一般工作関係の情報
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  タイトボンド

アメリカのフランクリン社のタイトボンド
木工用ボンドならこれ。瞬間接着剤全盛の今でも
主翼のプランクだけは一部木工用ボンドを使っている方が多いと思います.
 さて,これは使ってみると,とにかく素晴らしい.
まず乾きが速いのには驚かされます。
10分でほぼ乾き、30分ほどでカチカチになります。
 それからペーパーのかかりが抜群です。
普通は木工用だと次の日になってもグニャグニャしてペーパーをかけても周りばかり削れますが、
これだと30分も経てばカリカリになりペーパーがかけられます。こんないい物が世の中にあるとは驚きました。
 接着して1時間ほど経って強度テストをやりました。接着面ははがれずにバルサ側が壊れるんですね。
裏の説明に「接着した部分は木よりも丈夫になる」と書いていますが本当です。
 国内でも置いている模型屋さんがあるそうです。
東急ハンズでも置いてあると聞きました。海外通販のタワーホビーズなどでもイヤーカタログで扱っています。
これはバルサキット派にはお勧めです。
値段もいわゆる木工用ボンドの値段です。
騙されたと思って是非是非お試しを.
でも売っています。



ホワイトボンドとタイトボンドの違いについて

日本で販売されている、いわゆる「木工ボンド」とは、通称「ホワイトボンド」
とも呼ばれ、色が白いのに、乾くと透明になるのが特色です。
成分は、「酢酸ビニル」、水溶性の接着剤です。
ただし、欠点もあります。
・「酢酸」なんで、金属は腐食させます。
・水分や燃料に弱い、一度水分にさらされて再度固まっても、元の強度の半分くらい
・サンドペーパーで削りにくい
なんて、欠点がありますが、使いようです。接着時間に余裕があるので、安心して
工作できますし、たっぷりつけても、もったいないと思わない。

「タイトボンド」を紹介しましたが、これは、水溶性の木工接着剤なんですが、
「ホワイトボンド」の欠点を克服しています。
・金属はさびさせない
・水分に強い(燃料には弱いですが)
・サンドペーパーで削れる

> 1 ホワイトボンドを別容器に入れて、水で薄める。
> 2 これを綿棒にしみ込ませ、バルサの被接着面に塗る。
> 3 瞬間で仮付け後、本付けする。
>   (リブキャップなど、両端を仮付け後、中央部に流し込む)

この方法は、私もよく使います。
木工ボンドの代わりにタイトボンド(東急ハンズで売っています。
模型店よりはるかに安い)を使用しています。
タイトボンドは、まあ、薄める場合もあるし、そのままでの使用も。

要領としては、タイトボンドで接着するつもりで広い範囲にタイトボンドを使い、
瞬間接着剤はマチバリ代わりに点付けする方法です。
こうすると、瞬間接着剤は早く固まり、部材が固定され、あとは、じっくりと
タイトボンドが接着しますので、問題のない強度が出ますし、軽く、サンドペーパーも
使用でき、強力に接着できます。
問題は、瞬間接着剤のみで工作するよりも、手間と時間がかかることです。
まあ、実際のマチバリとタイトボンドで工作するよりは早く完成しますがね。
(昔ながらの工法ですが・・・)
mi_taka2さん情報有り難うございました



アイロン
タワーホビーズのアイロンで$14位。
ヒートガン(いわゆるドライヤーですね)とセットでも$26位と格安。

Wing Pro
Wing Proという超便利なフリーソフトを使いました。ラジ談のホームページからダウンロード出来ます。
このソフトを使うと翼の仕上がりイメージは掴めますし、不等間隔リブなども怖くありません。
自作派の方には絶対おすすめです。

スプレーのり

発泡スチロールバルサプランクはスリーエムの77を使っています。薄く軽い主翼ができます。
後縁にはカーボンクロスやマイクログラスクロスをいれることにより、薄く尖らせることができます。

クリヤーテープ
スコッチ製の”クリヤーテープ”は長期にわたりきれいなまま使えます。

翼のねじれ
翼の下面の3点(先端、中央、根元)に割りばしをセロテープで貼り、
横から見ながらアイロンをあてて割りばしが平行に見えるように修正します。


塩ビクリアー
エポキシ・瞬間接着剤の上に塩ビクリアーを薄くスプレーするとフィルムが良く付きます。


機体掃除におしりふき
エンジン機の機体掃除には赤ちゃんのオムツ替えの時に使う“おしりふき”が結構良いですよ。
ノンアルコールですが汚れも良く落ち、手の汚れも拭き取れかなり便利です。
現場での機体清掃やお手拭には持って来いです。
なによりも安くてお徳です。(ドラッグストアで80枚×3パックで300円前後)
小さなお子様のいらっしゃる方は、少し拝借して試してみてください。
アルコールは高いのでもったいなくて今はもっぱらおしりふきを愛用しています。


プロ用超鋭角「黒刃」
工作用カッターはORFAのプロ用超鋭角「黒刃」を愛用しています。
これのL型50枚入りを買いだめして湯水のように使います。
消耗は早いですが、めちゃめちゃ切れます。普通の刃は二度と使えません。
これさえあればあなたもフィルム貼り名人です。
Nekobooさん情報有り難うございました。


ヒンジ穴加工
エルロンなど可動部にヒンジを差し込む時の穴開けは
金切り鋸刃を半分ぐらいに折ってナイフのような形にグラインダーで整形し、
バルサの後縁に突き刺しぎざぎざ刃で穴を作るとうまくできます。一度お試し下さい。
 miyasan さん情報有り難うございました。


