FMSのアダプタに関する情報
  
DAFFY模型さんからの情報

FMSにプロポを使う件で私の解る範囲の事を書きます。
まず、川田さんのアダプターはパソコンのゲームポートに
ゲーム用ジョイスティックとして双葉製プロポを接続する
アダプターです。従って、プロポがゲーム用の
ジョイスティックに変身する訳で、堰合さんのサイド
ワインダーと同等の運用となり問題なく使用出来るはずです。
(これはFMSのマニュアル説明の話とは、別の運用方法です。)

FMSのマニュアルの説明のを見る限り、FMSのシミュレータ
ソフトがプリンターポート(または、RSポート?)を通して
双葉製の送信機のPPM信号で操作できると書かれているようです。
そしてプロポのトレーナ端子の電圧仕様と接続されるパソコンの
電圧仕様が異なる為に、合わせ込む回路を含む接続図が乗っています。

同じ様にプロポをパソコンに接続する?モゲルーム川田さんの
アダプターが、トレーナ端子のPPM信号を
汎用ゲームパッドにシミュレーションしているのに対して、
FMSは、PPM信号を直接ソフトで解析して入力装置として
サポートしている訳です。

従いましてFMSの場合、接続は簡単なのですが、電気的な
事以外にもソフトのサポートが必要不可欠で、FMS専用の
環境下のみでのプロポ運用となります。
一方、川田さんのアダプターは、汎用ゲームパッド扱いに
なりますので、例えばWindowsのサポート範囲で確実に
他のゲームでも使用できる汎用性のあるシステムとなります。
但し、パソコンのゲームポートのハードも各社色々ありますので、
稀にちょっと調整が必要に成るかもしれない事と、PIC書き込み
を含む電気的なハードルが少し高いのが難点と思います。

お手軽方法としてFMSの方式での運用が良いのですが、いいかげんな
こと言って皆さんの大事な送信機を壊してもマズイし....

マニュアルでの接続に関しては、2m以内の長さのケーブルで、
680Ωの抵抗と4.7Vのツェナーダイオードを使用して
25PINパラレル(プリンター)ポートに接続すれば良いと書かれて
いて、使用部品の抵抗とダイオードには100mWタイプを推奨
後は、送信機の電波のとめ方が書いてある様にも見えますが、
私には英語がよく解らないので.....
(送信機側のPINアサインに関しても???)



早速道具をそろえ、実験してみました!
結果は最終的に双葉の SKY SPORT4にて使用出来ました。
操縦性で、ニュートラル付近の飛行状態で座りが悪いのですが、
コントローラの信号の「ふらつき」が原因か、ソフト自体の
設計か不明ですが、それなりにコントロールできています。
(現時点では、少しピクつきます)
ハード(回路+ケーブル)仕様は、フライトシミュレーターのページで
新たに追加されたアダプターの説明と同等です。
http://www.geocities.com/victor55canada/index.html

一応最も簡単な抵抗とツェナーダイオードを使った回路も
試してみたのですが、トレーナ回路の仕様?からドライブ電流の
不足でプリンターポートをドライブできませんでした。
そのため、トランジスタと抵抗を使用した回路に成らざる
おえず、上記HPの資料に準じました。
(この方法だとPPM信号の電位が反転してしまうのだが...)
しかし、一応普通?に使えましたので、ここに一報入れておきます・

無いよう詳細は長くなるのと、まだ文章として纏めてありませんので
簡単にポイントを説明します。
・上記の資料で双葉製送信機のトレーナコネクタの
 GND端子を下にして見て、向かって右下と右上の端子をShort(短絡)
 していますが、(此れで電波が止まる?説明)効果が不明でしたので
 行っていません。
・説明の写真では、トランジスタと抵抗がパソコン側のコネクター
 付近に接続されていたように思いますが、(トレーナ信号の
 インピーダンスが高いので)トレーナ端子の近く(プロポ側)に
 回路を組みました。
・パソコンと送信機の接続ケーブルにシールド線を使えと説明
 されていたようですが、私は手元に無かったので普通の細い
 ビニール線を今現在使っています。
 勿論シールド線の方がベターですが、上記回路の配置位置で
 一応動いています。(オシロ上は、正常波形が観察できます。)
・使用した部品:抵抗は、10KΩ1/4W(近い値で大丈夫、容量も何でも可)
 トランジスタは、2SC1730で共に、部品箱から拾った物です。
 トランジスタは、2SC(XXXX)小電力用の一般的な物で大丈夫と思います。
 (昔売っていた2SC372みたいな、汎用的なスイッチング/増幅用であれば使えます。)
・FMSのControlsの設定は、Ragio transmtterを選択して、
 I/O-Portの設定は、”0378”hでInterruptは、"07"です。
 (此れは、標準的なAT機のプリンターポートの初期値です。)
 Stateに"No Signal"画表示される場合は、この設定を疑ってください。
 その後、Calibrateボタンで各軸のステイックをフルストローク動かして
 Finishを押せば終了です。

私は、この実験のためにオシロスコープで信号を確認しながら、送信機又は、
パソコンが壊れる事を覚悟しながら(それ程おおげさではないのだが)
作業(実験)を行いました。
結果的にそれほど難易度の高い作業では無いのですが、誤配線による
送信機及びパソコンの故障(破壊)の可能性も無いわけでは有りません。
チャレンジする方は、自己責任でお願いします。


配線をシールド線に換えたアダプターで略、実用レベルに達しました。

その後のJRの回路図も基本的に同様(類似)の物です。
推測では、入れ替え可能と思います。

安全性からすると、私の回路が(元々よその人のものですが)高いと思います。
性能(ふらつき等)のチューニングは、JR用?の回路の方では、可能
(する事が出来る抵抗2本で、だけですけど)です。
几帳面に双方を満たすには、もう少し部品が必要です。

そうは、言っても個人が趣味で使う分には両方共、重大な問題が発生しない
レベルと個人的には思っています。

今回の電気工作自体も私が書いている程ハードウェアーを壊す危険が有るとは、
思っていません(パソコン側のPIN配線に間違いが無ければ:有っても大丈夫かも)
トレーナ端子は、かなり電流を絞っており多分トレーナ端子の中でのショートでは
送信機が破壊される事が無い様設計されている様です。(外部との組み合わせは別です)

そんな事を思いながらも、注意を促しています。(結構ラフなものですヨ)

送信機からの電波を止める方法を見つける事は出来ませんでした。
(クリスタルを抜いて対応しています)
そのうち機会があればJRでも実験して見ます。
(多分同じ回路で使えるように思っています)

ケープルをシールド線に変えて作り直した結果、実用レベルになりました。
今まで気になっていた舵や、エンジン音(スロー時)のふらつきも、
気にならないレベルに改善されましたので、回路図(配線図)をアップします。

なお、試作実験過程と考察は私のHPで記事にしたいと思っています。

 

  

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