インプレ(レビュー)

私が乗っている前モデルのCクラスにちょっとしたリコールがありましたので、
作業してもらっている時間を利用して、
フルモデルチェンジした新型を試乗することにしました。(^ω^)

スペック
4気筒DOHCディーゼルターボ+モーター 200ps 重量1750kg
https://www.goo-net.com/catalog/MERCEDES_BENZ/CCLASS/10146561/

中古車価格
https://www.carsensor.net/usedcar/bME/s004/f005/index.html?LP=ME_S004&SORT=22

私が乗っている前のモデルのCクラスは数々の賞を総なめにするほど完成度が高く、
他メーカーがCクラスをベンチマークとして研究開発をするほどでした。

私は、これ以上の完成度を持つ乗用車が世界のどこかにあるのではないかと、
沢山の世界各国の車を試乗して探し続けて来ましたが、
結局どうしても見つかりませんでした。
おそらくCクラスは乗用車としては世界一の完成度を持っていると思います。
ですから「いくらメルセデスでも、これ以上の車を作るのは難しいのではないか?」
と、私は思っていました。

しかも、新型は私が好きだったエアサス設定が無くなってしまい、
普通のコイルスプリングになってしまいましたし、
以前試乗した新しめのオールテレインが荒くゴツゴツしたフィーリングだったこともあり、
もしかしたら、近年のメルセデスの開発チームは経験豊富なマイスターがいなくなり
若い人に一新されてしまったのではないかと危惧していて、
新型Cクラスにも正直あまり期待していませんでした。

ところが、その考えは完全に間違いだったのです!
新型Cクラスは、本当に凄い車でした。(^ω^)

試乗車は、私のCクラスと同じディーゼルエンジンの220dですが、
エンジンの振動や音は旧型より格段に小さくなっていて、
振動も無く音も殆ど聞こえないレベルなので、
普通の人は指摘されてもディーゼルエンジンだとは思わないと思います。

走り始めると、その滑らかな上質感に驚きました。
遮音性も大変良く、まさに滑るように走り出します。
私が以前乗っていた少し前のSクラスにも迫るぐらいの滑らかさです。

歩道の段差を降りると、かなり引き締まったサスペンションを持っているのに気が付きました。
バネが硬いと言うより、サスペンション・ストロークが旧型よりかなり短く感じます。
体感では3分の1ぐらいのストロークになっているように感じました。

しかし、ゼロG付近では非常に柔らかくて乗り心地が良いので、
どうやらストロークすると急激に固くなるサスペンションを持っているようです。

例えると、旧型のエアサスはメロンぐらいの大きさのゴム風船が4輪に付いていて、
それに車体が支えられている感じで、
新型のサスは厚手のフェルトのクッションを重ねたようなフィーリングで、
ストロークしていくとサスが急に硬くなる感じです。

このようなセッティングのサスは私は今まで経験したことがありません。
バイクのリンク式サスで得られるプログレッシブ効果みたいな感じがありました。
どうやってこのセッティングを実現しているのか構造が分からないのですが、
後で調べたら油圧によるメカニカルな減衰力制御らしいです。

これほどしっかり奥で踏ん張るサスであれば、おそらくコーナーを攻めた時は
旧型とは比較にならないスポーツ性が得られると思いますし、
高速走行時の安定も格段に高まっていると考えられます。
おそらく、ワインディングを本気で走れば
旧型より段違いに速いシャシーをこの車は持っています。
しかも、普段の乗り心地は旧型よりずっと滑らかで上質です。

私は試乗中に「他のメーカーはどうやってこの車に太刀打ちすればいいの?」
って本気で思いました。メルセデス・ベンツは、
「The best or nothing」(最善を尽くさなければ意味が無い)と言うスローガンを持っていますが、
世界で最も優れた車を作ることを固い信念にしているのは、乗ってみればすぐ分かります。

そして、日本人の私としては少なからず悔しさを感じました。
出来れば国産メーカーがこのレベルの車を出して欲しいと思っています。
本気で頑張れば日本のメーカーでも世界一の車が作れると思います。
しかし残念ながら日本のメーカーは世界一の車を作ることを最初から目指していません。

新型であるW206型Cクラスは本当に素晴らしい車だと思います。
上機嫌で試乗を終えましたが、帰る時に自分の旧型Cクラスに乗り換えて走り出すと、
あれほど素晴らしいと思っていた自分の車が、
ガサツで振動も多く、やけに古臭い車と感じてしまいショックを受けました・・・。(^-^;)

昔、W205型Cクラスに初めて試乗して衝撃を受けてから、10年近く沢山の車に試乗しまくって、
これを超える車がないか必死に探し求めていましたが、今回やっと見つかりました。
ベンツを超える車が作れるのは、ベンツだけだったのです。(゜▽゜)

もし私が次に普段乗りの乗用車を買い替える時期が来たら、
新型Cクラスを選ぶのはどうやら間違い無さそうです。(^ω^)

私の色々な車のインプレ(レビュー)記事はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/c1046460/

もうすぐテスラ・モデル3が納車になるので、
メルセデス・ベンツE400ワゴンを手放しました。

徹底的にピカピカに磨いたせいもあってか、良い値段で売れました。(^ω^)
448万円で買って400万円で売れたので、
実質48万円+諸費用でベンツEクラスを所有していたことになります。

