スーパーセブン,

セブンに履いていたSタイヤRE-11Sが減ってきたので、最近DIREZZA 03Gに履き替えました~。(^ω^)

組み換えはいつものように手組みです。(゜▽゜)
今ではずいぶん慣れてきて、15分あれば一本組み込みが出来るので、
むしろショップに持ち込む方がめんどくさいと思えるぐらいになりました。

ちなみにSタイヤはメチャクチャ剛性があるので手組みは超~大変ですが、
事前にタイヤを温めておくと良いみたいです。
今回大きな箱にドライヤーを刺して1時間ぐらい温めてみましたが、だいたい60度ぐらいになりますので、
結構柔らかくなって組み換え作業が楽になることが分かりました。

長いホイールプロテクターはヤフオクで売ってます。
コレを付けてると傷が付く心配が無くなるのでとっても安心ですね。(^ω^)
https://bit.ly/3B3EQtK

あと、JOY ミラクルクリーン 泡スプレーは超~おすすめです!
ビードクリームとは比較にならないぐらい滑りが良くて、ツルッと入ります。
安い上にどこでも手に入るしね。
これを発見してからビードクリームは全く使わなくなりました~。(笑)

ポスカでホワイトレターを入れました。
ダンロップはロゴが凸なので塗りやすいですね。(^ω^)

履き替えてから何度か走り込みを行い、このタイヤの特性も分かってきたので、
今まで使ってきたSタイヤも含めてDIREZZA 03Gのレビューをしたいと思います。
ちなみに、いずれのタイヤも空気圧は冷間1.2 温間1.4キロぐらいで走ってます。

これはあくまで公道のワインディングで使った時のインプレであり、
サーキット走行の場合はまた違った評価になると思いますので注意。
あくまで素人である私個人の主観なので間違いもあるかもしれませんが、どうか許して下さい。(^-^;)

まずは古い方から順番にレビュー。
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DUNLOP FORMULA-R D01J S
セブンを買った時に付いてきたおまけのタイヤ。多分ミディアムコンパウンドだったと思う。

Sタイヤなんて公道で使っちゃダメと言う固定観念があってずっと倉庫の奥にしまってあったが、
試しに履いてみたら車がシャープに動くしグリップも当然凄いから、
峠道の運転が最高に楽しくなってビックリした。
その後Sタイヤばっかり履くようになる・・・。(^-^;)

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DUNLOP FORMULA-R D98J
中古のホイールに付いてきたタイヤ。多分ソフトコンパウンドだったと思う。

これは凄く気に入っているタイヤでした。
ギャップで跳ねないし、グリップもメッチャ良いし乗り心地も良い。
ゴムが粘ってガムテープみたいにベタベタくっ付く感じが非常に強いタイヤです。
当時最強だったらしいですね。
ダンロップは良いタイヤ作るな~と思いました。(^ω^)

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YOKOHAMA ADVAN A050
ミディアムコンパウンド(M)
サーキットユースでは定番の名タイヤ。ラインナップも非常に多い。

このタイヤはとにかくケース剛性が凄くて、
510kgしかない超軽量車では自重でタイヤを潰すことが出来ず、
ガタガタ舗装のコーナーで跳ねまくって横っ飛びするので、
個人的にはフィーリングがあまり好きではないです。(^-^;)
分かりやすく言うと空気圧を3キロ以上入れたタイヤみたいな感じ。

私がいつも走ってる所って「ここはオフロードかっ!」て思うぐらい
コーナーの路面がガタガタだし、フルボトムするような強烈な橋の継ぎ目が無数にあって、
しなやかで跳ねないタイヤじゃないとまともに走れないコースです。

おそらくA050は、スピードレンジが高くて舗装が滑らかなサーキットで、
1トン以上ある車に履かせる場合は本領発揮出来るタイヤだと思います。
1200~1400kgぐらいの車に履かせると最高のパフォーマンスになるように
開発しているんじゃないかな?

