インプレ(レビュー), ベンツCクラス,

日本でもメルセデス・ベンツEクラスセダンが発売されましたね!
EクラスはCクラスの格上にあたるモデルで、値段の差は200万円ぐらいあります。

普段乗っているCクラスの上級モデルがどんな乗り味の車なのか、
非常に興味があったので試乗することにしました。(^ω^)

ボディデザインはCクラスそっくりですが、
ホイールベースも長く見た目でも一回り大きいのが分かりますね。
タイヤ幅も275もありますから凄く太いです。

完全にグラスコックピット化されたインテリアは未来感たっぷりです。
四角い液晶モニターを並べると、どうしても家電っぽくなってしまうと思いますが、
メルセデスの優秀なデザイナーにより巧みに上質感が与えてあり、
なかなか良い感じだと思いました。

ドアもCクラスよりかなり重くて重厚感がありますね。
リアシートはふんわり柔らかくて座り心地が大変良く、まるで高級ソファーみたい。
大衆車とそんなに変わらない(笑)Cクラスのリアシートとは雲泥の差があります。

操作系はいつも乗っているCクラスと基本的に同じなので違和感はありません。
走りだしてみると、タイヤの一転がりだけで当たりの柔らかさが伝わって来ました。
これはかなりコンフォートに振った車のようですね。
乗り心地はふんわり柔らかめのセッティングになっています。
Cクラスより重い車重も乗り心地と重厚感には良い影響が出ているのでしょうね。

私のCクラスと同じエンジンのはずですが、一段と静かになっているのが分かります。
もちろん防音なども違うと思いますが、エンジン自体の品質も上がっているのでしょうね。
トルク型で184馬力のパワーは普通に公道をドライブするのでしたら必要十分だと思います。

ブッシュもかなり柔らかい設定で走行中に車を左右に振ってみると、
リアにゆらりとした動きが残るのが分かります。
もしかしたらCクラスよりも2倍ぐらい大きなゴムブッシュが
付いているのかもしれません。
ゆったりとした穏やかな挙動は昔からのメルセデスのイメージそのものです。

剛性感はCクラスの方が上です。
これはブッシュの柔らかさから来ているのかもしれませんが、
ホイールベースが長いことにより実際に剛性が違うかもしれません。
ただし走行中のゴツゴツ感を抑えるために、
あえてこのような味付けになっている可能性が高いです。

機敏な動きは苦手ですが直進性はCクラスより明らかに良いです。
ホイールベースが長いのも影響していると思いますが、
キャスター角も少し寝ているかもしれませんね。
高級車としてとても良い車だと思います。

総評をすると、EクラスはCクラスとは目指しているものが全く違うことが分かりました。
Eクラスはコンフォートを極めた高級車として
昔からのメルセデスのイメージをそのまま正常進化させた車だと分かりました。
おそらく多くの人がベンツと言う名前で思い浮かべるのは、このようなゆったりした車だと思います。
Eクラスは同乗者に喜ばれる乗り心地を持っていますし、
シートやインテリアの上質感も素晴らしいです。

一方、現行のCクラス(W205)は
メルセデスとしては異質とも呼べるスポーティさを持っている車です。
今回のEクラスの他、私は今までBクラス・旧Cクラス・
現行Cクラス(セダン、ワゴン、ディーゼル、AMG C63)に試乗しましたが、
「まるで一流のスポーツカーの車体に乗用車のボディを載せたような車」と
表現できるのは現行のCクラス(W205)だけであり、
旧Cクラス(W204)にはそれを感じませんでした。

おそらくスポーツ性を売りにして販売数トップだったBMW3シリーズを撃墜するために、
現行Cクラス(W205)は開発されたのでしょうね。
そしてそれは成功し、3シリーズを少し上回る性能を持つ車が完成し、
販売数トップを奪還出来ました。

Cクラスでワインディングを元気に攻めるのは凄く楽しいですが、
Eクラスでやろうとは思いません。そう言う性格の車ではないからです。

私としては、やっぱりスポーツカーに上質感を加えたような、
今のCクラスが自分の好みにピッタリの車だと言うことが今回の試乗で判りました。

もう10年ぐらい年を取ったらEクラスみたいなユッタリした車もいいかもね・・・?

