QuickBlade_neo 180クラスEPPコンバット機
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スペック
 
全長 
全幅 
全備重量
主翼面積
翼面荷重
翼型
機体構造
パワーユニット
コントローラー 
バッテリー
材料費
435mm
700mm
150g
11dm2    無尾翼のため7dm2相当?
13.6g/dm2 無尾翼のため21g/dm2相当?
MH46 > MH60
EPP+オラライト仕上げ
ミキホビーブラシレス+ペラGWS5043
Phoenix-10
480mAhリチウムポリマー3セル
約2500円?(モーターなどメカ含まず)
 
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この機体は、数年前に私が初めてEPP機を作り始めたころ、
あるメーカーさんにキット化の企画を持ち込んだ試作機です。

残念ながらこの企画は流れてしまいましたが、
このまま永遠にこの機体が、日の目を見ることが無いというのも寂しいので、
ここに紹介することにします。
大変良く飛ぶ機体ですから、興味がある方は是非作ってみてくださいね。

QuickBlade_neoは、基本的に以前作ったQuickBladeのバリエーションですが、
ブラシレス+リポ仕様ではメカを含む扱いが初心者では難しいのと、
コストの制約もあり、180モーター+ニッケル水素7セルで飛ぶように
機体をデザインし直しました。

なお、金型で量産することを考えているため、3次曲面を多用しています。
...

図面


 
 
 


 
 


試作機の製作

胴体部分を含めた平面形にEPPをカットし、
いつものように熱線で翼型にカットします。

スプレーのりを吹いて、オラライトでカバリング。
後ろの尖がった部分はスチレンペーパーを継ぎ足しています。

ネガティブシェルを使って胴体を削りだします。

胴体にもオラカバなどの手持ちのフイルムを貼りました。

180モーター+ニッケル水素仕様の胴体内部。


完成!

早速飛ばしてみましたが、元気いっぱいの飛びを見せます。
操縦性も大変良好。

テスト飛行後、翼端版を下にも延長し大き目のトーインを付けたこともあり、
どんなに低速で無理な舵を打っても、フラットスピンを起こさなくなりました。


沢山のモーターとバッテリーをテストしました。
その中でも、ユニオンのマイクロファンフライ用180モーター+GWS-4025ペラ 、
ユニオンニッケル水素8.4V 300mAhがもっとも元気に飛ぶことが判りました。

バッテリー冷却用のダクトを
機首両サイドと、天井部分に付けてありますが、
バッテリーが発泡剤で覆われているため、これでも冷却は不足気味です。
下部に露出するようにバッテリーを搭載するといいかもしれません。

テール部分はモーターが露出するように切り欠き、
ヒートシンクを付けたため冷却は充分です。
見た目にちょっとした高級感もあったりします。 (笑)

ハーフスロットルでゆっくり飛行させると、9分30秒ほど飛行します。
最初から最後までフルスロットルだと
やたら元気に飛びますが、3分間でオートカットしてしまいます。
きちんとスロットルワークを使う普通の飛行で、5分程度の飛行時間となりました。

限られたパワーを無駄に消費しないため
極力空気抵抗を減らすデザインを心がけましたので、
小さなブラシモーターのダイレクトとは思えない
胸のすくスピードで飛行しますし、モーターを止めても良く滑空します。

思いのほか元気に良く飛ぶことと、
何度墜落しても壊れない機体が開発できたことで、
「こりゃ、凄い機体を作っちゃったかも・・・。こいつが市販されたら皆驚くぞー。」
なんて、数年前の私は思っていたものです。 (笑)


プロペラガード
 

「手投げ時に、プロペラが
手に接触するのではないか?」
と言う指摘がメーカー側からあり、
色々なプロペラガードのアイディアを
提案したものです。
...

そして数年後・・・

これは現在の状態です。
何度墜落しても壊れないこともあって、まだまだ元気に飛びます。

 

ミキホビーのブラシレス+リポ3セルバージョンになり、
さらに元気になりました。

裏面はこのようになっています。

重心位置に手投げ用のグリップがあります。



 
フライトビデオ

http://www.youtube.com/watch?v=ZpwLC2MAVqA

QuickBlade_neoのフライトは、
まるで操縦できるブーメランのようですね。 o(^-^)o
 

  2003/9/23



シミュレーター用のQuickBlade_neo
FMS用の機体データ

QuickBlade_neo.zip  50kb
   
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