バイク

いつも河原のモトクロスコースを走っているYZ250Xですが、
フロントサスの動きが少し悪くなってきたようなので、
フォークのオーバーホールを行いました。(^ω^)

詳細は、みんカラの整備手帳に載せてありますので、
興味がある方はご覧ください。↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/car/2911771/6611603/note.aspx

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公道仕様化したYZ250Xですが、
時々ウインカーに接触不良があったので点検してみたところ、
カプラーの中にカシメがちゃんと行われていない端子があるのを発見しました。(^_^;)

おそらく中国製だと思いますが、素人の作業員が作ったと思われます・・・。
だいたい、日本人なら絶対こんな仕事はしないと思うんだよね~。(´・_・`)
他の端子もイマイチ信用出来ないのでカプラーから抜いて点検。
カシメ不足の所は他にもあったので、カシメ直してハンダを流しておきました。

電源に使っている単3電池は、パナソニック・エネループ(1900mAh)から、
超大容量の3R SYSTEMS・エネボルト(3000mAh)に交換しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G4WNCTT

あと電池ボックスがすぐ接触不良を起こすことが判明したので、
それぞれの電池を直接ハンダ付けしました。
単セルのハンダ付けはラジコンをやっていれば普通に行う作業なので、
もう手慣れたものです。(^ω^)
バッテリーシャンテはハンダ吸取線を使いました。
100wぐらいのハンダゴテで、ハンダ付け作業時に熱をかける時間は約1秒です。

上下の絶縁は発泡ポリカーボネート板。 その後、ガムテープでグルグル巻きに。

単3電池8本のシステムの場合、
ハロゲンバルブでは消費電力の大きすぎてまともに光らないので、
18WのLEDバルブに交換してあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B085G4DLWV
最近はLEDバルブが凄く安いし、良い時代ですね。
18WひとつでもNSR250Rのハロゲン2灯より明るいみたい。(笑)
ちなみに、Aliexpressなら1,037円(送料無料)です。
https://ja.aliexpress.com/item/4000207508654.html?spm=a2g11.12010615.8148356.24.6ed9570awfzRDY

ヘッドライトバルブ後端のコネクターがフレームに当たるので、止む無く端子を折り曲げ
丸型圧着端子を使い直接ビス止めすることにしました。
その後ガムテープでグルグル巻きにして絶縁しています。
むしろコネクターより外れにくくて良いかも?(笑)

ウインカーやテールを含め灯火類はすべて省電力のLED化してあり、
エネボルト3000mAhの場合どのくらい電力が持つかガレージでテストした所、
ヘッドライト・テール・ウインカーを点けっぱなしでも
4~5時間は点灯し続けることを確認。
自分の場合、コースまでの往復40分だけ持てば良いので、
電力にはだいぶ余裕があります。(^ω^)

フロントブレーキスイッチは油圧式にするとタッチが悪くなるらしいので、
マイクロスイッチを使い、ステーを作ってエポキシ接着しています。
https://www.monotaro.com/p/4655/0725/

あと中華製の汎用ハンドルスイッチですが、ウインカーがプッシュキャンセルじゃないし、
クリック感もイマイチで非常に使いにくい(中立位置にしにくい)ので、
中古のホンダ純正ハンドルスイッチ(CBR929RR用)をヤフオクで買いました。
常時点灯義務が始まる以前のバイクならばスイッチでヘッドライトをOFFに出来るので、
コースを走る時にOFFに出来て好都合です。

作りを見比べてみると流石ホンダ純正品、
今までの安っぽいタッチのスイッチと比べると、お話にならないぐらい高品質です。(笑)

ちなみに、何十年もバイクに乗ってきた経験上、
バイクのハンドルスイッチは
ホンダの物が最も信頼性と耐久性が高いと感じています。

もちろん、そのままポン付け出来るわけではないので、
両方のスイッチを分解し、どの色の配線がどこに繋がっているかメモして、
カプラーから出ているコードにそれぞれの配線をハンダ付けし直し。(^-^;)

あ、ちなみにRedBullグローブ買いました。ハデハデでかっこいいです。(^ω^)
実際走ってテストしてみましたが、接触不良など皆無になったので、
普通の国産バイク並みの信頼性になったと思います。

ホンダ純正スイッチは、今まで使っていた汎用スイッチより少し大きいのですが、
レバーが接触することもないですしスイッチの操作性も抜群に良くなりましたので、
非常に気持ち良く乗れるようになりました。(゜▽゜)