あと、接地面がかなり丸くてラウンドしており、
特に超軽量車では自重でタイヤが潰すことが出来ないのも相まって、
他のSタイヤと比べて同じサイズでも地面との接触面積が明らかに小さいです。
ですから、路面にビターっとくっ付くような接地感はあまり感じない。
接触面積が小さい分、走行抵抗が少ないため加速が良くなるのが体感できます。
ストレートスピードも他より稼げると思われ、サーキットではタイムが出るタイヤだと思う。

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BRIDGESTONE POTENZA RE-11S
ミディアムコンパウンド(RH)

個人的にパターンは一番かっこいいと思う。(゜▽゜)
角張った四角い形を見れば分かると思うけど、同じサイズでも他のタイヤより接地面が非常に広い。
大きな面積で地面にビタ~っとくっ付いている感じが一番強いタイヤであるが、
その分走行抵抗は大きいので加速は少し鈍る感じがある。

接地面の剛性はADVAN A050みたいに硬すぎないのでギャップで跳ねにくいし、
ハンドリングも一番シャープなので気に入っていました。
残念ながら14インチは廃盤になって現在買うことが出来ないです。(^-^;)

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DUNLOP DIREZZA 03G
フロント185幅 ソフトコンパウンド(S2) 最近廃盤
リア  195幅 ミディアムコンパウンド(R3)

これが今買ったタイヤです。
同じDUNLOP社製のD98Jとフィーリングはかなり似ていて、
ベタベタしたゴム感がかなり強いタイヤで、小石が大量にくっ付く。
グリップも今まで履いて来たSタイヤでは最強だと思う。
ミディアムコンパウンド同士で比較しても他のタイヤより
コンパウンドが柔らかいようなので、もしかしてライフは短いのかも? (^-^;)

各社ミディアムコンパウンドでの比較では、
ADVAN A050を標準にすると、DIREZZA 03Gがソフト寄りのミディアムになっていて、
POTENZA RE-11Sがハード寄りのミディアムのような感じがします。
あくまで素人の感覚的な話なので、本当のことは関係者に聞かないと分からないですけどね。

DIREZZA 03Gは、剛性が柔らかいので500kgの超軽量車でもしっかりタイヤを潰すことが出来て、
激しいギャップでも全然跳ねないし凄く乗り心地が良いです。

接地面も柔らかいし、側面も柔らかい上にサイドがムチッと膨らんでいるので、
ギャップの衝撃吸収性能は今まで履いてきたSタイヤの中で一番良い。
今までガツンと衝撃があった大きな継ぎ目でも何事も無く通過出来る。
凶悪なギャップだらけの路面でも一度も跳ねることなく走破可能。
Sタイヤでこれは凄い!

一言で言うと、このタイヤめちゃくちゃ速いです!(゜▽゜)
今まで経験したことが無い速度でコーナーリングしても全然滑らない・・・。
接着剤で路面にくっついているんじゃないかと思うぐらい。
ADVAN A050や、POTENZA RE-11Sの新品を履いた直後でも、
これほどのグリップ力は無かった。

少なくとも荒れた峠道で走るなら最速のタイヤじゃないかな?
軽量なセブンとの相性はバッチリ。とっても気に入りました。
10年かかりましたが、やっとこのコースで最速のタイヤを見つけました。
今後も使い続けたい~。(^ω^)

ただしADVAN A050など剛性が凄く高いSタイヤを使っていた人が履き替えたら、
独特のグニャッとしたフィーリングに違和感を感じる人もいると思います。
Sタイヤと言うより、普通のラジアルタイヤに近い剛性感のタイヤですね。
試しにリアだけ0.2キロほど空気圧を高めにしてみたら、
丁度良い硬さになりました。(^ω^)

剛性が柔らかすぎるなら、こんな感じに空気圧を入れれば硬く出来るから良いけど、
ADVAN A050みたいに硬すぎる場合は調整することが出来ない。
超軽量車と言えどリム落ちが心配で1キロ以下にはしたくないし。

