スーパーセブン

私のガレージに置いてある、らみいセブンをちょっと試乗してみたら
色々気になる所があったので整備しました。

まずキャブが少々狂っているようなので、いつものようにキャブ調整です。

4連バキュームゲージで同調の調整・フロート室の油面測定・二次エアーの点検をしました。

3番シリンダーのミクスチャースクリューからわずかにエアーを吸っていますが、
ウェーバーキャブの場合は二次エアーを完全にゼロにすることは構造上出来ないようなので、
スクリューのネジ部分にグリスを塗ってごまかしました。
あとは走りながら、いい感じになるようにミクスチャースクリューによる調整を行いました。

また、スターターモーターを回すと「カ、カ、カ、カ、」と言う音が出るようになったので分解整備することにします。

内部を掃除して摺動部分にグリスアップし、ガタガタだったコミュテーターを綺麗に磨き直しました。
リングギヤやピニオンギヤに問題はなかったです。
まだわずかにカチカチ音が出るようですが、元気に回るようになったのでよしとします。
原因が分かる方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

あと、ヒーターのファンが回っていませんでした。
外して点検してみたところ、スポンジが噛みこんでいます。

おそらく組み立てた人がヒーターユニットを滑らせて設置したためだと思います。
スイッチを入れてみるとモーターは動いたので、隙間スポンジを貼り直して修理完了です。
ヒーターユニットはスポンジを歪めないように、慎重に上から乗せるように設置しましょう。

最後はハザードの不具合ですが、スイッチを分解して端子を磨き、
リレーに接点復活剤を塗って抜き差ししたら直ったようです。

以上で作業は終了です。(^ω^)
預けておくと勝手に車が直ってしまう不思議なガレージからでした。(笑)

大磯ロングビーチで行われたSHCCジムカーナ大会のビデオをアップしましたので、
お暇な時にでも見てくださいね。(^ω^) スーパーセブンを主に撮りました。

その1

その2

大磯のジムカーナを見に行ったら、新型コルベットの試乗会をやっていました。(^ω^)

コルベットは大好きな車なので、「出来ればいつか所有したいなー」と思っていましたし、
「試乗するならヤナセに行かないとなぁー」なんて思っていたのでラッキーでした。

新型コルベットを実際に見るのは初めてだったんですが、
デザインは文句なくカッコ良いと思います。(゜▽゜)
写真で見たイメージから前のコルベットよりちょっと小さくなったのかな?と思っていましたが、
やっぱりコルベットはコルベット、デカかったです。(笑)

ボタン式のサイドブレーキが独特でちょっと戸惑いましたが、
走りだしてみるとすぐに大変乗りやすいキャラクターが与えられていることが分かります。
優れた車体設計のせいで四輪の接地感が素晴らしいですし、
ステアリングからのインフォメーションも豊富なので、運転していると大きな車体を感じさせません。
ハンドルもアクセルの反応も敏感すぎず鈍感すぎず丁度良いと思いました。

もちろん、アクセルをガバっと踏むと鬼トルクで怒涛の加速をしますが、
スタビリティの良い足回りがガッチリ路面をとらえ続けるため全く不安感はありません。
逆に言うとスピード感が無いです。
直進性も素晴らしいですし、大きな車体にもかかわらず良く曲がります。

今回はテールを滑らせたりはしませんでしたが、
おそらく限界を超えても挙動は穏やかで扱いやすいのではないかと思います。
非常に高性能で完成度の高いGTカーであることが良く分かりました。

ただ、車の限界が大変高い領域にありますから、
この車でスポーツを感じるためにはとんでもない速度で走る必要があります。(^-^;)
その辺の曲がり角でスポーツドライビングが楽しめるスーパーセブンとは
真逆の車であることが分かりますね。(笑)