バイク

DUCATI 916シリーズ(996 998 748R等)は、キャスター角を
2段階に変更出来る大変珍しい機構が付いています。

コンフェイトさんがキャスターを変更して
ハンドリングが良くなったと言う報告をされていたので、私も早速やってみました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/703947/blog/28246470/

作業はネジを3箇所緩めてステアリングヘッドを180度回転させるだけです。
これでキャスター角が1度減り、レース用のセッティングになります。

この変更でハンドルは少し遠くなります。
人より腕が短い私にはちょっと厳しいかなと思いましたが、
ハンドルをちょっと絞り気味に調整することで、
今までのポジションと同等の位置にすることが出来ました。

低速では車体の動きが少し敏感になったようですが、違和感は無くすぐに慣れます。
60km/h位で走ると直進性もしっかりしてきますから問題にはなりません。

まず最初の交差点で曲がる時に「あれ?楽だな」と感じました。
今までは少しイン側に体重移動をしないとうまく曲がれなかったんですが、
リーンウィズのまま視線を向けるだけで曲がれます。
明らかに今までより曲がりやすくなっていることが判ります。

さて、いつものワインディングでテストしてみることにしましょう。(^ω^)

うおぉぉぉぉぉ!すっ、凄いぃぃ~!
なんてこった!超~曲がるようになったぞ!(゜▽゜)

私の998sは、固すぎるフロントのプリロードを緩めるなど、
サスセッティングをきちんと煮詰めてあり、
ノーマルとは比較にならないほど曲がりやすくなっているのですが、
http://yaplog.jp/sekiai/archive/522
それでも少しアンダーステア気味なので、
コーナーの立ち上がりでは慎重なアクセルワークが必要でした。

しかし、キャスター角を減らしたことで終始ニュートラルステアとなり、
今までと同じ乗り方をすると、立ち上がりで完全にライン一本分アウト側が余ります。

アクセルを開けても常にニュートラルステアでラインが膨らまないから、
クリッピングポイント手前からアクセルを開けることが出来ます。
こうなると、リヤにトラクションをかけながらコーナーリング出来るので、
リヤステアで更に旋回性も良くなりフロントタイヤの負担も減り、
バンク角を増やすこと無くコーナーリングスピードを上げることが出来ます。

もちろんS字の切り返しも速くなりましたし、
コーナーリング中のライン変更もやりやすくなり、
ハッキリ体感できるほど今までより速く走れるようになりました。

連続コーナーではちょっと目が付いて行かないほどクルクル曲がります。
こりゃすげえ~!(゜▽゜)

今までハングオフのみでしか曲がれなかったコーナーリングフォームも、
状況に応じて自由自在に選べるようになりました。
今までと違いリーンアウトでも膨らむこと無く曲がれるようになったので、
シュワンツ乗りが出来ますね。(笑)

まるで買い換えること無く、新しいマシンを手に入れたみたい。
こうなってくると、ワインディングを走るのが楽しくてしょうがありません。(^ω^)

今までも916シリーズは素晴らしいコーナーリングマシンだと私は思っていましたが、
まさかこれほどまでに凄い実力を隠し持っていたとは思いませんでした。
リッタークラスのバイクでは間違いなくトップクラスの
コーナーリング性能を持っていると私は思います。
先日試乗した1199すらコーナーリング性能では上回っているように感じました。

それにしても、ノーマルがこのセッティングじゃいけなかったんでしょうか?
次元が違うほどノーマル時よりも乗りやすいです。

プリロードがかかりすぎて強アンダーになってしまっているフロントサスといい、
これほどのコーナーリングマシンをわざわざ曲がりにくくして売ることも
無いんじゃないかと私は思うんですが・・・。

916シリーズのオーナーのほとんどは、
この素晴らしいコーナーリング性能を知らないで乗っているはずです。
とても残念なことですね。(^_^;)

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ディアベルを試乗した遊・メディア山中湖の店内はこのような感じです。
とても綺麗で良い雰囲気のお店でしたよ。

その後は、DUCATI 998sで山中湖をのんびりツーリングしてみました。(^ω^)

この日は天気も大変良くて、富士山も綺麗に見えて最高でした。
それにしてもパノラマ台からの景色はいつ見ても素晴らしいですね!(゜▽゜)
富士山を見るのならここが日本一じゃないでしょうか?