私はバイクブームの時代から数えると40年近く、
週末は暇さえあれば峠に走りに行く生活をずっと続けていますが、
還暦になる今でも変わってない。コーナー攻めるのは大好き。

ちなみに良く「セブンにSタイヤを履かせると壊れる」って聞きますよね。
私もそれをずっと信じてSタイヤを避けていました。(^-^;)

もちろん普通のラジアルタイヤとSタイヤ、
両方ともグリップの限界でガンガン走れば、
当然Sタイヤの方が車のダメージが大きいのは明白です。

私はセブンで10年近く、馬鹿みたいに毎週ワインディングをSタイヤで走ってますが、
各部を点検してもどこも壊れる気配が無いです。
Aアーム後端のブッシュは、外して点検しても
特に傷んでる様子が無いので10年以上交換していないし。

つまりSタイヤを履いても、ちゃんと車体にかかるGをコントロールして、
グリップの7~8割を超えないように走るのならセブンは壊れないです。
コーナー進入から立ち上がりまで、
加減速GとコーナーリングGの合力を一定に保つ走り方をすれば、
同じペースで走っていても車へのダメージをずっと少なくすることが出来ます。
(摩擦円が綺麗な円を描くイメージで運転する)

つまり「セブンにSタイヤを履かせると壊れる」と言うのは正確には正しくなく、
「Sタイヤを履かせてグリップの限界でガンガン走ると壊れる」が正しい言い方となります。
極端な話Sタイヤを履いても、のんびりツーリングしかしない人だったら、
車体へのダメージは無いです。これは誰でもイメージ出来ますよね。(^-^;)

もちろんAアーム後端取付部に負担がかかりやすいリジットサスだったり、
アームのブッシュをピロボールに交換していたりすると
その分車体へのダメージは大きくなるはずなので、
Sタイヤを履いた場合、あまり無理をかけないようにした方が良いと思います。
ちなみに、私のセブンはドディオンで普通のゴムブッシュとなっています。

バイク

今まで履いたことのあるモトクロス・エンデューロタイヤの
比較インプレ(レビュー)を載せておきます。 (^ω^)
100点満点で勝手に点数を付けてます。
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95点 ブリヂストン BATTLECROSS X30
今のところ、これが世界最高性能のモトクロスタイヤだと個人的に思っています。
絶対的なグリップ力が驚くほど高く、高精度に作られた精密感もあり、
直進性も素晴らしいので荒れた路面でもフラフラしないし、
ハードブレーキング時もビシッと安定していて狙ったラインを外さない。

とにかくアスファルトの上よりグリップするんじゃないかと
感じるぐらいグリップ力が強力なので、
他のタイヤだとフルスロットルでホイールスピンする場面でも、
ガッチリ土を噛んでフロントをガンガン浮かして加速することが出来ます。

もちろんミディアム用タイヤなので、
ハード~ミディアム路面で素晴らしい性能を誇りますが、
ウエット路面でも軟質路面用のX20とあまり変わらないぐらいグリップするので、
水たまりや泥んこにもタイヤを信じて入っていけます。
(ウェットの直進性はX20よりやや劣ります)

これ以上高性能なタイヤを私は知らないので、本当は100点満点付けたいんですけど、
これを超えるタイヤが今後出るかもしれませんので、一応95点にしておきます。(笑)
これより凄いタイヤをご存じの方は、試してみたいので是非教えて欲しいです。

