Page 1523 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ローハセルシャーレ翼とは? カンガエル 10/11/22(月) 12:40 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? きむら 10/11/22(月) 15:32 ┣Re:ローハセルシャーレ翼とは? カンガエル 10/11/23(火) 7:48 ┃ ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? きむら 10/11/23(火) 8:45 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? 化学屋 10/11/23(火) 12:18 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? きむら 10/11/23(火) 12:25 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? 化学屋 10/11/23(火) 15:58 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? きむら 10/11/23(火) 16:58 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? 化学屋 10/11/23(火) 22:16 ┣Re:ローハセルシャーレ翼とは? 化学屋 10/11/24(水) 1:09 ┗Re:ローハセルシャーレ翼とは? [名前なしさん] 10/11/24(水) 6:16 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ローハセルシャーレ翼とは? ■名前 : カンガエル ■日付 : 10/11/22(月) 12:40 -------------------------------------------------------------------------
ずばり、ローハセルシャーレ翼とは、どんな翼構造ですか? わかりやすいWeb解説がありましたら、URLを教えてください。 |
▼カンガエルさん: >ずばり、ローハセルシャーレ翼とは、どんな翼構造ですか? 画像を見ていただければ判るかとは思いますが、グラス−ロハセル−グラス のサンドイッチで翼の外殻を作っています。 画像の緑に塗られている部分がロハセルで、実際は薄いグレーで厚みは1〜 1.5ミリです。 内部はスパーだけでリブは無い物がほとんどです。 ロハセルをバルサに置き換えるとバルサシャーレ、グラスをカーボンや ケブラーに置き換えると重量は増えますが強度が増します。 |
▼きむらさん: ご回答ありがとうございます。 構造が良くわかり、勉強になりました。 ロハセルが材料名だとは、知りませんでした。 自作は難しそうですね。 |
▼カンガエルさん: >ロハセルが材料名だとは、知りませんでした。 http://www.sunwa-trading.co.jp/rohacell.htm FRP等で構造的に厚みが欲しいときに心材に使われる 素材です。 模型ではシャーレ翼やスタント機の胴体等 に使われるだけですが、世間的には色々なシーンで使わ れています。 >自作は難しそうですね。 型が作れればそれほど難しい作業ではなさそうです。 その型を作るのに3DモデリングとかCNCのマシ ニングとかが必要です。正確な型が無いと意味のない 工法です。 以前は製作風景の動画があったのですが、ロストして しまいました。 |
▼きむらさん: >ロハセルをバルサに置き換えるとバルサシャーレ、グラスをカーボンや >ケブラーに置き換えると重量は増えますが強度が増します。 FRPの芯(布)材ですが同じ厚さであればグラスよりもカーボンやケブラーの方が軽量になりますけど。 あくまで布の比重の問題ですから含ませる樹脂の量に重量が大きく影響されることにも注意が必要です。 繊維の引っぱり方向の強度ではケブラーが強いですが、面と垂直方向の曲げに関しては繊維の柔らかさの為に若干弱くなりますね。 |
▼化学屋さん: >あくまで布の比重の問題ですから含ませる樹脂の量に重量が大きく影響されることにも注意が必要です。 製品しては、グラスバージョン>ケブラーバージョン>カーボンバージョン の順に強度が増して、重量も増してきます。 グラス、ケブラー>F3J機 カーボン>F3B,F3F機 と言った感じです。 グラスは50g/m2程度の物を使いますが、カーボンは100g/dm2 程度になりますし、単体で使う事は先ず無くて、グラス、カーボンと 組み合わせることがほとんどです。 |
▼きむらさん: 同じ強度を出させるならグラスよりカーボンの方が軽くなります。 強度が必要な場所にグラスを使用すれば更に重くなってしまうので、 少々高価ですが軽量なカーボンを使うということです。 お間違えの無いように。 |
▼化学屋さん: >同じ強度を出させるならグラスよりカーボンの方が軽くなります。 素材単体とすれば確かにそうなりますね。 ただ、シャーレ翼の製品とすると、グラス、ケブラー、カーボン の順に重く、強度を高く設定しています。 添付画像はGraphite2の物で、メーカー発表では 最軽量の物とカーボンバージョンではカーボンの方が180g 重くなっています。 ここまで来ると、この機体のフルバラスト、約1000gを 積んでの飛行でも主翼がめげる事も無いでしょうね。 私のはケブラーバージョンですので、曳航では結構気を使います。 |
▼きむらさん: 構造としては (表)グラス1レイヤ (裏)グラス1レイヤ (表)グラス1レイヤ+ケブラー1レイヤ (裏)ケブラー1レイヤ (表)グラス1レイヤ+カーボン1レイヤ (裏)ケブラー1レイヤ ですから当然追加でカーボン材を使用している方が重くなりますよ これは材料起因ではなく構造起因で重量が増えている訳ですから 表面2レイヤのグラス2層であればカーボン+グラスの2層よりは重くなります。 (正確には同じクロス厚の場合ですが) |
補足させていただきますと 添付された例は、グラスの機体をケブラーやカーボンで更に補強してあるということです。 ケブラーやカーボンでの補強ですからこの重量増加で済んでいる訳です。 同じ強度になるようにグラスで補強すれば更に重量は増加してしまいます。 |
>ですから当然追加でカーボン材を使用している方が重くなりますよ >これは材料起因ではなく構造起因で重量が増えている訳ですから >表面2レイヤのグラス2層であればカーボン+グラスの2層よりは重くなります。 >(正確には同じクロス厚の場合ですが) 通常のグラス材の主翼に、カーボン追加ではなく グラス部分をカーボンに置き換えるような材料選択にすれば 重量はほとんど変わらず強度が上がると思いますし 通常はそうなっていると思うのですが カーボン使用のほうが重いとうのは カーボンが必要な機体は、それなりの強度が必要なはずなので より強度が出るように積層が多いのだと思います。 |