インプレ(レビュー), ベンツCクラス

日本でCクラスを買うと、もれなくランフラットタイヤが付いてきます。
ところがこのタイヤ、空気が完全に抜けても走れるようにカチカチの硬いタイヤなので、
乗り心地がかなりスポイルされているんです。
本国では通常のラジアルタイヤなので、日本仕様よりずっと乗り心地が良いらしいですね。(^-^;)

せっかくメルセデスを買ったのですから
本国と同じ乗り心地(本来のメルセデスライド)がどうしても欲しい。
と言うことで、さっそくタイヤを履き替えることにしました。

ヤフオクでバリ山のブリジストン レグノGR-XTを新品の半額で購入。
組み換え専門のショップで履き替えました。(^ω^)

ショップから出て歩道の段差を降りる瞬間、
今までとぜんぜん違う乗り心地になっているのを感じてニンマリ。
これが本来のCクラスの走行フィーリング。(゜▽゜)

ブリジストン レグノGR-XTは静粛性を重視したタイヤです。
http://tire.bridgestone.co.jp/regno/product/gr-xi/index.html
特にザラザラ路面の静かさは圧倒的です。
路面が良い場合は今までのタイヤでも十分静かでしたからそんなに変わりません。

このタイヤ、耳を澄ますと走行中かすかに「フォーーン」と言う今まで聞いたことが無い音がします。
たぶんこれが「心地よさを覚える音色を追求」した部分なのでしょうね。
走行フィーリングはタイヤ幅を1~2cm細くしたような感じがします。
よってダイレクト感はあまりありません。

低燃費タイヤなので転がり抵抗が少なく、僅かなアクセル開度で滑るように進みますが、
燃費を稼ぐためトレッド部が硬めなので、乗り心地重視の場合は
もっとトレッド部が柔らかいタイヤの方を選ぶことをおすすめします。

グリップ性能もテストしてみましたが、ドライ路面のグリップは必要十分です。
ただし、ウエット路面ではやや頼りないので無理はしないほうが良いでしょう。

色々な空気圧と、車の走行モードとの組み合わせをテストしてみましたが、
空気圧はやや低めにして、ハンドリングとサスペンションはスポーツモードにし、
エンジンはコンフォートモードの組み合わせが街乗りでは最も好ましいと感じました。

サスペンションをコンフォートモードにすると伸び側ダンパーが弱くなるようで、
ギャップ通過時にリアが動きすぎるせいで、かえって乗り心地が悪くなると感じました。

Cクラスのサスペンションモードですが、
どうやらセダンとステーションワゴンではセッティングが異なるようです。
セダンの方がややスポーツ寄りで、ステーションワゴンがコンフォート寄りのようです。
セダンのコンフォートモードがワゴンのスポーツモードと同じぐらいの硬さに感じます。

私はセダンのコンフォートモードの乗り心地が好きなので、
いつもスポーツモードで乗っています。
乗り心地も悪くならないですし挙動も安定して安心感があるので、この位が丁度良いですね。(^ω^)

インプレ(レビュー), ベンツCクラス

勉強のためメルセデツ・ベンツ Cクラス (CARTOP MOOK ニューカー速報プラス)を買いました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4865420428

レーシングドライバーの中谷明彦さんは、私と全く同じ体験をしたようですね。
自分のインプレは間違っていなかったことが分かり、自信が持てました。(^ω^)

インプレ(レビュー), ベンツCクラス

オレのベンツCクラスワゴン キタ━━━━━━ヽ(≧∇≦)ノ━━━━━━!!!!!

カッコええよー。オレのCクラスワゴン━━ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

では早速、試乗時に私が感じたプラットフォームの完成度を確かめるべく、
ワインディングに繰り出すことにします。

それにしても、ベンツのワゴンが納車されたその足で
ワインディングを攻めに行く人もなかなかいないと思いますが。(笑)
路面がウェットなこともあり、軽く走ってハンドリングを確かめるだけにします。

うぉぉぉー!マジですかぁーーーー!(゜▽゜)

どうやらこれは予定を変更して、本気モードに切り替えなければなりませんね!
シートバックを立て気味にして、ハンドルを思い切り手前のポジションにセットし戦闘態勢を取りました。
走行モードは、スポーツプラスモードに切り替えてサスペンションを硬め、
アクセルレスポンスを機敏にします。

