スーパーセブン

ル・マン24時間レース等に出ているGTカーを見ていると、
リアのディフューザーは年々大きくなって、
特に最近は左右にも広がった形になりつつあるようです。

私のセブンもディフューザーを後ろまで延長して
良好なダウンフォースを得ていますが、
これを左右にも広げることにより、
リアタイヤ後部の負圧も利用して底面の空気を抜き、
リアタイヤ後ろの空気抵抗も減るんじゃないかと考えました。

**ディフューザーの作動原理**
そもそも、ディフューザーがなんでダウンフォースを発生するのか、
知らない人もいると思うので説明しておきます。
その原理はウイングとは全然違うんですよ~。

まず、ディフューザーが付いた車が高速で走り抜けるシーンを想像してください。
車が進むに従って底面の空気はリアに移動してディフューザーに到達します。
ここは末広がりに[容積が増える]形状になっているため、空気密度が減って負圧になります。
注射器を引っ張ると中の[容積が増えて]負圧になるのと同じ。

後部が負圧になるとアンダーパネル下の空気が勢い良く後部に引き込まれ、
ベルヌーイの定理(流体の速度が増すと圧力が下がる)によって
アンダーパネルと路面の間に強い負圧が発生して、
これが路面に吸い付くダウンフォースになります。

スーパーセブンの形状でCFD空力解析した結果はこちら

ディフューザーの少し前のアンダーパネルに最も強い負圧が発生します。
セブンをCFD解析した結果を見ても、ここに最大の負圧が発生することが分かりますね。
おそらく、ここに穴があるとダウンフォースはかなり減ってしまうと思われ、
ディフューザー直前にアンダーパネルを取り付けるのは、
最大のダウンフォースを得るためには非常に重要だと思います。
(私のセブンはここをしっかり塞いであります

またもう一つの注意点として、
ディフューザーのダウンフォースは車高によって著しく変化します。
私が以前、車高を1~2cm上げて走行テストした時に、
体感ダウンフォースが半分位になって非常に驚いたことがありますが、
サイドスカートで路面との隙間をなるべく塞ぐことによって、
これを解消することが可能です。

さて、早速工作です。
いつものようにプラダンをガムテープで貼っただけ。(笑)

ビフォー

アフター

かなり左右に広がりましたね。
あ、ちなみにロールバーをオムスビにしましたよ~。(゜▽゜)

早速試乗してみましょう。(^ω^)
もしかしたらそんなに大きな差が出ないかな~と考えていましたが、
体感では+20%ぐらいダウンフォースが増したように感じます。
そして高速コーナーを何個か曲がった時に、今までに無い奇妙な感覚を覚えました・・・。
まるで、リアが重くなってサスペンションが柔らかくなったように感じるんです。

スピードを出すとリアが強力に押さえつけられて荷重が増えるので、
RRのポルシェ911を運転している感覚に近いフィーリングになりました。
しかし、重量が増えたわけではないので、
高速コーナーでは今までより確実に速いコーナーリングが可能になりました。

走っている時の車高変化は測っていないですが、スピードを出すと
強力なダウンフォースにより、リアの車高が低くなっている可能性があります。
今までより強いスプリングに交換した方が良いかもしれませんね。
まあ、乗り心地が柔らかくなりましたので、
ツーリング向きになったかもしれませんが。(笑)

想像していたリアタイヤ後ろの空気抵抗の減少については、
全く体感出来ませんでしたので、
残念ながら空気抵抗を減らす効果は無かったと思われます。(^_^;)
ただディフューザーは、ウイングやスポイラーと違って、
ダウンフォースを増やしても空気抵抗は増えないと言う優れた特徴があります。

スピードを出している時はリアに絶大なトラクションと安心感を感じますし、
ブレーキング時もしっかりとリア荷重があるので不安定になりにくいです。
しかし、空力的バランスは完全にリアヘビーとなりましたので、
これからはフロントのダウンフォースをもっと大きくする工夫をして、
前後をバランスさせる必要がありそうですね。
私の空力セブンはどこまで進化するでしょう。ワクワクです。(゜▽゜)

