SouthernX-4 EPPアクロ・パターン機
以下の記事は開発までのストーリーで す。

SouthernX-3までは自分で飛ばすために機体を設計していましたが、
今ではキット化されて沢山の方々がSouthernX-3を飛ばすようになりました。

私は色々なユーザーのSouthernX-3を借りて、実際に飛行させてみましたが、
残念なことに本来の性能(特に失速時の安定)が出ている機体は、ほとんど無いことに気が付き ました。

その理由として、SouthernX-3は250g程度の重量に最適化された設計を行っていましたが、
多くのユーザーは320g前後で飛ばしているようですし、
ホーン工作・リンケージロッドのZ状(U状)部分・交差テープによるヒンジ
などの工作にも本来の性能が出ていない原因ががあることを突き止めました。

そこで私は、「キットで発売するからには、
ごく一部の人だけが達成できる重量を想定して設計するべきではない。」と考え、
新型のSouthernX-4では、ユーザーサイドに立った設計を行うことにしました。
また、この機体は大柄で重量もそれなりにありますから、アウトドア専用機となります。

コンセプトと開発目標は以下の通りです。

SouthernX-4のコンセプトと目標

組み立てる上で最も難しいプランク作業を無くするため、無垢の主翼を使う。
重量面で不利になるが、出来る限り薄い翼で軽量化すると同時に、
胸のすく飛行スピードとF3A機のような空気の張り付き感を狙う。

機体を大きめにして、軽量化が苦手な人でも
満足出来る失速性能が得られるようにする。

工作にコツがいる交差テープヒンジを廃止する。
動翼のホーンの接着方法を工夫し、まったくグラつかない方法を考える。
力が逃げやすいテールのリンケージロッドの、Z状(U状)の部分を廃止する。

SouthernX-3のウイークポイントだったコブラ・フォール安定は、
翼型と平面形・胴体・尾翼などのチューニングで向上させる。


メタセコイヤでモデリング

いつものようにデザインの煮詰めは、メタセコイヤで行います。
かなりスタントよりの設計にしました。

水平尾翼を垂直尾翼の位置よりも前に付けることによって、
正面コブラ時のエレベーターアップで垂直尾翼が下に大きく突き出すため、
コブラとフォール時の安定性が上がるはずです。

時々FMSで飛ばして、見え方をチェックしたりします。
設計段階で飛ばせるなんて、なんて素晴らしい時代になったんでしょう。o(^-^)o



最初の試作機

いつものように、メタセコイヤのキャプチャーで作った三面図を、拡大コピーして図面にします。

カッターで部品を切り出しました。
1回目の試作なので尾翼関係はとりあえずスチレンペーパー製。

ユーザーの工作を簡単にするため、
側面のグラステープを廃止しPPシートで補強しようというアイディア。
でも実際にやってみると、それほど簡単ではなかった。

現場で翼型を削ってセッティングを煮詰めようと考えているため、
とりあえず主翼は発泡スチロール製です。
エルロンも主翼と一体で一緒に熱線で切り出し、後でカットしました。
試作中は何枚も色々な主翼を作ることになるので、補強は竹ひごです。

内部にサーボがあるのを嫌う人がいるので、今回むき出しにしてみましたが、
私は空気抵抗の少ない機体を好むので、これはやっぱり嫌だなぁー。 (^_^;)

  

後は普通に組み立てます。


試作一号機を飛ばしてみました

この時点でもコブラ・フォール安定はSouthernX-3より上ですが、
もっとチューニングする必要を感じました。

ノーズを伸ばしたのでプロペラと重心位置までの距離があり、トルクロール安定はかなりいい感じです。
パニックやナイフエッジスピンは完璧に決まるし、空気の張り付き感は素晴らしい。

また、エルロンを2サーボにしたため、シャキッとしていて正確に利くのが気持ちいい。

問題点
主翼に比べて胴体側面積の不足により、ローリングサークルが少々やりにくい。
ラダーリンケージが負ける。
重くてパワー不足。

まず、側面積をかなり大きめに増やして、飛ばしながらハサミで切って調整することにしました。
仲間に「金魚みたい」と言われちゃいました。(笑)  

