Page 474 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼EDFの効率、単発?双発? ツインEDF 07/6/23(土) 23:26 ┗Re:EDFの効率、単発?双発? natsuno 07/6/24(日) 13:12 ┗Re:EDFの効率、単発?双発? ツインEDF 07/6/27(水) 22:45 ┗Re:EDFの効率、単発?双発? natsuno 07/7/12(木) 13:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : EDFの効率、単発?双発? ■名前 : ツインEDF ■日付 : 07/6/23(土) 23:26 -------------------------------------------------------------------------
EDFを、同じピッチ、回転数で、開口面積がトータルで同じになるよう、例えば EDF50双発と EDF70単発とを比べた場合、どちらが原理的に効率が良いのでしょうか? 直感的には単発の方が良いような気がするのですが・・・ 私は、CCPのトイラジB747を、EDF50+Feigao5300KVで 双発リアジェットに改造したものが気に入っています。(ちょうどHPIジャパンさんから発売になるジェットストリームに似ています、T尾翼ではありませんが) この仕様で、3セル10アンペア弱で150g×2≒300グラム程度の推力が出ていると感じて飛ばしています。(推力重量比0.9ぐらい?か分かりませんが相当元気です) しかし単発で探しても、どうしても3セル10アンペアで300gの推力が出るユニットは見当たりません。 これは、どう考えたら良いのでしょうか? まさかEDFは双発の方が効率が良いのでしょうか? それとも私の仕様では、実は双発にした影響で200g程度しか出ていないのでしょうか? (プロペラ機では双発にすると効率が落ちると聞いたことがありますが・・・) |
ツインEDFさん、どうもこんにちは。 私も双発機が好きで、いろいろ考えているのですが、効率については、プロペラ理論に基づいて考えると、ファン直径の大きいほうが同じ入力(消費エネルギー)によって得られる推力が大きくなる傾向にありますよね。それと、エネルギーロスを出来るだけ少なくするためには、機構的によりシンプルな方が良い、という事になりますよね。 そうすると、上記のファン直径とエネルギーロスのどちらについても、単発の方が有利という事になりますね。 でも、ことはそれほど単純ではなくて、私もいつも悩まされることがあります。それは、要するに「スケール感」の問題です。 たしかにファン直径が大きいほうが大推力&高効率で好ましいのは確かなのですが、そうすると、必要な推力を得るためのファンの大きさが、模型の胴体とか翼のスケールよりも明らかに大きくなってしまうことが、ほとんどなのですよねぇ。そうすると、スケール感の縛りの範囲内の直径のファンで必要推力を確保するためには、イキオイ双発とか多発にしなければならなくなる。あるいは、効率ガタ落ちを覚悟で、小直径のファンを超超高回転でブン回して必要推力を得る、とか、しなければならなくなる。特に後者の場合、単発の「高効率」というメリットがなくなるわけで。でも、機種によっては小直径の単発でなければならないわけで。父さん、僕はどうしたらいいのでしょう。。。(<って「北の国から」かぁ?みたいな...(^^; ) ところで、 >私は、CCPのトイラジB747を、EDF50+Feigao5300KVで 双発リアジェットに改造したものが気に入っています。 これって好いですネ! ジャンボをビジネスジェットに変身できてしまうとは!! EDF50+Feigao5300KVの双発ならば、全備300g程度の機体なら楽勝で飛ばせるのではないかと思われますね。(尤も、翼面積とかにもよるのでしょうが。。。まぁ一般的に言って) んー、ここまで書いてきて私もなにやらEDF双発機、作りたくなってきてしまいました(^^; そういえば、ぷちトレのEDF双発機(翼の下にファンを吊下式で搭載)とか、けっこうイケルのではないかなぁ〜、と以前から思って居りました。そろそろやってみようかな。 ではでは。長文多謝です。失礼致します。 |