フイルムを細くカットする方法
細いラインを切り出す方法について。
ストライプは、2mmベニヤの両側にカッターの刃を付けて切り出しました。
この様にすると簡単に切り出せると雑誌に良く載っています。
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サーボホーンの穴を小さくする方法
フタバ3103のサーボホーンは1mm径の穴ですよね。
0.8mm径のロッドではブカブカですが、皆さんはどうされています?
 0.8mmのドリルで穴を開け直せば良いのですが、あいにく1mm以下のドリルは持っていません。
 そこで、ホーンの穴に瞬間接着剤を一滴たらして息を強く吹き付け、余分な接着剤を飛ばします。
これを3〜4回繰り返すとピッタリになります。
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凹んでしまった発泡翼
オラカバを発泡に貼るときの温度設定は、アイロンを100度以下にしてください。
そうしないと溶けないまでも、目が膨らんできてしまいます。
(この特性を利用して、凹んでしまった発泡翼の表面に水を湿した
ティッシュペーパーをひいて、その上からこてを当てて凹みを直すという裏技もあります。)
Dragonさん情報有り難うございました



硬化促進剤をアルコールで薄める
瞬間接着剤のアクセラレータ(硬化促進剤)はアルコールで20倍以上、
薄めても全く問題なく使用できます。硬化促進剤の「ニオイ」がする程度にまで薄めても大丈夫です。
カゼを引いた瞬間・・・古い瞬間も、これだとばっちりかたまりますし、安価な瞬間が使えます。
(カー用のスポンジタイヤ接着用のなんか、実売¥600未満/20gですし、入手性も良好)

実は私、上記の瞬間だけでバルサキットを仕上げています。
静岡の地方では¥650ですが、秋葉原等に出張のときにスーパーラジコン等で
同様のものが¥300程度で売られているのを大量に買い込んできます。
そして、アクセラレータを併用して組み上げちゃいます。

羽根の左右接合をのぞいた、エンジンマウント周辺まですべて瞬間で組んでしまいますが
(羽根の接合部は隙間ができやすいのでそこだけエポキシ)実に頑強にできます。
また最近気が付いたのですが、OKボンドを使う際はBWとかHWではなく、
若干の「ねばり」が出るOKボンドFXが良いようです。
(私はしみこみやすいHWをバルサにも使います。BWはごく一部・・・)
はや3さん情報有り難うございました



木工用ボンド(ホワイトボンド)
ホワイトボンドでは剛性が弱いとのことですが、
クラフトるうむさんのHLG完成機はこれまで全てホワイトボンドを使用してます。
これまで剛性での苦情はなかったかと思います。
これは接着剤の使用面積、接着方法によると思います。
くれぐれも接着剤の使用量ではないのです。
少ない接着剤でいかに剛性を保つか・・・まさに企業秘密。なんちゃって
先日、さにら剛性を強化すべく、バイアス方向に接着パターンを施してみました。
しかしながら、手間を掛けたほど剛性アップはなかったようで、今回はこれまで通りの方法で施工してます。
77の場合、軽くしょうと少ない量での吹き付けとなりがちで、後々バルサの剥離が起きやすいです。
さらに複数の完成機を製作する場合、均一な重量で仕上げることが困難ですし
接着剤の価格もホワイトと比較にならないくらい高価です。
ただ、ホワイトボンドを使用する場合の注意点として、完全に乾燥するまでプレス状態を保つこと、
接着剤を施工しやすくするため、水などで薄めないことです。
私はホワイトボンドをビニールを三角にカットし、切り口を熱着した袋に入れ
先っちょをほどよい量が出るようにカットして使用してます。ケーキのクリームをかけるあの道具
のような状態をご想像ください。そんなに力もいらず、絞り加減で微妙に接着剤の量をコントロー
ル出来ます。また、プレスから外しても、両面が同時に乾燥するように気を使ってください。
間違っても平らな面に寝かせて放置しないように。完全に乾燥しているようでも若干の水分が残っ
ていて反り返る場合があります。また、反る原因として、補強用カーボーロービングをエポキシで
完全硬化させてからのプランクがあります。この場合、プランク以前に反りが発生してしまう場合
があり、この状態でプランクしても反りが戻らない場合があります。必ずロービングからプランク
まで一気に行ってください。今回のSH20では水分量がかなりホワイトより少ないのと、
硬化してからの硬度が勝っており、スチロールやバルサとの接着がより強力に思われ、プランクには最適
な接着剤のように思われます。しかしながら、ホワイトボンドのような粘りは期待出来ないと思い
ます。使用目的次第では、ボンドが勝る部分もあると思います。例として、翼端上反角の取り付け
部分はホワイトがベストだと思います。スチロール等のやわらかい材質のものにエポキシのような
硬い材質のものを使用すると、衝撃や負荷が掛かった場合、スチロールとエポキシの面で剥離、座屈します。
これがホワイトボンドだと、衝撃を吸収する力が働き、座屈を回避出来る確率が高くな
ります。ただし接着面は正確にカットし表面研磨することです。ホワイトボンドは乾燥すると痩せ
ますからね。施工を間違えるととんでもない結果になりますから、自信のない方はエポキシでね。
とにかくエマルジョン系接着剤は匂いもないし、手についた汚れも水道水でOKなので大変よいですね。
H20は家具製作で使用されている接着剤だそうで、近くの家具製作所で頼
み込めは50gとか100g程度なら適当な容器を持ち込めば、ただで頂けると思います。
ちなみに硬化剤は必要ありません。
20Kgでもよい方は大きな塗料専門店でお願いすれば8000円程度で簡単に購入できますよ。
hondaさん情報有り難うございました

バルサの重い所軽い所
バルサのどちら側をカットするとより軽くなるか、より綺麗になるか
蛍光灯の光をかざして悩んで下さい。カットしてからでは遅いですよ。余裕があればバルサの目合
わせも考慮に入れてくださいね。バルサシートのどの部分が軽くて重いのかは、
蛍光灯や日にかざして見れば一目瞭然です。
当然明るい部分が軽いわけで、全体が赤っぽいとか、バルサ目が多い部分は重いです。

