ぷちトレーナー (EPP練習機) |
クラッシュに強いEPPは、入門者のための練習機に最も適した材料です。 そこで、以前から考えていた小さくて安全性の高い練習機を開発しようと考えました。 今までのEPP機のノウハウを使えば、激しく墜落してもほとんど壊れない練習機が作れるはずです。 -----------------------------------------------
ぷちトレーナーは、まったくRCの経験が無い小学校低学年の子供にポンと渡して
機体重量は160gほどでプロペラが後ろについているので、もし体に当たっても安全です。
この機体は、入門者のプレッシャーを減らすため、
なお、初心者のために、急降下させてもなるべくスピードが出ない設計のため、
スペック
試作初号機 最初のアイディアスケッチ(3Dモデリング) ノーズから墜落しても良いように、プッシャー式となっています。
いつものように三面図を拡大コピーし、部品を切り出します。 出来る限りシンプルな構造を採用し、組み立てを容易にしようと考えてあります。 実際に切り出してみると胴体側面積があまりにも大きく、
バッテリーはニッケル水素300mAの5〜7セルです。
試作機バージョン1.1
早速テスト飛行してみましたが、実に良く飛びます。
主翼中央付近に固定フラップを付けて、出来るだけスピードを落とせるようにすると同時に、
飛ばすたびにデザインを変更し、各部のセッティングを煮詰めていきます。 試作機バージョン1.2
試作機バージョン1.3
フラップ形状を色々変えてテストしています。
また、尾翼をかなり大きくすることにより、見違えるほど安定感が増すことを発見しました。
デルタ形状の水平尾翼にも理由があります。
また、エレベーターは補強無しで充分なネジレ剛性を与えるために、
6セル300mAhニッケル水素を積むために、機首を少し伸ばしました。
ラダー機にとって命ともいえる上反角は、数多くのテスト飛行の後決定しました。
グ ライダー翼+翼端上反角仕様のテスト 初心者用のノーマル翼型。 これにフラップが付きます。 グライダーとしても楽しめる低抵抗の翼型。 (S4083
ベース)
試作機バージョン1.4
S4083ベースの翼型で、翼端上反角仕様をテストしました。
あまりにも滑空性能が良いので、
この機体ならば、サーマルを捕らえて上昇させることも出来るでしょう。
しかぁーし、操縦が難しくなりました・・・。(^_^;)
ダイブさせると今までの二倍のスピードで突っ込んできますし、ピッチコントロールもピーキーになりました。
やはり、初心者のためには以前使っていた厚めの翼型の方が良いようですね。
試 作機バージョン1 完成 EPPにくっ付くフイルム京商ライトコートでカラーリングしてみました。
この機体は操縦性が良いためかもしれませんが、飛ばしていて非常に楽しいです。
10m四方で8の字を描いたり、車の屋根に着陸するのも簡単に出来ます。
基本的には、重心が後ろ気味の機体を、
翼面加重も軽く尾翼も大きいので、
私の機体のフラップは、翼の上面を真っ直ぐ延長した角度で取り付けられていますが、
ビデオでは多少不安定に見えるかもしれませんが、
ユーザーモニターのため配布された試作機たち 解説ページはこちら
総 評 ぷちトレーナーは予想以上に良い機体になりました。
この機体の飛行フィーリングは、ベテランをも夢中にさせる不思議な魅力を持っています。
モーターとプロペラ プロペラは50XCに付いてくる純正を使います。
50XCの他にも、多種多様なモーターが使えます。
7.2V用130モーターで
の飛行
自作CDブラシレスモーター
での飛行
やはりブラシレスは段違いに性能が良いですね。
バッテリー バッテリーも色々なものが積めますが、
8.4V-300mAh ハイパワー
もちろんリチウムポリマーも使えます。
飛行時間 50XCモーターと7.2V-300mAhの標準仕様で、
ある日、50XCモーター+8.4V-300mAhのニッケル水素で
主翼はフラップを含めてグルッと一周グラステープ補強をしています。 主翼の10mm幅プラ板による補強は
この頃は、ユニオンの7セルを1セル抜いて7.2Vにして飛ばしていました。
試作機バージョン2
この機体は、どういうわけか上反角が少なめに設計変更されていたため、
主翼と水平尾翼の補強として、0.5mm塩ビ板を上下に貼りました。
垂直尾翼は0.2mmPPシートをカーボンパイプにぐるっと回して両面に接着し、
4.4gサーボを使用してみました。
最適なダウンスラストはプロペラの径によって変わるようです。