natsunoさん、ありがとうございます。 双発リアジェットは、私のようなビギナーには着陸でEDFを痛める心配がないのが何よりです。さらに、ロールが速くなり、軸も通りやすくなったと思います。 それと双発はやはり音も良いですよね?(もちろんスケール感も!) という流れでB747改リアジェットの次は、同じEDF50ツインでホルテン229を作ったのですが スパンが1120mmにもなってしまい少しパワー不足(何とか背面できるくらい)でした。で、続いてスパン500mmのSR71を作り、今はF14トムキャットを可変翼仕様で取り組んでいます。 この辺で次は垂直上昇できるような単発機も作ろうと思い立ったのですが・・・ 単発の方が効率が良いハズなのに・・・ 3セル10アンペア以内で300グラム位の推力が得られて良さそうなのに・・・ そのようなEDFが見当たらないのです・・・。 |
ツインEDFさん どうもこんにちは。 亀レス的書き込みになってしまい済みません。 >双発リアジェットは、私のようなビギナーには着陸でEDFを痛める心配がないのが何よりです。 まさに、「リア」に「ジェット」を双発で搭載する構造は、模型としてとても有効ですナ。実は私も昔('98年頃)、バンダイのフリーフライトEDF機のダクトファンを2機、QRPのロッキーの胴体リア部分に搭載し、「電動機の集い」で飛ばした事があります。ちなみに、その機体の写真を添付致しますネ。 機体がグライダーのロッキーですので、そこそこのパワーでよく飛びました。が、FA130タイプのモータでしたので、10フライト目くらいからパワーダウンが顕著になり、いまではダクトファンを取り外して、また単なるHLGのロッキーに戻してあります。。。 ところで、 >3セル10アンペア以内で300グラム位の推力が得られて良さそうなのに・・・そのようなEDFが見当たらないのです・・・。 とのことですが、私は上記のようにユッタリ飛行派なので、超強力パワーのEDFについてはそれほど見識はないのですが、理論的には、3セル(つまり10V程度)×10A=100Wの入力ならば、何とか推力300gを得ることは可能なのではないでしょうか? ここで、若干の理論計算をしてみますと。。。 kW=F・v(入力電力=ファンの流体的出力能率[J/s])――1. F=ρSv^2=ρΠr^2v^2 (静止推力=排出気流の運動量変化)――2. より、静止推力Fと入力電力Wとの関係は; F=^3√(kW)^2・ρΠr^2 ――3. となる。。。近似的にはそのハズ(^^; ここに、 kはモータ等の効率(例えば0.3とか)、vはファンの排出気流の速度、ρは空気の体積密度、rはファン半径、Πは円周率、デス。 なにぶん、昔々学校で習ったものの、年取って忘却久しいので、もしかしたら間違っているかもしれませぬるが、この式が正しいとして、モータの効率k=0.3、ダクトの半径を3cm(0.03m)としますと(。。。ト、いま計算するnatsuno )、 F=3[N] 即ち、約0.3[kg]=300[g]となります。 ちなみに、この式で、r=7cm(直径約6インチ)とし、効率を0.4、入力電圧を7.4V、電流を3Aとして計算すると、(これは例えばGWSの小型モータ50XCをギヤダウンで、6インチのペラを2セルのリポにて回す場合に相当します) F=約107gとなります。これはけっこう実状と即しているように思われます。 なんかやたら長文になってしまいました。済みません。けれども、上記のようなアヤシゲナ(?!)式でも、それなりに理論的な推力の目途は立つようにも思われます。 で、実際に、例えばGWSの64mmΦのEDFにBLMの組み合わせとかで、上記のような300gの推力は得られるのではないでしょうか? どなたかこの辺の分野に詳しい方、どうかお助けを!!お願い致したく存じます。。。さいごは責任転嫁(?)で終わらせてしまうという、ズルいnatsunoでアリマシタ。。。済みませんm(_ _)m それではこの辺で。失礼致しました。 |