インプレ(レビュー), ベンツCクラス,

メルセデス・ベンツのディーラーでAMGパフォーマンスツアーと言う
試乗会が行われていたので行ってみました。

Cクラスの最強版であるAMG C63 Sに乗ってみることにします。
これはCクラスの車体に510馬力のV8エンジンを搭載した
強烈なパフォーマンスを発揮するセダンです。

初めて見たんですが、やっぱり普通のCクラスとは迫力が違いますね。
インテリアはCクラスそのままなので、いつも見慣れた愛車と同じ風景が広がりますが、
エンジンをかけてみると「ドロドロドロドロ」と言うアメ車っぽい音がして、
只者ではない雰囲気がプンプンします。(^-^;)

ハンドル操作は普通のCクラスよりもややしっかり感があるものでした。
もちろん乗り心地は硬いですがポンポン跳ねてどうしようもないほどではなく、
スポーツカー好きで硬い乗り味が好きな人なら問題ないと思います。

かなり過激なスペックを持つ車なので、
「シャシや乗り味も普通のCクラスとは別物なのかな?」と思っていましたが、
実際に乗ってみると全然そんなことはなくて、ざっくり言うと乗り味は硬くしたCクラスです。

公道では扱いきれないパワーを持つエンジンも大変コントローラブルなので、
アクセルを大きく開けなければ普段使いの乗用車として十分使えると思います。
普通に近所のコンビニに乗って行けます。

安全を確認してギヤを下げフルスロットルにしてみました。
パワーバンドに入るとリアタイヤは「ギュイ~~」と簡単にホイルスピンを始めますが、
横にスライドして挙動がとっちらかることもなく、
スタビリティも高いので安心してアクセルを開け続けることが出来ますね。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=RDmoNXmk0oo”#t=12s”

大きく重いV8エンジンをフロントに無理やり押し込んだような車ですが、
サスや足回りはしっかりとチューニングされているようで、
普通のCクラスセダンより250kgも増えた重量感は確かにあるものの、
ハンドリングにネガな部分は特に感じられませんでした。

この車は、富士スピードウェイなどの国際サーキットを走りたいけど、
スポーツカーじゃなくてCクラスの形がいいと言う人には良いんじゃないかと思います。
その辺の峠道やミニサーキットだとアクセルをなかなか開けられないので、
ストレスが溜まるかもしれません。

タイヤも幅広で薄くサスも硬いので、
ザラザラ感のある乗り心地はある程度我慢する必要があります。
吸水舗装された道路などでは、ハンドルに「ジーン」と言う細かい振動が伝わって来ますし、
ロードノイズもけっこう大きいので、快適な乗用車が欲しい人にはオススメできません。
普通のCクラスが新車で2台買える値段が高いか安いかは人による・・・・・・って高いよ!(笑)

自分の愛車である普通のCクラスワゴンに乗り換えたら、
「まあ、なんて極上の乗り心地!」と思っちゃいました。
やっぱりこっちが本来のCクラスの乗り味なんでしょうね。

さて、もう一台です。なんと、AMG GT S も試乗することが出来ました。
うひょ~!まさかこいつに乗れる日が来るなんて!(゜▽゜)

エンジンはAMG C63 Sと同じ510馬力のモンスター。
しかもこちらの方が車体が90kgも軽量です。

やたら幅広くてぺったんこの車体はスーパーカーのオーラ全開です。
近くで見ると、大の大人が4~5人は並んで寝れそうな巨大なボンネットに
ちょっとビビります。(笑)

シフトレバーが肘関節の位置にあるので、やたら操作しにくいのが気になりますが(笑)
シートポジションはピッタリ決まります。

運転席に座りエンジンをかけると「ズボン!ボボボ・・」と
重低音でかなり威勢の良い音がします。
それは獰猛な動物の唸り声のようです。
エンジン音を聞くだけで血沸き肉踊る感じはいいですね。(^ω^)

AMG C63 Sと同じエンジンのはずですが、音はずいぶん違うんですね。
スポーツカーは、このように運転する前から
ワクワクする演出があることが凄く大事だと私は思います。

動き出すと車が小さく感じられるのは良い車である証拠ですね。
とは言え、室内を見渡しても凄く幅広な車であることが分かりますから、
慎重に運転することにします。

アクセルは敏感すぎることもなくハンドリングも素直で精密感があり、
トレッドが大変ワイドで4輪のガッチリした接地感も素晴らしいです。
サスはややストロークが短めで引き締められた硬めのセッティングですが、
走っていて不快感はありません。

物凄いパワーを持っている巨大な車ですが、思いのほか運転しやすいですね。
幅が十分にある道路でしたら女性でも問題なく運転できると思います。

ギヤダウンしてフルスロットルを試してみましょう。
アクセルをガバッと踏み込むと瞬時に「ドン!!」とダッシュします。
これが本当に凄くて、まさにスーパーカーと呼ぶにふさわしいパワー感ですね。

