ベンツSクラス

今回購入したメルセデス・ベンツSクラス ロングなんですが、
普段乗りで使ってるCクラスより直進性が劣ることに
どうしても納得ができないんですよ・・・(^-^;)

ホイールベースもかなり長いですし、メルセデスのフラッグシップが
2つも格下のCクラスに直進性で負けることは普通に考えてもありえないですよね。


そう言えばこの個体、購入前にショップで試乗した時は
Cクラスを超える素晴らしい直進安定性を持っていて感心したのを思い出しました。

あと納車整備でフロントのサスを分解整備したことも聞きました。
と言うことは・・・・やはり試乗した時とはトーインが違うんじゃないか?

早速、フロントタイヤの溝を前後メジャーで測ったところ、なんとトーイン10mm!
こりゃ真っ直ぐ走らんわ・・・。(^_^;)
もちろん、このまま走ってたらタイヤも凄く減るし~。
おそらく、分解整備後にトーイン調整するのを忘れてたんじゃないかな?


まあトーイン調整はいつもやってることだし、サクッとDIYで調整します。
ハンドルを目一杯切ればジャッキアップしなくてもその場ですぐに調整できますよ。
やる気になればドライブ先の駐車場でも出来ます。(笑)
タイロッドを半回転戻したところ、無事にメーカー規定値になりました。


早速テスト走行しましたが、当然のことながら素晴らしい直進性になりました
これがSクラスが本来持つ「メルセデス ライド」フィーリングなんですね。
高速道路でもハンドルに軽く触れているだけでOKですし、
もちろんCクラスの直進性を完全に超えています。(゜▽゜)

それにしても、Sクラスはなんとも心地良く優しい直進性を持っていますね。
あまりにも気持ち良いので高速道路に何度も乗って一日中走ってました。(^ω^)

インプレ(レビュー), ベンツSクラス


高速道路でのSクラスは、静粛性が高く車内はとても静かで、
乗り心地はマシュマロのように柔らかく、言うまでもなく非常に快適です。(^ω^)

ただ、魔法のじゅうたんのように宙に浮いた乗り心地というわけではなく、
路面の状態はしっかり伝えてくるので、
首都高の繋ぎ目などを通過する時はやっぱりガタンと振動が伝わります。

油圧アクティブサスペンションはロール制御も行っているようで、
非常に柔らかい足にもかかわらず首都高のカーブでもロールはかなり少ないです。

マジックボディコントロール(MBC)は、高速道路のうねりを通過する時に効いているのが判ります。
前方でうねりを見つけて「このぐらい揺れるだろうな」と考えて通過すると、
予想した揺れの3分の1とか4分の1の揺れしか起こりません。たしかに凄いと思います。

ただし、マジックボディコントロールがうまく作動するためには色々な条件があるようで、
いつでも作動するわけではありません。
前方のカメラで「見た目でうねりがあるのがハッキリ分かる場合」のみ作動します。
感覚的には3分の1ぐらいのうねりで作動してるかな?と言う感じ。

また、首都高に良くある路面の継ぎ目など鋭いギャップなどでは作動しませんし、
悪天候や夜間も作動しないらしいので、過信は禁物ですね。
もちろん、マジックボディコントロールが作動しない時でも
S550の乗り心地は大変良いので問題ないですけどね。(^ω^)

スポーツモードなど色々切り替えてみましたが、やはり高速道路ではスポーツモードにして、
ダンパーをある程度効かせて走った方が安心感がありますね。
足は固くなりますが、Sクラスの乗り心地をスポイルするほどでは無いので快適性に問題は無いです。
なお、マジックボディコントロールはスポーツモードでは作動していないように感じますので、
おそらく解除されるのだと思います。


リアシートにも素晴らしい極上空間が広がっていますが、
誰かに運転をお願いしてリアシートにも乗ってみたいですね。(^ω^)

あと非常に意外でしたが、直進性は私のCクラスの方が明らかに良いです。
納車前に足回りを分解してグリスアップなどのメンテを行ったらしいので、
もしかしたらトーインが微妙に減った可能性もあるかも?
後で自分でトーインを測定して、少ないようなら1mmぐらい足しておこうと思います。
また私のCクラスの場合は、カナードやアルミテープにより空力チューンを行ってあり、

これらの直進性向上効果は相当ありますから、このせいかもしれません。
そのうちSクラスにも空力チューンを是非やってみたいですね。
きっと見違えるほど良くなると思います。

—————4月21日追記————–
トーインを調整して解決しました!