また、プロペラ後流が垂直尾翼に当たる加減で、真っ直ぐ滑走するかどうかが決まるようです。 重心位置はいろいろ試してみましたが、
50mmの場合は前重心でエレベーターがマイルドになるため
70mmの場合は浮きが良くなりグライダーのように飛ばすことが出来ますし、
試 作機バージョン3 最終確認のため、組み立てキットの試作版を送ってもらって組み立てたものです。
私の機体よりカクカクした感じだったので、カットラインを丸くするように変更をお願いしました。
受信機とアンプを胴体底面に内蔵することにしました。 また、サーボの搭載方法と位置を改良し、側面で取り付けるようにしたので、
Graupner(GWS)6gサーボを使用する場合。 8.4V-300mAh仕様の場合のバッテリー搭載位置。
最 終キット版試作機 ぷちトレーナーのキット化に向けた最終段階の試作機です。
このまま市販する予定です。
ラダー機にとって上反角は非常に重要ですから、必ず説明書の指示通りに合わせてください。
サーボを入れる部分はWAYPOINT W-038CLに合わせてあります。
バージョン3(奥の機体)と
バージョン4(手前の機体)。
現在はベテランと言われる人でも、生まれて初めてラジコン飛行機を飛ばした時は、
大切な機体が墜落して、一瞬にして木っ端微塵になるのではないかと言う不安で、
ぷちトレーナーのようなEPP練習機の登場で、
私は、この機体の斜め後ろから見た眺めが一番好きです。 o(^-^)o
大きめの尾翼によるサイズを超えた安定感と、
この機体は翼面加重が非常に軽いことと、フラップのネジリ下げ効果により、
ぷちトレーナーは、ちょっとした駐車場位の空き地があれば遊べますから、
ぷちトレーナーは初心者が操縦を間違えて急降下することになっても、
その分浮きは良くて挙動がマイルドですが、その翼の抵抗のため、
高度の調整はエレベーターではなく、スロットルで行います。
モーター保護のためにも、水平飛行では出来るだけハーフスロットルで飛ばしてください。
また、フライトが終わったらモーターを冷やすため、
ぷちトレーナーは、ハーフスロットルで
もし無風ならば、上空高く上げた後に
ぷ ちトレーナーが風に弱い理由 ぷちトレーナーは子供にもプレッシャーを与えないように、
風に強い機体にするためには、
つまり風に強い機体とは、ぷちトレーナーと正反対の機体と言う事になります。
つまり、ぷちトレーナーのコンセプトのまま、
しかし、「今より少しだけ風に強くする」程
度のチューニングならば、
主 翼をゴム留めにする あるユーザーの方に、
ぷちトレーナーの主翼は分解式にしてもまったく問題ありません。
主翼の後縁は薄いので、そのままだと輪ゴムに引っ張られて歪むと思うので、
私がこの機体の主翼を分解式にしなかったのは、子供が操縦していて墜落した時に
プ チトレーナーに搭載できるブラシレスモーター プチトレーナーは翼面加重など飛行能力に余裕があるので、かなりの種類のモーターが使えると思いますが、
ぷちトレーナーは50XCモーターと7.2V-300mAhニッケル水素バッテリーで
ハイパワーモーターや高性能リポを積んでフルスロットルでの飛行を楽しみたい方は、
ぷちトレーナーは、いつもフラップを下ろした状態で飛行するようになっています。
この機体は機体の真ん中にプロペラを配置している関係上、
ハイパワーで元気に飛ばしたい場合は、モーターマウントを高くしてください。
ラダー操作で頭を上げる(正確には急旋回後にラ
ダーを戻した後に頭を上げる)のは、
水 上ぷちトレーナー フロートを装着して水上機にしてみました。
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つばささんのサイトのぷちトレーナー
のページ
トップページはこちら スカイスポーツ応援団 をーつきさんのレポート 同じく、つばささんのサイトの中にある[をーつき]さんのレポート
ポルコのコーヒーブレーク内のぷちトレーナーのページ
トップページはこちら
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ラ ジコンホビーTOMOさん SNOWさんのレポート Dandelion さんからの投稿 昨日生まれてはじめてラジコン飛行機を飛ばしました。機体は「ぷちトレーナー」です。
クラブ等に所属してベテランの方に教えていただくのが一番いいとは思うのですが、
ぷちトレーナーの設計者sekiaiさん!
Dandelionさんのサイト
西 郷ドンさんからの投稿 僕も初飛行成功しました!!!!!
と くさんからの投稿 こんにちは!
