▼kazuさん:
>ホクセイモデルさんのHPの動画集にダクテッドファン機でスローアクロを
>楽しもうという動画があって、コブラなどスローアクロをやっているんですが、
>FMSのparファイル設定で、今回のSU-27のような機体で、カッ飛び仕様かつ
>スローアクロも楽しめる、というようなparファイルは製作可能でしょうか?
舵角切り換えの出来ない通常のUSBアダプターでは、通常飛行とアクロを一つの
機体で行うのは無理が生じます。
設定はアクロ仕様になるため、通常飛行は舵角(大き過ぎ)の関係でかなり飛ばし
辛く、決して楽しいもではありません。
やはり通常飛行用とアクロ用の二本立てが無難です。
ちなみに私のこれまでのアクロ用parファイルは、スローアクロ専用に設定
してあり上空飛行は全く考えていません。
そのため通常の上空飛行では舵角の大きさを常に意識しなければならず、飛ばして
いて楽しくありません。
またジェット機、ダクテッド機の場合、通常アクロ機のようにプロペラ後流の
恩恵は全くありませんので、機速ゼロではスロットル以外全く舵が効かず、
ホバリングやトルクロールは出来ません。
最近のRC電動機では、実機の推力偏向ノズルに似た機構を取り入れて
何でも出来るといったような信じられない飛行を実現していますが、
FMSではこのような設定は出来ないので、やはり二本立てが無難です。
ホクセイモデルさんのビデオを見ましたが、コブラ、フラットスピンに関しては
まともな演技ですが、タイトルで謳っているクルビット、バーチカル・ホバーに
関しては、上記の推力偏向ノズルに似た機構を取り入れない限り無理なので、
ビデオの演技ではウ〜ン???です。
また同じ機体でカットビ飛行とアクロ飛行が出来る設定になっているため、
何処かで折り合いを付けた設定になっているように思います。
コブラ飛行でみれば舵角切り換えなしで演技しているようで、舵角が足りない
ため深い迎え角の失速状態を作り出す事が出来ず、通常のアクロ機に比べて
頭上げが少なく(迎え角45度前後はほしい)、コブラの迫力が少し足りない
ように感じます。
FMSではコブラ、フラットスピンは出来ると思います。
クルビットモドキも出来ますが、FMSで実現するには機体重量をかなり重たく
する必要があり、他の演技に影響が出ると思います。
注:FMSでのクルビット飛行は、このサイトの機体置き場にsekiaiさんのpar
ファイルで調整されたlogic_wizardさん作SU-37がアップされています。
ダウンロード機体名: Su-37_Sekiai_Mod3