A-12"AVENGER" の製作
 


800X550mm厚さ3mmのスチレンペーパーを用意します。
  大きな文房具屋さんにあります。
ハードとソフトがあるみたいです。私が使ったのは多分ソフトです。
写真のように曲げることが出来ます。
本来は建築用の模型の材料です。
ここでネット購入できるみたいです。
http://www.lemon.co.jp/newmokei/index.html
http://www.9129.co.jp/



接着はスチのりを使いました。
ホームセンターなどに売っています。
この接着剤は、両面に薄く伸ばして手でべと付かなくなるぐらいに
乾かしてから合わせないと、
いつまでたっても接着しませんから注意して下さい。



550X550の正方形に切り、それを対角線上で2つの三角形に切ります。


スケール感を出したいときは丸めた鉛筆で筋彫りをしておきます。
空気取り入れ口はマジックで書きました。

後縁の内側の面を
なるべく薄くなるように紙ヤスリで削っておきます。



上になる方の先端に切れ目を入れます。



余ったスチレンペーパーでリブを二つ作ります。
真ん中の四角い穴はエルロンサーボのコードが通ります。
翼型はこちら>>>


カールダウンの癖を付けておきます。
丸いパイプ状の物の上で押さえながら転がすと良いようです。
(オラカバの芯を使いました。)

上になる方は前の方まで全体に丸くしておき、
下になる方はリブが立つ手前で止めます




上になる方は先端で重なるので重なった部分の真ん中を一緒にハサミで切ります。
そのあと余ったスチレンボードを裏から当てて左右を接着します。



上になる方の中心から左右60mmずつの所にリブを接着します。



周りに接着剤を塗り、薄く伸ばしてある程度乾かします。
後端の部分は50mmほど全面接着になります。
前の方は糊代がほとんど無く、ボードのカット面での線接着になりますが、
強度は十分でした。不安な場合はセロテープを貼りましょう。



カールダウンの部分も全面接着です。
写真はまだ薄く伸ばしていない状態です。



手でべと付かなくなるぐらいに乾かしたら、写真のように机に立てて
左右がずれないように後ろから接着していきます。



表を上にして翼が歪まないように机に平らに置いて、
前の方まで押さえてくっつけていきます。
下の方がすこしはみ出すので、乾いた後でカッターで切って下さい。



いい感じのRが付きました。




発泡スチロールを削ってコックピットを作ります。


エレボン部分を切り離し、端面を斜めに削った後
セロテープで貼ってヒンジにします。
0.8mmピアノ線でリンケージをします。
(ホーンは1.2mmの航空ベニヤで作りました)
 
重心は全長のちょうど真ん中にして下さい。
それぞれのメカの位置に合わせてカッターで四角く穴を開け、
裏面に両面テープで貼り付けた後、ふたをします。
(ふたの方にメカを付けています)
バッテリーは重いのでふたと一緒にテープで巻いて、
強力透明テープで貼り付けました。
アンテナは左右に往復させて通してあります。


ショッ クコード用フックの作り方

針金を写真のように曲げます。



ガムテープを通します。


 
更にもう一枚のガムテープにフック部分を突き刺して機体に張り付けます。


機体に張り付けた状態(左が前になります)

最初はフックをなるべく前にして、
良く飛ぶようになったら徐々に後ろに下げていき、
最終的に重心位置に付けます。

黒いのはマイクロスイッチと充電用のコネクター。



地面が固い場合はホーンカバーを付けると良いでしょう。
 
ちなみに弁当のふたで作りました。(小僧寿司です)
セロテープで留めます。

以上で完成です。

 
テスト飛行

重心位置は正確に合わせて下さい。

柔らかい雑草が生えているところでテストすることをお勧めします。
垂直尾翼がないため手投げは難しいので、
ショックコードを使うと簡単です。

初飛行時は小さな垂直尾翼をテープで付けておいた方がいいかもしれません。

フックはなるべく前に付けておきます。
機体の後ろを持ち、少しだけ引っ張って(2〜3歩程度)
機体を水平にしてそのまま手を離します。

すぐに下を向いて落ちるときは、エレベータートリムをアップにします。
上を向いて失速するときは、エレベータートリムをダウンにします。
左右に傾くときは通常の飛行機と同様にトリム調整します。

まっすぐ飛ぶようになったら、少しずつショックコードの引っ張る量を増やし
フックも後退さていきます。

とても小さい飛行機なので操縦は大変ですが、難しさを楽しむつもりで飛ばしましょう。
スパン1500mm位の大きさで作ると楽になるかもしれません。

スロープでも手投げは不可能に近いので、
短いショックコードを使いましょう。
スケール感にこだわらないならば、
垂直尾翼を付けると手投げもできると思います。

その時は重心位置付近に、指で摘むための小さな板を立ててみるといいと思います。
フックを摘んで投げるのも有効です。  


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2000/6/29

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