インプレ(レビュー), ベンツCクラス,

今のところ、ベンツかBMWのステーションワゴン(中古車)になりそうな感じ。(^ω^)

今日は新型ベンツCクラスのディーゼルに乗ってみました。
「BMWのディーゼルモデルと同じような感じだろうな~」と
想像していたんですが、乗ってビックリ!
全然違いますね。(゜▽゜)

BMWの時に感じたボディ全体を震わすジーンという振動は、
ベンツでは全く気にならないほど小さいですし、室内ではエンジン音もほとんど聞こえないです。
アイドリングストップからのエンジン始動もBMWよりずっとスムーズです。

まさかこんなに差があるとは思いませんでした・・・。(^_^;)
エンジン型式を言わなかったら誰もディーゼル車だとは思わないでしょうね。

BMWのディーゼルは、燃料代のために音や振動やハンドリングなどを少々我慢しなければならないですが、
ベンツのディーゼルは全然ありです!全くネガを感じません。
プリウスと同じぐらいの燃料代で抑えられるので、可能ならばディーゼルを選びたいですね。

そして、新型Cクラスの乗り味は相変わらず感動を覚えるほど素晴らしいです。(特にエアサスモデル)
滑らかでありながら適度に引き締められ路面をがっちり捉え続ける足回り、
路面のインフォメーションをしっかり伝えつつ、
スポーティでありながら絶妙にシットリ感のあるステアリングフィール、
絶大な安心感がある高剛性の車体に先進の安全装備、何度乗っても本当に凄い車だと思います。
現時点のこのクラスでは世界一の乗用車じゃないかな?

Cクラスのステーションワゴンにも乗ってみました。
やはりセダンボディと比べると、リア周りの剛性が少し落ちているのが感じられます。
これによってハンドリングにも少々影響がありフィーリングが少し落ちますが、
僅かなので乗っていればすぐに慣れると思います。

中古車で考えた場合、3年ぐらい前のモデルで低走行の中古車を同条件で検索してみると
ベンツCクラスが280万円ぐらい。BMW3シリーズが330万円ぐらいと、
人気を反映してかBMWの方がやや高めです。

この年式の中古車だとBMWは現行モデルですが、
ベンツCクラスは旧モデルになっちゃうので、
試しに旧モデルのCクラスワゴンにも試乗してみたんですが、
これはごく普通のハンドリングを持つ一般的な乗用車でしたね。
なので残念ながら候補から外れました。

私は、初めて乗ったベンツが新型Cクラスセダンだったので、
「ベンツはこんなに凄い車ばかり今まで作っていたのか!」と大変驚いたんですが、
どうやら新型Cクラス(W205)セダンだけが飛び抜けて凄いみたいですね・・・。(^_^;)

そうなると、やはり予算を考えてBMW3シリーズの中古を買うか、
当初の予算をオーバーしても現行Cクラスの中古を買うかの選択になりそうな感じです。(^ω^)

インプレ(レビュー), ベンツCクラス,

プリウスG’sの下取り価格を聞いたところ170万円らしいので、
中古で300万円ぐらいで買える欧州車をターゲットにしようと思います。(^ω^)

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まずはBMWです。
車好きの方々はBMWを愛車にしていることが多いですから、
私も大変気になっていました。

仕事の荷物を載せたいので試乗は3シリーズのツーリングを選びましたが、
乗り味はセダンとほぼ同じだと思います。

走りだして駐車場を出た途端にすぐに判りました。
この車、イイ!(゜▽゜)

引き締められたサスペンションを持っているため固めの乗り心地なんですが、
角は適度に丸められているので、荒れた路面でも不快さはありません。
車体剛性や直進性も素晴らしいです。
そしてなんといっても凄いのは、車全体から発せられる圧倒的な精密感です。
各パーツがガタ無く正確に動いているのが判りますね。

ステアリングがタイヤに直結しているようなフィーリングがあり、
高速道路でミリ単位の軌道修正が出来ますので、ハンドル操作が非常に気持ち良い車です。
この独特のフィーリングを文章にするのは難しいですが、
非常に精度の良い製図道具でラインを描くような感じでしょうか?

