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 ▼(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.2)  桝岡 09/5/18(月) 7:55
   ┣Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.2)  たろ 09/5/19(火) 2:29
   ┣Re:簡単なテスト報告です。  63歳 09/5/20(水) 1:59
   ┗Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  桝岡 09/5/22(金) 20:28
      ┣Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  たろ 09/5/23(土) 0:07
      ┃  ┗Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  桝岡 09/5/23(土) 22:00
      ┃     ┗Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  たろ 09/5/25(月) 10:10
      ┃        ┗Re:色々と見ているようです。  63歳 09/5/25(月) 20:35
      ┃           ┗Re:色々と見ているようです。  桝岡 09/5/26(火) 23:04
      ┃              ┗Re:色々と見ているようです。  たろ 09/5/27(水) 10:07
      ┃                 ┗Re:色々と見ているようです。  桝岡 09/5/28(木) 22:23
      ┃                    ┣エンジンの性能曲線  実験工房Sekiai 09/5/29(金) 7:47
      ┃                    ┣Re:RealFlightG3.5のエンジン設定例です。  63歳 09/5/29(金) 20:43
      ┃                    ┗エンジンのトルクカーブ  桝岡 09/5/30(土) 21:57
      ┃                       ┗Re:計測ポイントに関して。  63歳 09/5/31(日) 23:56
      ┗Re:簡単なテスト報告です。  63歳 09/5/24(日) 16:09

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 ■題名 : (仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.2)
 ■名前 : 桝岡
 ■日付 : 09/5/18(月) 7:55
 -------------------------------------------------------------------------
   (仮称)RCPsimテスト版をVer0.2に更新しました。
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~v-tails/delphi/rcpsim.html

・飛行計算のバグを修正しました。
 地面基準座標系と、機体基準座標系の変換式にタイプミスがありました。
・飛行計算の仕様を変更、
 parファイルからの計算仕様について、説明ページを作成しました。
飛行計算には、まだ暫定部分が残っていますが、ようやく安定してきました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.2)  ■名前 : たろ  ■日付 : 09/5/19(火) 2:29  -------------------------------------------------------------------------
   だいぶシムらしくなってきたと思います。
機体の読み込みはparファイルのみになったのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:簡単なテスト報告です。  ■名前 : 63歳  ■日付 : 09/5/20(水) 1:59  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桝岡さん:
1)現在此処にアップしてありますムスタングとスカイマスターをRcpSimで
  飛ばしてみました。

  両機ともFMS環境での飛びと見分けが付かない、素晴らしい飛びを見せて
  くれます。
  前バージョンはスロットルオフでも飛び続けましたが、今回のバージョンは
  直っています。

2)sekiaiさん作click(スローアクロ用)を飛ばしてみました。
  通常飛行ではFMSと変わらない飛びを見せてくれます。
  RcpSimはアクロ飛行をまだサポートしていないため、当然ながらアクロに
  近づくとかなり違った挙動をみせます。

3)ケイルさんにプレゼントしてもらったFUJI_T-1B_FMS-63_G(ランディング
  ギアバージョン)を飛ばしてみました(同じくFMS用機体は此処にアップ済み)。

  FMSに比べてフルスロットルでも、機速がFMS環境での6割り弱までしか伸びません。
  このparファイルは機体重量30kg、使用ポーラーはフレアを掛けた着陸を目指
  したため、かなり抵抗の大きいスロットルを下げるとドンドン降下するように
  設定した通常機のポーラーとはだいぶ違うものです。
  機速が遅いため各舵が効かず、かなり飛ばし辛い楽しめない飛びになりました。

4)本田さんのyak54_3m_FYB(私の調整したparファイルバージョンで、同じく
  此処にアップ済み)を飛ばしてみました。
  FMS環境と同じ位の機速の伸び(やはり少し遅い)を見せ、アクロはまだ
  出来ませんが通常飛行は普通に飛ばす事が出来ました。
  こちらのparファイルは機体重量18kg、使用ポーラーはローリングコブラを
  目指したためFUJI_T-1B_FMS-63_Gに比べて抵抗が小さく、ロールし易い
  ポーラーになっています。

