スーパーセブン

巨大デフューザーとサイドスカートによってリアのダウンフォースは十分得られているので、
今度はフロントに色々な空力パーツを付けて実験をしてみることにしました。

まずは、ちょっと大きめのカナード(ウイング?)です。(^ω^)
塩ビ板を曲げて翼型を作り、シルバーカーボン柄シートを貼りました。

テスト走行してみましたが、なかなか良いです。
フロントにダウンフォースが感じられますし、直進性も良くなります。
色々やってみましたが、取り付ける角度は15度ぐらいが一番良いようです。
あまり角度を付けすぎると抵抗が増えてフィーリングが悪くなるのが確認できました。

次に、サスペンションアームを利用したウイングです。
EPP(発泡ポリプロピレン)で簡単に作ってみました。

サスペンションアーム(バネ下)にダウンフォースがかかるようにすると、
効率が良いと言われていますが、いったいなぜなんでしょうね?

参考ページ
ロータス タイプ49Bの例
http://tamiya.com/japan/products/12053/index.htm
レースで実績が出ると、各チームがこぞってこの方式のウイングを採用しましたが、
ほどなくレギュレーションにより禁止されました。

R&D F20の例(ページの一番下)
http://www.jmia.jp/formula/formula.html
「サスペンションのバネ下に直接ダウンフォースを与えると、大きなアドバンテージを得られる」と書いてあります。

つい最近も、マクラーレン・メルセデスがウイング状のリアサスアームを付けて、
レギュレーション違反ではないかと問題になったことがありましたね。
http://www.formulaf1.es/wp-content/uploads/2014/01/McLaren-MP4-29-Jerez-2014.jpg

バネ下にかけるダウンフォースについては、これは想像でしかないのですが、
車体の状態に無関係にタイヤを地面に押し付けることができるので、
坂の頂点などで荷重が抜けて車体が浮き上がりそうになっても、
ダウンフォースによりタイヤを地面に押し付けて走行することが
出来るのではないかと思います。

その他にも、大きなダウンフォースをかけてもサスペンションを固くする必要がまったく無いとか、
速度変化によるダウンフォースの増減で車高が変化しないなど、
利点は色々考えられますね。

さて、この状態で走ってみたんですが、
面積が大きい割には効果はあんまり無く、いまいちでした。(^-^;)

これはセブンの前後アームが水平に付いているせいで、
有効な迎え角が付けられないことによると思います。
もっと角度が付けられれば良い結果が得られそうですけどね。
それに発泡製だと、なんだか凄くかっこ悪い。(笑)

と言うことで、塩ビ板で作り直して表面にカーボン柄シートを貼って、
複葉機みたいに上下のアームに取り付けてみました。

今度は前方のアームだけに付いているので迎え角を少し付けることが出来ます。
走ってみますが、こちらはなかなか良い感じです。
ただ、カナードを付けたほどの効果は出ませんでした。

今度は全部付けてみました。
デザイン的になんだかゴチャゴチャしてますが・・・。(笑)

走ってみましたが、これ凄くいいです!(゜▽゜)
アクセルパーシャルでのスライドは前後同時に起きるので、
ダウンフォースの前後バランスは調度良いように感じます。

完全にニュートラルな車体特性なので楽に速く走れますし、
コーナーリングスピードは素晴らしいです!
走っていて大変楽しい車になりました。

空力実験って面白いですね。(^ω^)

スーパーセブン

ウェーバーキャブのガソリン接続部にはバンジョーボルトが使われていますが、
ここのガスケットが厚紙製なので力まかせに締めると千切れてしまいますし、
ゆるすぎると振動で緩んでしまいます。

もし、ここが緩むと燃料ポンプの圧力で勢い良くガソリンが吹き出すので、
キャブの直下にデスビがあったりエキゾーストパイプがある場合、
車は大きな炎に包まれる危険性があります。

ですから、なるべくワイヤリングしておくことをオススメします。

ワイヤリング用のワッシャーが販売されています。
ワイヤーロック サポートワッシャー (WEBER バンジョウボルト用)

タイラップによる簡易ワイヤリングでも良いと思います。

レプリカですが、動画を見てるとケーターハムより出来が良いような気がします。(笑)

出来ることなら、こんな風に手作りで自分で設計した車を作りたいものですね。(^ω^)