真っ暗な中でのライトアップ飛行は、昼間とは違った楽しさがあります。
も んなさんからの投稿 ラジコン飛行機初心者の もんな と申します。
機体の製作は、説明書を穴が開くほど見て完全ノーマルで造りましたが
緊張で、なかなか投げれませんでしたが、”丈夫な機体”を信じて
飛行機は、まったく初めてなのにこんなに簡単でいいのかな? といろいろ考
--------------------- 初飛行の後バッテリーの充電をして、2回目のフライトを楽しんできました。 やはり、奇跡は2度続かず、風に煽られてパニックになり立派に墜落するやら、
いやー! 飛行機って良いですね。
こんなにスムーズにRC飛行機の世界に入れたのも、Sekiaiさんの設計の賜物ですね。
-----Sekiaiより-----
普通、初めてRC飛行機を操縦する人は何度も墜
落するものですが、
素晴らしいRC飛行機の世界へようこそ!
keisukeさんのレポート 9kei.com内のぷちトレーナーのページ トップページはこちら オルグさんからの投稿 はじめまして 最近動画サイトなどでラジコン飛行機の映像を見るたびに、 自分も飛ばしたいなぁと思いながらも・・ 20年ぐらい前まだ小学生のころです、 親父がエンジン機やっていまして、よくフライトに付き合っていました。 自分も機械全般に興味があったので飛行機の事、操縦方法や作り方などなど色々教えてもらってました。 ある日親父が上空に飛行機を上げた直後に「お前もやってみるか?」と、 もちろん飛び付いてプロポを渡してもらったのですが、 ものの数分でコントロールを失い地面に激しく衝突・・大破 そんなトラウマがあり、中々手を出せず・・ ある日、シミュレーターでネットサーフィン中に「RC飛行機実験工房」に出会い、 壊れないRC飛行機があることを知り これだ!! と 早速情報収集して(なにぶん初めてなのでこれが一番時間かかりました) モーター:コスモテックCT1811-1800、アンプ:コスモテックPentium-6A、 電池:TahmazoLP-2S1P600G、ペラ:GMSスロープライト4*2.5 4.5*4 5*4.3、 受信機:GMSマイクロに決定、ネットショップで一式揃え製作開始。 親父の時代のKITは材料一式+図面でしたし、 材料一式といいながらも補強パーツなどは自分で考え補充しなければならないなどなど、 何日も木材と格闘しているのを見てきた私としては、 拍子抜けするくらい簡単な作業でした、5〜6時間くらいでしょうか。 翼の加工精度も抜群、上反角も加工する事無く説明書どおりにサクサク組みあがりました。 モーターベースは、標準の物の幅を1.5倍にした物を上下逆にし、 その後部にモーターのリアマウントを直接グラステープ貼りにしました。 (後で気が付いたのですが、この状態だと5インチペラが付かないと いう、ポカをやってしまいました) FMSでシュミレーションを2時間ほど行い、庭先でちょい投げ、問題なさそうです。 そして本日、処女飛行に行ってまいりました。 朝から風が強く、葉っぱとにらめっこ、ちょっと風がおさまった隙に「エイ!!」っと、手投げ ビュイ〜〜ン 飛んだ!! と、思った次の瞬間突風が吹き荒れ、とんでもないスピードで吹っ飛び、 20年ぶりに木登りするハメになりました。無理は禁物ですね、木に引っかかってくれてよかった。 お昼ごろに風がおさまったので、再チャレンジ!! 感動です、自分の思い通りに飛んでくれます、しかも超スローです。 対面だからこっちに倒すと考える時間もあります。 しかも、FMSで体験した飛行とほぼ同じように (FMSほどクイックで無いので実機のほうが飛ばしやすく感じまし た)飛んでくれます。 飛ばす場所も、少年野球のグランド程度あれば全く問題なさそうです。 操縦に余裕が出てきたので、15Mくらいまで上空に上げて、 初心者なりのナンチャッテアクロバティックなこともやってみたり、兎にも角にも面白い! 落としても壊れないことも、もちろん体感済み。 息子にプロポを渡しても大丈夫だと確信。 機体設計者のsekiaiさんに感謝感激し、投稿しました。 追伸 4*2.5ペラでフルスロットル1.2A、4.5*4で2A、 定常飛行状態で両ペラ共に0.3A程(スティック位置から後で計測したので正確ではありませんが^^;)、 秤が無いので機体重量や推力がわからないのが残念。 飛行時間は飛ばし方の違いでずいぶん差が出るとは思いますが、 7.4Vリポ600mA/hで、4.5*4が40分ほど、4*2.5は一時間以上、4インチペラでの自力離陸も余裕でした。 もうひとつ、FutabaNewFF7(角型トレーナーコード)、WINXP+FMS α8.5+SmartPropoplus、 双葉純正パーツBB1027「REALFLIGHT G2 FF9用」アダプタコード(定価1050) +普通のオーディオモノラルコード(抵抗なし)を、PC側ライン入力で問題なく作動しました。 -------------------設計者Sekiaiから- -------------------- オルグさんはじめまして。 ぷちトレーナーを買ってくださってありがとうございます。・・m(u_u) m・・ぺこ。 この機体でRC飛行機に入門し、その日の内に初飛行に成功したと言う 感想をいただくたびに大変嬉しく思います。 このようにEPP製の壊れない練習機は圧倒的な練習効率を生み出すのですが、 なぜ大手メーカーが興味を示さないのかまったく不思議でなりませんね。(^_^;) 私としてはこのような機体をどんどんキット化して世界中に売ってほしいと思っています。
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