5)重量の重たい機体では、FMSに比べタキシング時の機体の揺れの収束が遅い。
  ラダーで向きを変えラダーを切った状態で機体を止めた時、横揺れの収まりが
  滑らかではなく引っ掛かり感のある振られ方に感じます。
  FMSの揺れの再現に慣れてしまった事もあると思いますが。

6)全体的な感想としては軽量機ではFMSと変わらない素晴らしい飛行特性ですが、
  重量が重たくなるにつれFMSと違いが出て来るように感じます。


<再度同じ要望です>
起動直後、リセットボタンを押した時、及び機体を選択した時は、同時に
リターンキーが押された状態にまで処理が進んだほうがいいと思います。
(リターンキーでの飛行開始は、正直使い辛いと思います)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  ■名前 : 桝岡  ■日付 : 09/5/22(金) 20:28  -------------------------------------------------------------------------
   RCPsimテスト版をVer0.21に更新しました。
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~v-tails/delphi/rcpsim.html

>機体の読み込みはparファイルのみになったのでしょうか?

接地と走行に対応するためには、xファイルの3D形状と、parファイルの接地点/車輪指定を
一致させる必要があります。
このため、parファイルと別の(別の機体の)xファイルを読み込めないようにしました。

>FMSに比べてフルスロットルでも、機速がFMS環境での6割り弱までしか伸びません。

ピストンエンジンの計算仕様が不明なので、暫定計算式ではパワーが足りないようです。
ピストンエンジンの計算モデルについて、なにか情報があればお願いします。

>機速が遅いため各舵が効かず、

同じ機速でも、舵面積が小さい機体ではFMSよりも利きが弱いようですが、原因不明です。
#どちらの計算が実物に近いかも不明です。

>タキシング時の機体の揺れの収束が遅い。

ダンパー(粘性)を縦方向だけ計算していたため、収束が遅かったようです。
横方向にも計算するように変更しました。

>リターンキーが押された状態にまで処理が進んだほうが

動翼の設定を行うときに、マウスで機体を回して表示を
確認する必要があるので、リセット状態も必要です。
[シミュレーション]->[自動再スタート]のチェックで対応しました。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  ■名前 : たろ  ■日付 : 09/5/23(土) 0:07  -------------------------------------------------------------------------
   >ピストンエンジンの計算仕様が不明なので、暫定計算式ではパワーが足りないようです。
>ピストンエンジンの計算モデルについて、なにか情報があればお願いします。

どういう
インプット(Parファイル上の記述)
とアウトプット(Ex.スラスト + 流速 + 反トルク)
になるのでしょうか?

プロペラのダイヤとピッチの情報も参照するでしょうか?

反トルクはちょっと難しいですが、実測データはかなりあるので
実用的な近似計算式はできると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  ■名前 : 桝岡  ■日付 : 09/5/23(土) 22:00  -------------------------------------------------------------------------
   >実用的な近似計算式はできると思います。

よろしくお願いします。
現在のところ、教科書を参考に、理論的に正しそうな計算式を採用しただけで、
現物との合わせこみができていません。

計算仕様は、説明ページ「RCPsimのparファイル仕様と計算式」
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~v-tails/delphi/rcpsim_par.html
に書いたように、

プロペラ
 Parパラメータ:直径[m]、ピッチ[m]、ブレード枚数、ブレード幅[m]
 インプット:プロペラ位置での機体速度[m/s]、回転数[rpm]
 アウトプット:推力[N]、反トルク[Nm]、後流の増速[m/s]、後流の回転[rad/s]

電動モーター
 Parパラメータ:定格電圧[V]、無負荷回転数[rpm]、無負荷電流[A]、起動電流[A]、バッテリーのセル数、バッテリーの内部抵抗[mΩ]
 インプット:スロットル位置、回転数[rpm]
 アウトプット:トルク[Nm]

ピストンエンジン
 Parパラメータ:排気量[ml]、有効圧力[Pa]、回転による圧力低下率?[Pa/s^2]
 インプット:スロットル位置、回転数[rpm]
 アウトプット:トルク[Nm]

各アウトプットを計算し、プロペラの慣性モーメントを含む機体の運動方程式(連立微分方程式)に入れて、
数値計算で回転数や速度等を求めます。
その回転数や速度をインプットとして、各アウトプットを計算し、、、を繰り返します。

