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X-35Bで垂直離着陸、水平ホバリングの実験的parファイルです。

６３歳 - 10/2/2(火) 5:54 -

X-35Bで垂直離着陸、水平ホバリングが出来るFMSα8.5用の
実験的parファイルを作ってみました。

使用モデルはlogic_wizardさん作成のX-35B STOVL仕様を２倍に拡大して
使用しています。
オリジナルのSTOVL仕様は、ヘリ用のparファイルで調整されています。

上記仕様実現のため可変ピッチ・システムを導入していますが、
可変ピッチ・システムはFlying Baerさんが考案したものを使用
しています。

今回のX-35Bには合計20基のエンジンを搭載していますが、全てのエンジンを
スロットル、エルロン、ラダー、エレベーターで制御し、機速ゼロでも全舵が
十分に効きますので、垂直離着陸、水平ホバリングが可能になっています。
20基のエンジンの推力は全て上下左右に吹き出され、また前進用のエンジンは
搭載していないので、垂直離着陸、水平ホバリング時の動翼は全く効きません。

－　搭載エンジンの配置と構成 (添付図参照)　－
<前後バランス用>
　前部搭載：２基　ノーマル・エンジン。
　　　　　　　反トルク、ジャイロ効果打消しのため、正逆回転を２基搭載。
　後部搭載：２基　ノーマル・エンジン。
　　　　　　　反トルク、ジャイロ効果打消しのため、正逆回転を２基搭載。

<エルロン用>
　左主翼搭載：１組　可変ピッチ・エンジン（４基で１組）。
　右主翼搭載：１組　可変ピッチ・エンジン（４基で１組）。

<エレベータ用>
　後部搭載：１組　可変ピッチ・エンジン（４基で１組）。

<ラダー用>
前部搭載：１組　可変ピッチ・エンジン（４基で１組）。

　　　　　　ラダー用可変ピッチ・エンジンは後部ではなく前部に
　　　　　　搭載しています。
　　　　　　後部には前後バランス用の後部エンジンとエレベータ用
　　　　　　可変ピッチ・エンジンが有り、同じ後部に搭載すると干渉
　　　　　　が起きてしまい、上手く制御出来ません。

－　飛行に関して　－
このparファイルは、ヘリ用のparファイルと殆んど同じ飛ばし方が
出来ますが、前進用のエンジンは搭載していないので、通常の上空飛行で
行う演技は出来ません。
ヘリで正面、横ホバリング、ピルエット等が出来る人、又は飛行機で
ホバリング、トルクロールが出来る人には楽しんでもらえると思い
ますが、出来ない方にとってはかなり難しいと言うか、全く飛ばす事が
出来ないかもしれません。

ピッチ方向の安定はかなり煮詰めましたが、まだまだ神経質です。
ニュートラルは少しスティックを引いた位置になっていますが、
アップを引きすぎると簡単に宙返りしてしまいます。

どんなに小さい旋回でも、エルロンでバンクを付けて旋回して
下さい。
バンクを付けないと、旋回が終わった所で揺れ戻しが出ます。

スロットル、エレベータを上手く使うと、ゆっくりですが前進と
旋回が出来ます。
同じスロットル位置でもその時々の機体の姿勢でエレベータの効きが
かなり違います。
姿勢がアップ気味になった時、場合によってはダウンが全く効かなくなります。

前輪の回転摩擦係数、非回転摩擦係数は、ほとんどゼロに設定してあります。
スロットルをゆっくり上げていくと走り出すポイントがあり、ゆっくり
ですがタキシングが出来ます。
この時のラダーは前輪が向きを変えるより、前部に搭載したラダー用
エンジンで強制的に前輪を滑らして（摩擦がほとんどゼロのため）向きを
変えていますので、あまり早いタキシングはメインギアが引っかかり
コケてしまいますので、適切な機速を保つかエルロンを少し内側に切って
回避して下さい。

初めての試みで参考になる資料もなく、結果オーライのparファイル
ですが、興味がありましたらダウンロードして、癖を見つけて飛ばし方を
色々工夫してみて下さい。

またこの返信スレッドで現在RC-SIMにアップされているSTOVL機ハリアーを
アップしておきます。
作者はGeorg Gerdesさんです。
こちらは16基のエンジンを搭載していますが、前進は出来るのですがホバリング
が上手くいきません。
何か飛ばし方に工夫がいるようです。

動画も作ってみました。
http://www.youtube.com/watch?v=xssXF6zd9aA