夫婦でツーリングしていた方に記念写真を撮っていただきました。
どうもありがとうございます。

奥様はこのバイクのファンらしく、
「このバイク大好きなんですよ~。プラモデルも持ってます。」って言ってました。
ちょっと嬉しかったですね。(^ω^)

最近は安全のため出来るだけツナギを着て乗るようにしています。
AMSOILファンになったのでステッカーを貼ってみました。(笑)

GoProヘルメットカメラの映像はこちら

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山中湖でドゥカティの試乗会が行われるらしいので、
998sでツーリングを兼ねて出かけることにしました。

会場の遊・メディア山中湖は素晴らしいロケーションの中にあり、
窓の外はすぐに湖ですし、富士山も良く見えます。
店内も綺麗でコーヒーも無料で飲めるので、
これからはツーリングで山中湖に来た時には、
ちょくちょく寄らせていただきたいと思います。(^ω^)

さて、早速ディアベルの試乗です。
ここでの試乗ではエアバッグを装着する決まりのようですね。

ポジションはシート高が低くクルーザーらしくゆったりしたもので、
平均以下の足の長さを誇る私でも(笑)両足ベッタリで更に膝が曲がります。
シートは柔らかく、クッションが良く効いていて大変乗り心地が良いです。

重心が低くスタンドから起こす時もそれほど重くないので、
このクラスとしては取り回しは大変楽ですね。

メーターはハンドルバーより手前にあり、
他には大きなタンクがあるだけという独特の景色が広がります。

ハンドルはちょっと遠く、クルーザーらしくステップは前よりにありますね。
腕が短い私としてはハンドルはあと5センチ手前にあって欲しいですが、
ポジションは欧米人に合わせてあるので仕方ないでしょう。(^-^;)

低速トルクは大変豊かで、低回転でもギクシャクしないので
発進に気を使うことはありません。
エンジンもおおらかなフィーリングで大変乗りやすい性格を与えられています。
4000rpm位回さないと機嫌が悪いスーパーバイク系のエンジンとは、
全然違い2000rpmでも普通に走れるのは素晴らしいですね。

ホイールベースが長く、車体に安定感があるので
クルーザーボートのようなフィーリングで走ります。
長距離ツーリングでも疲れは少ないのではないでしょうか。

低回転でもアクセルをワイドオープンにすると
「グワッ」というトルクたっぷりの加速をしますね。
もちろん速いですが、1198のようなジャジャ馬感は無く、
あくまで角が取れたジェントルな加速感です。
見た目は怖そうですが、大変紳士なバイクだと思います。

スポーツ、ツーリング、アーバンと3つのモードが選べますが、
アクセルをあまり開けない時のエンジンの反応が変わります。
でも、ガバっと開けるとどのモードでもグワッと出るので、
かえってアーバンの方が2ストみたいにいきなりパワーが出るため
速さを感じました。(笑)

信じられないほど太いリヤタイヤの癖は
巧みな設計で弱めてありますが、やはり少しありますね。
ちょっと立ちが強い感覚があるので、
イン側に体重移動した方が曲がりやすいですね。

ちょっと気になったのはフロントサスが非常に堅いこと。
ギャップを通過する時に「ダダン」と言うショックが伝わります。
降りてからバイクを揺すってフロントフォークを縮めようとしても、
ほとんど縮まらないほど硬いです。
ドゥカティと言うメーカーは、どうしていつも
フロントを固くするんでしょうねぇ~?(・_・;)

試乗時にヘルメットカメラで撮影したビデオです。(^ω^)
今回はバイクが良く見えるようにカメラを下向きにしてみました。

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DUCATI 998sのメンテナンスやモディファイを
時間を見つけてチマチマやっています。