プロペラは、半径の75%位置で代表し、ブレード面積×60%で、翼として計算しています。
有効面積の調整で、実測データと合うかどうかがポイントになりそうです。
後流の増速と回転も、どう計算するか難しいところです。

電動モーターは、理論的には比較的単純のようです。
実際には、バッテリーの内部抵抗の変動で、計算値とのずれが発生しそうですが。。
#FMSでは、バッテリーの内部抵抗は1セルあたりの数値かも。

ピストンエンジンは、さっぱりわかりません。
FMSでは、燃料消費率[g/s]もパワーに影響しているのかもしれません。
スロットルを、どう計算すれば良いのやら...

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:(仮称)RCPsimテスト版更新(Ver0.21)  ■名前 : たろ  ■日付 : 09/5/25(月) 10:10  -------------------------------------------------------------------------
   それでは無い頭で、なんとかレス付けたいと思います。

ピストンエンジンそのものについて
・FMSのParファイルは私もいじってみたことがありますが
 実際には燃料消費率だけしか見てないのは?と思われます。
 最大の燃料消費に対して最大出力を設定しているようです。

 ピストンエンジンも大きくわけて3種類有り味が異なります。
 グロー2st グロー4st ガソリン2st です。
 同排気量でトルクが異なる件は、どれかを基準にしてそれ以外は
 排気量の増減で手が打てると思いますがトルクカーブとレスポンス
 は何らかの設定を設けたいところです。

 もし排気量から最大出力を計算するとしたら
 トルクカーブを仮定した上で1Lあたり100馬力
 75W/ml@最大トルク時になるよう調整すると大まかな体感が合うと思います。
 グロー2stではもう少し出力が上がると思います。
 大排気量のほうが最大トルク発生ポイントが下がりますので
 例えばですが5ccで12000rpm 50cc 7000rpm 間を指数関数的にコマ割りすれば
 後から調整しやすいかと思います。
 4stはバルブの関係上回転数の頭打ちが早いです。

・スロットルカーブについて
 スロットルカーブは電動が回転数に対してリニアだとすれば
 それよりもスロー側の効きを敏感にハイ側はダルくなります。
 体感的にはスロットル中央で70%のパワーと言われたりしますが
 誰も検算した人はいません。
 仮にスロットル中央で回転数が80%になるような双曲線ぽいカーブで
 後から調整でどうでしょうか?
 
 エンジンの出力がそちらの計算モデルと大差ないようであれば
 軸出力とプロペラ推力の検算をしたいと思います。


 

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:色々と見ているようです。  ■名前 : 63歳  ■日付 : 09/5/25(月) 20:35  -------------------------------------------------------------------------
   ▼たろさん:
> 実際には燃料消費率だけしか見てないのは?と思われます。
> 最大の燃料消費に対して最大出力を設定しているようです。
>
エンジン・セクションのパラメータ全てが直接パワーに関係する訳では
ありませんが、パワーに関係するパラメータが他のパラメータに影響した
りと色々と見ているようです。

例えば燃料消費量を一定にして排気量を変えると、パワーカーブがシフトします。
排気量を大きくするとアイドリングが下がり、小さくするとアイドリングが
上がります。
体感上の最大パワーは変わらないように感じますので、パワーカーブ全体が
シフトするというよりは、アイドリングだけが変わるのかもしれません。
私はこの特性を利用して、アイドリングでも走り出してしまう機体を走らない
ように設定したりしています。
足回りの転がり抵抗や地面の摩擦係数の変更でも機体を止める事が出来ますが、
離着陸の滑らかさに大きく影響してくるので、必要な時は排気量で調整して
います。

また速度パワー係数を大きく変更するとパワーが頭打ちになり、最大パワーが
出なくなります。
エンジンが回り辛いというか、鈍いパワーの立ち上がり方になります。

慣性モーメントを変更するとパワーのレスポンスが変わります。

燃料カットを使用すると、おそらく排気量、燃料消費量、燃料タンク容量が
参照され、そこから燃料カット時間が計算されるのではないかと思います。

排気量パワー係数もパワー計算時、おそらく参照されているはずです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:色々と見ているようです。  ■名前 : 桝岡  ■日付 : 09/5/26(火) 23:04  -------------------------------------------------------------------------
   やはり、ピストンエンジンは計算が難しいです。
排気量の影響が非常に小さいのは納得できない感じがするので、
・FMSとは別の計算モデル
・FMS互換モデル
の両対応を考えたほうが良さそうですね。

