スーパーセブン

うちのガレージにある、らみいさんのBDRセブンなんですが
4000回転から上で「バリバリバリ」とエンジンがバラつく症状が出て、
絶不調になってしまいました。

まあ、いつものように二次エアーの対処やミクスチャースクリューの調整で
すぐ直るだろうと軽く考えていたんですが、いくらやっても直りません。

ジェット交換を何度も繰り返してもダメ。
かと思うと、たまーに調子が戻ったりします。(^_^;)
フロート関係かと思いトップカバーごと私のセブンと交換してもダメ。

もうヤケクソで自分のキャブをごっそり外して、
らみいセブンに移植してみたところ高回転まで回るようになりました。
どうやらキャブに原因がありそうなので、もう一度フルオーバーホールをすることにします。

納車直後に行ったオーバーホールでは、
カバーに耐ガソリン性の液体パッキンをごく少量うすーく使用したのですが、
フロート室の底に僅かにこびりついているのを発見。
液体パッキンは全く固まっていません。
これがどこかに詰まって悪さをした可能性があります。
耐ガソリン液体パッキンをキャブに使うのは良くないかも。

今度は液体パッキンを使用せず、
カバーを丁寧に面出ししてガソリンの滲みを防止することにします。

二次エアーによるトラブル防止のため、マニホールドの合わせ面もオイルストーンで面出し。

ついでに劣化が認められたプラグコードを新しくしました。
また、デスビキャップが上を向いているせいでプラグコードがキャブに強く押し付けられていて、
なんだか危なっかしいのでサイド出しデスビキャップに交換します。

すべての穴とジェット類を洗浄して、
ピアノ線を通してパーツクリーナーで詰まりをチェックしたのち、
丁寧にキャブを組み立てました。

さっそくオーバーホールしたキャブを取り付けて試乗してみましたが、
エンジンの調子は完全に直り、絶好調になりました!
良かった~。(^ω^)

スーパーセブン

しばらく段ボール製のエアロパーツは外して乗っていたんですが、
またあの強力なダウンフォースを味わいたくなって、
ホームセンターで買った黒のプラダン(750円ぐらい)で作り直してみました。
今度は紙じゃないので雨でも大丈夫です。(笑)

形状は基本的に前回と同じですが、デフの部分は冷却のためNACAダクト風に穴を開けてあります。
いつものように黒いガムテープで貼り付けただけです。

フェンダースポイラーは、なるべく目立たないように透明塩ビで作り直しました。
簡単な物ですが、これが凄く良く効くんですよ~。(^ω^)

あんまり派手なエアロは好きじゃないのですが、
これらのモディファイでセブンの性能が1.5倍になるんですよ。
いや、マジで・・・。(^-^;)

さっそくテスト走行をしてみましたが、
相変わらず掃除機で吸われているように地面にくっつく感じが凄いので、
高速コーナーではスピードを出せば出すほどグリップが上がり、
コーナーリング中にフルスロットルにしても滑る気配が無いと言う
レーシングカーのようなフィーリングが思う存分味わえます。o(^-^)o

詳細を教えないで誰かに試乗させたら、
これが材料費1000円ちょっとのエアロパーツの性能だとは、絶対思わないでしょうね。(笑)

これまでの記事 Aerodynamics Caterham Super seven

スーパーセブン

マグネシウムホイールに賞味期限があるのは良く聞かれることですが、
私のマグホイールも取り付け穴からクラックが入り始めたので、交換することにしました。

「マグホイールより高性能なホイールはTE37しか無いでしょう!」と言うことで、
プジョー106用のTE37を手に入れました。(^ω^)

14インチ6.5J PCD108 オフセット+15なので、ケーターハム・セブンにピッタリです。
http://minkara.carview.co.jp/partsreview/parts.aspx?pt=419137&cmk=34&cmo=483

手に持ってみてあまりの軽さにビックリ。(@。@;) これで大丈夫なのか~?

重量を量ってみると、あの素晴らしく軽いマグネシウムホイールより更に400gも軽いことが判明!

同時にナットをジュラルミンにしたので全体でバネ下重量が2kgの軽量化となり、
私のセブンのガソリン無しの車両重量は521kgになりました。

黄色いラインはリムステッカーです。
http://kazariya.jpn.org/
蛍光イエローを選んだんですが、届いてみるとキミドリっぽい色でした。
ここはノーズコーンに合わせて普通のイエローを選ぶべきでしたね。(^-^;)

バネ下重量の軽さは乗っていても分かります。
車のあらゆる挙動が軽々動きますし、加速も少し鋭くなったようです。
まるで車が小さくなったようなフィーリングですね。

ただ、剛性感はやはり固いマグホイールの方があります。
少しサスのセッティングを固くしてみる必要があるかもしれません。

ちなみに、これで私の車のホイールは二台ともレイズTE37になりました。
どんだけTE37好きやねん!(笑)

スーパーセブン

スーパーセブンのノーズコーンの脱着はズースファスナーなんですが、
底にあるファスナーにコインを差し込むのがけっこう大変なんです。(^-^;)

