ベンツCクラス, ベンツSクラス,

所有期間を1年間と決めて購入したメルセデス・ベンツSクラスは、
当初の計画通りにドナドナされていきました~。(^ω^)

ベンツの最上級であるSクラス(S550)は本当に素晴らしい車でした。(゜▽゜)
メルセデス・ベンツ130年の哲学による圧倒的な世界観を持っていて、
もちろん乗り心地も素晴らしかったです。
買った時は乗るたびに非日常を味わえ、ずっと所有していたいと思わせるほど良い車でした。

ただ人間って不思議なもので、毎週乗っているとSクラスと言えども慣れてしまい、
すっかり日常の一部になってしまう事も分かりました。(^-^;)
乗り心地が多少ゴツゴツする車でも、いつも乗っていると慣れて気にならなくなるのと同じで、
極上の乗り心地もすっかり慣れて、ごく普通の乗用車に感じるようになってしまうんですよ。

C7コルベットとSクラスの2台により「一生に一度スーパーな車を所有する計画」は無事終了し、
後は今まで通りに普段乗りの乗用車とスーパーセブンの2台体制となります。

私は、なるべく色んな車に乗ってみたいと考えているので、
今後は2年ごとぐらいには普段乗りの車を買い替えたい。
なんせ世間の免許返納が70歳あたりらしいですから、あんまり時間が無いのです。
計算上は、あと数台買い換えるだけで「車人生すべて終了~(T-T)」となるわけですよ。

もっとも自分の場合、あと10年ちょっとで車が運転出来ないほど
ボケボケになるとは思えないですけどね・・・。(^-^;)
レーシングシミュレーターの練習も毎日欠かさないですし、
スーパーセブンで走ればコーナーを攻めることしか考えていないし、
70歳になってもモトクロスコースを全開で走ってると思う。(笑)

今、普段乗りに使っているCクラス(205型)は、
ニュルで徹底的に鍛えられた最高のシャシーを持つ名車であり、
これまで沢山の試乗で世界中の色んな車に乗ってみても、
このクラスではこれを超えるシャシーと完成度を持つ乗用車が見つからないので、
このままCクラスに乗り続けても全然構わないわけですが、
やっぱり人生に変化が欲しいので買い替えを考えています。

私の場合、仕事のためにどうしても荷室が必要ですし、
長距離で疲れた時は後ろで足を伸ばして仮眠したいので、
ワゴンかそれ以上の荷室があることが絶対条件です。

無難なところでは、同じCクラスワゴンでも高年式にして、
もっと上のグレードであるスポーツにしてエアサスのモデルにするとか、
ディーゼルエンジンを味わってみるのも悪くない。

あと、もしEクラスにステップアップするならE400がいいな。
これはSクラスに匹敵する乗り心地を持っている素晴らしい車です。(^ω^)

また全然違うアプローチとして、
EVで走る車も味わってみたいな~なんてことも思い始めています。

私は実家に帰省する時に1日に10時間以上高速道路を走る関係で、
純粋なEVの場合は途中の充電に何度も時間を取られると、
1日で到着しない可能性も出て来るので、純粋なEV車はちょっと無理っぽい。

必然的にPHEVとなりますが、仕事でいつも往復している距離が36キロなので、
普段ガソリンを一切消費しないようにするためには、
EVで50キロは走れる性能が欲しいですね。

 

そうなると、条件に合う車種は現在発売されている車では数えるほどしか無くて、
三菱アウトランダーPHEVか、ミニクロスオーバーPHEV位しかありません。
もう少し待てば色々なPHEVが出てきそうですけどね。

とりあえず今はエンジン車を買って、
条件に合うPHEVが出るまで待っている手もありますね。
なにはともあれ「次にどの車を買おうかなー?」などと、
ディーラー試乗などしながらアレコレ考えるのは
とっても楽しい時間なのです。(^ω^)

ベンツSクラス

今回購入したメルセデス・ベンツSクラス ロングなんですが、
普段乗りで使ってるCクラスより直進性が劣ることに
どうしても納得ができないんですよ・・・(^-^;)

ホイールベースもかなり長いですし、メルセデスのフラッグシップが
2つも格下のCクラスに直進性で負けることは普通に考えてもありえないですよね。


そう言えばこの個体、購入前にショップで試乗した時は
Cクラスを超える素晴らしい直進安定性を持っていて感心したのを思い出しました。

あと納車整備でフロントのサスを分解整備したことも聞きました。
と言うことは・・・・やはり試乗した時とはトーインが違うんじゃないか?