プラバンと重石にによる直貼り
私のクラブでは、プラバンと重石にによる直貼りをやっている方がいます。
シェル-プラバン-マイクログラス-コア-マイクログラス-プラバン-シェル
の順に列べて、バルサプランクの様に重石を乗せます。
どの程度の品質をお望みかは解りませんが、”とりあえずやってみる”程度であればこの方法で出来ます。
ただ、樹脂の乗りやシェルやコアの精度ではかなりひどい出来になってしまいますので、
あまり期待はしないでくださいね..と言ったところです。
前縁部分にはコアの前縁にグラスロービングはわせて、
ロービングを包むように30ミリ幅程度のクロスを先に貼り付けます。
前縁部分がロービング+2プライになります。

樹脂の量ですが、先にプラバンにクロスを樹脂で貼り付けておきます。
その時に樹脂をしごいて量を調節することになります。
その辺の調整はかなり難しいです。
この工法、がちがちに作るのはたやすいですが、強度と重量のバランスの取れた物って
なかなか出来ない物と思っています。
直貼りに使うプラバンは0.2mmとか0.5mmとかです。
PPシートなんかですと離型処理が不要です。
 

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発泡バルサプランク翼の修理
挫屈って、ほとんどの場合、主翼上面側で起こりますね。
補強ロービングが圧縮方向に対して弱く、スチロールやバルサから剥離する為なんでしょうね。
つまり、修理のときひび割れたバルサ部分を接着して直すのではなく、
ロービングの剥離した部分まで接着して修理しなければ意味がないと言うことです。
重くしても構わないなら色々な方法もあるでしょうが、
より軽く補強するのであれば、ロービング補強とプランクを同時に施工し、
ネガティプシェルで挟み圧力を掛けて押さえてスチロールコア、カーボンロービング、バルサプランク材を一体化させることにより、
より強度アップ出来ると思い、このような方法で行っています。

恥ずかしながらロービングとコアの間が剥離しました。
バルサとロービングはしっかりついてました。
ロービングは幸い折れていません。
そこでドリルでロービングに穴をあけ、隙間にスポイドで樹脂を注入しました。
もちろんマイクロバルーン入りです。
発泡がふかふかになった部分にも穴をあけてエポキシ樹脂注入です。
ロービングを補強して作業部分のプランクを張り替えます。
さらに補修個所に円形に木工ボンドを塗りこみ、完成です。
荷重テストは済ませました。飛ばすまでまだ安心できませんけどね。



エポキシはオイルに弱い
市販されている二液等量混合式のエポキシは、オイルに弱いです。
特に硬化時間が短いものは簡単にオイルで軟化します。
たとえエポキシでもエンジンマウントを5分エポキシで作ることは避けた方が無難です。
きーしぃさん情報有り難うございました


フィルムを貼るのは晴れてから
今日は雨であることを忘れてました。フィルムを貼るのは晴れてからです。
もちろん部屋を暖めてから行います。
ネコブーさん情報有り難うございました


弾性エポキシ
 「弾性エポキシ」を使って見ました。
 従来のセメダイン30分とは全く違って、カチンコチンには固まりません。バスコークがより固くかたまった感じです。
 この接着強度と耐熱は素晴らしく、グラス胴のサーボマウント接着や、
私が、今考えているのは、アルミでマフラーを作ってみようかと思っています。
なんせ、カチンコチンに固まりませんから、アルミへの接着強度も素晴らしく、カパっと剥がれません。
 製品名ですが、セメダインでは、「エポ」、コニシでは、何とかです。
Taku.Nさん情報有り難うございました


発泡バルサプランクに両面テープ
色々な方法を皆さんが紹介されて参考になりましたが、私の両面テープ法も紹介させて下さい。
この方法は、米国から個人輸入したサーマルグライダーの組み立てキットのインストラクションそのものです。 
製作して3年経ていますが、全く問題ありません。

1)バルサは事前に翼弦以上の寸法に繋ぎあわせておきます。 
接着剤はサンディングの邪魔にならない程度のセメダインCが最適。 
瞬間接着剤を使う手もありますが、接着部が非常に固くなって後のサンディングで苦労します。
平らな板の上に繋ぎあわせるバルサ材を置いて隙間がないようにストレートカットしておく事が大切です。 
バルサ材を繋ぎあわせる際に、平らな板の上にサランラップ等の保護材(私はリードクッキングペーパーを愛用)を
敷き、その上に接着材を塗ったバルサを置き、更にその上に保護材を敷き、
接着剤が乾燥するまで平らな雑誌等を乗せておきます。
これで真っ平らなプランク材ができます。

2)セメダインCなら30分程度で接着完了しますから、発泡コアをプランク材の上に置いて
周囲をマジックなどでぐるりとケガキ、  トリミングします。 
翼のキャンバーの関係で前後方向(翼弦方向)がショートしないように気を付けて。
その後、400番程度でしっかりサンディングします。       同時に発泡コアもサンディングします。 
これも最終的に400番程度で仕上げます。

3)サンディングが終了したら、掃除機を用いてしっかりと微粉を除去します。 
それでも静電気で微粉が表面に残りますから、
最後は幅広の梱包テープ等(何での良し)でペタペタと押し付けて微粉を完全に取り除きましょう。

