▼アイローネさん:
>プロペラを後ろにつけてその直後に舵があるような設定は出来ないのでしょうか?
>リアルフライトでは出来たような気がします。
>ようするにエンルートのベクタースラストノズルのようなものです。
>
アイローネさん、今晩は。
FMSの場合オブジェクトの取り付け位置はかなり自由で、取り付け位置で
エラーになる事はまずありません。
ラダー、エレベータに関しては可能ですが、エルロンに関してはエルロン部
だけを主翼から切り離して設定することは出来ません。
FMSの場合オブジェクトは全て独立した翼として計算されますので、仮にフラップ
を設けたいと思って主翼後縁に続けてフラップとしての翼を設定しても、新たに
独立したもう一つの翼が追加された形になり、動きは水平尾翼そのものになります。
またエレベータ、ラダーの取り付け位置によってはホバリング以外の飛行パターン
に影響が出ますので、実際の取り付け位置は在る範囲に限られます。
従って機速ゼロの時のエルロンは全く効かないため、短いホバリングぐらいは
なんとか可能かと思います。
ベクタースラストノズルのような機構もFMSでは難しいです。
FMSではエンジンのスラスト方向をスティックで制御することは出来ず、スラスト
はparファイルでの固定値になります。
それでは固定値のスラストを変えたエンジンを沢山積んで制御してはとなる
のですが、エンジン自体はスロットル、ラダー、エレベータ、エルロンのどの
チャンネルにも同時に複数個割り付けることが出来ますが、肝心のサーボが
各チャンネルに一個しか割り当てられておらず、スティックの左右の動きで
逆向きになるようなスラストの制御が出来ません。
これがチャンネル毎に二個サーボが設定出来れば、サーボにリバースを掛けて
工夫次第では?といった感じです。