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過去の空力実験の記事検索
https://minkara.carview.co.jp/blog/search.aspx?typ=1&kw=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E5%8A%9B%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

スーパーセブン

週末はセブンでワインディングを攻めたりYZ250Xで河原を爆走するのに忙しくて、
1年半ぐらい磨きをサボっていましたが、ここの所仕事が空いたので久しぶりに磨いてみました。(^ω^)

私はいつも新聞紙をボンネット下に挟んで、
ホワイトダイヤモンド+ダブルアクションサンダーで磨いています。
パッドは使い古しの寝具であるウールの敷きパッドをハサミで丸く切って、
マジックテープに貼り付けて使ってます。 古い敷きパッド1枚で多分一生分ある。(笑)

一通り磨いたらホワイトダイヤモンドを良く乾かし、
綺麗なパッドに張り替えてもう一度ダブルアクションかけるとピカピカになる。

凄くピカピカに見えるのは、
わざと反射がキレイに見える場所まで行って写真を撮っているから。(笑)
実際見ると、そうでもないです。(^_^;)

今回は、いつも磨いたこと無いノーズコーンもホワイトダイヤモンドで磨いてみた。
ちなみに銀色のラインはアルミテープで、グリーンのラインは缶スプレー塗装です。(^ω^)

スーパーセブン

リアブレーキに少し引きずりが発生していたので、オーバーホールしてみました。
詳しい手順は、整備手帳に載せてありますので御覧ください。(^ω^)
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/car/597840/note.aspx

ピストンがなめらかに動くようになると引きずりが無くなるのはもちろんですが、
ブレーキング力も強力になり以前より効くようになりますよ。(゜▽゜)
もしブレーキペダルを思い切り踏んでもタイヤがロックしないセブンの場合は、
ピストンの動きが悪くなっている可能性を疑った方が良いと思います。

特にセブンのフロントキャリパーはむき出しで、
水たまりの水がかかったりするのでピストンが錆びる事が多いようなので、
定期的なオーバーホールが絶対に必要ですね。(^ω^)

スーパーセブン,

年に数回、大磯ロングビーチで行われている旧車によるジムカーナ大会です。
毎回思いますが、セブンで出場している皆さんはめちゃくちゃ上手いですね!(゜▽゜)
こんな風に自分の手足みたいに運転出来るようになりたいな~。(^ω^)

スーパーセブン

クラッチの切れ不良のため、
エンジンを降ろして整備中だった私のスーパーセブンですが、
エンジン搭載作業がすべて終了し、やっとテスト走行出来ます。(^ω^)

一連の作業のレポートは、整備手帳に追加してありますので御覧ください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/car/597840/note.aspx

組み立てる時は部品もネジも、
とにかく全部磨いてキレイにしてから組み立てたので、
エンジンルームが超キレイで嬉しい!(笑)

ただ、クラッチトラブルは、実際に走ってみないと本当に直っているかどうか分かりません。
もし直っていなかった場合は、もう一度エンジン降ろして全部やり直しになります。
そんなの嫌だぁ~ (T-T)

ドキドキしながらエンジン始動!・・・

えっ、火災!? (@。@;)

と言うのは冗談で、(笑) サーモバンテージを巻くと始動直後いつもこうです。
5分ぐらいで良い具合に焼けて煙が出なくなりますよ。(^ω^)

さっそく走ってみましたが、クラッチの切れ不良は完全に直りました!(゜▽゜)
停車後の発進でも即座に1速に入りますし、
その他の変速もコクコクと抵抗無くギヤチェンジが出来ます。
やはり原因はパイロットベアリングにあったようですね。

自分で直したのが嬉しすぎて、ヒャッホーって近所を何周もした。(笑)

久しぶりに乗ったけど、やっぱりセブンはイイ!
こんなに楽しい車は他に無い! (^ω^)

スーパーセブン

とりあえずエンジン搭載まで行きました~。(゜▽゜)

作業は整備手帳にアップしてありますので、お暇な時にでも御覧ください。(^ω^)
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/car/597840/note.aspx