重量の差なのかAMG C63 Sよりも確実に加速力は上ですが、
非常に高いスタビリティとメカニカルグリップにより、
こちらはホイルスピンはしませんでした。

シャシはこのエンジンのための専用設計でフロントミッドシップなので
車体バランスも完璧ですし、その剛性感と車の完成度も非常に高いです。
AMG GTは本当に素晴らしいスポーツカーだと思いました。
同じようなFRスポーツカーとしてC7型コルベットにも試乗したことがありますが、
AMG GTの方が車全体の完成度では少し上かもしれません。

車体が大きいのでターンパイクなど広めの峠で楽しんでみたい。
きっと最高の気分で走れるでしょうね。(^ω^)

欲しいけど価格が1930万円・・・Orz

参考動画(メルセデスAMG GT vs ポルシェ911ターボ)
https://www.youtube.com/watch?v=l697CuOnwhY

インプレ(レビュー), 雑談

DP2 Merrill(メリル)と言う、いわゆるハイエンドコンパクトカメラです。
http://www.sigma-dp.com/DP-Merrill/jp/
今、中古で4万円ぐらいですね。
http://kakaku.com/item/K0000349522/used/?lid=used_camera_useditemview_usedkakakulist#tab

このカメラを一言で言うと、
軽自動車に500馬力のレーシングエンジンを積んだようなシロモノ・・・。
癖があって運転しにくく、燃費も非常に悪い。(バッテリーは30分しか持たない)
しかもギヤは一つだけ。(交換不可のズーム無し単焦点レンズ)

ザラつきの無い写真にするためには感度をISO200以上にすることが出来ない。
手ぶれ補正も内蔵フラッシュも無いし、
暗いシーンが凄く苦手なので三脚などで固定する必要があるし、
一枚の写真のファイルサイズが50~60MBもあるので、
カード書き込みに時間がかかるし、
フォーカスも遅いので近くで動き回る被写体を写すのもちょっと厳しい。

つまり、一般の人が気軽なスナップ写真を撮る用途には
まったくオススメできないカメラ。(笑)

ただし、じっくり時間をかけて光と影を意識して構図を考え、
カメラがブレないように最新の注意を払ってじわりとシャッターを押しこめば、
この小さなボディから高価な一眼レフを超える
ぶっ飛んだ解像感の写真を叩き出す凄いカメラなのです。(゜▽゜)

私はカメラマニアでもなんでもないシロウトの一般人ですが、
家に帰って圧縮無しのRawデータをフルサイズで見ると、
時々息を呑むような凄い写真が撮れていることがあります。
肉眼で見えない物すら見える! これが毎回楽しくて仕方ありません。(^ω^)
カメラでこのようなワクワク感を感じたことは今までありませんでした。

このカメラを上手く扱うにはある程度の練習と試行錯誤が必要ですし、
もっと上を目指すなら専用の現像ソフトの使いこなしもマスターする必要がありますが、
この強烈に尖った性能を持つ小型カメラは、
趣味で使うなら最高にユニークで面白い一台だと思います。

ただ、シロウトの私が実際にDP2 Merrillを使ってみた感じでは、
思ったより普通に使えるカメラだなと思いました。
ISO100~200ならフルオートで写したjpeg画像でも
次元が違う解像度の写真が簡単にバシバシ撮れちゃうのが嬉しいですね。

これを買ってからシグマのカメラが大好きになりました。o(^-^)o
実を言うと、私は今まで日本にシグマっていうメーカーが
あることすら知らなかったです。(笑)

写真から伝わってくる独特の空気感と驚きの解像感は、
シグマ社のカメラに使われるFoveon X3と言うセンサーによるものらしいです。
理論的には面積当たり一般的なセンサーの2倍の解像度があるらしい。
元々レンズメーカーだけあって、レンズの性能も素晴らしいと思います。

味も素っ気もない四角い形状も、質実剛健な感じがするので私は好きですね。
例えるならば頑固一徹な凄腕の職人さんみたいな感じかな?
多機能カメラじゃないので操作がシンプルなのも良いと思います。

ちなみに、新しいモデルのQuattroシリーズを買わなかったのは、
なるべく小さいボディから超高画質が出てくる方が
意外性があってなんだか楽しそうだと思ったからです。
Merrillの大きさなら、なんとかポケットにも入りますしね。