4)接着準備。 
両面テープは、ホームセンターで売っている<<薄肉の>>安いもので十分ですが、
工事を始めてから不足に気づく事をさけるために、少々余計に準備する事も秘訣。
メス側の発泡材を平らな板の上に置き、(おっと、メス側もしっかりと微粉を取り除いておいて下さい。)、
その上に発泡コアを置きます。      メス側が平らな台にしっかりとフィットしている事を確認して下さい。 
浮きがあれば両面テープでメス側の固定をします。 
その上に発泡コアを置きますが、その場合もメス側に十分フィットしている事を確認して下さい。 
浮きが見える場合はマチ針で要所を押さえておきます。 
反った状態で次の工程を行わないようにしましょう。
上面となる発泡コアに、翼の長手方向に沿って順に両面テープを張り詰めていきます。 
テーパー翼の場合では、はみ出しを気にせず接着面が完全に両面テープで覆われるように、且つテープが重なりあわ
ないように気を付けて。
はみ出したテープはカッターで取り除きます。      その後、残った離型紙をはがせば接着準備は完了。

5)いよいよ接着です。 
メス側の発泡材と平らな台、発泡コアとメス側が各々よくフィットしていることを点検してから、
前縁部からプランク材を発泡コアに押し付けていきます。前縁部、から次第に後方へ接着を進めていき、最後は後縁部です。
ここでは、終始軽くプランク材を両面テープにくっつける程度にしておきましょう。

6)全面を接着し終えたら、
手のひらでもう一度万遍なくこすり、浮いている部分をなくしておきます。 
その上にもう一方のメス側を乗せて、
下から数えて平らな台-下のメス側発泡材-発泡コア-上のメス側発泡材のサンドイッチ状態となります。
この上に、重しの雑誌を重ねて接着の仕上げをします。 
馴染みを良くする事と、接着を完成させる事が目的ですので、
それほどの時間を不必要ですが、半日程度、重しをおいて放置すれば安心です。

7)接着後、
発泡コアからはみ出しているプランク材を切り取り、全体をひっくり返してもう一方の接着を行います。
両面の接着が終了したら前、後縁をエポキシ系の接着剤や、前後縁材で固めて作業終了。

8)その後は
翼端材の接着、左右の翼を接合の後、フィルム貼りでお終いです。

液体接着剤を使うより粘りのあるプランク材固定ができる(強い!)、予想外に軽量に仕上がる、仕事がきれい、
等の特徴がありますので、一度お試し下さい。
森さん情報有り難うございました



翼端カールアップ成形
発砲コア+バルサプランクで翼端成形をしました。
キットの翼端と同形の発砲を削出し、バルサでプランクした後、最終的な形に切出します。
その後、瞬間で発砲を溶かしながら、指で縁を固定しつつ成形(カールアップ)をします。
後は、サンドペーパーで縁を整えました。
見た目は非常に奇麗に仕上がりましたし、手で触れる限りは瞬間で固定された縁は強度的にも充分に思います。
つちやさん情報有り難うございました


発泡バルサ翼の接合
正確にカット整形された接合面は木工用ホワイトボンドで十分です。
また、この木工ボンドはエポキシとは違い、スチロールと相性のよい適度な硬さなので
衝撃や応力をスチロール内部にまで分散してくれます。

硬い接着剤と柔らかいスチロールの接着では、接着剤がスチロールの接触面で剥離してしまい、
良い結果は期待出来ません。ただ、木工ボンドを使用する場合は、正確な接合面の加工が要求されます。
方法は、ネガシェルを使用し大きめのベニヤ板(80*230*5)にサンディングペーパー#80を巻き、
ザクザクとカットし同じ様に#220程度で仕上げます。
最初のザクザクが大切で、最初から細かいペーパーを使用すると正確な平面が出せません。
あくまでもザクザクでね。また、カンザシってことですが、
カンザシを使用すると簡単に数グラム単位で重量が・・・そのわりに部分での強度しか期待できず、
リスクが大きいかと・・・まあ、木工ボンドのイモ付けで十分だと思いますよ。

主翼ネジ止め補強を忘れた場合、
後補強として、翼裏面からホールソーで上面プランクの手前までくりぬき、埋め込み材は
10ミリバルサブロックに航空ベニヤを片面に貼ったものを円柱に整形し、翼の裏面にあけ
た穴に埋め込み出た部分をカットし整形しています。
hondaさん情報有り難うございました

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PEラインでリンケージ
リンケージには超高分子ポリエチレン糸(通称PEライン)を使ってみました。
動翼ホーン側に糸を固定するときに、今までは短いアルミパイプをつぶしていましたが、
ホーンを通して折り返した糸をねじって瞬間を滴らすだけです。これは素晴らしい方法です。
引っ張りに対しての強度は十分で、再調整で外すのも簡単です。


 シリコン製の雌型
以前、造形屋で遊園地の遊具を作っていました。
 大雑把にですが、その時に使っていた方法を紹介します。
 1:機体がすっぽりと収まるサイズの木枠に、水で溶いた石膏を流し込む。
 2:機体の中心線が喫水線となるよう、機体の半分を石膏の中に沈める。
 3:石膏が硬化した後、石膏の表面に、ダウェルピン代わりの穴を適当に開ける。
 4:機体の露出した部分に型取り用のシリコンを塗る。
 5:皮膜補強の為に、シリコンをガーゼに染み込ませた物を全面に貼る。
 6:シリコン硬化後、シリコン皮膜の剛性を確保する為にFRPを貼る。
 7:FRP硬化後、石膏を壊して反対側を露出。
 8:シリコンが露出した部分に離型剤を塗り、4〜6の工程を残り半分に施す。
 メリットは、シリコン製の雌型と、雌型の形状を保つ為のFRP枠を分離できるよ
う工夫すれば、FRPのみの型では不可能な形状も複製出来る事。
 また、シリコンとポリ樹脂は馴染みにくいので、基本的に離型剤無しでも作業可能な事。
 デメリットは、完成品に歪みやピンホールが出やすい事と、材料費が余分にかかる事です。
  