スーパーセブン, プリウスG's, , 雑談

スーパーセブンの整備のためガレージジャッキを買いました。(^ω^)

安心の国産 マサダ SJ-15AL アルミジャッキです。
http://search.shopping.yahoo.co.jp/search?first=1&dnow=&dtype=&tab_ex=commerce&sc_i=shp_pc_store_searchBox&cid=&p=SJ-15AL

このジャッキは軽量ですし、しっかりしていて高級感もあるので満足度が高いです。

セブン乗りの皆さんは、車高の低いセブンにちゃんと使えるのかが一番気になるところだと思いますが、
フロントはこんな感じでフレームの集合部分まで十分入ります。
ちなみに私の場合、ジャッキのカップの上に厚手のベニヤを左右に渡してセブンをジャッキアップしています。

リアは余裕ですね。

動きもスムーズですし、適度な大きさで使いやすいのでオススメのジャッキです。
ただフロントのローラー幅が狭めなので、高く上げる時は倒れないように気をつけてください。

スーパーセブン

うちのガレージにある、らみいさんのBDRセブンなんですが
4000回転から上で「バリバリバリ」とエンジンがバラつく症状が出て、
絶不調になってしまいました。

まあ、いつものように二次エアーの対処やミクスチャースクリューの調整で
すぐ直るだろうと軽く考えていたんですが、いくらやっても直りません。

ジェット交換を何度も繰り返してもダメ。
かと思うと、たまーに調子が戻ったりします。(^_^;)
フロート関係かと思いトップカバーごと私のセブンと交換してもダメ。

もうヤケクソで自分のキャブをごっそり外して、
らみいセブンに移植してみたところ高回転まで回るようになりました。
どうやらキャブに原因がありそうなので、もう一度フルオーバーホールをすることにします。

納車直後に行ったオーバーホールでは、
カバーに耐ガソリン性の液体パッキンをごく少量うすーく使用したのですが、
フロート室の底に僅かにこびりついているのを発見。
液体パッキンは全く固まっていません。
これがどこかに詰まって悪さをした可能性があります。
耐ガソリン液体パッキンをキャブに使うのは良くないかも。

今度は液体パッキンを使用せず、
カバーを丁寧に面出ししてガソリンの滲みを防止することにします。

二次エアーによるトラブル防止のため、マニホールドの合わせ面もオイルストーンで面出し。

ついでに劣化が認められたプラグコードを新しくしました。
また、デスビキャップが上を向いているせいでプラグコードがキャブに強く押し付けられていて、
なんだか危なっかしいのでサイド出しデスビキャップに交換します。

すべての穴とジェット類を洗浄して、
ピアノ線を通してパーツクリーナーで詰まりをチェックしたのち、
丁寧にキャブを組み立てました。

さっそくオーバーホールしたキャブを取り付けて試乗してみましたが、
エンジンの調子は完全に直り、絶好調になりました!
良かった~。(^ω^)

スーパーセブン

しばらく段ボール製のエアロパーツは外して乗っていたんですが、
またあの強力なダウンフォースを味わいたくなって、
ホームセンターで買った黒のプラダン(750円ぐらい)で作り直してみました。
今度は紙じゃないので雨でも大丈夫です。(笑)

形状は基本的に前回と同じですが、デフの部分は冷却のためNACAダクト風に穴を開けてあります。
いつものように黒いガムテープで貼り付けただけです。

フェンダースポイラーは、なるべく目立たないように透明塩ビで作り直しました。
簡単な物ですが、これが凄く良く効くんですよ~。(^ω^)

あんまり派手なエアロは好きじゃないのですが、
これらのモディファイでセブンの性能が1.5倍になるんですよ。
いや、マジで・・・。(^-^;)

さっそくテスト走行をしてみましたが、
相変わらず掃除機で吸われているように地面にくっつく感じが凄いので、
高速コーナーではスピードを出せば出すほどグリップが上がり、
コーナーリング中にフルスロットルにしても滑る気配が無いと言う
レーシングカーのようなフィーリングが思う存分味わえます。o(^-^)o

詳細を教えないで誰かに試乗させたら、
これが材料費1000円ちょっとのエアロパーツの性能だとは、絶対思わないでしょうね。(笑)

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