[1]FMSとは別の計算モデル
とりあえず、FMSと同じParパラメータを使用し、計算式を変更します。
 k:スロットル位置(0〜1)
 VC:排気量[ml]、ただし、内部では[m^3]に換算して計算
 PC:有効圧力(容積パワー係数)[Pa]
 PCr:圧力抵抗係数(速度パワー係数)[Pa・s^2](回転数増加時の有効圧力の低下率)
として、回転数N[rpm]でのトルクT[N]を、
 T=VC*(sqrt(k)*PC-PCr*(N/60*2*pi)^2)/(2*pi)
という計算式を想定しています。
スロットル位置のルートで計算するため、50%位置で71%程度になります。
 容積パワー係数、速度パワー係数は、ParEditor作成時に、単位から
 推測して付けた名前ですが、今回RCPsim用に、教科書を参考に、
 パラメータの単位から計算式を検討しました。
 パラメータの名称も、変更を考えています。

有効圧力は、吸排気等も含めた平均圧力で、いろいろな要素が影響しますが、
おおまかには、2stでは圧縮比の1/2前後(パスカル換算値)になるようです。
圧縮比=8なら
8[気圧]/2*98066.5 = 3.9E5[Pa]
圧力抵抗係数は、無負荷回転数から、
PCr=PC/(N/60*2*pi)^2=3.9E5/(22000/60*2*pi)^2=0.07

>トルクカーブとレスポンスは何らかの設定を設けたいところです。

「模型飛行機」森照茂/電波実験社
第151図(1.67ccエンジンのトルク曲線)に、パラメータを合わせこむと、
画像のグラフのようになります。
点が測定トルクですが、フリーフライト用エンジンなので、
スロットルがなく、100%での値しかありません。
低回転域が一致しないので、もし、低回転域で使用する場合が多いのなら、
低回転域のトルクを小さくするパラメータの追加が必要になります。
実際には、トルクがピークになる回転数の、どちら側で飛行しているのか、
気になるところです。
レスポンスは、プロペラの慣性モーメントを無視したときの、エンジン
だけの応答特性だと思うのですが、プロペラの慣性モーメントよりも、
影響が大きいのでしょうか?

[2]FMS互換モデル
FMSでは、燃料消費率からパワーを計算して、トルクに換算し、
他のパラメータで少し補正している感じでしょうか?
あるいは、パワーから推力を直接計算しているか...

FMSで、ピストンエンジンのパラメータを変更して、いろいろ
ためしているのですが、どのような計算式なのか予想できないでいます。

>また機体重量もかなり影響しているようで、ある値の範囲(正確には分らない)を
>超えるとパラメータの違いが適切に反映されなくなるように思います。
>通常パワーを倍にすればかなり機速は伸びるはずで、このことだけで見るとFMSの
>計算が正解(実モデルに近いかは別として)に近いように思います。

Parパラメータから、パワーを計算するか、トルクを計算するか、
の違いから、差異が発生するのかもしれません。
パワー計算の場合、負荷によらずパワーが確定するため、パワー増加が
そのまま反映されそうです。
トルク計算(現状のRCPsim)の場合、プロペラ負荷(機体重量や抵抗にも依存)
とのマッチングが大きく影響し、プロペラも変更しないと、パワー増加が
素直に反映されないと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:色々と見ているようです。  ■名前 : たろ  ■日付 : 09/5/27(水) 10:07  -------------------------------------------------------------------------
   >・FMSとは別の計算モデル
>・FMS互換モデル
>の両対応を考えたほうが良さそうですね。

もし可能であれば…
ただまぁ圧力モデルでやらんでもいいとは思います。
電動のモデルがうまくいけば、それの入力電力に置き換えても
別にいいと思います。(最大値の話です。)

>「模型飛行機」森照茂/電波実験社
>第151図(1.67ccエンジンのトルク曲線)に、パラメータを合わせこむと、
>画像のグラフのようになります。
>点が測定トルクですが、フリーフライト用エンジンなので、