そこで、アルミのつまみを作ってファスナーに接着しました。
これで手探りでも簡単に付け外しが出来るようになりますので、
セブン乗りの方にオススメのモディファイです。(^ω^)

作る場合はリベットの逃げを忘れずに。
接着は30分硬化型のエポキシ接着剤が良いです。

スーパーセブン

さらにダウンフォースを得るため、F1のようにフロアを伸ばして
先端を船のヘサキのように尖らせてみました。

これで前方から来た気流はサイドに吹き出し、ボディ底面を負圧にするはずです。

写真だとよく分からないと思いますが、CGの図だとこんな形の底面になりました。

最近ではル・マンなどを走るプロトタイプカーの空力もこんな考え方ですね。
http://www.racecar-engineering.com/wp-content/uploads/2011/03/uporecaa.jpg

では、早速走ってみましょう。(^ω^)

う~ん・・・。(^_^;)

確かにダウンフォースは少し増えたように感じますが、
それよりも空気抵抗の増加が半端じゃ無いです。

スピードの乗りが悪く、坂道でもいつもよりアクセルを多く踏む必要がありますし、
なぜか直進性も悪くなったようで走行フィーリングが悪化しました。

どうにも気に入らないので、家に帰ってすぐに外して
一つ前のバージョンのディフューザーとスカートだけの形状に戻しました。
やっぱり前のフロア形状が一番性能が良いようです。(^-^)

あと、フェンダースポイラーを目立たなくするため、
透明プラ板でガーニーフラップ状にして小型化してみました。

これで走ってみましたが、ハンドルが軽くなり接地感も無くなって、
走行フィーリングはダメダメでした。ほとんど効果が無いみたい・・・。(^_^;)

フェンダースポイラーは、やっぱりある程度の大きさがないと
十分なダウンフォースが得られないみたいです。

まあ、このように失敗することも良くありますね。(^_^;)
でもノウハウはどんどん蓄積されていきますから結果オーライです。
常識にとらわれず、なんでもやってみて結果を見極めるのが私流ですから。(^ω^)

スーパーセブン

まず、CGによる空力デバイスの検討を行いました。

更にダウンフォースを稼ぐためサイドスカートを追加し、底面は出来る限り穴を塞ぎます。

もちろん全部ダンボール製でガムテープで止めただけ。(笑)
工作でフォーミュラーカーを作っているようでなんだか楽しいです。(゜▽゜)

フロントのダウンフォースを得るため、フェンダーにもスポイラーを追加しました。

横から空気が入るのを防ぐため、路面ギリギリまでサイドスカートを伸ばしました。

早速テスト走行です。
走り始めると30km/hからダウンフォースを感じます。
お~これは期待できるかもー。(^ω^)
早速ワインディングに繰り出しましょう。

「うぉぉぉ~この車ぁーブレーキいらないじゃないかぁぁー!!」
なんと、ノーブレーキでアクセルちょい戻しだけでコーナーに突っ込んでも、
路面にピターッっと張り付いて全く不安がありません。
コーナーリングの限界が飛躍的に上がったようです。

今まで私は、コーナー侵入ではブレーキングで前輪に荷重移動して向きを変え、
コーナーリング中は横Gをコントロールし、
脱出する時はリアのトラクションをコントロールしながら加速していました。

でも、今日はいつもと同じスピードでコーナーに突っ込んでも
ドライバーのテクニックは何も必要ないです。
ハンドルを行きたい方にただ切るだけ・・・。
車は何事も無くオンザレールでラインをトレースするだけ・・・。
まっ先に私が思ったのは「やべぇ、この車に乗ってると下手になるぅ~」

これはスーパーセブンの形をした違う乗り物です。
なにか他の凄い物です。(笑)
もしかしたら、フォーミュラーカーの部類に片足を突っ込んだのかもしれません。
もちろん本当のフォーミュラーのダウンフォースは、こんなもんじゃないでしょうけどね。

実のところ、私はここまでの性能アップは望んでいません。
セブンは基本設計が古くてある程度バタバタ感があるせいで、
公道のスピードでワインディングを走っても面白いと思うんです。
公道で楽しむ仕様の場合、あまり限界性能を上げすぎるのも考えものかもしれません。(^_^;)

フェンダーに付けたスポイラーは
非常に大きなダウンフォースを発生することが分かりました。
その効果はカナードの比ではありません。
これを付けるとハンドルがグッと重くなり、コーナーリング中の安心感がまるで違いますね。
外すとハンドルが軽くなり、接地感が減って頼りないハンドリングになるのが確認できました。
「フェンダースポイラーが付いていないセブンには乗りたくない」と思わせるほどです。

と言うより、今まではフェンダーでかなりのリフトが発生していて、
これはそれをキャンセルする効果があるために
大きなダウンフォースを感じるのかもしれません。

ディフューザーとフェンダースポイラーは、
スポーツ走行をしている人には絶対オススメの空力デバイスですね。
きっとサーキットでも大きなアドバンテージになると思います。