早速、フロントタイヤの溝を前後メジャーで測ったところ、なんとトーイン10mm!
こりゃ真っ直ぐ走らんわ・・・。(^_^;)
もちろん、このまま走ってたらタイヤも凄く減るし~。
おそらく、分解整備後にトーイン調整するのを忘れてたんじゃないかな?


まあトーイン調整はいつもやってることだし、サクッとDIYで調整します。
ハンドルを目一杯切ればジャッキアップしなくてもその場ですぐに調整できますよ。
やる気になればドライブ先の駐車場でも出来ます。(笑)
タイロッドを半回転戻したところ、無事にメーカー規定値になりました。


早速テスト走行しましたが、当然のことながら素晴らしい直進性になりました
これがSクラスが本来持つ「メルセデス ライド」フィーリングなんですね。
高速道路でもハンドルに軽く触れているだけでOKですし、
もちろんCクラスの直進性を完全に超えています。(゜▽゜)

それにしても、Sクラスはなんとも心地良く優しい直進性を持っていますね。
あまりにも気持ち良いので高速道路に何度も乗って一日中走ってました。(^ω^)

インプレ(レビュー), ベンツSクラス


高速道路でのSクラスは、静粛性が高く車内はとても静かで、
乗り心地はマシュマロのように柔らかく、言うまでもなく非常に快適です。(^ω^)

ただ、魔法のじゅうたんのように宙に浮いた乗り心地というわけではなく、
路面の状態はしっかり伝えてくるので、
首都高の繋ぎ目などを通過する時はやっぱりガタンと振動が伝わります。

油圧アクティブサスペンションはロール制御も行っているようで、
非常に柔らかい足にもかかわらず首都高のカーブでもロールはかなり少ないです。

マジックボディコントロール(MBC)は、高速道路のうねりを通過する時に効いているのが判ります。
前方でうねりを見つけて「このぐらい揺れるだろうな」と考えて通過すると、
予想した揺れの3分の1とか4分の1の揺れしか起こりません。たしかに凄いと思います。

ただし、マジックボディコントロールがうまく作動するためには色々な条件があるようで、
いつでも作動するわけではありません。
前方のカメラで「見た目でうねりがあるのがハッキリ分かる場合」のみ作動します。
感覚的には3分の1ぐらいのうねりで作動してるかな?と言う感じ。

また、首都高に良くある路面の継ぎ目など鋭いギャップなどでは作動しませんし、
悪天候や夜間も作動しないらしいので、過信は禁物ですね。
もちろん、マジックボディコントロールが作動しない時でも
S550の乗り心地は大変良いので問題ないですけどね。(^ω^)

スポーツモードなど色々切り替えてみましたが、やはり高速道路ではスポーツモードにして、
ダンパーをある程度効かせて走った方が安心感がありますね。
足は固くなりますが、Sクラスの乗り心地をスポイルするほどでは無いので快適性に問題は無いです。
なお、マジックボディコントロールはスポーツモードでは作動していないように感じますので、
おそらく解除されるのだと思います。


リアシートにも素晴らしい極上空間が広がっていますが、
誰かに運転をお願いしてリアシートにも乗ってみたいですね。(^ω^)

あと非常に意外でしたが、直進性は私のCクラスの方が明らかに良いです。
納車前に足回りを分解してグリスアップなどのメンテを行ったらしいので、
もしかしたらトーインが微妙に減った可能性もあるかも?
後で自分でトーインを測定して、少ないようなら1mmぐらい足しておこうと思います。
また私のCクラスの場合は、カナードやアルミテープにより空力チューンを行ってあり、

これらの直進性向上効果は相当ありますから、このせいかもしれません。
そのうちSクラスにも空力チューンを是非やってみたいですね。
きっと見違えるほど良くなると思います。

—————4月21日追記————–
トーインを調整して解決しました!