ネットでQuattroとMerrillの比較インプレを見る限り、
旧型のMerrillが画質で劣るということでは無いらしいですね。
Quattroがナチュラル系で、Merrillが細かいディテールを強調した
アーティスティックな写真が得意みたいです。

下のリンクのアルバムに試し撮りした写真(原寸)を置いておきます。
ほぼフルオートで写してjpeg出力されたそのままです。
是非いっぱいまでズームアップして細部を見てみて!(゜▽゜)
https://goo.gl/photos/GTBKy8d6tkGvuYaAA

インプレ(レビュー), ベンツCクラス

購入したばかりのCクラスワゴンなんですが、
1年の無料点検時期が来たのでディーラーに出してきました。

代車がベンツBクラスでした。(^ω^)
ラッキー、さっそくインプレしてみますね。

エンジンは1600ターボですが、アクセルを床まで踏めば
低回転からなかなか侮れないパワーが出てけっこう速いですね。
ターボラグも気にならないし、とても良いエンジンのようです。

ただ、中速トルク型のエンジンなので5000rpm以上回すとパワーが落ちてきます。
コーナーの立ち上がりで回転数が丁度5000rpmぐらいになっちゃうと、
あんまり加速できないのでちょっとつらい・・・。(笑) 
回転がそれ以下だとパワフルに加速できます。

ブレーキのサーボアシストは強めで、軽く踏んでも十分に効く味付けです。
きっと非力な女性でも危険回避のため強いブレーキングが出来るように考えてあるのでしょうね。

Bクラスはメルセデス・ベンツのエントリーモデルの一つですが、
ハンドリングはシットリとしていて直進安定性も良く、
車の基本性能をしっかり考えた優れた設計の車体を持っています。

スピードを出すほどフラット感が増し安定感が良くなるのは、さすがメルセデスですね。
この独特のシットリしたフィーリングは門外不出の秘伝のような技術で、
他社はどうしても真似できないらしいです。(^-^;)

通常使うエコモードのままではアクセルもハンドルもかなり穏やかで、
足回りも柔らかいのでグニャグニャした感じなんですが、
スポーツモードにすると一転して車全体が引き締まり、フラット感が増し素晴らしい安定感が出ますね。
ワインディングでも心地よいスピードで、見た目から想像できないほど元気な走りが楽しめます。

本当は街乗りでもスポーツモードの足で安定良く走れればいいんですが、
エンジン回転が上がりっぱなしになっちゃうので、残念ながらちょっと無理っぽいですね。(^-^;)

いつものようにGoProで撮影してきましたので、是非ご覧ください。
撮影はエコモードで行っています。
と言うか、撮影した時はモード切り替えスイッチがあるのを知らなかった。(笑)

コンパクトカーとして普通に良い車だと思いました。
でも新車価格300万円ぐらいの車は大変な激戦区なので、
人にすすめるにはもう一つキラリと光る売りが欲しいような気がしますね。

車の総合的な完成度ならゴルフ7ですし、
運転の楽しさやコーナーリング性能はミニクーパーSが圧倒的ですし、
脅威の燃費と国産の信頼性ならニュープリウスと言った強力なライバルたちがいますからね。

あと、BクラスとCクラスの間には超えられない大きな壁があることも分かりました。
Bクラスは運転していてもメルセデスに乗っている感じはまったくしないですが、
Cクラスは近所に出かける時でさえ「これこそ、メルセデス・ベンツ!」と言えるような圧倒される感覚があります。

現行Cクラスセダンの中古車は、Bクラスの新車と同じぐらいの値段で手に入るので、
どちらか迷っている人がいるのであれば、Cクラスの中古を購入する方が絶対オススメです。
ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーなど世界の賞を7冠も受賞した名車が
同じような値段で手に入るんですからね!
http://www.carsensor.net/usedcar/bME/s004/f004/index.html?SORT=2

インプレ(レビュー), ベンツCクラス

価格.comのブリヂストン(BRIDGESTONE) REGNO GR-XTの評価のページに、
このタイヤについての詳しいレビューを書きました。(^ω^)
http://review.kakaku.com/review/K0000183314/

インプレ(レビュー), ベンツCクラス, 雑談

八戸の海岸~高速道路の車載動画です。 カメラが時々横を向きますが、
頭だけ振って視線はちゃんと進行方向を見ていますのでご安心を。(^ω^)

GoProビデオは、QuickTimeProでカットしてUniteMovieで連結することで、
無劣化編集が出来ることが分かりました。
詳しくはこちら
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n219075