翼が細すぎて少々落ち着きが無いと感じたため、後縁を伸ばしてみました。

  

更なる安定性と運動性の向上を狙って、
ラダーとエレベーターの面積を増やしてみました。

翼端をカットして形状を色々試して見ましたが、コブラ安定には単純な直角が一番良いようです。



厚翼バージョン

コブラ安定を良くするためにファンフライのような厚翼を作ってみました。

飛ばしてみると、多少コブラが安定したようです。
しかし、抵抗が大きいためスピードが出ず、空気の張り付き感が無くなって、
いわゆるマッタリ系の完全なファンフライになってしまった。
これはSouthernXの飛びじゃないなぁー。 (^_^;)

ファンフライのフィーリングを無くすためエルロンを切ってみるが、
非常に不安定になってしまう。  いわゆる泥沼状態。(笑)

この翼は完全な失敗作ですね・・・。
また作り直します。



薄翼+板状エルロン仕様

「SouthernXらしさは、やっぱり薄翼」と言う事で、翼を作り直し ました。

コブラ安定はとても良くなりました。 頭を上げて非常にゆっくり飛べます。

上空のパターンフライトは素晴らしい!
抵抗が少なく空気が張り付いている感じがあり、非常にシャープに飛びます。
4ポイントロールや8ポイントロールが大変気持ちがいい。

これ-これぇー!SouthernXシリーズはこれでなくっちゃ。(笑)

側面積を色々変えて実験しています。
少し大きめに継ぎ足し、ハサミで切って調整する作業を
1分ごとに繰り返す日々が続きます。

 

水平尾翼形状とコブラ安定の関係を探るためのテスト

飛ばすたびに切ったり貼ったりしてツギハギだらけです。(^_^;)



SouthernX-3V4と、試作SouthernX-4の大きさの違い。
こりゃちょっと大きすぎたかも・・・。

ノーズを伸ばしてみるとトルクロールが非常にやりやすくなるようです。
これは、重心位置からプロペラまでの距離が変化することに関係があるのかもしれません。
重心を後ろ気味に設定すると棹立ちをキープしやすくなるのも、このせいでしょうか?

ただ、あまりノーズを伸ばしすぎても
エレベーターとラダーの効きがマイルドになりすぎるため、良くないようです。

翼の中央で切断し、後退角を色々変えてテストしてみました。
頭で想像していたイメージとは違い、後退角を増やした方がコブラ安定が良くなることを発見!
この機体では、後縁が直線になる位に後退角を付けた方が良いようです。

後退角を付けると、コブラ飛行時に翼が揺れても
機体が自分で修正する方向へロールさせる作用が出るようです。

垂直尾翼下の胴体面積も増やしてみました。
やはり正面コブラとフォール安定が良くなるようです。


ちょっと小さくした試作機

形状をチューニングした機体の写真をメタセコイヤに入れ、
それをもとに少し小さく設計し直してみました。

  

大型化によって切れ味が鈍くなったような感じがありましたので、少し小さめに作ってみました。

写真ではあまり大きさが変わっていないように見えますが、
実際に見ると受けるイメージはかなり違います。

  

今回はサーボを胴体に内蔵してみました。

また、ヒノキ棒を使ったエレベーターの連結をかねた補強を試してみました。
この工作方法もそれなりに良いのですが、
少々スマートさに欠けますし重量もあり、翼端がフニャフニャのままなのがイマイチですね。(^_^;)

飛ばしてみると、やはり軽快感は上がっています。
ただ、操縦が忙しくなり少々ヤンチャな機体になりました。

私はこんな機体も好きですが、おそらく殆どのユーザーは
あまり難しい機体を好まないと思われます。

エレベーターとラダーに落ち着きを与えるため、
胴体を一度切断して継ぎ足し、テールを50mm伸ばしました。

  