実は私のドカは、購入した時からステアリングダンパーの渋さがあって、
走行中に常に少しハンドルを取られる感覚がありました。
シャフト部分にシリコンオイルを塗ったりしてみましたが改善されず、
仕方がないので、オーリンズにオーバーホールに出したところ、
超~~スムーズになって帰って来ました。(笑)

今までさんざん悩まされていた渋さは100%無くなっていて、
流石オーリンズと言う抵抗感の全くないスムーズな動きになっています。

取り付けて試乗してみましたが、もちろん最高のフィーリングでした。(^ω^)
費用は1万ちょっと超えるぐらいでしたので、
もっと早くオーバーホールに出せば良かったですね・・・。

ヤフオクで安く購入したクラッチスプリングです。
メーカー不明とのことでしたが、多分アエラ製じゃないかなと思います。
ノーマルスプリングよりかなり細くて、クラッチが格段に軽くなりました。

私のドカは前のオーナーが手を入れたらしく、
最初からクラッチレバーが軽い個体で、
レバーの硬さは通常の2分の1位だったんですが、
(この個体を選んだのもクラッチが凄く軽かったから)
今回のスプリング交換でさらに半分になりました。
つまりノーマルの4分の1です。(^ω^)
まるで250ccのバイク位のクラッチの軽さになっちゃいました。(笑)

街乗りでもやたら乗りやすいです。
公道を普通に走る限り、このスプリングでも滑りは発生しないですが、
サーキットでは容量が不足するはずなのでノーマルに戻す必要があるでしょう。

ノーマルのステップがツルツル滑るので、グラインダーでギザギザにしてみました。
これでまったく滑らなくなります。費用は0円。
普通なら高価なバックステップに交換するのが定番でしょうが、
単に滑らなければOKなので私としてはこれで充分です。

DUCATI 916シリーズはライトが曇ってしまう持病を持っていますが、
これはライトを分解して中を拭き取ると簡単に綺麗になります。
このメンテナンスは定期的にやる必要がありますね。

オイル交換はコンフェイトさんオススメのAMSOIL MCV (20W-50)にしてみました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/703947/blog/26813714/
DUCATI 998sの場合は、ちょうど3本使いますね。
http://oft.jp/amsoil/
ちなみに、オイルフィルターはK&N製です。

試乗してみてビックリ!
性能試験結果のグラフを見て「良いオイルだろうなー」とは思っていましたが、
ここまで凄いとは思いませんでした!(゜▽゜)

クラッチを繋いだ瞬間からバイクがグッと出ます。
今までより明らかに低速トルクが上がってるのが判ります。
いやいや、オイルで低速トルクが上がるわけないので、
フリクションがそれほど小さくなったということでしょう。
いったい今まで入れていたオイルは何だったのか・・・。

エンジンノイズも小さくなりました。
と言うより、ノイズと言えるような音が無くなりました・・・。
走行中は乾式クラッチのカチャカチャ音と、澄んだ排気音しか聞こえないです。
まるでモデルチェンジした年式の新しいバイクに乗っているように感じました。

そして、シフトフィールは感動です。
ビックリしました。
なんの抵抗も無く、スッと入りますね。

エンジンは高回転域でもあくまでもスムーズで、
雑味が無く洗練されたフィーリングに変化しました。
ヘルメットの中で終始ニヤけていたのは言うまでもありません。
私はこんなに良いオイルを使ったことは今まで無かったです。(^-^;)
コンフェイトさん、情報ありがとうございました。

出来ればスーパーセブンにもAMSOIL MCVを入れたいですが、
旧車のエンジンは鉱物油じゃないとダメらしいからなぁ~。

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家から30分ぐらいのモトコルセ・ラボさんに、
ドゥカティ1199パニガーレの試乗車があるらしいので予約して行ってきました。

間近で細部を見ると、本当に良く考えられた革新的なメカニズムが満載で、
ドゥカティの技術者の並々ならぬ情熱みたいなものが感じられますね。
とことんバイクが好きでドゥカティが心から好きな技術者が集結して開発しないと、
このような見事な作品は生まれないのだろうなと感じます。
http://www.motocorse.jp/special/1199/?p=577


