B2ステルス爆撃機
(2号機)
 
全長        :550mm
全幅        :1600mm
主翼面積 :44dm2
主翼翼型 :オリジナル
胴体主翼材質 :スチロールコアバルサプランク+一部FRPのカバー
翼面荷重 :約29g/dm2
モーター:speed400x2
ダクデットファン:IMP400x2
アンプ:schulze slim-24be 
動力用ニッカド:12V500mAh
全備重量:約1250g
材料費 :約6000円(モーターなど含まず)
 
 
2号機の製作記事です

作り方は1号機とほとんど同じです。
前回はいきなりモーターとバッテリーを積んで飛ばし、失敗しましたので
取りあえずグライダーとしてセッテイングを煮詰めることから始めようと思います。




発泡スチロールの板を平面型に切ります。



テンプレートをあてて熱線で切り出します。



吹き出し位置の切り欠きは後からカッターで切りました。

  
翼端部の成形をします。       紙ヤスリで尖らせました。




中央部分はこの時点で接着してしまいました。


 
仮組の状態。  折れやすい所に補強剤を埋め込みました。
黒いのはアンテナ用のノイズレスチューブ。


今回のプランクには「スチのり」を使ってみました。
  
スチのりを点付けして、バルサを押しつけた後
いったん剥がして少し乾燥させ、べと付かなくなってから張り付けます。
タイミングが難しいですが、押さえてすぐに実用強度になります。



翼端は洗濯バサミで無理矢理閉じました。



プランクが終わった状態。前縁材はまだ付いていません。


 
前回のFRP型がありますので、カバー部分はすぐ出来ます。




ダクトの穴を開けると、この部分が壊れやすいので、
補強のためカーボンを貼りました。



カッターで動翼の切り出し。
中央に手投げ用の穴を開けます。



クリアーテープで切り口をふさいだ後、
ヒンジテープを張りました。


オラカバを貼って塗装しました。
(ちょっと緑っぽくなってしまった・・・(^o^;)



   
塗装するとすごい迫力ですなー!


       
ガラス部分に合わせて弁当の蓋を切り取ります。  SUPER Xで接着しました。



GWS-OK模型のステルスを見習って動翼を連結しています。



0.8mmピアノ線でリンケージ



FRPカバー部分は、
フロントはピアノ線を突き刺して、リヤはマジックテープで取り付けます。



とりあえずこの状態で
ショックコードでの滑空テストをして見ることにします。


滑空テストをしました
 
いつもテストに使っている、雑草が一面に生えている空き地に
機体を持って出かけました。

簡易フックをガムテープで付けてショックコードの準備をし、
少しだけ引っ張って飛ばして見ました。

真っ直ぐ飛ぶ分には安定しているのですが、
少しでも舵を切ると激しい横滑りが発生してコントロール不能になります。
うーん、重心が後ろ過ぎるのかー?

しょうがないので前にドライバーをガムテープでつけて飛ばしてみます。
少し飛ぶようになりましたが、やっぱりまだ不安定です。
やっぱり垂直安定板が必要なのかなー。

今度は大き目のスパナを前に付けて、
下面にエリプス全翼機で使った垂直安定板を付けてみました。

  
やっと、なんとか飛ぶようになってきました。
飛行エリアを二回ぐらい旋回できます。
舵の効きもわりと素直です。(でもやっぱり難しいけど)

しかしこんなに重くなって
はたして400ダクトで飛行できるのでしょうか・・・?

モーターはギリギリまで前に搭載しなければならないようです。



  
円筒形の容器にペーパーを巻きつけてダクト部分を削ります。



下側には取り入れ口が大きく開いています。
(カッコ悪いけど仕方ない)


  
ダクトユニットはギリギリまで軽量化しました。
コードの部分に透明な整流板を巻いています。



とりあえず画用紙を丸めてダクトを作りテストしてみます。



後ろに脚カバー風の板を付けました。
(垂直安定板の役目をします)

  
動力付きテスト飛行をしました

準備をしている時から極度の緊張です。
心臓バクバク! (笑)

今日はちょっと風が強いですが、結構重めの飛行機なので大丈夫と考え決行しました。
初めはモーターを回さずショックコードで様子を見ます。
少し風に流されて右に行ってしまいましたが、飛行姿勢はほぼ良好です。
しかし重そうに飛びます。滑空はほとんど無理かも。

次は、いよいよ動力飛行です!
ショックコードを思い切り引っ張って、各舵のチェックをした後
天に祈りをささげます!!(笑)

下面の穴に指を入れ思い切り投げました。
ほぼ真っ直ぐ上がった所でスロットル全開!
フィーンというファンの共鳴音と共に、スピードが少し上がります。

その後は機体をコントロールするのに必死、
結構フラフラします。
トリムを合わせる暇もありません!