 元の型に離型剤を塗る必要がないので、一つの解答にはなると思います。
 正直なトコロ、あまりお奨め出来る方法ではありませんけど。
 ですが、スケール機のメンテナンス・ハッチやドームキャノピーも、このやり方なら容易に複製可能です。
 以上、ご参考までに。
gotsさん情報有り難うございました


発泡バルサプランク翼の修理
発泡バルサプランクが剥がれて浮いてしまった場合
樹脂を注入すればバルサの浮き上がりは修理出来ます。
浮いた部分をカッターで切り目を入れ、そこへ低粘度エポキシをパレットナイフ等をバルサとスチ
ロール間に差し込みすき間を作り塗り込みます。注入後カットした部分はヒンジテープを貼り硬化
を待ち、剥がしてサンドペーパーで仕上げます。全面を新しいフイルムに貼り替えると新品みたいになりますよ。
安易に瞬間接着剤で修理するとスチロールが溶けて修理不能となりますから、
低粘度エポキシを持っていなければ、木工用ホワイトボンドでもOKですが、
表面のバルサに付着しないように。あとでサンディング出来なくなりますからね。
hondaさん情報有り難うございました
樹脂注入は見た目を気にしなければドリルで穴を開けてもいいですよ。
より確実に浸透させられますからね。
木工でやるんだったらネガティブシェルがないとゆがみますよ、たぶん。
やっぱりエポキシがいいと思います。
ウエノさん情報有り難うございました


発泡バルサプランク翼の修理2
挫屈はバルサが折れて縮んでるので、ひび割れにそってナイフを入れてバルサを切り、ぐいっと
反対方向に力をいれて広げてやんないと変形が直りません。
繊維を切ってしまいますがその後の処理をきっちりすれば変形することなく直すことが出来ます。
前縁材や後縁が折れたときにも使えますよ。
挫屈した発泡コアに穴をあけて薄めたエポキシ+マイクロバルーンを圧入します。
バルサのひび割れ部分にもエポキシを塗りこみます。
硬化したらプランク表面に丸くSH20を塗りこんで固めます。
ロービングのある部分が挫屈していたら、その上だけバルサをはがしてロービングにドリルで穴を
あけ、ロービングの下にエポキシ‘マイクロバルーンを充填し、上にロービングを貼り重ねます。
あけた穴は周囲をキレイにスカッフしてバルサで埋めます。
埋めた周囲にSH20を塗りこんで乾燥後磨いて終了です。
前回はこれで十分(別のところが挫屈するほど)強度が出ました。
ウエノさん情報有り難うございました


フイルムを剥がさず翼の修理
凹んだ前縁は、フィルムの上から待ち針で穴を数カ所あけて水を少量染み込ませます。
そのあとアイロンを当てれば蒸気圧で元に戻りますよ。お試しください。
割れている場合は水でといた木工ボンドを染み込ませて以下同様です。
注射器があればベストなのですが。
水はあまりたくさん染み込ませすぎないように注意してくださいね。
凹んだ個所に行き渡ったころを見計らって短時間アイロンを当てます。
温度はあまり高くなくてOKです。
「数カ所」穴をあけるのは蒸気を抜くためです。1箇所だけでは残った水が乾きませんから。
蒸気整復を使うと切開手術をする回数が減っていいですよ。
ウエノさん情報有り難うございました



発泡バルサプランク
発泡バルサプランクを普通の木工ボンドを使用するのは難しいですよ。乾燥に一週間程度掛かります。
完全に乾燥してからプレスを外さないと翼に反りが発生します。外した後の乾燥方法にも工夫が必要です。
不思議なことにSH20では2、3日程度でも反りは発生しません。乾燥方法にも工夫は必要ありません。
多分接着剤の痩せに関係しているのかも知れません。
また、接着剤の浸透性はよくわかりませんが浸透すると言うことは、それだけ余分な接着剤を使用することになり、
重量の面で不利だと思うのですが。接着強度は接着剤の厚さではなく面積だと思っています。
もちろん浸透すると接着力は強くなると思いますがスチロール自体、
それほど浸透による強度は期待出来ない素材だと思うので、接着剤をより少なく、より広い面積で接着する方が得策だと思います。
私は40ミリピッチです。そのピッチの間をほんの少しのボンドを点々と配置してます。
ライン幅ですが、出来るだけ細い方が当然ながら接着剤の使用量からして軽く出来ますが
プレスを重い物でしっかりやらないと接着不良を起こしますから気をつけてください。私は2mm
ぐらいかな?例のビニール袋に入れて使ってます。で、40ミリピッチの間にスポットでホワイト
ボンドを配置します。こちらも小さなスポットで大丈夫です。3ミリ程度かな?プレスすると5ミ
リぐらいに広がります。ホワイトを使うのは軽量化の為です。
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プランクに3M77を使用する場合、沸かしたお湯をポリバケツに入れ暫く加温します。
加温されたスプレーでバルサと発泡スチロールコアの両面に軽くスプレーします。
暫く乾燥させ、指先で糊に触れみて付着しない程度になった時点で張り合わせます。
家具屋さんなどゴム系の接着剤を使用する職人の間では、両面に塗布し乾燥後張り合わせるのは常識中の常識なのですね。
浮き上がりなとの症状は、ほとんど片面で処理した時発生します。
加熱するのは吹き付け時の粘度を落とし霧状に薄く吹き付ける為です。
よい子の皆さんは、くれぐれもスプレーを火で直接加熱するのは危険ですので止めましょう。
接着剤は基本的に両面に塗り加圧すると少ない量で十分な強度が出ます。
それぞれの接着剤の特性を知り、より完全な性能で使用する努力も模型製作の楽しみです。
hondaさん情報有り難うございました