エンジンをかけてみると音は結構迫力があります。
最近のエンジンらしく音にはキンキンと高周波音がまじり
排気音よりもエンジンノイズの方が気になる感じがしました。
極限まで肉厚を削ったエンジンなので、このような音になるんでしょうね。
そういえばKTM 350 EXC-Fもエンジンノイズはこんな乾いた音がします。
私が所有しているDUCATI 998sは古いエンジンなので、もっと音はマイルドです。

またがってみると、驚くほど絞られたシートのせいで足付きは凄くいいです。
ハンドルは遠くなくて幅は大変広く、角度も開き気味です。
昔のスーパーバイクみたいに、ハンドルが遠く
絞られて垂れ角も大きいポジションとはまったく方向性が違います。
これはおそらくGPライダーなどの意見を採用した最新のポジションなんでしょうね。
私はオフロード系の積極的な前後左右の体重移動をする乗り方を好むので、
このポジションは歓迎できますね。

湿式でカラカラ音のしないクラッチを繋ぐと、非常にスムーズにパニガーレは走り出しました。
古いDUCATIにある、呆れるほどハイギヤードなギヤ比は改善されたようです。(笑)
50km/h以下でも半クラなしで普通に走れます。
そして車体が軽くて曲がりやすく、大変乗りやすいです。

前モデルの1198と比べると、次元が違う乗りやすさですね。
1198はライダーを拒絶するほどハードな乗り味のバイクでした。
ガチガチに硬い車体でコーナーリングも強アンダーで癖があり、
ちゃんと体重移動しないと交差点を曲がるのも気を使うバイクでした。
まあ、1198の場合はそれがすっごく魅力的なんですけどね。(^ω^)

しかし、パニガーレは視線を向けるだけでフロントからグイグイ曲がっていきます。
しかも高速での直進安定性もすこぶる良いです。

私が所有している998s(916シリーズ)はコーナーリングでクルクル曲がる代わりに、
ドッシリした直進安定性はありません。
1198はテコでも動かないほど直進安定性は凄いですが、
コーナーリングが少々苦手です。
このように直進安定性と曲がりやすさは両立出来ないと私は思っていましたが、
パニガーレは両方とも素晴らしいものを持っています。
いったいどんな魔法を使ったんでしょうね。

ブレーキも素晴らしく強力です。
いつものようにブレーキレバーを握るとガツンと効いてしまうので、
指一本でかけた方がいいかもしれません。

一つだけ少し気になったのですが、私は走行中シフトダウンする時に
必ずアクセルを一瞬吹かして回転を合わせてからシフトダウンしますが、
その時にアクセルにエンジン回転が付いてこない時があります。
これは最初からそのようなプログラミングになっているのか、設定で変えられるのかは不明です。
ちなみに停車時は鋭く吹けあがります。

本国仕様と比べると泣けてくるほどパワーダウンしている日本仕様のパニガーレですが、
車体が軽いこともあって公道で乗る限り、十分過ぎるほどのパワーがあります。
高速道路でさえアクセルをワイドオープンにすると、
フロントタイヤが簡単に路面から離陸します。
これでフルパワー化するとどんな凄いことになるんでしょうね。
3速までフロントタイヤが接地しないとか・・・(^-^;)
話によるとスリップオンマフラー交換とコンピュータ書き換えだけで、
簡単に本国仕様以上のパワーが出るらしいですよ。

1199パニガーレはイタリアの情熱が詰まった素晴らしいバイクだと思います。
もし欲しいと思っている方には全面的にオススメしますよー。(^ω^)

試乗した時にGoProを付けてビデオを撮ってみましたので、
興味がある方はご覧ください。
普通に法定速度で走っているだけのビデオですけど。

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また河原のモトクロスコースの車載ビデオです。

このバイクにも慣れてきたことと、サスのセッティングも合ってきたこともあり
ミニコース 56秒149→54秒870   本コース 1分30秒558→1分28秒350
と、前回のタイムよりだいぶ速く走れるようになりました。(^ω^)