失速時の挙動をおとなしくするため、エルロンを伸ばし翼弦を増やしてみました。

翼弦を伸ばしたぶんトータルバランスが崩れ、胴体側面積が足りなくなりました。
胴体に一周EPPを継ぎ足して増やします。

現場で紙やすりで削って翼型を変えてみたところ、
中心部分はピンピンに尖らせ、翼端を丸くするとコブラでふらつかなくなることを発見! o(^-^)o

実験の結果を元にデザインし直した翼型

また、今回は機首の胴体補強板をプラ板を曲げて作ってみましたが、
固い部分を作ると墜落時に周りのEPPが裂けやすかったり、
プラ板自体が衝撃に弱く割れるようなのであまり良くありませんでした。


エルロン1サーボ仕様

サーボが一つ減ることによってどの位の差が出るのかをテストしました。
根元で動かすとエルロンにネジリ剛性が必要なので、PPテープを貼って補強してみました。

しかし、100円ショップの青いPPテープはとても重いらしく、
サーボが減ったにもかかわらず、かえって重くなってしまった。(^_^;)


EPP製の主翼を持つバージョンを新たに製作す る

沢山のテスト飛行とカット&トライで、翼型と翼の平面形も決まってきたので、
すべてEPPで作ってテストすることにしました。

組み立てはいつもの通りです。

今回、動翼の補強もかねたホーンを作ってみました。
一旦動翼のEPPをカットして、間に挟みこんで接着する形です。
これでホーンの接着の不具合によるぐらつきは発生しなくなります。

翼の形状と翼型はこれで完成とし、
これからは水平尾翼の形状とコブラ安定の関係を探る実験を行います。

 

少しEPPを継ぎ足して色々実験しています。
これらの性能はあまり良くありませんでした。
写真には写っていませんが、他にも数多くの形状を試しました。

 

前縁に三角のEPP板を足し、デルタ形状にして見ました。
なかなかの安定感ですが、少し大きすぎたかもしれません。

先端をカットしてみたところ、とたんにコブラ安定が悪くなってしまいました。

やはり後縁が真っ直ぐのデルタ形状が良いようです。
前縁を少しカットし、エレベーターの後縁を足して微調整しました。
大きめに見えますが、これ以上面積を少なくすると、
エレベーター方向の安定感が得られなくなります。

水平尾翼のチューニングが終わりましたので、
次はラダー形状を煮詰めることにします。

かなり大きめに継ぎ足してみました。
安定感はあるのですが、軽快感に欠ける上にテールが長すぎて奇妙な癖が出ます。

後ろを斜めにカットしました。
飛ばしてみると少し面積が不足しているような感じを受けたので、
上に伸ばしてみました。

正面コブラとフォールの安定を確保するため、下にも伸ばしてみました。
効果はあるのですが、ここまで大きいと離陸時に機首を上げることが出来なくなりそうです。

下側を少しカットしてみました。 飛ばしてみると、大きさはちょうど良いように思えます。
テープを貼らない尾翼に剛性不足を感じたため、カーボン補強をしてみました。

 

見た目でラダーが大きすぎるような気がしたので、試しにカットしてみましたが、
やはり満足できる安定感が得られません。
結局元に戻しました。

これで一通りのデザインチューニングが終わりました。
苦労の甲斐があって、飛行中はSouthernX-3よりも格段に進化しているのが判ります。


デカールのデザイン

メタセコイヤのキャプチャーを元に色々グラフィックを考えています。
初期の SouthernX-3のテールに描いてあった夕焼けが、大変評判が良かったので、
これをベースにすることにしました。

コックピットはペイントソフトで描きます。

試作機の写真に乗せてみて、バランスと大きさを調整しました。



最終版の試作機完成

白一色で継ぎはぎだらけの試作機でしたが、
デカールを貼り付けるとイメージが全然違いますね。(笑)



一回り大きなモーターへ

今まではAXI 2208/34+GWS 9.0x5.0でテストしていましたが、
これだけ大きな機体ですから重量もありますし、やっぱりもう少しパワーが欲しいと感じます。
そこで、HP-2213/24 GWS EP-1147プロペラを試してみました。

いつものように棹立ちに持ち、空中に話した瞬間、異次元の感覚に驚きました。
ほとんど修正舵を打つことなくホバリングし、その場で静止しています。

そのままフルスロットルにするともたつくことなく垂直上昇できます。
コブラ安定も良くなり、パターンフライトも落ち着いています。
こりゃーいいですね!

