インプレ(レビュー)

前回アップしたモーガンのデザインとデティール紹介の続きで試乗インプレ編です。

1936年設計のクラシックカーの車体に、4000ccV8エンジンを搭載しています。
トラックみたいなラダーフレームに板バネの組み合わせですが、
剛性感も接地感もきちんとあって操縦性も良く、しっかり走るのに驚きました。

高級車のしっとり感のようなフィーリングもあり、乗った感じはクルーザーボートのよう。
天気の良い日にオープンでドライブすると、めちゃくちゃ楽しい車です。(^ω^)
モーガン+8のスペック 重量940kg 3950cc V8 190馬力

インプレ(レビュー)

私が乗っている前モデルのCクラスにちょっとしたリコールがありましたので、
作業してもらっている時間を利用して、
フルモデルチェンジした新型を試乗することにしました。(^ω^)

スペック
4気筒DOHCディーゼルターボ+モーター 200ps 重量1750kg
https://www.goo-net.com/catalog/MERCEDES_BENZ/CCLASS/10146561/

中古車価格
https://www.carsensor.net/usedcar/bME/s004/f005/index.html?LP=ME_S004&SORT=22

私が乗っている前のモデルのCクラスは数々の賞を総なめにするほど完成度が高く、
他メーカーがCクラスをベンチマークとして研究開発をするほどでした。

私は、これ以上の完成度を持つ乗用車が世界のどこかにあるのではないかと、
沢山の世界各国の車を試乗して探し続けて来ましたが、
結局どうしても見つかりませんでした。
おそらくCクラスは乗用車としては世界一の完成度を持っていると思います。
ですから「いくらメルセデスでも、これ以上の車を作るのは難しいのではないか?」
と、私は思っていました。

しかも、新型は私が好きだったエアサス設定が無くなってしまい、
普通のコイルスプリングになってしまいましたし、
以前試乗した新しめのオールテレインが荒くゴツゴツしたフィーリングだったこともあり、
もしかしたら、近年のメルセデスの開発チームは経験豊富なマイスターがいなくなり
若い人に一新されてしまったのではないかと危惧していて、
新型Cクラスにも正直あまり期待していませんでした。

ところが、その考えは完全に間違いだったのです!
新型Cクラスは、本当に凄い車でした。(^ω^)

試乗車は、私のCクラスと同じディーゼルエンジンの220dですが、
エンジンの振動や音は旧型より格段に小さくなっていて、
振動も無く音も殆ど聞こえないレベルなので、
普通の人は指摘されてもディーゼルエンジンだとは思わないと思います。

走り始めると、その滑らかな上質感に驚きました。
遮音性も大変良く、まさに滑るように走り出します。
私が以前乗っていた少し前のSクラスにも迫るぐらいの滑らかさです。

歩道の段差を降りると、かなり引き締まったサスペンションを持っているのに気が付きました。
バネが硬いと言うより、サスペンション・ストロークが旧型よりかなり短く感じます。
体感では3分の1ぐらいのストロークになっているように感じました。

しかし、ゼロG付近では非常に柔らかくて乗り心地が良いので、
どうやらストロークすると急激に固くなるサスペンションを持っているようです。

例えると、旧型のエアサスはメロンぐらいの大きさのゴム風船が4輪に付いていて、
それに車体が支えられている感じで、
新型のサスは厚手のフェルトのクッションを重ねたようなフィーリングで、
ストロークしていくとサスが急に硬くなる感じです。

このようなセッティングのサスは私は今まで経験したことがありません。
バイクのリンク式サスで得られるプログレッシブ効果みたいな感じがありました。
どうやってこのセッティングを実現しているのか構造が分からないのですが、
後で調べたら油圧によるメカニカルな減衰力制御らしいです。

これほどしっかり奥で踏ん張るサスであれば、おそらくコーナーを攻めた時は
旧型とは比較にならないスポーツ性が得られると思いますし、
高速走行時の安定も格段に高まっていると考えられます。
おそらく、ワインディングを本気で走れば
旧型より段違いに速いシャシーをこの車は持っています。
しかも、普段の乗り心地は旧型よりずっと滑らかで上質です。

私は試乗中に「他のメーカーはどうやってこの車に太刀打ちすればいいの?」
って本気で思いました。メルセデス・ベンツは、
「The best or nothing」(最善を尽くさなければ意味が無い)と言うスローガンを持っていますが、
世界で最も優れた車を作ることを固い信念にしているのは、乗ってみればすぐ分かります。

そして、日本人の私としては少なからず悔しさを感じました。
出来れば国産メーカーがこのレベルの車を出して欲しいと思っています。
本気で頑張れば日本のメーカーでも世界一の車が作れると思います。
しかし残念ながら日本のメーカーは世界一の車を作ることを最初から目指していません。

新型であるW206型Cクラスは本当に素晴らしい車だと思います。
上機嫌で試乗を終えましたが、帰る時に自分の旧型Cクラスに乗り換えて走り出すと、
あれほど素晴らしいと思っていた自分の車が、
ガサツで振動も多く、やけに古臭い車と感じてしまいショックを受けました・・・。(^-^;)