YZ250X公道仕様化の記事はこちらにもあります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/43679909/
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/43650034/

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YZ250Xには、Trail TechのEndurance IIスピードメーターを取り付けているのですが、
説明書が英語だし誤植もあって分かりにくいので、日本語マニュアルを書いてみました。
Endurance IIスピードメーターを使用している方は是非使ってくださいね。(^ω^)

印刷用のPDFファイルはこちら↓
http://sekiai.net/others/ENDURANCE_II_Manual-jp.pdf

販売しているショップさんも、このマニュアルを自由に使って構いません。
印刷してメーターに同封すれば、ユーザーさんも助かると思います。
もし間違いがありましたら、コメントなどで教えていただければ修正します。

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モトクロスコースでは、いつも通るラインに轍が自然発生するので、
ほとんどのコーナーにバンクや轍が出来ています。

コーナーリング中にタイヤが轍から外れると即グリップを失います。
特に前輪が轍から外れると転倒は免れませんので、
私は前輪が外れないように慎重にハンドル操作して走っていました。
でも、どうやら根本的に走り方(考え方)が間違っていたようです。(^-^;)

私の走り方は、
[ブレーキング→バイクを倒す→ハーフスロットルで旋回→コーナーが終わったら全開]
ですが、全日本の選手とかプロレベルの人になると、
[ブレーキング→バイクを倒す→即全開!→更に全開!]
となっていて、スロットル全開のままコーナーを曲がります。
ですから、コーナーリングが信じられないほど速いです。(゜▽゜)

なんでこれが出来るのか不思議だったんですが、
こちらの動画を見つけてやっとそれが分かりました。
これを見ると、コーナーリング中にフロントタイヤを全く使っていない!

フロントタイヤの軌跡は轍を完全に外れてインに切れ込んでる。
普通ならフロントタイヤが滑って即転倒ですが、
フロントタイヤはアウト側に滑る気配が無い。
つまり、バイクを思い切り寝かせた状態でウイリーしていると言う事!

バイクを寝かせたまま「横方向にウイリー」すればフロントは当然内側に向く。
つまり、フロントのグリップに関係無く全開で曲がり続けることが出来る。(゜▽゜)
コーナー入り口から全開にするのはそういうことなんだと気づきました。

フロントタイヤが轍を外れるのを無視して、
スロットルを全開にするのは相当な勇気がいります。
もちろん私も特訓してみますが、いつか出来るようになるかな?(^-^;)

元の動画はこちら

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ほぼ毎週のように泥んこのオフロードコースを走るので、
いつもはあんまり丁寧に綺麗にしたりしないんですが、
中古車として手放すため次のオーナさんのためにも隅々まで磨くことにしました。(^ω^)

カバーを外して部品の一つ一つまで丁寧に磨きます。
バイクが綺麗になっていくのを見るのは楽しいですね。(゜▽゜)

洗剤やパーツクリーナーで汚れを落としたら、アーマーオールタイヤワックス
で艶出し、ゴム部品はラバープロテクタントで保護。

もちろん新車同様とはいきませんが、かなり綺麗になったと思います。(^ω^)

このバイクはオフロードショップ フレアラインさんにありますので、
欲しい方はお店にお問い合わせください。
販売価格は聞いていないですが、たぶんそんなに高くないと思います・・・。
なかなか出ない希少車ですし、ナンバー付きで公道を走れるレーサーです。(゜▽゜)
インプレはこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/35233088/

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自分の限界の速度で走ってみると、YZ250Xの色々なことが分かってきました。
まず、なんと言っても元々のYZの車体設計が非常に優れていますね。(^ω^)

車体が大変軽量で、サスペンションの性能も特筆出来るほど素晴らしいです。
エンジンパワーが凄まじいのに2スト独特のピーキーさも少なく、
低回転でも実用トルクがしっかりあって、
極低速でのエンジンストールしにくさも充分だと感じました。
あと、やっぱり日本のバイクメーカーは信頼性も世界一ですから、
メカニズムに対して絶大な安心感もあります。

そこで、近年私が所有してきた2台のKTM製エンデューロマシン、
KTM 350 EXC-F SIXDAYS (2012年型)と、
KTM 200 EXC (2015年型)との比較インプレをしてみます。

KTMは両車とも「乗りやすさ」と「疲れにくさ」を重視していて、
しなやかな鉄フレームなので、大きなギャップを飛んでガツンと着地した時など、
横方向に少しヨレッっとフレームがしなる感覚があります。
しかし、YZ250Xは非常に剛性が高いアルミフレームなのでヨレる感じがまったくありません。