やはりペラを大き目にすると失速系が格段に安定しますね。

気を良くしてAPC SLOWFLY PROP 11.0x3.8 に交換してみました。
APCはGWSよりも効率がよく、良く引きますし、スピードも出るようになります。
GWSのスローフライペラは剛性が無く、フルスロットルでピッチが負けるため
上空でのスピードの乗りが良くありません。

GWSよりも少し重いためジャイロ効果が発生し、更にホバリングが安定するようになりました。
上空性能も素晴らしい!鳥肌が立つほど感動しました。
私はとんでもない機体を作ってしまったかもしれません。(笑)

適度なスピードと、空気の張り付き感・安定感を持ち、どこまでも真っ直ぐ矢のように飛びます。
垂直降下時のプロペラのブレーキ効果もちょうど良い感じで、シューと言う音とともに効きが実感できます。

ホバリング、失速系、パターンフライトも非常にコントロールしやすく、
操縦者の意のままに機体が瞬時に反応するため、飛ばしていて大変楽しいです。

ずいぶん長い間SouthernX-4の開発をしていましたが、今日やっとこの機体が完成したことを実感しました。

スペック

全長         :1060mm
全幅         :960mm
主翼面積 :19dm2
全備重量 :360g〜410g
翼面荷重 :21g/dm2

主翼翼型 :オリジナル対称プログレッシブ翼
胴体材質 :EPP
主翼構造 :EPP
尾翼構造 :EPP

モーター   :AXI 2208/34〜2212/26
        : HP-Z2209/32〜2213/24 等

コントローラー:Castle Creations PHOENIX 10〜25
        :HP-TITAN-10〜20 等

プロペラ    :GWS HYPER DRIVE 9.0x5.0
         GWS10x8〜GWS11x4.7
         APC11x4.7 等

バッテリー  :1000mAh以下の3セルリポ (20C以上の物)
サーボ   : WAYPOINT W-060BB x4
受信機  : Berg-5*DSP II

  

パワーユニットについて


私がSouthernX-4で使っていた組み合わせは、
常にフルスロットルで飛ばすセッティングではありませんので注意してください。

私の飛ばし方は、フルスロットルは数秒の垂直上昇だけに使い、
演技中のほとんどが中スローです。

気温の高い季節は、胴体に冷却用の穴を開け
連続フライトは控えたほうが良いと思います。


ナイフエッジミキシングについて

SouthernX-4は通常ナイフエッジミキシングがいりません。
事実、私はミキシングをまったく入れていません。
(モータースラストの狂い・各動翼のリンケージのガタやたわみ
     ・組み立て時の機体の狂いが無いものと仮定します。)


本格的なパターンフライトの練習のため
非常に長い距離のナイフエッジ飛行をする場合は少し入れてもいいですが、
SouthernX-4の場合、そのミキシング量は本当に極々わずかになるはずです。


まず、ミキシングをすべてキャンセルし、
ある程度スピードを出してナイフエッジで真っ直ぐ飛ぶように
エレベータートリムを合わせてください。
それがセッティングのスタートです。

そのままのエレベータートリムで
正面で水平飛行して高度が変わらないように重心位置を調整してください。
この時、説明書の指示よりも大きく重心が違う場合は、
機体の狂いやリンケージの点検が必要です。


D/R EXPについて

私が使用しているJR PCM9XIIのセッティングデータです。
参考にしてください。

なお、フライトモード0はパターン用、
フライトモード1は失速演技も含む一般的なフライト用、
フライトモード2は非常に激しい3Dフライト用です。


   

★ フライトビデオ 
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RC-TV


051117.wmv    11MB
未明さんビデオをありがとうございます。
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RC-TV

 

 
FMS用のSouthernX-4はこちら>>>


 フライトビデオ 




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RC-TV

http://www.youtube.com/watch?v=Wbr9jrVubVE

クラッシュテストと飛行テストの模様です。
私は、けして鬼ではありません・・・(^_^;)

http://www.youtube.com/watch?v=xka0N2Fht9A

キット版SouthernX-4の飛行です。
 

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RC-TV

 