プランク済みの主翼に携帯を落としてしまいプランク材が2cmぐらい破れてしまいました。
私は、待ち針の先を曲げた物(90度)である程度平らにしてから瞬間で接着して、
残ったへこみに水をつけてアイロンで乾燥・膨張・サンディングの繰り返しで修理しましたが、
皆様はバルサのへこみ等はどのように修理されてますか?
結構・水を付けてアイロンを当てるとバルサが膨張して修理は簡単なので、私はいつもこの方法です。

やった事の無い方、一度是非試してください!
フィルムの上からでも針で穴を開けてそこから水を吸い込ませてアイロンを当てると一発で元どうりになります
(皆様、既に知っていたりして)
じょーじさん情報有り難うございました



OHPシートでヒンジの代用
ヒンジの汎用品代用ではインクジェットプリンタ用のOHPシートがとても具合が良いですよ。
さらに薄手...な物では若干弱いですがフロッピーディスクの媒体が使えます。
磁性体が瞬間接着剤と良くなじみます。
木村さん情報有り難うございました


木工ボンドは、熱で溶ける
>生地完成で主翼がねじれてます。直し方のアイデアお願いします。

木工ボンドでプランクしてあるなら、組み立てジグにはめ込み、
    高温のアイロンでプランク材の上から当てて修正できます。
    (木工ボンドは、熱で溶ける)
神さん情報有り難うございました



プランクで木工ボンドを使用している場合、リブから浮き上がった場合
高熱のアイロンで押さえると密着できる。
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FRPやリブの情報
現在大型電動機を製作中なのですが、構造上、翼の下にスタント機みたく
ふた(ベリーバン)て言うんですかね?を付けなければならず、困ってます。
またエンジン(モーター)カウルも必要です。
私が思うにグラスとFRP等で造ると思うのですが、どなたか製作方法を教えてください。
また正確にリブ等を切り出す方法などなど、自作ウルトラ初心者にアドバイスをお願いします。  

FRPの加工には、ある程度の慣れが必要です。
んで、慣れる迄の試行錯誤にも、ある程度の出費が着いて廻ります。
もしも自作機の製作が初挑戦なのでしたら、まずはバルサ材からの製作を考えられた方が良いのではないでしょうか?
FRPの型を作る時にも、結局必要になる技術でもありますし。

ベリーパンは、まず胴体部分、翼の前後縁に接する位置に胴枠を設定します。
 次に、設定した胴枠を前後それぞれ二枚ずつ切り出し、1mm程度の隙間が出来るように
薄いバルサ材の切れっぱしを挟み、二枚がキレイに重なるように仮止めします。
 後は、ベリーパンの部分を一体化した状態で胴体を作り、前述の隙間の部分で切り離します。
 電動機でしたら、チューンドパイプの収納スペースを作る必要もありませんし、プ
ランクによる丸胴にもこの方法で対応出来ます。

 カウル・・・は、大型機でしたら、取り外しの必要がありそうですね。
 もしも角断面の箱胴でしたら、前述の胴枠に相当する加工を胴体とカウルの境界に
施し、胴体ごと一体で作って切り離す方法が良いと思うのですが・・・
 丸胴の場合、機首の絞り込みで難儀すると思います。
 一番てっとりばやいのは、バルサブロックから削り出す方法です。
 カウル全体を一個のブロックから削り出すと肉抜きが大変ですので、10mm厚程度の
バルサ板を樽状に組み上げてから削り出します。
 また、発泡スチロールから削りだした原形に、ボートの船底を作る要領で薄いバル
サを積層する方法もあります・・・が、このやり方だとFRPを使った方が簡単ですね。

 リブに関しては、根性と気合いです!
 リブ形状が変わらない矩形翼なら効率の良い方法も聞くのですが、ぼくは例外なく、カッターで一枚ずつ切り出してます。
 WingProで原寸図をプリントし、バルサ材の上に重ねて、プリント用紙ごと切り抜きます。
 もしも熱昇華型プリンタをお持ちでしたら、バルサ材に直接プリントする大技も可能でしょう。
 あとは、良く切れるカッター(OLFAのアートナイフがお奨めです)と、刃の
通った跡がバルサ材に引っかからない作業台(カッティングマット等の商品名で、700円程度で市販されてます)を用意すれば完璧です。
 薄いバルサですと木目に添って割れやすいので、充分に注意し、刃をこまめに取り
換えながら作業します。
 似たような形状を黙々と切り抜く、苦痛なまでに単調な作業です。
 gotsさん情報有り難うございました



FRP、ワイヤーリンケージなど
カーボンロービングやほつれたカーボンクロスの糸(?)。
これに樹脂を染み込ませ、軽くしごいて物干しのピンチ
(洗濯ばさみが沢山ついてるやつ)からつるして、下に重石替わりに洗濯ばさみを一個。
硬化すればカーボンロッドの出来上がり!

ぺらぺらの尾翼にシャーペンの先なんかで溝を掘って
細い物を瞬間で張り付けると強度UPしますよ。
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FRPポッドの積層での小技を発見しました。
私のポッドは標準でマイクログラスと90グラムのガラスクロスの
2プライなんですが、90グラムのクロスのなじみが悪くて困っていました。
今まで上下2枚を張り合わせていたりしたのですが、先日ポッドを作ったときに
固いんだったら揉んでみれば...と思いつき、もみもみとやったら
これが良いんですねー。
きれいに一枚で貼れてしまい、樹脂の量も減ったおかげでいつもより
2グラム軽い13グラムのポッドが出来ました。
しかも、張り合わせ後が一切無いのでとてもきれいです。
もうやっていたらごめんなさいです。
ちなみに発想元は”トイレ新聞紙(笑)”です。 
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ワイヤーリンケージは、PEもしくはケプラー糸、ギター弦も候補に入ってます。
延びを考えるとギター弦が良さそうだし、調整の容易さを観ると
釣り糸なんですが、迷う所です。

