シミュレーター用掲示板（廃止予定）

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Re:フォトシナリーの地面とオブジェクト

桝岡 - 10/4/22(木) 22:56 -

▼実験工房Sekiaiさん：
>ここまで地形にこだわったRCシミュレーターは無いでしょう。

地形データの利用は、シミュレーターではなく、フォトシナリーの製作手法として考えています。
シミュレーター用に、地形データを専用ファイルで用意するのではなく、
風景ファイル(xファイル)の地面を、多数のポリゴンで地形として構成します。
変換すれば、FMSでも利用可能と思いますが、FMSは3D風景に最適化されているため、
フォトシナリーでは少し難しい点があります。

FMSのフォトシナリーでは、地面を透明か裏向きのポリゴンで構成します。
機体が山陰や崖下に隠れる場面でも、画面に見えている山は、風景全体が入った巨大な
立方体の内面に貼り付けられたパノラマ画像なので、機体は山の画像の手前にあります。
山のポリゴンが機体の手前にあっても、透明ポリゴンでは機体がそのまま表示されてしまいます。
正しく隠れるようにフォトシナリーを作成するには、地形ポリゴンへ、
パノラマ画像をテクスチャとして貼り付ける必要があります。
パノラマ画像は航空写真(真上からの画像)と異なり、ポリゴン上での位置あわせが
困難と思います。

RCPsimはフォトシナリー専用に開発しているため、風景ファイル中の透明ポリゴンに
隠れた機体は表示されません。
（地面の透明ポリゴンにめりこんだタイヤが表示されないように、この仕様になった）
地形やオブジェクトを、透明ポリゴンを置くだけで実現でき、フォトシナリーの
作成が楽になります。

--

標高データから作成したポリゴン(1M個)を半透明にして、
パノラマ画像から作成したフォトシナリーのxファイルと一緒に読み込むことで、
DirectX上で重ねて表示してみました。
最初は少しずれていましたが、パノラマ画像を再ステッチして水平を調整し、
地形ポリゴンの原点(視点位置)と方向を調整することで、かなり一致してきました。
理論的には一致してあたりまえなのですが、自分で撮影したパノラマ画像と
地形データが一致すると、ちょっと感動します。
自作パノラマ雲台を使用していて、魚眼レンズの歪曲やステッチずれなど、
多くの誤差要因があり、パノラマ画像の精度に不安があったのですが、
正確に撮影できていることを確認できたと思います。

遠景は、地形データをポリゴンに変換し距離に応じて遠くのポリゴン数
を削減するツールを作れば、ほぼ自動で作成できそうです。

近景は、人工的に整地したところなど、標高データと一致しない部分があり、
自動で作成した地形ポリゴンの一部を、手作業で編集する必要がありそうです。
建築物や木などのオブジェクトも、手作業で追加する必要があります。
xファイル(パノラマ画像と地形ポリゴン)を読み込み、オブジェクトを配置
するソフトが必要ですが、メタセコイヤで対応できるのでしょうか？
（メタセコイヤに読み込めるファイルに変換したとして）