インプレ(レビュー)

メルセデス・ベンツE220d 4MATICオールテレインは、
ステーションワゴンの車高を上げてクロスオーバーSUVにしたモデルで、
ボルボV90 クロスカントリーとは直接のライバル関係にあります。
中古価格帯もだいたい同じ位なので、
次期車の候補の一つとして試乗してみることにしました。(^ω^)

2000cc 直4ディーゼルターボ 194ps 4WD 重量1980kg 中古価格550万円~

通常のEクラスワゴンと比べると、内外装ともに
シルバーの装飾により上手くSUVっぽい雰囲気を出していますね。

早速走ってみましょう。
エンジンは直4ディーゼルですがガラガラ音は全くしないですし、
アクセルフィーリングや巡航時の音もガソリンエンジンと全く変わりません。

今回は高速道路での試乗は出来ませんでしたが、
ディーゼルエンジン特有の豊富なトルクにより、
ガソリンエンジンよりも低回転で巡航可能と思われるので、
きっと更に快適に走れると思います。

前後エアサスですし、車高が高くストロークも長いはずですがフワフワ感は全く無く、
足回りは結構引き締められていて、路面の凹凸をゴツゴツとはっきり伝えてきます。
これは通常のEクラスとは全く違うキャラクターを持っていますね。
ちょっと意外でした。(^-^;)

と言うのも、プロのインプレを見てもEクラス・オールテレインは、
Eクラスの中でベストバイの素晴らしい乗り心地を持っていると言う感想があって、
プロのインプレと矛盾があるので不思議ですが、事実は事実としてそのまま書いておきます。

私が普段乗っているバネサスのCクラスワゴンの方が、
明らかに乗り心地が良いです。
試乗が終わって自分のCクラスに乗って帰る時に
「なんて乗り心地がいい車だろう」なんてしみじみ思ったぐらい。

走行モードのせいかもしれないと、
試乗中に色々切り替えてみますがそれほど大きな変化は無く、
基本的には同じようにゴツゴツしたフィーリングでした。
また、この車は乗り心地に不利なランフラットタイヤではなく、
通常のタイヤを履いています。

サスペンションの硬さから来る振動にしては振幅がかなり細かいので、
19インチの大径ホイールと扁平率45と言うロープロファイルの
ブリヂストン・ポテンザS001のキャラクターかもしれません。

ちなみに普通のEクラスは、
17インチで扁平率55と言う厚みのあるタイヤを履いているので、
乗り心地はゆったりしていて走行フィーリングが全然違います。
あとその他の原因として、この個体だけ空気圧が高すぎる可能性もあるかもしれません。

ただこのキャラクターは悪いことではなくて、車の性格付けの違いだと思います。
引き締められた足回りと45扁平タイヤの軽快なハンドリングにより、
運転フィーリングは非常に若々しく爽快感があって運転はかなり楽しいです。

ゆったりしたキャラクターのEクラスをベースにしているにも関わらず、
実際の車重よりも軽い車を運転しているような感覚さえあり、
スポーツカー的な足回りを持ちアジリティー(敏捷性)を売りにしている
Cクラスの運転フィーリングに近いものが与えられています。

もしかしたら、通常のEクラスより若い開発チームが作った可能性もありますね。
大径ホイールと運動性重視の薄いタイヤを履いていることから、
オフロード性能はおそらくあまり高くはないと思われます。

Eクラス・オールテレインは、ライバルであるボルボV90 クロスカントリーとは
真逆のキャラクターを持っている車であることが分かりました。
ボルボV90 クロスカントリーは、非常に繊細で柔らかく優しさにあふれた車であり、
Eクラス・オールテレインは強さと若々しさを持つ車です。

走行中ハンドルを小刻みに左右に振ってみますが、
そこはやはり徹底的にニュルを全開で走り込んで開発されているメルセデスの常で、
車高を高めたステーションワゴンであってもまったくグニャグニャしません。
まあ、Cクラス以上のメルセデス・ベンツは全部そうですけど、
剛性・直進性・ステアリングの精度なども当然のように素晴らしいものです。
Eクラス・オールテレインも間違いなく良い車です。

やっぱり車って、実際に乗ってみないと分からないですね。(^ω^)
これでEクラスを3種類試乗したことになりますが、
同じEクラスでも、モデルによってキャラクターが驚くほど違うことが分かりました。
これをまとめると以下のようになります。
————————————————-
Eクラス(通常のモデル) メルセデス・ベンツ ブランドの中心核となる正統派の高級車
Eクラス・オールテレイン Cクラスのように若いキャラクターを持つレジャー向きの車
Eクラス(E400) ベンツの頂点であるSクラスと同等の乗り味を持つ最上級車
————————————————-

インプレ(レビュー),

ミニクーパーは大好きな車です。
クーパーSに試乗した時には本当に楽しかったですね。(゜▽゜)