初めてX30を履いて大変驚いた時の感想が、過去のブログに載せてあります。(^ω^)
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/42281348/
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85点 ブリヂストン BATTLECROSS X20
X30よりも軟質路面用でこれも良いタイヤです。
もちろんウエット路面ではX30よりもコントロール性が良好なのですが、
ミディアム・ハード路面になると性能低下はやや激しく、ブロックにグニャグニャ感があり、
1本でいろんな路面を走る必要がある人はX30を選んだ方が良いです。
ブリヂストンらしく直進性も大変良いです。
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85点 ブリヂストン M203・M204
モデルチェンジしてBATTLECROSS X20になる前の
軟質路面用のモトクロスタイヤで、これも良いタイヤです。
実際走ると軟質路面用とミディアム路面用の中間ぐらいのキャラクターで、
X20よりも硬い路面でしっかり走る特徴があります。
好きなタイヤでしたが、もう売ってないです。(^-^;)
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70点 ダンロップAT81
ヤマハ系のオフロードレーサーが新車時に履いているタイヤです。
ミディアム路面と軟質路面用の中間ぐらいのキャラクターを持っていますが、
ブリヂストンX30に比べると、明らかに全体的なグリップ力が20~30%劣ります。
これは何度も両タイヤを履き替え、様々な路面でテストしましたので間違いないです。

とにかくグリップ感が無くて走ってていつも不安ですし、
X30で何事も無く通過するコーナーでも一気にスパーンとグリップを失うので、
コントロールが難しく気が抜けない。
X30の時と同じペースで走ろうとして何度も転びました・・・。(T-T)
一周1分ぐらいのコースでタイムを測ると、X30より2秒ぐらいは遅いんじゃないかな?

リアタイヤのブロックは横一列に並んでいるので、
横グリップより縦グリップを重視しているデザインのようですが、
それでもX30の強力なグリップにはまったく敵わないです。
また直進性も劣ります。設計が古いタイヤなのかな?

もしかすると、ダンロップAT81は絶対的なグリップ力より
長距離走行の耐摩耗性を重視したタイヤなのかも・・・。(^_^;)

9月3日追記・・・
やっぱりそうでした。(^ω^) 公式ページには
「長距離走行での耐久性を最大限に追求した
オールテレーン・エンデューロタイヤ」と書いてありました。
https://dunlop-motorcycletyres.com/products/competition/motocross/at81.html

———-以下 FIM規格のエンデューロタイヤ—————-
これらはブロックが低く、FIM規定により13mm以下になっていて、
「一応は公道も走れる」と言うことになっているオフロード競技用タイヤです。
(モトクロスタイヤより舗装路のグリップが高いわけではありません)

80点 MAXXIS MAXX ENDURO
KTM 200 EXCに付いてきた純正タイヤ。
ブロックが低いのでグリップ力に関してはかなり不利ですが、
苦手なシーンが少なくバランスが良いタイヤです。
剛性感もしっかりしていて、激しい走りでも腰砕け感が無いです。
特別優れた部分は無いけど、欠点も無い感じ。
アスファルトの上でもそんなに不安は無いです。
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75点 ピレリ SCORPION PRO F. I. M.
これは非常に癖のあるタイヤで、フロントタイヤとリアタイヤが
まるで別々のメーカーが作ったみたいにキャラクターが全く違います。
なぜ前後でチグハグなタイヤを組み合わせて売っているのか、
私には良く分かりません。(^-^;)

直進性はあまり良くないので、走行中は左右に少し振れながら走ります。
またブロックはやや壊れやすくサイドがもげていつの間にか無くなってしまいがちです。

フロントタイヤは完全に軟質路面専用で、細く尖ったブロックを持ち
ウエットやサンド路面ではそこそこ良いんですが、
ハード路面では細いブロックがグニャグニャしますし、
接地面積が小さすぎて全然グリップしないです。
アスファルトでの接地感もあまりありません。

リアタイヤはフロントタイヤとは設計が全く異なり、
ミディアム路面用でエアボリュームが多く、
タイヤ自体が柔らかくて河原の砂利でも跳ねにくいのが良いです。
ブロックは固くて強力なので土をしっかり噛みます。
FIM規格のタイヤとしてはグリップ力は普通ぐらいです。

ちなみに、このタイヤは今まで経験したことが無いほど路面を痛めるタイヤで、
何回か走るだけで轍がどんどん掘れていくのでちょっとビックリします。
FIM系のタイヤは山岳路を傷めないようにブロックを低く制限しているはずですが、
ブロックの高さと路面の攻撃性は比例しないことが分かりました。(^_^;)