昔、W205型Cクラスに初めて試乗して衝撃を受けてから、10年近く沢山の車に試乗しまくって、
これを超える車がないか必死に探し求めていましたが、今回やっと見つかりました。
ベンツを超える車が作れるのは、ベンツだけだったのです。(゜▽゜)

もし私が次に普段乗りの乗用車を買い替える時期が来たら、
新型Cクラスを選ぶのはどうやら間違い無さそうです。(^ω^)

私の色々な車のインプレ(レビュー)記事はこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/c1046460/

インプレ(レビュー)

tommmyさんが30年チューンし続けてきた
古いスバル・レガシィRS typeRAをベースにしたチューニングカーなんですが、
見かけからは全く想像できないほどの戦闘力に仰天! w(@。@;)w

強化された車体にパワフルで豪快な乗り味は
以前箱根で試乗した空冷ポルシェ・ターボ[964]にそっくり。
まさに羊の皮を被った狼に仕立て上げられていました。(゜▽゜)

見た目とのギャップが凄すぎて、やたらはしゃいでる試乗動画はこちらw(^ω^)

インプレ(レビュー), スーパーセブン

家に5nigel27さん↓が遊びに来てくれたので、KTM X-Bowに試乗させていただきました~。(^ω^)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1089207/profile/

KTM X-Bow レース用のクラブスポーツ。重量約800kg、390馬力仕様だそうです。
普通の車だと700~800馬力相当ぐらいになるのかな?
私は今まで色々な車に試乗して来ましたが、コレが一番凄かったです!(゜▽゜)
レーシングカーコンストラクターのダラーラが、
フォーミュラーカーの手法で設計したフルカーボンの車であり、
シャシー性能も車体設計も仰天するほどレベルが高く、文句の付けようがありません!

動画はこちら

普通のスポーツカーは、どこかにコストダウンされた部品
(鉄板プレスやプラスチック)などがあるものなのですが、
この車には「コストを抑えるためになにかしよう」という考え方自体が最初からありません。
今までレース専用マシンだけ作ってきたメーカーならではでしょうね。

この車に乗ることで、ダラーラの作るフォーミュラーカーの凄さが分かるような気がしました。
もちろん本物のダラーラ製フォーミュラーカーに乗ったことは無いのですが、
その片鱗を覗くことが出来たと私は思いました。(゜▽゜)

(おまけ動画)KTM X-BOWができるまで | ドリームカー誕生

インプレ(レビュー)

小学生の時にスーパーカーブーム真っ只中だった私にとって、
ポルシェ・ターボは全国のチビッコたちと同じように、一生手が届かない憧れの車でした。(^ω^)

今回はついにレンタカーでこの車を借りて運転することが出来ます!
オラ、ワクワクすっぞ~(゜▽゜)

スペック
空冷水平対向6気筒ターボ 3300cc 320馬力 重量1470kg 中古価格 2000万円~

ポルシェ911は、見た目でも分かる通り他に類を見ない独特の設計の車ですが、
空冷ポルシェの操作系は特に癖が強いです。(^-^;)
まず気づくのは、支点がかかとの方にあるオルガン式のクラッチペダルで、
まず足を前に押し出し、奥で上から踏むような独特の動作が必要になります。
しかもなんだかグニャグニャした感触があるペダルです。(笑)

また、シフトレバーも遊びも大きくストロークも長めで、
こちらも長いリンケージによりグニャグニャした感覚があるため、
特に2速~3速間の素早いシフトチェンジはかなり難しいです。

エンジンをかけてみるとフラット6ターボエンジンのサウンドは非常に良い音で、
ちょっと吹かしてみると現代の車には無い生き物のような鼓動感があり、
味わい深いエンジンのようで大変気に入りました。(゜▽゜)

走り出してみると、10万キロ走っている旧車とは思えないほど
車体剛性が高いのが分かります。
30年前に作られた中古車なのでガタピシ感は多少ありますが、
非常にしっかりとした接地感もあり、優れたシャシー設計による
安心感がある車体フィーリングを持っています。

ステアリングのフィーリングは、どの時代の911でも同じ傾向ですが、
スポーツカーとしてはギア比がやや大きめに設定されていて、
ハンドリングにピーキーな動きが無く、安心感があり修正舵もやりやすく、
リンケージの高い剛性により路面の状態もしっかり手の平に伝わって来ます。

引き締められたサスの硬質な乗り味も全然不快ではなく、
車体の高い剛性感とピッタリ合っていて、
むしろ運転の楽しさに繋がっていて、良いと思います。

エンジン特性は、アイドリングのまま難なく発進できる低速トルクもありますし、
高回転でも滑らかで振動も無くフィーリングも大変良いです。
外で聞こえる空冷独特のバサバサ音は、運転席にいると全く感じられませんでした。