あと、モデル3は仕事の荷物が積めないので、
中古の国産ミニバンを仕事用として買うことにしました。

買ったのは、昔乗っていて大変気に入っていたステップワゴン(RG型)です。
これは個人的にメチャクチャ好きな車で、7年ぐらい乗っていました。(゜▽゜)

なんでそんなに気に入っていたかと言うと、
RG型ステップワゴンは、ワンボックスミニバンとしては
他に類を見ないほどコーナーリング性能が良いんですよ。
なぜなら、元シビックタイプRの開発者が走り優先で作ったから!(゜▽゜)
https://clicccar.com/2012/03/31/129336/

以前、箱根の下りで本気で攻めてみてそのコーナーリングに驚愕し、
すぐにパーキングに車を止めて下回りの設計を確かめましたが、
見た目はごく普通で、いったいどうすれば
こんな性能が出るの?って凄く不思議でした。(^-^;)
世間的には普通のファミリーカーなので、
この車の本当のコーナーリング性能を知っている人はそんなに多くないはずです。
それに国産車とは思えないほど優れた直進性も持っているのも美点です。(^ω^)

エンジンは2リッターのVTEC!
そんなに速くないけどね。(笑)

運転席はルーミーでグラスエリアが広く開放感があり、大変気持ちいいです。
操縦感覚はルノー・カングーに凄く似ていて、それを現代風に洗練させた感じです。

残念ながらこれ以降のモデルでは背が高くなり、
操縦性も普通のミニバンになってしまいました。
安い中古なので結構使用感がありますが、
これから楽しみながら補修したいと思います。(^ω^)

ベンツCクラス, ベンツSクラス,

所有期間を1年間と決めて購入したメルセデス・ベンツSクラスは、
当初の計画通りにドナドナされていきました~。(^ω^)

ベンツの最上級であるSクラス(S550)は本当に素晴らしい車でした。(゜▽゜)
メルセデス・ベンツ130年の哲学による圧倒的な世界観を持っていて、
もちろん乗り心地も素晴らしかったです。
買った時は乗るたびに非日常を味わえ、ずっと所有していたいと思わせるほど良い車でした。

ただ人間って不思議なもので、毎週乗っているとSクラスと言えども慣れてしまい、
すっかり日常の一部になってしまう事も分かりました。(^-^;)
乗り心地が多少ゴツゴツする車でも、いつも乗っていると慣れて気にならなくなるのと同じで、
極上の乗り心地もすっかり慣れて、ごく普通の乗用車に感じるようになってしまうんですよ。

C7コルベットとSクラスの2台により「一生に一度スーパーな車を所有する計画」は無事終了し、
後は今まで通りに普段乗りの乗用車とスーパーセブンの2台体制となります。

私は、なるべく色んな車に乗ってみたいと考えているので、
今後は2年ごとぐらいには普段乗りの車を買い替えたい。
なんせ世間の免許返納が70歳あたりらしいですから、あんまり時間が無いのです。
計算上は、あと数台買い換えるだけで「車人生すべて終了~(T-T)」となるわけですよ。

もっとも自分の場合、あと10年ちょっとで車が運転出来ないほど
ボケボケになるとは思えないですけどね・・・。(^-^;)
レーシングシミュレーターの練習も毎日欠かさないですし、
スーパーセブンで走ればコーナーを攻めることしか考えていないし、
70歳になってもモトクロスコースを全開で走ってると思う。(笑)

今、普段乗りに使っているCクラス(205型)は、
ニュルで徹底的に鍛えられた最高のシャシーを持つ名車であり、
これまで沢山の試乗で世界中の色んな車に乗ってみても、
このクラスではこれを超えるシャシーと完成度を持つ乗用車が見つからないので、
このままCクラスに乗り続けても全然構わないわけですが、
やっぱり人生に変化が欲しいので買い替えを考えています。

私の場合、仕事のためにどうしても荷室が必要ですし、
長距離で疲れた時は後ろで足を伸ばして仮眠したいので、
ワゴンかそれ以上の荷室があることが絶対条件です。

無難なところでは、同じCクラスワゴンでも高年式にして、
もっと上のグレードであるスポーツにしてエアサスのモデルにするとか、
ディーゼルエンジンを味わってみるのも悪くない。

あと、もしEクラスにステップアップするならE400がいいな。
これはSクラスに匹敵する乗り心地を持っている素晴らしい車です。(^ω^)

また全然違うアプローチとして、
EVで走る車も味わってみたいな~なんてことも思い始めています。

私は実家に帰省する時に1日に10時間以上高速道路を走る関係で、
純粋なEVの場合は途中の充電に何度も時間を取られると、
1日で到着しない可能性も出て来るので、純粋なEV車はちょっと無理っぽい。

必然的にPHEVとなりますが、仕事でいつも往復している距離が36キロなので、
普段ガソリンを一切消費しないようにするためには、
EVで50キロは走れる性能が欲しいですね。

 

そうなると、条件に合う車種は現在発売されている車では数えるほどしか無くて、
三菱アウトランダーPHEVか、ミニクロスオーバーPHEV位しかありません。
もう少し待てば色々なPHEVが出てきそうですけどね。

とりあえず今はエンジン車を買って、
条件に合うPHEVが出るまで待っている手もありますね。
なにはともあれ「次にどの車を買おうかなー?」などと、
ディーラー試乗などしながらアレコレ考えるのは
とっても楽しい時間なのです。(^ω^)