 

SouthernX-4キットの組み立て説明書


ネット版組み立て説明書はこちら>>>

ミラクルシート用のグラフィックデータはネット版説明書内にあります。
   
SouthernX-4の購入はこちらのショップから


Atorie_m_m
R/C HOBBY

 

SouthernX-4を購入した皆さんからの 感想




KV380さんから

一晩で作りました。
夜明けを待って広場で初飛行、大空に吸い込まれてゆく姿を見て眠気も吹っ飛びました。

スペックはAXI2212-26、サンダーバード18A、LVX800 3S、
WAYPOINT068PB4個、GWS6CH受信機、
ペラは、10-4.7SF、11-4.7SF、10-6HD 全てGWSです。

全ての舵が、ピシッと決まりスタント機のようなのに低速も得意、
これは飛ばして楽しい。

昨年8月よりEPPのホームページを見て25年ぶりに飛行機に復活しました。
多分スタント機は飛ばすことが無いと思っていましたが、
お蔭様で楽しいラジコンライフを送っています。

昼から、クラブでお披露目、クラブ員にも飛ばしてもらいました。
意外だったのは、ペラを10-6HDに替えると、
いつも2ストのスポーツ機を飛ばしているおじさんにも好評です、スロットルコントロールを余り しない人にはこれが、ピッタリくるようです。

実は、APCペラでもテストしたかったのですが、どこにも有りませんでして今は機体の飛 行特性に腕を慣らしています。

私の熱心なEPP布教活動の為に、EPP飛行機のフライヤーが増えてきました、
これからも仲間を増やします!

どうもありがとうございます。
一晩で作ったのは凄いですね。(笑)

>全ての舵が、ピシッと決まりスタント機のようなのに低速も得意、
>これは飛ばして楽しい。

ここの部分は非常にこだわって設計しました。
やっぱり自分で飛ばして楽しいと思えない機体は
キット化したくないですからね。

これからもよろしくお願いします。

連休で時間が有ったので、飛行回数が多くなりました。
クラブの仲間にも飛ばしていただき、皆さんの評価をいただきました。
驚いた、まるでエンジンのスタント機のようで、飛行性能は完全に電動を超えている。

音が静かなので、近所の広場で早朝でも飛ばせる。
完成機は、デザインやカラーリングが素晴らしく、高級そうに見える。(おじさんにはこの点もア ピールしました)
扱いやすいサイズのリポ電池で、初期の費用がとても少なく購入できる。

希望としては、リポ電池の入手がもっと容易になることでしょうね。

 追伸
今回SX-4用に贅沢したwaypoint068PBが、ギヤー欠けで悩んでいます。
コアレスモーターによるトルクにギヤーが負けているのか、
ケースの新設計で、噛みあわせが良くないのか、私の組み込み方が悪いのか。
(エレベーターと、ラダーは、1.2ミリピアノ線のZ形に変更しても欠けます)

どっちにしても、サーボは今まで15機で40個以上購入していますが、
かなりひどい墜落でも、ギヤー欠けは1回だけでしたので、今回の4箇所は原因不明です。

只今、在庫の060BBに、積み替え中です。 結果報告は後日します。

SouthernX-4はエレベーターとラダーがとても大きく、
リンケージやヒンジなどのガタやタワミが出ないようになっているので、
墜落時などにサーボのギヤ欠けは比較的起きやすい機体だといえます。

Waypoint 068PBの交換ギヤは250円程度なので、
これを何セットか用意しておいて、壊れた場合はギヤを交換した方がいいでしょう。
http://aircraft-japan.com/shopexd.asp?id=4008

あと、サーボホーンの延長をやめてみてください。
格段に壊れにくくなるはずです。
強烈な失速系の演技を行う人でない限り、60度の舵角は必要ありません。
30度でもトルクロールは可能です。

特に頻繁に墜落させてしまう人は、舵角は送信機の舵角調整で最大に設定し、
サーボホーンは出来る限り根元に近い部分にリンケージしてください。

この1週間、かなり飛行しましたので報告します。
068PBは、全てギヤーが欠けましたので、060BBに積み替えました。
約20回飛行で何回も落としましたが、ラダーとエレベーターホーンを標準品にしたら一度も欠け ませんでした。
作動を120%にすると舵の利きも充分です。

