私のガレージに置いてある、らみいセブンをちょっと試乗してみたら
色々気になる所があったので整備しました。
まずキャブが少々狂っているようなので、いつものようにキャブ調整です。
4連バキュームゲージで同調の調整・フロート室の油面測定・二次エアーの点検をしました。
3番シリンダーのミクスチャースクリューからわずかにエアーを吸っていますが、
ウェーバーキャブの場合は二次エアーを完全にゼロにすることは構造上出来ないようなので、
スクリューのネジ部分にグリスを塗ってごまかしました。
あとは走りながら、いい感じになるようにミクスチャースクリューによる調整を行いました。
また、スターターモーターを回すと「カ、カ、カ、カ、」と言う音が出るようになったので分解整備することにします。
内部を掃除して摺動部分にグリスアップし、ガタガタだったコミュテーターを綺麗に磨き直しました。
リングギヤやピニオンギヤに問題はなかったです。
まだわずかにカチカチ音が出るようですが、元気に回るようになったのでよしとします。
原因が分かる方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
あと、ヒーターのファンが回っていませんでした。
外して点検してみたところ、スポンジが噛みこんでいます。
おそらく組み立てた人がヒーターユニットを滑らせて設置したためだと思います。
スイッチを入れてみるとモーターは動いたので、隙間スポンジを貼り直して修理完了です。
ヒーターユニットはスポンジを歪めないように、慎重に上から乗せるように設置しましょう。
最後はハザードの不具合ですが、スイッチを分解して端子を磨き、
リレーに接点復活剤を塗って抜き差ししたら直ったようです。
以上で作業は終了です。(^ω^)
預けておくと勝手に車が直ってしまう不思議なガレージからでした。(笑)