コーナーリング時のロールはかなり少なめで、接地感も安定感も素晴らしいです。
コーナー途中でアクセルをガバッと踏みこんでもプッシュアンダーが出るわけでもなく、
ノーズはぐいぐいインに入っていきます。
リアのスタビリティも大変余裕があり、安心してアクセルをワイドオープンに出来ます。

こりゃー面白い!
ベンツCクラスでワインディングを走るのがこんなに楽しいとは思いませんでした。
あんまり楽しいからコースを何度も往復しました。

車体剛性がありサスペンションストロークも十分あり、
コーナーリング途中の大きなギャップでも腰砕けにならないので安心感が絶大です。
ニュルで徹底的に鍛え上げられた車体はやっぱり伊達じゃないですね!

やっぱり買って良かった~~。(^ω^)
ワゴンでこの位だとすると、バランスの良いセダンやクーペだともっと凄いでしょうね。

2リッターターボの184psですが、思ったより俊敏に走れます。
と言うか、思ってたよりずっとパワフルだと感じました。アルミボディで軽いからかな?
通常走行でパワー不足を感じることはまず無いと思います。

Cクラスの愛車紹介を書きました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/687338/car/2170820/profile.aspx

参考・ニュルブルクリンクで開発中のCクラスの動画

スーパーセブン

赤信号の手前で「バキッ!」っという音とともにクラッチペダルが無くなりました。
セブン乗りはこういう時にも眉一つ動かさず、道端で予備のクラッチワイヤーに交換します。

よく見るとワイヤーを止めているネジがすり減っていました。

そのせいで取り付け部が斜めになって、いつのまにか動きが渋くなっていたようです。
そう言えば1年以上ペダルボックス内の点検を怠っていました。反省・・・。(^_^;)

もちろんここはユルユル動くように取り付けて、グリスをたっぷり塗っているんですが
軸に使っている6ミリネジには大変大きな力がかかりますし、
片持ちなのでどうしても斜めになってしまいますね。
そもそも軸がネジなんで大きな力がかかると油膜は切れちゃうので、
すり減るのは仕方ないと思います。

それにしても、セブンのペダルボックス内には設計がおかしい部分が多々ありますね。
アクセルワイヤーの変な取り付け方とか、
斜めに押しているブレーキのプッシュロッドとか・・・(^-^;)
http://yaplog.jp/sekiai/archive/418

クラッチペダルを両持ちに改造すれば万事OKなんですが、
結構めんどくさい加工になるので、とりあえず
軸が斜めにならないように薄く削ったナットでしっかりペダルに取り付け、
その上でワイヤーの首がユルユル動くようにナイロンナットを締めました。

動作テストした感じでは抵抗も無くなってスムーズに動いているので、
とりあえずこれでしばらく様子を見て、また切れるようでしたら両持ちに改良することにします。

セブン乗りの皆さんはクラッチワイヤー交換を事前に練習しておくことをおすすめします。
ちなみに、クラッチワイヤーを交換する時に下側のダブルナットにスパナが入らない時は、
ワイヤー全体を手で引っ張れば隙間が開くので簡単にスパナが入りますよ。

インプレ(レビュー), ベンツCクラス,

新型ベンツCクラス(W205型)が、BMW3シリーズに勝るとも劣らないほど
スポーティなプラットフォームを持っていると言っても、
昔のベンツのイメージを持っている人には信じてもらえないと思います。
もちろん、私もそうでしたから。(笑)

実際に乗り比べてみると両車とも同等にスポーティであり、ハンドリングの味付けが少し異なるだけです。
BMWがスポーティでシャープなフィーリング、ベンツがスポーティでしっとりしたフィーリングとなっており、
どちらも素晴らしい名車だと思いますが、全体の車の完成度において(2016年の時点では)
設計時期が2年新しいベンツCクラスの方が、BMW3シリーズを少し上回ります。

ちなみに、先日私が試乗したアウディはベンツCクラスと比べると6年も古い設計なので、
同条件で比べるには無理がありますよね・・・。(^-^;)

