主翼のカット
 

1mm位の航空ベニヤなどでテンプレートを作ります。
工作用紙などの厚手の紙でも良いそうです。
アルミは熱が逃げますし、どんなに磨いても引っかかりますのでよくありません。

テンプレートの作り方はいろいろな方法があります。


最近の私のテンプレートはこんな感じで作ります。

他にも、下面をベースに2枚作る方法や
コアになる部分を1枚作る方法があります。

針金が引っかかることなくスムーズにスライドするように、
端面はペーパー1200番程度まで仕上げて、
鉛筆の芯で良くこすってください。
鉛筆の芯を塗ると、すべりが全然違います。



翼の平面型に切り取った発泡スチロールの左右に、
テンプレートをまち針などで固定します。
(両面テープやスプレーのりでもOK)
必ず、前縁から後ろに向かって切るようにします。



翼のテーパーと熱線の動きが合うように、
支点からの距離と下向きのプーリーの位置を微調整します。


雑誌などの重りを載せ、
スイッチを入れると少しずつ切れていきます。 カットのスピードですが、安定化電源の電流値を色々変えて
1カット1分〜4分程度まで試してみましたが、
1分が一番上手く切れましたので、
どうやらゆっくり切れば綺麗にできると言うものでもないようです。

前縁のカーブがきついところは軽く手を添えて導くとうまく行きます。

 

スチロールカッターのテンプレートの材質は、
1mm位の航空ベニヤが一番いいみたいです。
カッターで簡単に切れますし、
細かいサンドペーパーで丁寧に磨けば、かなりツルツルになります。
その後、鉛筆の芯をこすりつけると良いそうです。

テンプレートを作るときには、前縁ガイド部分から急に立ち上げるのではなく、
滑らかなRを付けるか、斜めにすると引っかからないのでおすすめです。

それから、テンプレートの角のバリを完全に取って、断面をカマボコ状にしてください。
これは、テーパーの付いている翼では特に重要です。



テーパーが付いた翼のカット

テーパーが付いた翼の場合は、コアと弓の置き方にコツがあります。


あまり良くないコアの置きかた
(後縁付近でニクロム線がかなり斜めになってしまう)


良いコアの置きかた

 
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