これではモーターのトルクカーブになってしまいます。
内燃機関では回転数=0のときはトルクも0です。
また回転の上限もありますので
例えばの話ですが1.67ccグロー2st だと 15000rpm から先ストンとトルクが落ちる
ような感じになります。

4st 10cc だと 12000rpm から先ストンとトルクが落ちる感じが欲しいです。

>レスポンスは、プロペラの慣性モーメントを無視したときの、エンジン
>だけの応答特性だと思うのですが、プロペラの慣性モーメントよりも、
>影響が大きいのでしょうか?

電動では回転数=0出ない限りスロットル位置と発生トルクのタイムラグは0ですが
内燃機関ではここのトルクの立ち上がりにエンベローブが付くと思います。
速さでいうと グロー4st > ガソリン2st > グロー2st > ガスタービン
です。

色々書いてしまいましたがフィールの話は後回しでいいと思います。
軸出力に対しての静止推力の摺り合わせくらいはできると思いますので
協力したいと思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:色々と見ているようです。  ■名前 : 桝岡  ■日付 : 09/5/28(木) 22:23  -------------------------------------------------------------------------
   >内燃機関では回転数=0のときはトルクも0です。
>例えばの話ですが1.67ccグロー2st だと 15000rpm から先ストンとトルクが落ちる

使わない範囲は一致しなくても良い、と考えて簡略化していました。
フリーフライト用エンジンでは最大出力付近だけが重要なので、
「模型飛行機」の本には最大出力付近の測定データと計算式しかない。
しかしRC用エンジンでは全範囲が使用されるので、全範囲を計算する
必要がある、ということですね。

FMSと同じParパラメータ構成の範囲で、計算式を変更してみました。
 T=VC*sqrt(k)*PC*sqrt(1-(n/sqrt(k*PC/PCr)/(60/2/pi)-1)^2)/(9.8*2*pi)*1e5
楕円形のトルクカーブを想定し、パラメータを調整するため、
Parパラメータの物理的意味は不明瞭になります。

どこかに、トルクカーブの測定データが無いでしょうか?
特に、スロットルを変更したとき、トルク方向と回転数方向に
どのようにカーブが移動するのか、気になっています。

回転数=0のときトルク=0としてモデル化すると、シミュレータの計算上も、
回転がストップすると再始動できなくなりそうです。
アイドリング回転数の設定も必要になりますね...

>内燃機関ではここのトルクの立ち上がりにエンベローブが付くと思います。

低回転でトルクが小さいために回転数の立ち上がりが遅れる、
と思っていたのですが、トルクの立ち上がり自体も遅れるのですね。
どこかに測定データや理論式があるとモデル化しやすいのですが...
遅延があるのか、時定数を持つのか、直線的に変化するのか、
トルク方向と回転数方向で応答が異なるのか、など難しいです。

>軸出力に対しての静止推力の摺り合わせ

検証用に、RCPsimの設定画面に、トルクカーブや推力のグラフを
付けようとしています。
DirectXの影響なのか、グラフ表示が変なので、見直しに時間がかかっていますが、
どのようなデータを表示すれば確認しやすいでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : エンジンの性能曲線  ■名前 : 実験工房Sekiai  ■日付 : 09/5/29(金) 7:47  -------------------------------------------------------------------------
   内容が高度すぎてコメント出来ないでいますが、(笑)
エンジンの性能曲線が見慣れたカーブと違っているようなので検索してみました。
検索結果はこちら>>>

これらの多くは自動車のエンジンの性能曲線ですが、トルクはもっと尖った山形になり、出力はレッドゾーンに入るといきなり落ちます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:RealFlightG3.5のエンジン設定例です。  ■名前 : 63歳  ■日付 : 09/5/29(金) 20:43  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桝岡さん:
RealFlight G3.5のプロペラとエンジンの設定例(Yak54 3D用)です。
RealFlightのエンジン設定はFMSのように自分でパワー値を設定するのではなく、
予め用意されているエンジン(代表的な有名なエンジン58基が登録されている)
から目的に合うエンジンを選ぶことになります。
用意されているエンジン夫々に回転/トルクが二十ポイント前後設定されており、
気に入らなければ編集してエンジン性能を変えることが出来ます。
プロペラサイズは自分で値を設定し、さらにタイプを選択して特性を決めます。