ミニクロスオーバーの車体はかなり大柄ですが、
やっぱりミニのアイデンティティーで作られていて、
デザインも質感もミニ独特の世界観があり、とっても楽しいです。
インテリアも良い意味で玩具っぽいと言うか、遊び心満載の車ですね。(^ω^)

航空機のようなメインスイッチをONにして早速走り出してみますが、
足回りはかなり引き締められていてゴツゴツするのが分かります。
例えるなら、スポーツサスに交換して車高を落としたスポーツカーぐらいの硬さで、
はっきり言うと乗用車とは思えないほどガチガチに硬い足回りです。(^_^;)

私はスーパーセブンに乗っていることもあり、
ヤンチャ系の硬い乗り心地も運転して楽しいと感じるのですが、
普通の人をこの車に乗せたら「やたらに硬い乗り心地の乗用車」と感想を言うはずです。
たしか、以前試乗したクーパーSはこんなに硬くなかったはずですが、
もしかしたら新車で足回りの慣らしが充分でないのかもしれません。

ちょっとスピードを出してコーナーリングしてみましたが、
硬められた足回りにより当然のようにロールは非常に小さく、
路面をガッチリ捉えているグリップ感も良く伝わってきて、
ハンドリングとコーナーリング中のフィーリングはSUVとは思えないほどスポーティです。
乗用車としては明らかに硬すぎる乗り心地も、コーナーを攻める時は楽しさに変わりますね。
運転している時の楽しさは、アウトランダーPHEVよりはるかに高いです。

ずっとEVで走っているのですが、走行中の室内は結構騒々しいです。
「ゴ~~」と言う大きめなタイヤのロードノイズはまるでエンジンが回っている音のようですし、
路面のザラつきまで正確に伝えるハンドルには「ジーン」と言う細かい振動が常に伝わってきます。
そうすると人間って不思議なもので、従来のエンジン車を運転していると錯覚してしまって、
EVで走っている事をすっかり忘れていたほどです。(笑)

三菱アウトランダーPHEVの場合は、EVならではの滑らかさと静粛性があって
「新しい時代の乗り物」と言う感覚が強いのですが、
ミニクロスオーバーPHEVは、音も振動もまったくエンジン車と変わらない乗り味です。
これは人によって賛否があるとは思いますが、
私は先進的な乗り物としてのEV感覚を味わいたいためにPHEVを候補に入れているので、
エンジン車と感覚が変わらないミニクロスオーバーPHEVは候補から外れました。

やはりミニクーパーを買うのでしたら小さい方が絶対楽しいです。
SUVになって車体が大きくなっても、ミニクーパーならではの味は確かにあるのですが、
やはりミニのゴーカート感覚と言われる敏捷性を味わうためには大きなSUVではなく、
小さく機敏で運転がとっても楽しいクーパーS↓を選ぶべきだと思います。(゜▽゜)

近年、車業界がEVに向かってまっしぐらに進んでいる関係で、
好むと好まざるとにかかわらず、そのうちみんな
EV(あるいはハイブリッド)車に乗ることになると思うので、
今のうちにエンジン車を充分に楽しんでおくのも一つの考え方だと思います。

自分の場合は、家にもしEV充電設備を導入すれば、
おそらく今後はPHEVかEVの車しか買わなくなりそうな雰囲気なので、
今はエンジン車を楽しみ、数年後の買い替え次期に
PHEVを選ぶのが一番良い選択なのかもしれません。
今は数少ないPHEVモデルも、その頃には続々出てくると思われます。

と言うことで、現在考えている次期車の候補は2台。(゜▽゜)

ボルボ V90 クロスカントリー レビューはこちら>>


ベンツEクラス(E400)ワゴン レビューはこちら>>
私が試乗した限り、どちらも乗用車としては
世界でもトップクラスに素晴らしい車たちです。(^ω^)

インプレ(レビュー),

らみい7さんがジープからディスカバリーに乗り換えたと言うことで、
さっそく試乗させていただきました~。(^ω^)
スペック
V6ターボ (ディーゼル) 258馬力 トルク600N・m 重量2410kg エアサス! 中古価格590万~

動画内のコメントを聞いてもらえば分かると思いますが、
コレは私が試乗した中でもトップクラスに良いクルマです!(゜▽゜)

四輪駆動車を専門として長年オフロードを走るための車を作り続けていたこともあり、
シャシーには未知の荒れ地を走破するための本物感が物凄くあり、
本格的なクロカン四駆のベースを持ちつつ、
一流の高級車の乗り味を合わせ持っている素晴らしい車だと思います。(^ω^)

静粛性・乗り心地・エンジンパワー・ハンドリング・走行安定性・内装の質感など、どれも最高ランク。
車体の大きさを許容できるのであれば、間違いなくオススメできるSUVです。