高速道路を降りる時にちょうど良いコーナーがあったので、
何の気なしにちょっとハイスピードのコーナーリングを試してみました。

「うぉぉぉ~~っ! マジですかぁ~~!!!」 w(@。@;)w

「嘘でしょ!? なんで重量級の高級車であるSクラスがこんな凄いコーナーリングするのぉ~!?」

この時は本当に驚きました! こうなるともう止められません・・・。(^-^;)
速攻で帰宅する予定を変更して、ワインディングに繰り出すことにしました。
それにしても、Sクラス納車直後にコーナーを攻めに行くヤツは私ぐらいだと思います。(爆)

路面の荒れたいつもの過酷なコースを駆け抜け、次々に現れるコーナーを抜けるたび、
驚愕すると同時に呆れにも似た感情が湧いてきました・・・。

この車、ワインディングでとんでもなく速いです!
感覚的には以前所有していたコルベットにも匹敵します。
もちろん両車が実際にレースをすれば、
Sクラスはそれ用に作られた車じゃないので負けるとは思いますが、
驚いたことに「シャシー性能自体はほぼ互角」であると感じました。(゜▽゜)

もしセブンでワインディングを走っている時にバックミラーにSクラスがチラッと見えたら、
私は道を譲りますよ。とてもかないませんからね・・・。(^-^;)


メルセデス・ベンツと言う会社は、なぜ超高級車にスーパーカーみたいなシャシーを与えるのでしょうか?
もちろんシャシー性能が素晴らしいのは街乗りで試乗した時でも分かっていましたが、
まさかこれほど凄いとは思いませんでした。想像を遥かに超えています。
何千回とサーキットを走り込んで設計を煮詰めないと、こんな車は絶対に作れないはずです。
コストダウンと販売効率を最も重視する日本のメーカーでは考えられない発想ですね。

メルセデス・ベンツの企業理念は「最善か無か」の哲学にあるそうですが、
これもその一環なのでしょうか?
もしかしたら安全性を考えて、車体の戦闘力を究極まで上げたいのかもしれません。
たしかに、この性能があれば危機回避能力は大変優れていると思われます。

参考動画 ベンツSクラス vs レクサスLS600 性能比較テスト(ダブルレーンチェンジ)
https://youtu.be/0FX_9pB-BiQ?t=655

Sクラスを買って本当に良かったと心から思いました。(^ω^)
やはり世界的に見ても、これはトップクラスに素晴らしい車だと私は思います!
私は沢山の車に試乗したことがありますが、S550の順位はパナメーラターボと同率の一位ですね。


ニュルブルクリンクで徹底的に鍛えられた超絶シャシーを持つSクラスを
ワインディングで走らせるのはとても楽しいのですが、
超高級車としてスムーズに走らせるためアクセル操作にはフィルターがかけられており、
激しいペダル操作にはリニアに反応しないようにプログラミングされています。

エンジンは455ps トルク700Nmと、かなりのパワーを持っているので
ラフなアクセル操作でもギクシャクしないようにしてあるのだと思います。
車の本来の使用方法を考えるとこれは正しい味付けだと思いますが、
個人的にはこのフィルターを切るスイッチも付けて欲しいですね。(笑)

具体的にはアクセルをガバっと開けてもワンテンポ遅れて加速し、
アクセルを急激に閉じてもすぐには回転が下がりません。
特にコーナー侵入ではアクセルから足を離してブレーキを踏んでも
車はまだ加速中で「おっとっと・・・」と言った状態になるので、
リズム良く走るためには慣れが必要になりますね。(^-^;)
もっとワインディングを走り込んで練習してみることにしましょう。

ベンツSクラス

電車とバス3時間かけてSクラス取りに行って来たゼィ~  o( ̄ ^  ̄ o)
前の晩は興奮してあまり寝れなかったゼィ~~ (笑)


と言うわけで、無事に納車になりました。(^ω^)
納車が4月になったので税金払わなくてもいいかと思ったけど、
しっかり請求されました。 まあ、当たり前ですね・・・。(^-^;)

高速道路やワインディングの詳しいインプレは後日ゆっくり書きますが、
乗れば乗るほど「凄い車だなぁ~」と思うんだよね。(゜▽゜)

あと、イルミネーションがめっちゃ綺麗! (o^-^o)

ベンツSクラス

 

Sクラスの中古車を色々見ていたら、
5年落ちぐらいのS550でマジックボディコントロール付きの車が
500万円台で普通に売っているのに驚きました。(^_^;)
これって、新車価格1640万円の車ですよ・・・。