それよりも、SX-4の強風時の飛びには驚かされます。
50ヘリでもためらう位の風の中でもぐんぐん飛びます。

個人的には、GWS10-6HDの引きが気に入っています。
リポを前のほうに積んで前重心にすれば、殆どの天候に対応できると思います。
私の、勝手なインプレッションでした。
 

先日は、強風時での飛行でしたが、本日は無風〜弱風でしたので報告します。
お蔭様で、サーボを積み替えて以来、ギヤー欠けはありません。

その他の、仕様はそのままで、かなり飛ばしこみました。
GWS11-4.7のペラで、調子に乗って縦ものパターンばかりしたら、リポが膨らんでしまい ました。(LVX-800君、ごめん)
GWS10-4.7では、少し引きが弱いような気がするし・・・

ここで、工具箱にあった、別のに替えました。
するとどうでしょう、縦ものの引き、降下時のブレーキ、飛行時間など
GWS10-8SFは、とてもマッチしているようです。
今の、私の腕では、ベストバランスのように思いますが。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
 

お蔭様で、サーボを060BBに変更以来、ギヤー欠けは全く無くなりました。
飛行回数が、増えて沢山落としましたが、エルロンのサーボホーンが折れた以外、ノートラブルで とても調子良いです。

墜落に強い為、思い切ったパターンの練習が出来るのがとても有り難いです。

背面系や、スピン系は、普通の機体では墜落が怖くてなかなか出来ませんから、
上達もしなかったのですが、これで来年は予選突破かな???

冗談はさておいて、F3Aの練習機としても、秀逸だと思います。
もちろん、ゆっくり飛ばしても面白いですから、入門機を卒業した人にも奨められます。

比較的小さなモーターとリポで、しかも低予算でこんなに良く飛ぶ飛行機を
世に出していただいたSEKIAIさんには感謝、感謝です。



ひなさんから

私も飛ばしています。

モーター HP-Z2213-24
アンプ  HP-TITAN-20P 
サーボ  Waypoint W-084 ×4
受信機  GW/R-6NII/H
バッテリーHP-LVX0800-3S
プロペラ APC 11×3.8SF
総重量  414g

と、こんな所です、プロペラがAPCの11×4.7だと少し無理が有る
様に感じます、LVX-800は回しきってしまうようで安全をみこして11×3.8としていま す。

サイズが大きくなった事でかなりの安定感が有りますね、ラダーの効きが
一段と良くなってる様で非常に飛ばしやすいです。

FMSでの実機そっく りな飛びは、一段とこの機体を購入したお得さが有ります。
雨の日にはまるで本物飛ばしてる感覚です。

出来たてとあってあまり無理な事はしてませんが、何でも出来る機体だと思います。

ラダーサーボのギア欠けですが、すでに私も2回交換してますが、2回とも移動中でした。
飛行中は1度も有りませんが。

今移動中のホルダーを製作中です。
EPPの外皮(使わないとこ)を使い水平尾翼と垂直尾翼を
十字に固定出来ないかと思案中です。
良いの出来たらまたUPします。

私の飛行仲間の感想ですが、この機体のバルサキットバージョンが出たら
即買いだそうです、考えようによっては良いかも。

車などで移動中に、ラダーが動いてしまってギヤが欠けるのですね。
動翼が動かないようにガイドをはめておくのは良い考えだと思います。
(私の車はワンボックスで、移動中は機体を水平に置いているので問題はありませんでした)

あと、移動中はサーボホーンを抜いておくと良いでしょう。
エルロンサーボは対策しなくても大丈夫だと思います。

>この機体のバルサキットバージョンが出たら即買いだそうです。

あはは。
そもそもSouthernXシリーズのコンセプトが「墜落に強い3D機」なので、
バルサキットは出ないでしょうね。(^_^;)



