ベンツSクラス

 

Sクラスの中古車を色々見ていたら、
5年落ちぐらいのS550でマジックボディコントロール付きの車が
500万円台で普通に売っているのに驚きました。(^_^;)
これって、新車価格1640万円の車ですよ・・・。

ちなみにマジックボディコントロールとはアクティブサスの一種で、
ステレオカメラで路面の凸凹を判断しサスを積極的に伸縮させて、
自動的に車体をフラットに保つシステムです。動画を見れば分かりやすいと思います。

まさに魔法のじゅうたんですね! この乗り心地は是非とも味わってみたい~。
と、言うことで早速中古車で試乗してみることにしました。(^ω^)

S550 ロング AMGスポーツパッケージ マジックボディコントロール装着車
V型8気筒DOHC直噴ツインターボ 4663cc 455ps  新車価格 1640万+オプション
スペック https://www.goo-net.com/catalog/MERCEDES_BENZ/SCLASS/10087829/

ショップにあったS550は、新車じゃないかと思われるほどピカピカで
文句なく極上の個体! こりゃすげえ~。(゜▽゜)
とても500万円台で買える車とは思えないですね。(^-^;)
インテリアも、とってもオシャレで私好み~。


スタッフさんにお願いして早速試乗を開始します。
すでにエンジンがかかっているはずですが、静かすぎるのでタコメーターを見ないと全く分かりません。

アクセルを柔らかく踏んで静かに走り出しますが、1m走っただけであまりの滑らかさに驚きます。
もちろんまだマジックボディコントロールは働いていないのですが、
元々のS550自体の乗り心地が信じられないほど良いので、まるで絹の上を滑るように進みます。
以前試乗したSクラス(S300h)よりかなり乗り心地が良いのが判りますが、
サスペンション自体が違うせいなのか、あるはエンジンの重量が違うせいかも?

市街地で試乗を続けますが、この乗り心地の良さは異次元。なんだか凄いです。
マジックボディコントロールが働いているかどうかは乗っている人には分かりませんが、
少なくとも私が乗った中で、間違いなく最も乗り心地が良い乗り物だと断言できます。
ロール制御も行っているようで、ハンドルを左右に振ってみてもグラッと来るロールはしませんでした。

ロングホイールベースで直進性も非常に良い上に大変上質で、
1mmのハンドル操作にも車はしっかり反応してくれるので運転が楽しいです。
良い車は運転していると車が小さく感じられるものですが、
S550もサイズを感じさせない乗りやすさがあり、普段乗りでも使えそうな雰囲気があります。

ハンドリングもシットリ感があり大変気持ち良く、車の反応はあくまで優しく滑らかで、
柔らかいサスにもかかわらずタイヤの接地感もしっかりあります。
また、優れた車体と数々の安全装備を持つこともあり、
「車に守られている感」が絶大で乗っていて非常にリラックスできるので、
スピード感が希薄で実際より20km/hぐらい遅く走っているような感覚になります。

「Sクラスだけに感じる独特な味わい」が明確にあるのですが、これを言葉で表現するのはとても難しいです。
以前の試乗では「百獣の王に乗ってるような雰囲気・・・」と書きましたが、もっと詳しく表現すると、
「体格の良い威厳のある父親が生まれたばかりの自分を、
最上級の羽毛でフンワリくるんで優しく運んでくれているような感覚」かな?
う~ん。やっぱり伝わらないか~(笑)
とにかく柔らかいのに強く、強固なのに優しい、なんとも言えない心地良さがあります。

ちなみに、他のメーカーの車にはフラッグシップモデルであってもこの独特の感覚は無いです。
おそらくメルセデス・ベンツの車体開発部門には、門外不出の秘伝のレシピがあるんじゃないかな?


アクセルをガバっと踏み込むと、C7コルベット並のパワーを持つS550は猛然とダッシュし、
ギャップに乗ると275幅のPOTENZAであってもキュッキュッキュッとホイールスピンを起こします。
大きな見た目からは想像出来ないほど速い車ですね。(^ω^)

ただし、ゆっくりジェントルに走るのが最も気持ち良い車なので、
こんなに強大なパワーはいらないと思います。私ならこの半分でいいです。(笑)
私はSクラスに乗る時は、グラスの水をこぼさないような滑らかな運転を楽しみたいのです。

S550の試乗は驚きと感動の連続でしたね!(゜▽゜)
こんなに素晴らしい車は世界中探してもめったに無いと断言できます。

さ~~てぇ~~、ここに取り出しましたハンコをぉぉ~~~~

 