− 設定の流れ −

1)初めにメイン・エンジン設定でパラメータを設定します。
2)この中のPropeller Typeパラメータからプロペラ・タイプ選択
  ウィンドウを開き、プロペラ・タイプを選択します。
3)さらにTorque Generatorパラメータからエンジン選択ウィンドウを
  開き、目的のエンジンを選択します。
4)エンジン選択ウィンドウの右側ボックスのTorquw Curve項目から
  トルク・カーブウィンドウを開いて、回転/トルクの確認と編集が
  出来ます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : エンジンのトルクカーブ  ■名前 : 桝岡  ■日付 : 09/5/30(土) 21:57  -------------------------------------------------------------------------
   >エンジンの性能曲線が見慣れたカーブと違っているようなので検索してみました。

情報ありがとうございます。
30個程度のトルクカーブのグラフを読み取り、最大トルクと最大回転数で規格化して、
前出の模型エンジンのデータと楕円カーブ/放物線カーブに重ね書きしてみました。

エンジンにより、尖っていたり、なだらかだったり、
トルクが最大になる回転数が低かったり高かったり、いろいろですが、
思ったよりもフラットな特性のようです。
平均的には、想定している楕円カーブと、それほど大きな差異は無いように感じます。

>出力はレッドゾーンに入るといきなり落ちます。

実際に落ちているグラフは見たことが無いのですが、
自動車用の場合、電子制御でカットしている可能性が高そうです。
また、トルクカーブの回転数は、最大値が7000、7500、8000、8500、9000rpm
のように切りの良い値が多く、限界までは表示していないように感じます。

>RealFlight G3.5のプロペラとエンジンの設定例(Yak54 3D用)です。

プログラム上は、テーブルで指定するほうが簡単そうですね。
難しいところを、モデル作成者に設定してもらうことになりますが。

このトルクカーブのグラフを見ると、放物線に近く、なだらかにトルクが落ちています。
また、スロットルを絞ったときの特性は、どうなるのか不明のようです。

プログラム上、スロットルを絞ったときの特性や、エンジンブレーキ状態
(マイナスのトルク)の特性も必要になるので、悩ましいところです。
フルスロットルでエンジンブレーキ状態になる可能性は低いと思いますが。

当面は、楕円か放物線で近似することになりそうですが、
放物線なら、エンジンブレーキ状態も同じ計算式が使えるので、
計算式の悩みを軽減できそうです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:計測ポイントに関して。  ■名前 : 63歳  ■日付 : 09/5/31(日) 23:56  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桝岡さん:
>>出力はレッドゾーンに入るといきなり落ちます。

>実際に落ちているグラフは見たことが無いのですが、
>自動車用の場合、電子制御でカットしている可能性が高そうです。
>また、トルクカーブの回転数は、最大値が7000、7500、8000、8500、9000rpm
>のように切りの良い値が多く、限界までは表示していないように感じます。

通常テストベンチでエンジン性能曲線、走行性能曲線のようなエンジンのデータを
収集する場合、計測ポイントは500回転刻みで15ポイント前後用意します。
計測ポイント間は直線補完、スプライン等で補完したラインで結びますので、
作図的には切りの良い値になりますし、パワー、トルク、燃費の最大値、最小値は
計測ポイント又はその前後になりがちです。

また手動運転で計測する場合、限界まで回してデータを収集することはしません。
自動運転で最大パワーや最大トルクを見つけようとした場合も、エンジンに現れる
色々な兆候をセンサーで検知し総合的に判断しなければならず、100%エンジンを
壊さずに見つける条件は確立されていないように思います。

それほど限界自体を見極めるのは極めて難しく、一般的には何かの兆候が出てから
スロットルを戻したのでは時遅しで(オーバーレブでは一瞬にしてエンジンが壊れ
ます)、事実上限界まで回して計測する事は出来ません。