永遠初心者さんから

私もSX-4入手しました。
長くGPファンフライを飛ばしていましたが、こんなに良い機体は初めてです。

ナイフエッジループ、ナイフエッジフリップの抜けで起きぐせが出ない、
スナップでちゃんと失速する、ホバリングで修正舵が効きすぎて
コネルロールになる(笑)等、設計の良さがはっきり解ります。

一度低空からのウオーターフォールで地面に叩きつけましたが、
そのまま何事も無く離陸して不死身さの実証も出来ました。(^^;)

私の場合LVX800が入手困難なのでサンダーパワーTP1320-3Sに
Z-2213/24ですが、軽量バッテリーならもっと面白そうですね。

難点としてはナイフエッジが止まってしまい、スーパースローナイフエッジパスになってし まう。
軽すぎてヤキトリがスライドしない。コブラで上昇してしまう。
コブラの左ターンでトルクの影響で切れ込む等、
今までの機体と違った飛ばし方を練習しなければいけませんね。(^^;)

  SouthernX-4を気に入っていただいたようで嬉しいです。
たしかにGPファンフライと比べると、
小型電動機独特のフィーリングがあるでしょう。

2000gの機体と400gの機体では慣性がまったく違います。
ヤキトリがスライドしないのもこのせいですね。
もちろん翼面加重を思い切り増やせばスライドしますが、
このクラスの機体ではコロコロして非常に飛ばしにくい機体になってしまいます。

SouthernX-4はスピードに乗ったナイフエッジが可能です。
ナイフエッジで止まってしまうのは、
おそらくラダーを切り過ぎて機体が起きてしまっていると考えられます。

SouthernX-4は一般的なファン・アクロ機に比べるとラダーが大変良く効きます。
具体的に言うと、エレベーターとラダーが同じ位の感覚で利きます。
これは、ローリングコブラなどのロール系の演技を容易にしたいためです。

ですから、今までの機体のフィーリングでラダーを打つと機体が起きてしまいますので、
もし、スティックの動作量に対して利きすぎると感じた場合は、ラダーのEXPを多めに入れてみてください。
また、重めのバッテリーを積んでいるようなので、
重心位置が後ろ過ぎていないかチェックしてみてください。

コブラ安定は十分に煮詰めたのですが、やはり翼面積が巨大なファンフライには及びません。
もちろん翼面積を増やせば解決するのですが、
マッタリ飛ぶようになってスナップも失速しなくなり、
飛ばした時のフィーリングに切れがなくなります。

私はマッタリ系の機体をあまり好まないので、
SouthernX-4の場合はこのような味付けになっています。 



アミゴなべ さんから

アトリエm-mさんから購入、連休中に初飛行しました。
これまでのEPP電動機とは、別次元の飛行ですね。

普段はF3Aパターンを練習しています。セキアイさんのH・Pをみてこれは面白そう・・ と
それほど期待していたわけではなく(ごめんなさい)購入。

現物を見てこれは飛びそう、と思いました。
わくわくしながら飛行場でキットを眺める事半日(作るの大変だな-と言いながら)、
見かねたクラブの友人が「作ってやるよ」と、翌日には完成、初飛行しました。

水平飛行は、取りあえず舵角を中ぐらいで、いつものパターンを・水平飛行、ロール、ルー プ、スナップ、ナイフエッジ、
この段階でむ・む・む・これはデキル。

調子が出てきたので、キックアップ舵角でナイフエッジをしてみると簡単にそのままN・E ループをしてしまったのです。
しかもきれいな円弧を描いて、、、F30のパターンのまねごとをしてみるとこれが面白いように 自分なりに決まっていくのです。

110のエンジン機でもできなかったことがこんなに簡単に出来てしまったのです。
期待していた以上の機体でした。現在トルクロールのためのホバリングの特訓中です。
この期待、いや機体なら何とかできそうです。
 

お褒めの言葉、どうもありがとうございます。
実際にF3Aをしている人からの高評価なので、私も大変嬉しく思います。

「EPP機は舵がグニャグニャするもの」と思っている人はいまだに多いと思いますが、
きちんと剛性を出し正確でしっかりとしたリンケージを行うと、
パターンフライトが出来るほど非常にシャープに飛ぶのがお分かりいただけたと思います。