PEを使うとき、一度テーブルの足などに絡めてしごいてから使うと
初期延びによる弛みはクリア出来ますよ。
一度水に浸すと更に良いみたいです。 
木村さん情報有り難うございました



 スチロール翼のヒビ
発泡スチロール翼のヒビ対策は,高粘度瞬間接着剤と硬化促進スプレーで数秒で修理できることを発見しました。
低粘度の瞬間ではだんだんとスチロールが溶けてしまいますが、
これだと溶け出す前に瞬間が固まってしまい、現場で対処できます。お試しください。
大王怒さん情報有り難うございました


スロットインの尾翼
バルサキットなとでよくみられるスロットイン方式が丈夫な尾翼組み立てが出来ます。
つまり、前、後縁材にリブの切り込みを入れ接合する方式です。切り込みは1ミリも
あれば十分です。このように組み上げたリブの間にトラスリブを入れる場合もあります。
ただし、スロット溝が甘いと折角のスロットイン方式の性能を十分に出せません。
甘くもなく固くもなく、スーッと入る加工はなかなか根気と技術がいります。
直角にカットする必用もあります。隙間を接着剤で埋めると美しくないし、重くなるしね。
トラスリブを入れる目的は、フィルムなどの縮みに耐えることや剛性、デザインからです。
ウエットタイプのフィルムは使用し辛いので、オラライトってことになると、それなりの
補強が必要で、この場合硬めのバルサを使用したほうがよいですね。
hondaさん情報有り難うございました


シートヒンジに色鉛筆
シートヒンジは、私も最初は動きが硬くなってしまうという失敗に悩みました。
瞬間接着剤を染み込ませてから固まるまで動翼を手で動かし続けて見たり、
逆に固まるのを待ってからパキッとやってみたりしましたが、うまく行きませんでした。
瞬間接着剤が、可動部分にまで染み込んでしまうのが原因ですが、
使う瞬間の量を少なめにすると、ちゃんと奥まで染み込むか心配だし。

で、たどりついた方法は、色鉛筆でヒンジの可動部分に濃く線を塗っておくことです。
あらかじめ、差し込む前のヒンジに塗っておいてもいいですが、
作業性から言うと、主翼側もエルロン側も差し込んでしまってからヒンジの見えている
部分に塗った方が、軸を合わせなくてすむというシートヒンジの利点が生かせます。
こうすると、色鉛筆に含まれるワックスがはじいてくれるので、
瞬間接着材が可動部分に染み込まないのです。
それに、色を機体色と合わせることで、スケール機なんかの見栄えも多少良くなります。
石ちゃんさん情報有り難うございました

ここ2年ばかり作る飛行機は全てラダー、エレベーター共に
舵角45度以上の機体ばかりだったので、ヒンジには気を使っていました。
私は色鉛筆の替わりにローソクを使っていました。
機体のサイズによってはヒンジを切って幅を狭くして使ったりもしています。

不幸にしてすでに硬くなってしまっている方は、
細めの綿棒に徐光液を含ませてヒンジの曲がる部分を丹念に拭いてください。
瞬間接着剤が融けて拭き取れれば、少しは柔らかくなります。

また、ARF機の尾翼を接着する時に往々にしてフイルムが
白く曇ったりしますが、これも徐光液で簡単に取る事が出来ます。
背の君 さん情報有り難うございました
 

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バルサシートの接合
プランク用バルサの接合ですが、今は幅広バルサがあり大変便利ですが、
遠い昔バルサは自分で繋ぎ合わせるものでした。この接合そのものが製作技術でした。
素晴らしい生地完成は、この接合技術から生まれます。
接合面を正確に作り圧着し接合面の強度を保つ技術が
模型製作の醍醐味でもありました。

ところでバルサシートの接合ですが、与えられたバルサを更に軽量使用する為に必要となります。
キットのバルサシートの前後が軽量な良質バルサで中央が少し重めのバルサだったとします。
この場合、中央でカットし、この部分を前後縁側にもってゆき接合します。
このような作業が必要なバルサでは、本来の幅広バルサの良さを発揮出来ませんが、
自然木のバルサ素材では納入メーカーの木村バルサさんでも良質バルサ供給には限界があるようです。

そんなわけで、与えられた素材を手間暇を掛け、より軽量に製作するのも楽しみと思って頂けると、
キット供給側としても助かります。
そんなわけで、私が行っている接合方法を教えたいと思います。

まずバルサシートの接合面を合わせてみます。
バルサの曲がりなどで隙間があいたりする場合には2枚のバルサシートを10ミリ程度重ね
スチール定規で重なりの中央辺りでカットします。
この時手前のシートが上になるように重ねます。

スチール定規とバルサがズレないように手前をマチ針などで固定します。
向こう側のバルサも適当にズレ止めのマチ針を刺し固定します。

準備が出来たらいよいよカットです。
幅広カッターを使用し、スチール定規を親指と人差し指でしっかり押え、
カッターの刃が出来るだけ直角になるようにし、一気に2枚のバルサをカットします。

カットが終わったら次に余りのバルサを引き抜きます。これで2枚のバルサが平面で出会います。
万一カットが曲がったとしても上下のシートが同じ様に曲がってカットされますので、
綺麗な接合面が出来ますから心配ありません。

この状態で接合部にマスキングテープを両端まで貼り、マチ針を外します。
これでバルサの仮接合が完了です。

いよいよ接着ですが、このマスキングテープをヒンジ替わりに折り曲げます。
このとき接合面に接着剤を塗布します。両面に接着剤を塗布出来るので強度抜群の接着が出来ます。

接着剤は一般的にはサンディングの都合もあるので、セメダインC、タイトボンド、SH20のいずれかを使用します。
そしてもとの状態のシートに戻すと、余った接着剤が盛り上がりますから、この余った接着剤をパレットナイフや
スクラップバルサをヘラ状にカットしたものですき取るように除去します。