開発している技術者の並々ならぬこだわりで作りこんだ、素晴らしい車だと思います。
もちろん私も大変気に入りました。(^ω^)

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次にアウディに乗ってみます。

スポーツモデルだったようでサスは大変硬いです。
ギャップでガタガタとかなり振動が伝わってくるので、ちょっと街乗りでは硬すぎると感じました。

また、スポーツモデルのはずですがステアリングの反応は鈍く、
ギヤ比はかなり大きめに設定されているようで自分の感覚よりも多くハンドルを回す必要があり、
ちょっと違和感を感じました。

車の直進性は合格点でしたが、特筆するほど良いわけではありません。
高速道路でハンドルを小刻みに左右に振ってみるとリアが遅れて反応し、
車は直進しながらもヨー方向に何度かお釣りが来てしまう挙動を示しました。

おそらくリアのブッシュが極端に柔らかく、外乱に対してリアのアライメント変化が大きすぎるのではないかと思います。
どうやら私がプリウスG’sで感じている高速時の問題と同じものをこの車は持っているようです。

これは特に高速道路のコーナーでギャップを通過する時に顕著に現れ、
ブッシュの変形が大きくてリアタイヤが勝手にステアしてリアが振られると、
ドライバーはそれを修正するためハンドル操作をしてしまうので、フラフラしてどうしても違和感を感じます。
私としては、硬いサスに柔らかいブッシュの組み合わせではなく、
柔らかくしなやかなサスに硬めのブッシュの組み合わせを採用した方が良いのではないかと考えます。

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次はベンツCクラスです。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した車ですから悪かろうはずは無いのですが、
個人的にベンツにあんまり良いイメージを持っていません・・・。

私がまっさきに思い浮かべるのが、内装が無駄に豪華なおじさん向けの車で、
重くてハンドリングなんか退屈で、乗り心地は良いけどギャップを通過すると
ボヨンボヨンと何度もバウンドするような柔らかいサスの車、などと言う固定概念を持っていました。

ところが実際に乗ってビックリ!イメージとは180度違いました。(゜▽゜)
BMWに勝るとも劣らないほど若々しくスポーティな車です。

あたりが柔らかく奥でしっかり踏ん張るサスはタイヤの接地面の変化をしっかり伝えてきますし、
強靭で高剛性の車体、軽快で正確なハンドリング、乗り心地、静粛性、安心感、
どれをとってもこれ以上ないほど素晴らしい車だと思います。

どこまでも走りたくなる快適性があり、出来ればこのまま3時間ぐらい試乗を止めたくなかったです。
ベンツが大好きになりました!(^ω^)
まだ乗ったことがないようでしたら、是非Cクラスを試乗してみてください。

スポーツモデル(180AMGライン)と普通のモデルの両方を試乗しましたが、
普通のモデルの方が乗り心地が良く静粛性もずっと高いので、
ずっと運転フィーリングが好ましいですね。

普通のモデルでもまったくグニャグニャしない優れたサスとプラットフォームを持つので、
乗り心地が劣るスポーツモデルを選ぶ必要性を私は感じませんでした。
高速道路主体で走っている人なら、街乗りで多少ゴツゴツ感があっても
タイヤが薄くてサスの硬いスポーツモデルを選んでも良いかもしれません。

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BMW3シリーズもベンツCクラスも、ドライバーが意のままに操れる素晴らしい車でしたね。(^ω^)
両者の差は全く無く、自分的には同率1位です。
購入を考えている人は、どちらを選んでも間違いは無いと思います。

ハンドル操作が大好きな人なら、抜群の精度感を持つBMW3シリーズがいいですね。
ファミリーで使うなら、疲れ知らずで安全性抜群のベンツCクラスがオススメです。

アウディがちょっと残念なことになっていますが、今回試乗したのは旧モデルだったので、
同じ土俵で比べるのはちょっと可愛そうだったかもしれません。(^-^;)
最近発売された新型はもっと良くなってるはずですからね!