ポルシェ・ボクスタースパイダーの試乗インプレ(^ω^)

らみいさんが家にいらっしゃったので、
新型ボクスタースパイダー(6気筒エンジン)に試乗させていただきました。
本当に嬉しいです!どうもありがとうございます。(゜▽゜)

納車直後に助手席には乗らせていただいたことがあったんですが、
その時と印象は変わらずやはり素晴らしい車でした。
お世辞抜きに、これは名車だと私は思います!

オープンカーは車体剛性が劣る場合が多いと思いますが、
ボクスタースパイダーには当てはまりません。
車体全体がもの凄くガッチリしていて、
私が乗った数々の車の中でぶっちぎりトップの剛性感があります。

日本のワインディングに丁度良い車体のサイズ感もいいですね。
ブレーキも素晴らしくて、普通の車の2倍ぐらい効くので
カックンとならないように踏力の入れ方に慣れが必要ですね。

固められたスポーツサスペンションを持ちますが、
ガッチリして塊感のある車体剛性にピッタリ合うようにチューニングされているため、
乗り心地は決して不快ではありません。
スポーツカー好きなら気持の良い乗車フィーリングだと思います。

ボクスタースパイダーの美点は車重の軽さもあります。
911カレラSと同じ375psの3.8リッター水平対向6気筒エンジンを積みながら
1315kgと言う、ボクスターでは最軽量・最大パワーを誇るフラッグシップモデルなので、
全開にするとかなりの俊足を見せます。

軽量であることの恩恵はコーナーでもハッキリ感じられます。
ハンドルの動きとノーズの入り方にタイムラグは無く、
ミッドシップの前後重量バランスも素晴らしく、
良くチューニングされたジオメトリによりリアが自然にステアして、
ワインディングでは非常に軽快な運動性を存分に楽しむことが出来ます。
それは乗っていて本当に楽しくていつまでも走っていたくなります。(゜▽゜)

屋根が無く低重心でワイドな車体はロールもほとんど感じさせず、
車体の姿勢は常に超フラットフィーリングですし、
ガッチリ路面を捉え続けてくれるタイヤと足回りは、
ハンドルやシートからタイヤの豊富な接地感が伝わって来て、
車全体が物凄く高いレベルの基本性能を持っていることが良く判ります。

ニュルブルクリンクで徹底的に鍛えられて開発されているだけのことはありますね。
公道でこの車の限界を見るのは一般人では無理じゃないかとさえ思います。

緻密に回るポルシェ・フラット6の心地良いエンジンサウンドと共に、
高回転でもりもりパワーが出てくる自然吸気のスポーツエンジンですが、
わずか1000rpm(5速で40km/h!)でもぐずること無く
巡航可能なことにビックリしました。(^ω^)
超フレキシブルなエンジン特性です。
これなら普段の街乗りや長距離ドライブも難なくこなせますね。

この車の完成度は物凄く高いため欠点を探すのはかなり難しく、
しいて言えば、シートポジションが完全に体育会系のそれで、
背筋がピンと垂直に立ったものなので、リラックスして流す時に
シートバックの角度調整機構が欲しいことぐらいかな?(^-^;)

6気筒のボクスターはこのモデルで残念ながら最後になりました。
フラッグシップなので価格設定は1012万円と大台を超えてますが、
性能を考えるとむしろ安いのかもしれませんね。o(^-^)o

GoProビデオを撮りましたが、例によってスピードを出しているシーンは
全カットしましたのでご了承ください。(^-^;)

全開サウンドなどはこちらの動画を参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=R_Bmi-2Yk20