アクセルを戻すとマフラーから毎回バラバラバラ・・・と
現代の車で良くある「演出」では無い「本物のアフターファイヤーの音」が楽しめます。

アクセルを深く踏み込んでみると、
4500rpmぐらいから急激にターボが効いて、突然「グアッ!!」と加速します。
それは、身構えていてもヘッドレストに頭をぶつけてしまうほどの超絶ドッカンターボ!
現代の車ではありえない出力特性に呆れて、思わず笑ってしまいました。(笑)

過給のオンとオフの差は、
今まで試乗した数々のターボ車でも一度も経験したこと無いほど強烈で、
まるでレース用の2ストバイクみたいな加速フィーリング。
もちろん乗りやすいとは言えませんが、
この超絶尖った特性が個性的で大変楽しいので、私は大好きです!(゜▽゜)

一般道の制限速度では1速でしかターボの加速を楽しめませんが、
1速のギヤ比が低く4500rpmぐらいでターボが効くと1秒以内にレッドゾーンなので、
ターボが効いたら素早くアクセルを戻す必要があります。
ちなみにこの時60km/hぐらいなので、実際のスピードはそんなに出てないです。

この車は、高級GTになって誰でも乗れる近年の911ターボとは真逆のキャラクターで、
運転フィーリングは物凄く硬派でストイックな体育会系の車です。
まさに「男の仕事場」と言う表現がぴったりで、
今まで乗った911の中でフィーリングが似ている車を探すと、
ほぼレース専用と言っていいようなGT3 RS(997型)にかなり近い性格を持つ車です。

意外なことに、良く言われているRR車の癖は運転中全く感じませんでした。
古い911の「リアエンジン独特の危うい挙動の話」を今まで沢山聞いていたので、
もっと癖があってスピンしやすい危険なフィーリングを持つ車じゃないかと思っていましたが、
実際は全くそんなことはなく、非常に安定感がある良く設計された車だと感じました。
もちろん、サーキットなどで限界で振り回す乗り方をした時は、
リアエンジン独特の悪癖が出るものなのかも知れません。

かなり古い車にも関わらず、
以前乗った年式が新しく水冷になったGT3ストリート(996型)よりも、
走っている時の安心感と楽しさは遥かに上だと感じました。
シャシーの剛性感も設計がずっと古いはずの964の方が圧倒的にしっかりしているので、
もしかしたら、996型は空冷時代よりシャシーがコストダウンされた
過渡期のモデルなのかもしれません。

ちなみに、私は以前2017年にディーラーで新型911カレラSに試乗して、
リアに搭載されたエンジンのユラユラした揺れが体に合わずひどく酔ったことがありましたが、
今回の964ターボはリアが全くユラユラせず、酔うような気配は微塵もありませんでした。
おそらくエンジンマウントが硬くてガッチリ固定されていて、
ギャップを通過してもエンジンが全く揺れないせいだろうと思います。

それほどスピードを出さなくてもかなりスピード感があるので、
一般道の速度でも存分に楽しめますし、古い車独特の味わい深さもあり、
私の愛車であるキャブ時代の古いスーパーセブンと同じように、
スポーツカーを運転する楽しさが存分に味わえる車でした。

独特の癖がある車を練習して上手く乗りこなして行く喜び等もあり、
現代のポルシェが失ってしまった高い趣味性がこの車にはあります。
私はこの車、大好きです!(゜▽゜)

今だに、空冷時代のポルシェに絶大な人気がある理由が、
964ターボに乗ってみて良く分かりました。
みんなが空冷ポルシェを求めるので、
今は驚くような価格になってしまっていますが・・・。(^-^;)

964ターボは、数々の名車と同じように、
開発エンジニアが最高の車を作ろうと言う情熱がヒシヒシと感じられる車でした。
少なくとも私が今まで乗った911の中では最も魅力的な車です!

そして、小学生からの夢であったポルシェ・ターボを運転出来て
大変幸せな時間を過ごすことが出来ました。(^ω^)
Fun2Driveレンタカーさん、どうもありがとうございました。

GoPro動画はこちら

964ターボ全開の走りは、
昔のガンさん(黒澤元治選手)の動画を見てください。

インプレ(レビュー),

箱根にあるFun2Driveレンタカーでは、湾岸ミッドナイトのブラックバード仕様の
ポルシェ911ターボ(964)が借りられます。

残念なことに、ゴールデンウィーク後にこの車の貸し出しが終わるらしく、
慌てて予約をして乗ってきました。(^-^;)

箱根で空冷ポルシェターボに乗るとなると、私の大好きな漫画あいつとララバイの聖地巡礼ですね~。
悪魔のポルシェを駆る水曜日のシンデレラと、研二のカワサキZ2が戦ったのが、
まさにここ箱根のワインディングです。(゜▽゜)

バトルのコースはターンパイク、芦ノ湖と箱根スカイライン、長尾峠、ゴールは御殿場インター。
同じコースをポルシェターボで攻めるぜ~。聖地巡礼だぁぁ~!(゜▽゜)

うぉぉぉ最高じゃ~!! すげえぞポルシェターボ!(゜▽゜)

ポルシェ911ターボ(964)の詳しいインプレや、
GoPro動画は後日編集してアップします。(^ω^)