更にシート短辺方向に50ミリピッチでマスキングテープで軽く絞め貼りします。
最初のヒンジ替わりのテープを外し、同じ様にマスキングテープで絞め貼りし乾燥を待ちます。

乾燥したらテープを外しますが、このとき爪をたてて剥がすとバルサに傷が付きますから、
別のマスキングテープで端を擦るようにすると、そのテープに着いてテープが剥がれますので
バルサ表面を傷めることもありません。
最後に平らな板の上で両面を軽くサンディングし接合完了です。

この作業で注意したいのは、やはり接着剤の選択です。
木工ボンドやゴム系接着剤、エポキシ、ポリエステル系の接着剤は
サンディング時に接着剤が残りますから、作業効率も悪く、生地完成で変色部分が出来るので好ましくありません。
低粘度瞬間接着剤も変色したりします。
hondaさん情報有り難うございました



テンプレートの材質
発泡翼をカットするためのテンプレート製作について
私の場合テンプレートは真鍮板ではなく加工も簡単なアルミ薄板で製作しています。
多少の翼厚変更なども簡単に対処できますし、
なにせ加工が簡単なので1時間もあればテンプレは完成します。
翼形をプリントしアルミ板に糊付けし、カッターの刃先で何度かけがき、
数回に分けて折り曲げるだけです。
あとは3ミリバルサに両面テープで接着しサンドペーパーで整形し完了です。
このようにして製作したテンプレートで数百機はカット出来るというか、
これまでに駄目になったテンプレートはありません。
hondaさん情報有り難うございました
 
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NEW!


小径パイプを凍らせて曲げる
氷を使った加工で気に入っているのはアルミや真鍮のパイプの曲げです。
パイプに水を封入して氷にしてから丸いものに押し当てて曲げると内容量を確保できます。
燃料パイプなんかに最適です。沢山曲げるときにはドライアイスを買ってきます。
短時間でカッチンコです。油断すると、お手手とパイプがペッタンコ。痛い思いもします。
じんちゃん情報有り難うございました


片引きワイヤーリンケージ用トーションバースプリング
0.3ミリピアノ線、それだけでは若干テンション不足でした。
180°ひねって入れていますが(製作時は完全なコの字)
開いた側が完全に密着するほどのテンションは得られませんでした。
そこで、「ヒンジ部分の堅さ」を逆利用しています。
バネを仕込んだ後に、動翼をいっぱいに曲げた状態でヒンジ部分にアイロンをあて、癖を付けています。
少し高め(ウチのアイロンでは中温)で何回か撫でてあげれば癖が付きますし、
バネ効果もあります。
群馬の木村さん情報有り難うございました


エポキシ接着剤
最近私はR&Gのエポキシ(5分硬化タイプ)を使い始めました
これが中々良い感じで接着力も5分タイプにしては強く、硬くなり
マイクロバルーンと混ぜて使用すると硬化後はカリッとなり、ペーパーでさくさく削れます。
オガワ@静岡さん情報有り難うございました


重い瞬間接着剤
私は飛行機を作成するときに重量を非常に気にする人なので、できるだけ
瞬間接着剤は使用を控えます。
仮に、1機組み立てるのに、20gの瞬間接着剤を使用したとすると、瞬間接着剤の
乾燥重量は、最大、約3倍の60gとなります。(この調査結果にはビックリしましたが
テスト方法は簡単、天秤に瞬間接着剤を垂らしておき、錘でバランスを取っておく、
翌日、傾いているので、さらに錘をのせて重量を測り、比較してみるといいです)

機体完成後にも硬化が進みますので、結果、機体はどんどん重くなります。
硬化促進剤を使用すると、輪をかけて重くなりますね。

ただし、瞬間接着剤は、魔法の接着剤で、とにかく早く(その名のとおり瞬間に)
接着しますので、キットをプラモデル感覚で組み立て可能なのが魅力ですか。
この接着剤が出たときは、「時代は変わった」と思いました。
(もっとも、最近のARFは、もっと時代を変えましたが)

手間を取って、丈夫で軽く作るか、時間を取って、多少重くても、早く完成させるかは
本人の選択しだい、ということですね。

まあ、こんな方法も(旧来ながらの)あるということで、ご紹介を・・・
mi_taka2さん情報有り難うございました



薄い尾翼に上手にフィルムを張る方法
薄い尾翼を張力の強いオラライトを反りもなく平らに貼る方法は、
両面をアイロンで暖め、ある程度厚みのある冷たい平らな板で温かいうちに両面
を同時に挟むだけです。最初は軽量なバルサで尾翼を製作するとなるとネジリを直すのに大変で
したが、この方法で反りの無い平らな尾翼を製作することが可能になりました。
 hondaさん情報有り難うございました
 
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NEW!

FRPの硬化促進にホッカイロ
 
  FRPの加熱を、ヒヨコ電球やヒーターを使用するのは面倒です。
  ホッカイロを使用すると便利です。
但し、空気に触れないと発熱しないのでビニール袋の中では使用出来ません。
  真空引きなどの時にはエアーバックの上に並べると、エポキシなどは粘度が下がり、
  泡の抜けも良く硬化も早くなるので、バキュームポンプも早くとめられます。
 



FRPのマスターモデルの材料
 
  バルサでマスターモデルを作成するとかなりの金額になりますが、
  ファルカタ集積材を使用すると安く作れます。
  
  *集積材なので、幅・長さの種類が豊富。
  *桐の仲間なので柔らかい(ハードバルサよりは堅い)その代わり目止めは楽
  *価格は、バルサの1割以下
  *塩ビキャノピーの型としても使いやすい(バルサより目が密)
 
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