何度か旋回をすると、少しずつ高度が上がってきました。
1号機は水平飛行がやっとだったので、格段の進歩と言っていいでしょう!

スロットルを上げると頭下げになることを発見、
もう少し発泡を削る必要があるようです。

しかしコントロールが難しい。何所に飛んで行くか分からない。
姿勢を判断するのも難しい。

1分半ぐらい飛んだ後、何とか草むらに落としました。
機体も無傷で生還!

後で気がついたら手と背中に、汗をびっしょりかいていました。


その時の飛行です
この時は一人だったので、
カメラを固定しておいて撮ったものです。
チラッとしか映っていませんが・・・
フライトムービー






http://www.youtube.com/watch?v=vj8DayQwSCo






  


二回目のテスト飛行
スロットルONで機首を下げるのを解消するため、
発砲を削りダクトの吹き出し口を上に向けました。
更に、方向安定性をアップするために脚カバーにトーインを付けました。

今日はほとんど無風ですので、ちゃんとしたテストが出来そうです。
前回のテストで飛ぶことが分かっているので、だいぶ気が楽ですね。

ショックコードで真っ直ぐ加速していき、高度を取ったところでスロットルON。
フィーンと言う音とともに今回は順調に飛行しています。
とても飛ばし易くなりました。

スロットルONで機首を下げる癖は完全に直っています。
初飛行の時のコントロールが難しかったのは、
やはり風が強いせいだったことが分かりました。

良く飛んでいます!これは大成功と言っていいでしょう!
\(^o^)\
約2分のフライトの後、いつものように草むらに落っことします。
翼端を少々傷つけましたがほぼ大丈夫。


フライトムービー(音付き)






http://www.youtube.com/watch?v=l361gA07iLg






  

これからは細かい所を仕上げにかかるとします。



  
ダクト部分に軽量パテを塗り、ペーパーで滑らかにした後黒く塗ります。



細いテープでラインを貼ります。
しかしこの奇怪な模様は何のためにあるんでしょうね?  (^_^;)



コックピット部分は黒画用紙で作りました。
カバーの裏からセロテープでとめます。



パソコンでデカールを作り印刷します。


両面テープで貼りました。



 完成!

電動機の集いで飛行した時のムービーです。
フライトムービー












 
 
これからは下面にある垂直安定板を取り、
ドラッグラダー仕様にする挑戦をしようと思います。
2000/9/15
 
初心者の方へ

ラジコン飛行機の操縦経験が無い方から、
このB2ステルスを自作したいと言うメールを何度かいただきました。
形が魅力的なのは分かりますが、残念ながら
いきなり特殊な全翼形態のラジコン機を自作して
飛行に成功する可能性は、限りなく0に近いと思っていいでしょう。

これを例えるならば、自転車にも乗れない人がいきなり大型バイクの操縦をするようなもので、
数秒後には最悪の結果を招き、非常に辛い思いをするでしょう。

ラジコン飛行機を飛ばすには、まず操縦を覚えなければなりません。
さらに、決められた飛行場以外で電波を出すことも大変危険です。
ラジコン機による死亡事故も数件発生しています。
自分が安全な小型機を飛ばしていても、電波の混信のため
どこかで飛ばしている大型機が墜落する可能性もあることを、
忘れないようにしなければなりません。

どうしてもラジコン機を飛ばしたいと言う情熱があるのでしたら、
機体やメカを買う前に、ラジコンインストラクターのいるお店を訪ねることをお勧めします。
http://www.rck.or.jp/contents/rc_instruct/rc_kr_shop.html
 

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