ちなみにマジックボディコントロールとはアクティブサスの一種で、
ステレオカメラで路面の凸凹を判断しサスを積極的に伸縮させて、
自動的に車体をフラットに保つシステムです。動画を見れば分かりやすいと思います。

まさに魔法のじゅうたんですね! この乗り心地は是非とも味わってみたい~。
と、言うことで早速中古車で試乗してみることにしました。(^ω^)

S550 ロング AMGスポーツパッケージ マジックボディコントロール装着車
V型8気筒DOHC直噴ツインターボ 4663cc 455ps  新車価格 1640万+オプション
スペック https://www.goo-net.com/catalog/MERCEDES_BENZ/SCLASS/10087829/

ショップにあったS550は、新車じゃないかと思われるほどピカピカで
文句なく極上の個体! こりゃすげえ~。(゜▽゜)
とても500万円台で買える車とは思えないですね。(^-^;)
インテリアも、とってもオシャレで私好み~。


スタッフさんにお願いして早速試乗を開始します。
すでにエンジンがかかっているはずですが、静かすぎるのでタコメーターを見ないと全く分かりません。

アクセルを柔らかく踏んで静かに走り出しますが、1m走っただけであまりの滑らかさに驚きます。
もちろんまだマジックボディコントロールは働いていないのですが、
元々のS550自体の乗り心地が信じられないほど良いので、まるで絹の上を滑るように進みます。
以前試乗したSクラス(S300h)よりかなり乗り心地が良いのが判りますが、
サスペンション自体が違うせいなのか、あるはエンジンの重量が違うせいかも?

市街地で試乗を続けますが、この乗り心地の良さは異次元。なんだか凄いです。
マジックボディコントロールが働いているかどうかは乗っている人には分かりませんが、
少なくとも私が乗った中で、間違いなく最も乗り心地が良い乗り物だと断言できます。
ロール制御も行っているようで、ハンドルを左右に振ってみてもグラッと来るロールはしませんでした。

ロングホイールベースで直進性も非常に良い上に大変上質で、
1mmのハンドル操作にも車はしっかり反応してくれるので運転が楽しいです。
良い車は運転していると車が小さく感じられるものですが、
S550もサイズを感じさせない乗りやすさがあり、普段乗りでも使えそうな雰囲気があります。

ハンドリングもシットリ感があり大変気持ち良く、車の反応はあくまで優しく滑らかで、
柔らかいサスにもかかわらずタイヤの接地感もしっかりあります。
また、優れた車体と数々の安全装備を持つこともあり、
「車に守られている感」が絶大で乗っていて非常にリラックスできるので、
スピード感が希薄で実際より20km/hぐらい遅く走っているような感覚になります。

「Sクラスだけに感じる独特な味わい」が明確にあるのですが、これを言葉で表現するのはとても難しいです。
以前の試乗では「百獣の王に乗ってるような雰囲気・・・」と書きましたが、もっと詳しく表現すると、
「体格の良い威厳のある父親が生まれたばかりの自分を、
最上級の羽毛でフンワリくるんで優しく運んでくれているような感覚」かな?
う~ん。やっぱり伝わらないか~(笑)
とにかく柔らかいのに強く、強固なのに優しい、なんとも言えない心地良さがあります。

ちなみに、他のメーカーの車にはフラッグシップモデルであってもこの独特の感覚は無いです。
おそらくメルセデス・ベンツの車体開発部門には、門外不出の秘伝のレシピがあるんじゃないかな?


アクセルをガバっと踏み込むと、C7コルベット並のパワーを持つS550は猛然とダッシュし、
ギャップに乗ると275幅のPOTENZAであってもキュッキュッキュッとホイールスピンを起こします。
大きな見た目からは想像出来ないほど速い車ですね。(^ω^)

ただし、ゆっくりジェントルに走るのが最も気持ち良い車なので、
こんなに強大なパワーはいらないと思います。私ならこの半分でいいです。(笑)
私はSクラスに乗る時は、グラスの水をこぼさないような滑らかな運転を楽しみたいのです。

S550の試乗は驚きと感動の連続でしたね!(゜▽゜)
こんなに素晴らしい車は世界中探してもめったに無いと断言できます。

さ~~てぇ~~、ここに取り出しましたハンコをぉぉ~~~~

 

 

 

ポチッとな。(^ω^)