YZ250Xは基本的にモトクロッサーそのままの車両なので、
乗る前は「サスが硬めなのかな?」と思っていましたが、
全然そんなことはなく非常に柔らかくてしなやかなサスを持っています。

ノーマル状態のサスセッティングも、エンデューロ用として見事にドンピシャに合っています。
YZ250Xは開発ライダーが素晴らしいんですね~。流石です。(^ω^)
通常はノーマルのセットから何も変える必要は無いと思いますが、
私のようにハイスピードコースを走るのが好きならば、
もう少しだけダンパーを効かせてもいいかもしれません。

対して、KTMの場合はいずれもノーマルのサスセッティングではとても走れないです。
フロントがガチガチに固いせいでコーナーでダダダッっと外に逃げるし、
リアは減衰が全然効いていないポヨンポヨンと跳ねるセッティングとなっているので、
ちゃんと前後とも同じぐらいにセッティングし直せば非常に乗りやすくなりますし、
なおかつ格段に速く走れるようになります。
参考
http://sekiai.blogspot.com/2014/08/ktm-exc-f.html

またYZとKTMのシート高は同じぐらいなんですが、
YZはサスの有効ストローク長がKTMの2台と比べて明らかに長い感じがします。
非常にしなやかで細かいギャップをしっかり吸収するだけではなく、
KTMには無いリンク機構を採用していることもあり、
大きな衝撃でも奥で硬くなってしっかり踏ん張るサスなので、
KTMの2台がガツンと底づきする位の激しい着地でも底づき感が全く無いと言う、
まさに究極の猫足感覚を持つ素晴らしいサスペンションになっています。

私の感想ではYZ250Xのサスペンションの性能は、
わたしが持っていたKTMの2台より完全に上だと思います。
ちなみに、YZ250Xと125Xは近年サスが格段に良くなったらしい。

サスストロークが長くてしなやかに良く動き、暴力的なエンジンパワーを持つバイクであるため、
加減速で前後方向の荷重移動がKTMに比べてかなり大きいです。
加速すると前が上がって後ろが沈み、ブレーキングでも盛大にノーズダイブするので、
ペースアップして走った時にKTMと違う荷重移動の大きさに結構戸惑いました。
これは、ちゃんと乗りこなすのに荷重移動の練習をする必要がありそうですね。(^-^;)

KTM EXC(EXC-F)シリーズは純粋なエンデューロマシンです。
まるで市販トレール車のような乗りやすさを持っていて、エンジンも敏感すぎず、
じんわり効くブレーキも滑りやすい路面で非常に使いやすいですし、
ライダーの負担もYZ250Xより少ないため比較的疲れにくく、
獣道みたいな難所のコースを何時間も走るエンデューロに最適なバイクだと思います。
もちろん、エンデューロ選手権での実績も素晴らしいものがあります。
ただしモトクロッサーではないので、大きなギャップやジャンプの着地などは
あまりガツンとならないように抑えぎみに走る必要があります。
乗りやすさと疲れにくさを考慮して、
フレーム剛性もわざと落としてあります。

 

YZ250Xは、純モトクロッサーを少し乗りやすくセッティングしなおしたバイクなので、
ほぼモトクロッサーそのまま。ですからハイスピードのコースで素晴らしい速さを発揮します。
もちろん山を走るエンデューロで使っても優勝を狙える戦闘力がありますが、
キャブのリセッティングでフルパワー化して全開で走ると強烈に速いバイクなので、
ライダーの技術や体力はそれなりに高いものが要求されるでしょう。
(キャブがノーマルセッティングのままだとパワーはそれほどではないです)
ブレーキもKTM EXC(EXC-F)シリーズよりガツンと強力に効きますし、
エンジンの反応も非常に鋭く、スーパークロスの大ジャンプも問題なく飛べるバイクです。

例えばこのような走り↓は、KTMのエンデューロマシンではとても出来ませんね。(^-^;)

ただしKTMでも純モトクロッサーの250 SXになるとリンク式サスになりますし、
EXCシリーズとはまた違ってくるのでしょうね。

YZ250Xは、少なくとも私が今まで所有してきた中では、
間違いなく最も優秀なオフロードバイクだと断言できます!(゜▽゜)

私は、スピードが出るモトクロスコースを
爆走したりジャンプを飛んだりして遊ぶのが大好きなので、
今回の買い物はベストチョイスだったと思います。(^ω^)

[オマケ] YZによるフリースタイルモトクロス