高速道路を降りる時にちょうど良いコーナーがあったので、
何の気なしにちょっとハイスピードのコーナーリングを試してみました。

「うぉぉぉ~~っ! マジですかぁ~~!!!」 w(@。@;)w

「嘘でしょ!? なんで重量級の高級車であるSクラスがこんな凄いコーナーリングするのぉ~!?」

この時は本当に驚きました! こうなるともう止められません・・・。(^-^;)
速攻で帰宅する予定を変更して、ワインディングに繰り出すことにしました。
それにしても、Sクラス納車直後にコーナーを攻めに行くヤツは私ぐらいだと思います。(爆)

路面の荒れたいつもの過酷なコースを駆け抜け、次々に現れるコーナーを抜けるたび、
驚愕すると同時に呆れにも似た感情が湧いてきました・・・。

この車、ワインディングでとんでもなく速いです!
感覚的には以前所有していたコルベットにも匹敵します。
もちろん両車が実際にレースをすれば、
Sクラスはそれ用に作られた車じゃないので負けるとは思いますが、
驚いたことに「シャシー性能自体はほぼ互角」であると感じました。(゜▽゜)

もしセブンでワインディングを走っている時にバックミラーにSクラスがチラッと見えたら、
私は道を譲りますよ。とてもかないませんからね・・・。(^-^;)


メルセデス・ベンツと言う会社は、なぜ超高級車にスーパーカーみたいなシャシーを与えるのでしょうか?
もちろんシャシー性能が素晴らしいのは街乗りで試乗した時でも分かっていましたが、
まさかこれほど凄いとは思いませんでした。想像を遥かに超えています。
何千回とサーキットを走り込んで設計を煮詰めないと、こんな車は絶対に作れないはずです。
コストダウンと販売効率を最も重視する日本のメーカーでは考えられない発想ですね。

メルセデス・ベンツの企業理念は「最善か無か」の哲学にあるそうですが、
これもその一環なのでしょうか?
もしかしたら安全性を考えて、車体の戦闘力を究極まで上げたいのかもしれません。
たしかに、この性能があれば危機回避能力は大変優れていると思われます。

参考動画 ベンツSクラス vs レクサスLS600 性能比較テスト(ダブルレーンチェンジ)
https://youtu.be/0FX_9pB-BiQ?t=655

Sクラスを買って本当に良かったと心から思いました。(^ω^)
やはり世界的に見ても、これはトップクラスに素晴らしい車だと私は思います!
私は沢山の車に試乗したことがありますが、S550の順位はパナメーラターボと同率の一位ですね。


ニュルブルクリンクで徹底的に鍛えられた超絶シャシーを持つSクラスを
ワインディングで走らせるのはとても楽しいのですが、
超高級車としてスムーズに走らせるためアクセル操作にはフィルターがかけられており、
激しいペダル操作にはリニアに反応しないようにプログラミングされています。

エンジンは455ps トルク700Nmと、かなりのパワーを持っているので
ラフなアクセル操作でもギクシャクしないようにしてあるのだと思います。
車の本来の使用方法を考えるとこれは正しい味付けだと思いますが、
個人的にはこのフィルターを切るスイッチも付けて欲しいですね。(笑)

具体的にはアクセルをガバっと開けてもワンテンポ遅れて加速し、
アクセルを急激に閉じてもすぐには回転が下がりません。
特にコーナー侵入ではアクセルから足を離してブレーキを踏んでも
車はまだ加速中で「おっとっと・・・」と言った状態になるので、
リズム良く走るためには慣れが必要になりますね。(^-^;)
もっとワインディングを走り込んで練習してみることにしましょう。

ベンツSクラス

電車とバス3時間かけてSクラス取りに行って来たゼィ~  o( ̄ ^  ̄ o)
前の晩は興奮してあまり寝れなかったゼィ~~ (笑)


と言うわけで、無事に納車になりました。(^ω^)
納車が4月になったので税金払わなくてもいいかと思ったけど、
しっかり請求されました。 まあ、当たり前ですね・・・。(^-^;)

高速道路やワインディングの詳しいインプレは後日ゆっくり書きますが、
乗れば乗るほど「凄い車だなぁ~」と思うんだよね。(゜▽゜)

あと、イルミネーションがめっちゃ綺麗! (o^-^o)

汚れたエンジンを分解してレストア作業を淡々と行う動画なんですが、
作業が丁寧で気持ち良く、画も綺麗でなんだか不思議と見入っちゃいました。(^ω^)

<分解編>

<組み立て編>

水平対向エンジンの分解組み立て作業を初めて見たんですが、
ピストンピンをシリンダーの横から入れるのは知りませんでした。(^-^;)
たしかにこうしないと入らないよね。
でも、6気筒だと真ん中のシリンダーはどうなるのかな?

スーパーセブン

この車は、HKT RS Clubsportって言うセブン族で、
Audi製1.8ターボエンジンを鬼チューンして400馬力出してるらしい。
リッターバイク並みの加速力は凄いです。(゜▽゜)