 

 

ポチッとな。(^ω^)

 

 

スーパーセブン

私は、セブンに乗る時はご近所さんの迷惑にならないように、
エンジンを始動したらすぐ走り出して、ゆっくり走りながら暖気することにしています。

この日も始動直後に道路に出ようとしたところ、小さな段差でうっかりエンストしてしまい、
セルを回してもなかなか始動しなかったのでガスが来てないのかと思い、
アクセルを数回煽りながらセルを回しました。

その時キャブから「パスッ」と小さな音がして吹き返しがあり、
一筋の白い煙が上がりました。
その煙はだんだん激しくなり、直後に炎が!! w(@。@;)w
慌ててセブンを降りてガレージに戻り、常備している炭酸ガス消火器で消し止めました。

直付けのエアフィルターはキャブの吹き返しで燃えることがあります。
私もこんなことは初めてですが、可能性は充分あるので皆さんも十分ご注意ください。
火災のリスクについて広く注意を呼びかけたいので、イイね押してOKです。(^_^;)

キャブのセブンは燃えることが多いので、必ず車載用の消化器を積んでおいてください。
私はハロトロンガス消火器を積んでいます。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/hal+guard/

ちなみに、車に家庭用の粉末消火器を使っちゃ駄目ですよ。
主成分がリン酸二水素アンモニウムや硫酸アンモニウムで、
ようは塩分と酸なので車へのダメージが強烈!
もしエンジンルームに撒いてしまったら数時間で各パーツが真っ赤に錆びます。

キャブのセブンみたいに旧車なら、構造が単純なので
徹底的に高圧洗浄して頑張れば再生できるのですが、
コンピューター制御の現代の車に粉末消火器を撒いたら、
塩分と酸が電子部分の腐食およびショート原因となり、即廃車レベルとなります。

以前、F1韓国GPで森脇基恭さんも、
「粉消火器は最悪で、かけられた部品は殆ど使い物にならない」って言ってましたね。(^_^;)

ですからガレージには粉末消火器ではなく、
炭酸ガス(二酸化炭素)消火器を置くことをおすすめします。ヤフオクが安いです。
https://auctions.yahoo.co.jp/search/search?auccat=&tab_ex=commerce&ei=utf-8&aq=-1&oq=&sc_i=&exflg=1&p=%E4%BA%8C%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%82%AD%E7%B4%A0+%E6%B6%88%E7%81%AB%E5%99%A8&x=0&y=0&fixed=0

とりあえず、現在はファンネルにゴムホースを巻いて、
100円ショップ(ダイソー)の茶こしをスーパーXで接着してあります。
まあ、このスタイルも昔のF1みたいでカッコいいかもしれません・・・。(^_^;)

それにしても、同時点火にしてからセルを回した直後に吹き返すことが多くなりました。
この現象は同時点火にする前は、まったくありませんでした。
たまに、イグニッションをONにしただけで「パスッ」と吹き返す時もあります。

もちろん、いったんエンジンがかかってしまえば吹き返すことは無く、非常に調子が良いです。
点火時期もテスト走行を何度も繰り返し、細かく調整しベストの位置に合わせてありますし、
キャブ調整ももう一度きっちり行い、ほぼ完調と思われるセッティングに合わせてありますから、
これらが原因とは考えにくいです。
吹き返すのは始動時のみ。と言うより「エンジンがかかる直前」だけです。

どうにも原因が良く分からないので永井電子さんに聞いてみたところ、
どうやらコンデンサーに電気が溜まっていると吹き返しがあるみたいで、
点火システム側としては対処法は無いようです・・・。

もし、MDIダイレクトモデル No.9890の同時点火を使用していて、
始動時の吹き返しが全く無い方がいらっしゃいましたら、
対処法のヒントになるかもしれませんので是非情報をお願いします。

私のBDRエンジンはチューンしてあるのでノーマルBDRよりかなり過激で、
もしかしたらバルブタイミングやオーバーラップなどが
ノーマルと異なるのが吹き返しの一つの原因かもしれません。

3月9日追記——————————————-

どうやら、チューンドBDRの過激なオーバーラップセッティングと、
排気上死点でも点火する同時点火が原因で、始動時に吹き返しが発生するようです。

また、始動時はアクセル全閉のままセルを回せばキャブ側は塞がれているので、
少なくともファンネルから吹き返すことは少なくなることが分かりました。
もう少し色々テストしてみます。(^-^;)