こちらの動画の清水和夫さんのインプレッションが私の感想に非常に近いです。

今回私が欲しかったのはスポーツカーではなく、
高速道路でもふらつかずにしっかり走ってくれる実用的な乗用車なので、
必要以上のパワーは必要ありませんでした。

また、私は住んでいる神奈川から青森県の実家に帰省するため、
年に4回ほど休憩なしで10時間ほど高速道路を走り続ける必要があるので、
高速の長時間ドライブで疲れにくい車ということが非常に重要になっています。

高速でのベンツの疲れにくさは定評がありますし、
半自動運転とも言うべきレーンキープ機能の付いた追尾型クルーズコントロールもあるので、
ゴールデンウィークで帰省する時に高速道路に乗るのが今から楽しみです。(^ω^)

インプレ(レビュー), ベンツCクラス,

ベンツCクラスのステーションワゴンを買いました!
距離3000キロのピカピカの中古車(ディーラー展示車)です。

当初予定していた予算はかなりオーバーしてしまい、
プリウスを買った時より150万円ぐらい高いのですが、
もちろん間違いなく素晴らしい車なので後悔はしていません。(^ω^)

それにしても、あんなに嫌っていたベンツを自分が買うことになるとは
夢にも思っていませんでしたね・・・。(^-^;)

これ以前のモデルでしたらベンツは全く眼中に無かったと思いますし、
まず間違いなくより優れたハンドリングを持つBMW3シリーズを買っていたでしょう。

私は今まで長年の間、本職として車やレース用バイクを制作(開発)する現場のお手伝いをさせていただいています。
そのせいかもしれませんが、車やバイクをインプレする時は作る側の立場から考えて感想を言うことが多いです。

おそらくベンツの開発陣はCクラスを作る時に、
第一級のスポーツカーのようにニュル等のサーキットを徹底的に走りこんで、
膨大な時間をかけてプラットフォームを開発し、その上でベンツらしい上質な
乗り心地のためのチューニングを妥協なく煮詰めたと思います。
頑固一徹、そのこだわり加減は半端じゃ無いです。

「世界一の車を作ろう」と技術者の魂が入った車は乗ればすぐに判りますね!
私はCクラスセダンに試乗した時は鳥肌が立つほど感動しました。
この車がワールドカーオブザイヤーなど色々な賞を数多く受賞しているのもうなずけます。

ですから、まるでトレッドサイズが実際より幅広い車のような抜群の安定感をもたらしていますし、
スポーティーな操舵感のステアリング、大柄なセダンとは思えないほどノーズの入りも良く、
乗り心地が良いのに路面状態もよく判るため、
誰でも運転しやすくてスピードを出しても安心できる車になっています。

まだコーナーを攻めたことはありませんが、
かなりの実力をその紳士的な風貌の中に隠していることは想像に難くないです。
先進の安全装備も満載ですが、
何が何でも事故から乗員を守ろうという姿勢が感じられる部分も素晴らしいと思います。

ステーションワゴン版である(S205)は、おそらくセダン版(W205)が完成してから
それを改造して大きな荷室を確保した車なのでしょうね。
トランクの天井にある大きな補強フレームが存在しないこともあってリアの剛性が落ちていますし、
重量バランスから来るハンドリングなども多少影響があります。

ですから、もしCクラスを買う予定の人はセダン(W205)の方がオススメです。
クーペ版(C205)は試乗していないので分かりませんが、
おそらくセダン同様に高剛性のボディになっていると思います。

あと、スポーツモデル(180AMGライン)はゴツゴツ感があって
乗り心地が明らかに良くないので、ベンツが持つ世界観に合っていないと思います。
例えるならば、スーツを着た紳士に
陸上競技用のシューズを履かせたような違和感を感じました。

買うならバランスの良い普通のモデルか、エアサスのモデルをオススメします。
特にエアサスのモデルは乗り心地が良い上に、
ステアリングもしっかり入ってコーナーの踏ん張りも良いので予算が許せば最高ですよ。

BMWは、今のところ新型ベンツCクラスの登場でやられちゃってますが、
数年後のモデルチェンジでCクラスを超えてくると思うので、
どんな車になるのか今から試乗するのが楽しみですね!(^ω^)