トルクロールもぜひ練習してみてくださいね。
私の練習方法としては、上空で自分の真上に機体を持っていき、
少しずつ垂直上昇するスロットル開度にしたら、右手をスティックから離してしまい、
左手(ラダー・エレベーター)だけで真っ直ぐ上がっていくように練習しました。

続・初飛行の報告  
モータ?=Axi2212-26、バッテリー=タマゾー3S・800mah(15C)
アンプ=レインボーについていた18A(詳細不明)。
この組み合わせで、405gです。(今は、もっと重いかも)

ただ今、快調に飛んでます。ペラはGWSの10*4.7、(11*4.7がまだ手に入ら ないので…)
 ホバリングは10*4.7ではきついです。
トルクロールは、まだまだ……です。できるようになったら、報告します。

  報告ありがとうございます。
是非、APC11X4.7を付けてみてください。
きっと良く飛びますよ。
http://www.little-bellanca.com/shopping/product.php?PI=011846

トルクロールも練習してみてくださいね。



 samuさんから

Skiaiさん、お久しぶりです。
去年の8月頃にR/Cを始めて、ぷちトレーナー
一筋に頑張ってきましたが、次の機体として壊れにくいEPPの機体をと考え、
SouthernX-4を選び製作したのですが、自分で言うのもなんですが良く出来てしまい (笑)
(機体の表も裏もいいでしょう)
飛ばして、落とすがもったいなく、そのまま部屋に飾って毎日ながめています。

おおっ。これはとってもクールなカラーリングですね!
凄くかっこいいと思います。

ひとしきり眺めて楽しんだら、是非飛ばしてみてください。
1年間ぷちトレーナーを飛ばしていたのでしたら、SouthernX-4の操縦も何とかなるのでは?
しかもsamuさんは、ぷちトレーナーでループ、逆ループ、
背面飛行、ラダーロールもどきも出来るんですよね。(笑)

ぷちトレーナーに比べて、とても舵が敏感なので舵角は小さめに設定してください。
落ちても壊れないように、なるべく深い雑草地の上でフライトさせるといいでしょう。

また、FMS用のSouthernX-4で練習するといいでしょう。
これが自在に飛ばせれば何も問題ないと思います。

FMSでSouthernX-4を飛ばしてトルクロールぐらい出来るようになったのです が。 

えぇ? それなら何の問題も無いでしょう。
SouthernX-4だからといって、必ずトルクロールしなければならないわけではありませんよ。 (^_^;)
まず、初めてのエルロン機での離陸-
ターンして水平飛行-着陸進入-着陸を練習してください。

今日、SouthernX-4を始めて飛ばしてきました。
ぷちトレーナーしか飛ばしたことがないのに
いきなり、SouthernX-4は無理だと思い、ビビリまくっていましたが、
Sekiaiさんに背中を押され飛ばしましたが、
SouthernX-4はスゴイ。(初心者でも結構飛ばせる)

はじめトルクロールみたいに手で持ち、スロットルを上げ手を放すと
二.三秒そのままの状態でしたが、
もうダメと、スロットルを上げると真直グーと上にあがったので、
慌てて水平飛行すると、ぷちトレと違い早い早い
スピードが全然違うのであせりまくり! (汗)
だけど、スーと糸を引くように水平飛行をしてくれるのでリカバリーが楽だったです。

シミュレータみたいにトルクロールは良く出来なかったけれど、
だだ飛ばすには初級クラスの私でも楽々でした。(本当かな?)
今日の損害は、輪ゴム(ぺラ止め)3本だけでした。

私は、これで当分、SouthernX-4と楽しめます。
Sekiaiさん ありがとうございました。SouthernX-4は本当にスゴイ。

SouthernX-4をお褒め頂き、ありがとうございます。
やっぱり、samuさんなら初めてのエルロン機がSouthernX-4でも
問題なく飛ばせると私は思っていましたよ。(笑)
トルクロールをマスターするのも時間の問題でしょう。

機体に充分慣れるまで、なるべく高度20m以下にならないように飛ばすといいでしょう。
 

2006/3/16
   
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