油断するとペーパーがけの時にマイクログラスを削ってしまう。
と、いう問題があるので、最近は以下の方法を使うことで、後からの表面処理をしなくて済むようにしています。
 
(1)下地処理(マイロクグラスを張る前のコアに対して行う)
    グンゼカラー(プラモデル用塗料)のクリア1瓶にマイクロバルーン、スプーン
  一杯を入れ、シンナーで3倍位に薄めたものを幅広の筆で一気に塗ります。
  両面に塗って良く乾かしてから#240程度の耐水ペーパーで軽くサンディン
  グします。
  こうすることでコアへの樹脂のしみこみをだいぶ減らせます。
  硬化後に凹凸のできる原因のひとつは、発泡スチロールへの樹脂の吸い
  込み量のばらつきにあるようです。さらに、樹脂を吸い込んだ発泡スチロ
  ールの比重は元の100倍に増えるので重量増加も無視できません。


(2)エポキシ樹脂を混ぜます
  加熱した方が粘度が下がってよく混ざるので、主剤、硬化剤別々の状態で
  予め50℃程度に加熱しておくと良いと思います。


(3)マイクログラスに樹脂を含浸
  翼のサイズよりひとまわり大きなポリエステルシート(ポリ袋t=0.03から
  切り出したもの)の上に樹脂をむらなく塗っておいてから、マイクログラスを
  そっと乗せてます。
  コタツなどで加熱すると粘度が下がってよりよく浸透するでしょう。
  できることならばここで真空脱泡するよいのですが・・・
  ともあれ乾いたマイクログラスに上からハケで樹脂をぬるよりは、気泡が
  少なくなるようです。


(4)余った樹脂をティッシュペーパーや新聞紙でふき取ります。
  しばらく待ってから、電気スタンドの光を反射させて見ると、鏡面になってい
  るところと布目が見えているところが見える思うのですが、鏡面の部分は
  樹脂が多すぎるので布目がでるまでふき取ります。


(5)ワークタイムぎりぎりまで硬化させます
  粘度が低い状態でコアにかぶせるとコアに樹脂がしみこんでマイクログラ
  ス側に気泡が残るので、50分タイプならば50分硬化させます。
  樹脂の粘度が大和のり程度になっていればOKです。
  寒い日にはコタツなどで加熱すると良いでしょう。


(6)ポリエステルシートごと翼にかぶせます
  マイクログラスの方がコアに接するようにかぶせます。
  そのままだとしわが残るので周囲を粘着テープで引っ張ってテンションをかけ
  ます。
  私は木の板(本棚の段)の上に切り取ったコアの凹面側を両面テープで固
  定してマスキング後、その上にコアを両面テープで借り止めして片面づつ作業
  しています。
  すでに硬化がはじまりかけているので表面に凹凸が残るような気がしますが
  テンションさえ加えておけばやがて平らになります。


(7)硬化後ポリエステルシートをはがします
  私はこの作業が大好きです。


(8)反対面も同様に作業します。

ずいぶん長く書きましたが、こうして作れば、コアとマイクログラスの間には気泡
や布目が残るものの表面は平滑に仕上がるので、サーフェサーなどの後処理は不要になります。
柏瀬さん情報有り難うございました



 目止め方法
スチロール翼にアルコールで希釈したエポキシや2液混合樹脂でマイクログラス
を貼り付けた後の目止め方法は、米国コンバットモデル社のキットを購入すると
付いてくる製作ビデオにノウハウが紹介されています。
そのノウハウとは、水性パテをサンディングしながら塗りこむ方法です。
乾燥後のサンディングはザクザクと容易ですし、軽量に仕上がります。
2〜3度の処理で完全な目止めが出来、水性上塗り塗料をスプレーして完成です。

水性ですから2度目以後のパテ塗りならぬパテ刷り込みは水を使いすぎない事です。
多量に水は折角目止めしたパテを溶かしてしまいますので。
森さん情報有り難うございました



ポリエステル樹脂+発泡スチロール

通常使われるサンディングシーラーやサフェイサー等のシンナー系
塗料ではグラス下のスチロールを溶かしてしまう為使えません。

私は、発泡スチロールには昭和高分子の AC-605P という型番の
「ポリエステル樹脂」を使っていますが便利です。
通常、ポリエステル樹脂はスチロールを簡単に溶かしますが、この型番の樹脂は溶かしません。

カッターで切り出したメス型のくぼみにサランラップを2枚重ねでしき
マイクログラスをのせて上から樹脂を塗っていきます。
光沢を見ながら樹脂の厚みを確認する方法は既に紹介されました。
ほぼ平滑に塗布できたら切り出したコアを置き
その上にまたサランラップをかぶせて、メス型をのせます。
その上に厚めのベニアをのせてプレスするという行程です。
主翼の片面ずつ行いますので、この行程を2回繰り返すと完成です。

やや大ぶりの主翼にはマイクログラスでなくサフェースマットを使いましたが
必要以上?に丈夫になりました!(もちろん重量は言うに及ばず!)
この樹脂なら、カウリングなども発泡スチロールの現物あわせでつくり
これを♂型にして「超簡易製作」が可能です。機会があったらお試しください。
Sodey@長野さん情報有り難うございました
 

             .

マイクロフィルの上手な使い方

予め使用する箇所を霧吹きや軽く絞った雑巾等で湿らせておき
普通のパテの様にこすりつけるのでは無く少し多めに押し付けて使用します。



NEW!

ペットボトルで塗料容器を作る
 
  材料がPET樹脂なのでシンナーで溶ける心配は有りませんし、
エポキシやポリエステルも使用できます。
  厳密に言うと、スチレンモノマーには多少溶けますが問題有りません。
  紙コップより大きいので、サンデイングシーラーや
サフェーサーのハケ塗りの時は便利です。
 



 
マスキングゾルでラインのマスキングをする
 
  細い曲線ラインをマスキングするのに、
2本のテープを平行に張って行くのは非常に大変です。

  そこで、1本のラインテープを張り、
プラモデルで使用するマスキングゾルをその上に塗り
  ラインテープを剥がすと、マスキングゾルのマスクが出来ます。
  塗り面の塗装状態に合わせて、マスキングゾルの厚さを調整して下さい。
 

.
<<<戻る