インプレ(レビュー), スーパーセブン

所さんとかまやつさんが、色々なニアセブンを乗り比べて楽しんでいます。

各メーカーの乗り味の違いとか興味深いですね。(^ω^)

スーパーセブン

思えば、自分が空力に興味を持ち研究を始めたのは小学5・6年生ぐらいから。
中学生の頃は毎日紙飛行機の研究と実験を繰り返していました。

そうなると、かれこれ40年も空力を研究しているわけで、
仕事がカーボンFRP屋なのでテレビで見るようなレースカーの空力パーツの仕事もしてますし、
今ではRC機のキットを開発して設計料を毎月いただけるぐらいになってますが、
空力に関してはいまだに実際に試してみないと分からない部分が殆どで、
非常に奥が深くまた面白いと感じています。(^ω^)

さて、スーパーセブンで前回延長したサイドスカートですが、
ちょっとのギャップでジャリジャリ擦るのはあまり気分の良いものではないので、
しかたなく普段は擦らないギリギリまで切り取りました。(^-^;)

もちろんダウンフォースは明らかに少なくなりますが、まあしょうが無いでしょうね。
失ったダウンフォースは別の空力パーツで補えればいいかな?と思います。

セブンのデザインを空力的に考えると、
前後フェンダーの上面の丸みで最もリフトが発生していると想像できます。
そこでフロントフエンダーと同じように
リアフェンダーにもスポイラーを付けることにしました。

材料はいつものようにダンボールです。(笑)
Amazonの空ダンボールがあったのでこれを使い、黒ガムテープを貼って30分で工作完了。
さっそくいつものコースを走ってみましょう・・・。(^ω^)

最初の1~2コーナーを抜けた時「あれ?変化があるぞ」と感じ、
その後の高速コーナーで「これは確実に良くなってるぞ」と思い、
更にその後の連続S字の速さに驚いて「ひやぁぁぁーー!!!」とか変な声出た。(笑)

「うそだろー!!なんじゃーこの速さぁぁぁー!!」と叫びつつ
コーナーを今まで経験したことがないスピードでどんどんクリアしていって、
それからテンションが可笑しくなってストレートで「( ゚∀゚)アハハ八八 !!」って高笑いした。

これ、凄いです!(゜▽゜)
クリッピングポイントを過ぎたらすぐにスロットルを床まで踏んでもOK!
リアタイヤは全然滑る気配がありません。

経験したことが無いスピードでコーナーリングしていても、
滑る気配がまるで無いから全く恐怖心が無いと言うのも新鮮な感覚。

それに、リアが強力に抑えられているせいで、
ブレーキング時の荷重がフロントに集中しなくなり、
ハードブレーキ時の車体安定も見違えるほど良くなりました。

今回フェンダースポイラーを取り付けたことにより、
明らかにリアのダウンフォースが強力になったのが分かります。
と言うか今まで悪さをしていたリアフェンダーのリフトが
完全に無くなったんじゃないかな?

リアのダウンフォースが増えた分、フロントの接地感が少し減り
僅かにステアリングが軽くなりました。
また空気抵抗も少し増えましたが、それらのネガより
強力なダウンフォースを得たメリットの方がずっと大きいです。

多分アンダー気味になったと思うので、フロントのダウンフォースも
もう少し増やしてバランスを取った方が良いと思いますが、
そもそも限界が高くなりすぎてどのコーナーでも全然滑らないから、
この車がアンダーなのかオーバーなのかよく分からなくなっちゃった。(笑)

それにしても、ダンボールをちょっと貼り付けただけでこんなに変わるぅ~?
高速コーナーではマジでノーマルセブンの時と較べて
2倍ぐらいの戦闘力になったような気がする・・・。(・_・;)
もしかして、とんでもない車を作っちゃったのかも?

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過去の空力実験の記事検索
http://minkara.carview.co.jp/blog/search.aspx?typ=1&kw=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E5%8A%9B%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

スーパーセブン, ベンツCクラス,

2016年7月24日(日曜)神奈川県の宮ヶ瀬湖で
スーパーカーチャリティーフェスティバルが行われます。
私も見に行く予定です。(^ω^)
http://alljapan-supercar.net/info/160724/index.htm

スーパーセブン

いつも運転を楽しんでいるワインディングは全面ガタガタ舗装されている上に、
セブンで走ると「ガツン!」とフルボトムする強烈なギャップが3箇所ぐらいあります。
仕方ないのでセブンでこれらのギャップを通過する時はアクセルを緩めて走ります。

ところが、ライバル(笑)であるメルセデス・ベンツCクラスでは
サスの豊かなストローク量でフルスロットルのまま通過できるんです。
つまりこの区間のスピードでCクラスに負けるんですよ・・・。(^-^;)