エンジン開発に用意されたエンジンは夫々に目的があります。
例えば耐久性能をテストするために用意されたエンジンは長期的、継続的にテスト
、分解が繰り返されデータが収集されます。
もしこのエンジンが試験途中で壊れてしまうと、それまで収集したデータは全て
無駄になってしまいます(このデータを新しく用意されたエンジンに引き継ぐこと
は出来ません)。
ワンサイクルの計測には想像以上の時間が掛かり、一日に何サイクルもデータ収集
は出来ません。
従ってエンジンが壊れると膨大な時間、労力、経費が一瞬にして無駄になって
しまいます。

このような訳で計測ポイントは切りの良い値になりますし、限界までの表示は
ありません。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:簡単なテスト報告です。  ■名前 : 63歳  ■日付 : 09/5/24(日) 16:09  -------------------------------------------------------------------------
   ▼桝岡さん:
>ピストンエンジンの計算モデルについて、なにか情報があればお願いします。
この辺は全く分りません。


>同じ機速でも、舵面積が小さい機体ではFMSよりも利きが弱いようですが、原因不明です。
>#どちらの計算が実物に近いかも不明です。
1)ムスタング、スカイマスターはFMS、RcpSimの両環境で、違いが分らない飛び
  を見せます。
  エレベータの効きがRcpSimでは少し小さく感じますが、RcpSimの方が正解の
  ように思います。
  機体重量は軽く舵面積は通常レベルの設定です。

2)Yak54は機速も有り(実際にはFMS環境に比べて少し遅い)、通常飛行では
  余り違わない飛びを見せます。
  エレベータの効きが少し小さく感じますが、RcpSimが正解のように思います。
  機体重量は重く舵面積は通常レベルよりかなり大きい設定です。
  機体重量18kgの時、パワーを2倍にしても機速があまり伸びない。
  機体重量30kgにしてパワーを増やしていっても、機速の伸びがあまりない。
  機体重量が小さくなるにつれ、パワーの大小が良く反映されるようになる。


3)FUGI_T-1Bは機速が遅く通常飛行が出来ない。
  機体重量はかなり重く舵面積は通常レベルの設定です。
  エンジンパワーを2倍にしても、機速はあまり伸びない。
  機体重量を18kgにすると、少し機速が伸び飛ばしやすくなる。
  機体重量が小さくなるにつれ、パワーの大小が良く反映されるようになる。

  これをFMS環境でテストすると、かなり違った結果になります。
  機体重量30kgの時、パワーを2倍にすると機速が55m/sから80m/s近くまで伸びる。
  機体重量30kgから機体重量18kgに下げると機速が55m/sから63m/s近くまで伸びる。

4)FMSで初期選択されるSU-26をRcpSimの環境に持って来ると、滑走すら出来ません。
  パワーを5倍にして少し滑走し始めるかなの程度です。
  機体重量、舵面積共、通常レベルの設定です。

  普通の機体なので、普通に飛んでいいはずなのですが?


上記の結果を見るとレシプロエンジンに関しては、FMSとRcpSimでは物理計算がかなり
違うように思います。
また機体重量もかなり影響しているようで、ある値の範囲(正確には分らない)を
超えるとパラメータの違いが適切に反映されなくなるように思います。

また私はモーターの設定に関しては分らないので、1)の電動機に関して2)番、3)番
のようなテストはしていませんが、飛びはFMSと比べて見分けが付かず、電動機の
方はとても良く再現されていると思います。

通常パワーを倍にすればかなり機速は伸びるはずで、このことだけで見るとFMSの
計算が正解(実モデルに近いかは別として)に近いように思います。


>タキシング時の機体の揺れの収束が遅い。

>>ダンパー(粘性)を縦方向だけ計算していたため、収束が遅かったようです。
>>横方向にも計算するように変更しました。
とても良くなりました。
タキシングでわざと機体を揺らすのが楽しいです。


>リターンキーが押された状態にまで処理が進んだほうが

>>動翼の設定を行うときに、マウスで機体を回して表示を
>>確認する必要があるので、リセット状態も必要です。
>>[シミュレーション]->[自動再スタート]のチェックで対応しました。
わずらわしさがなくなり、とても使いやすくなりました。


それにしても桝岡さんは凄い方ですね。
短期間でここまで完成度を上げて来るとは。
スモークが益々楽しみです。
よろしくお願いしま〜す。

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