設計が最新のドイツ車とはいえ、普通の乗用車であるはずのCクラスに
セブンがコーナーリングで負けるなどどうして許せんのだ! ヽ(`Д´)ノ

そこで、車高を上げてみる事にしました。(^ω^)
とりあえずスプリングを締め込んで、フロント10mmリア20mm上げてみます。

さっそく走ってみましたが、思った通りギャップ通過は楽になりました。
ただ、重心が上がったためロールが増えちゃいましたね。(^-^;)
フロントは今より5mm下げて、リアのダンパーは2ノッチぐらい締め込んだ方が良いかもしれません。
まあ、これはたいして大きな問題じゃないです。

そんなことより、車高が上がったらリアのダウンフォースが激減しました!
ダウンフォース量は体感的に半分ぐらいになったように感じます。(T-T)
ほんのちょっと車高を上げただけで、
ダウンフォースが半分になるなんてあまりにも予想外の結果・・・。

おそらくサイドスカートと地面との隙間が広くなったせいで
サイドからフロアに空気が入ってしまい、
ディフューザーで空気を抜いても十分な負圧が得られなくなったと思われます。

今の車高を保ったままダウンフォースを回復させる対策として、
サイドスカートを地面ギリギリまで伸ばしてみました。
これで走ってみますが、思った通りダウンフォースはしっかり復活したばかりではなく、
これまでで最も強力なダウンフォースが発生しています。(^ω^)

ロータス78のサイドスカートの例

このダウンフォースは40km/hぐらいから何となく体感できますが、
60km/h以上では確実に地面に張り付いている感覚があり、
100km/hも出すとハンドルが重くなって車体の安定感が増え、
どんなコーナーでもノーブレーキで曲がれるんじゃないかと思うほど
タイヤのグリップが増え接地感が上がります。
たぶんサーキットなら2秒ぐらいは簡単に速くなるんじゃないでしょうか?
空気抵抗の増加は特に体感できませんでした。

直進性も前よりあきらかに良くなりましたが、
私の考えではこれはダウンフォースとは関係なく垂直面積が増えたことで、
サイドを流れる空気の乱流が整流されたせいじゃないかと考えています。 

コーナーリングスピードが上がって立ち上がりも速くなったので、
今まで2速でちょうど吹け切っていた短いストレートでは、
余裕で3速に入るようになりました。
これが材料費1000円ちょっとのエアロパーツの性能?(笑)

ダウンフォースはスピードによって増減するので、
低速コーナーではノーマルのセブンとなんら変わりません。
ところが、高速コーナーはギューっと地面に押し付けられ
接地感と安定感が物凄く増えますので楽々運転でき、大変気持ち良いです。(^ω^)
ですから、なるべくスピードを出して運転したい車になりました。

今回の実験で、ディフューザーは車高によってダウンフォースの強さが大きく変化することと、
レースカーなみに低い車高にすることが無理な場合は、
サイドスカートを併用しないと十分なダウンフォースが得られないことが分かりました。

ただ、今のサイドスカートは大きすぎて邪魔なので、
後でもう少しカッターで切り取ろうと思います。

もしかしたら現代のF1のようにボディサイドに計算された渦を作ることによって、
サイドスカート無しで横からフロアに入る空気の侵入を防ぎ、
同様のダウンフォースが得られる策があるかもしれません。
これは、これからの研究課題です。(^ω^)

過去の空力実験の記事検索
http://minkara.carview.co.jp/blog/search.aspx?typ=1&kw=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E5%8A%9B%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

スーパーセブン, ベンツCクラス

ここのところ週末になると、セブンとCクラスを取っ替え引っ替え
ワインディングに繰り出して走りこんでいます。

スーパーセブンはワインディングを走るために存在しているような車ですよね。
コーナーリング性能のため他の快適性や積載性などすべてを犠牲にしたような車なので、
当たり前ですがワインディングではかなり速いです。

何度も両車のコーナーリング性能を検証したところ、にわかには信じられないと思いますが、
ベンツCクラスのコーナーリング性能はスーパーセブンとほぼ互角であることが分かりました。

ただ私のセブンの場合は、エンジンをチューンしてある上にSタイヤを履いていますし、
ダウンフォースもノーマルとは別次元なので全体的にCクラスより少し速いですが、
ギャップやうねりの関係でCクラスにコーナーリングスピードが負ける区間は確かにあり、
もしこれがノーマルのセブンだったら、普通の乗用車であるCクラスに勝てないかもしれません。(^-^;)

レーシングドライバーの中谷明彦さんは、Cクラスのコーナーリングを
「ランエボやインプレッサでも追いつけそうにない。」と表現しましたが、
これは本当のような気がしますね。驚異的なシャシ性能だと思います。
もしハイグリップタイヤを履かせたら かなり面白いことになるでしょうね。(^ω^)

メルセデスはなぜ普通の乗用車であるはずのCクラスに、
GTRみたいな性能の車体を与えたのでしょうね。
サーキットでの膨大な走りこみを行って開発しないと、
このように優れたシャシ性能を持つ車は生まれないと思います。

ベンツって、日本車で言うとクラウンあたりの立ち位置だと思いますが、
設計思想が全然違うんですね。(^-^;)
もしかしたら車の基本性能を極限まで上げて安全性を高めるためなのかな?

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=-v91gTZCtQ8#t=12m49s