まあ、昔からの2ストバイク乗りなら当たり前のようにやってることですが、
旧車であるキャブのセブンもプラグを焼くと調子良くなりますよ。(^ω^)
(プラグが煤で汚れないコンピュータ制御の現代のエンジンでは必要無いです)
プラグの先端を弱火で10分ぐらい焼くと、新品同様の性能に蘇ります。
ひどくカブって始動出来なくなった真っ黒プラグも完全復活しますよ。
もちろん長年使って電極が減ってるなら、新しいプラグに変えるしか無いですけどね。
ちなみに私のセブンはウェーバーキャブ車ですが、
キャブ車に使ってはダメと言われているイリジウムプラグをテスト中で、現在4年目になります。
特に大きなトラブルも無いですし低速でエンジンが滑らかになり調子が良いです。
ノーマルプラグでは2000回転以下で機嫌が悪いのですが、
イリジウムプラグにすると2000回転以下でも現代のエンジンのように滑らかに走行できます。
意外なことに、高回転域ではノーマルプラグと比べて特に変化は感じません。
ピークパワーも変化無しです。
ただし、エンジン始動をミスったりして調子を崩すと
イリジウムプラグは回復に時間がかかります。
ノーマルプラグだと何回かパワーバンドで走らせると元に戻りますが、
イリジウムプラグの場合はかなりの距離をパワーバンドで走らせる必要があります。
ですから細かいエンジン特性にこだわらない人は、ノーマルプラグを使うことをオススメします。
(プラチナプラグだとカブりにくいらしいですね。今度買ってテストしてみたいです。)
これはおそらく、イリジウムプラグ先端が細すぎて熱を持ちにくく、
自己洗浄温度に達しにくいことが関係していると思われます。
また、調子を崩したプラグの先端をいくら掃除しても
元の性能に戻らないと言う経験を持っている人は多いと思いますが、
この原因はどうやらガスポケット内がカーボンで汚れているためらしいです。
中心電極とネジ部の間の隙間ですね。
先端だけ掃除しても、この隙間の奥の方が汚れているから調子が戻らないらしいです。
奥に溜まったカーボンで火花がリークしちゃうと言う事なのかな?
プラグギャップで火花が飛ぶ前にガスポケット内に付着した伝導性のカーボンを伝って、
電気がアースに流れてしまうんじゃないかと思います。たぶん。(^-^;)
ですから、コンロでしっかり熱を加えることで自己洗浄温度450~650度以上になり、
カーボンが焼き切れて調子が戻るんじゃないかと思います。
長年の経験上、ライター等では火力が弱くて効き目が全く無いです。
他に、2ストレーサーであるYZ250Xにもイリジウムプラグを使っていますが、
ノーマルプラグと比べて少しパワーが上がりますし、今まで一度もカブったり調子を崩したことは無く絶好調!
相変わらずビックリするほど速いですよ。(゜▽゜)
イリジウムを使ってはいけないキャブ車で、
なおかつ使ってはいけない2スト車ですが、なんの問題も無いです。
ただし、私のYZ250Xはキャブセッティングを変えて完全燃焼フルパワー化してあるので、
ノーマルセッティングのままイリジウムプラグを使うと、
すぐカブってしまうと思うので使わないでください。
2ストの場合は、どうしてもカーボンが蓄積していくので、
定期的にプラグを焼いてリフレッシュした方が良いです。
カーボンが溜まってきた症状としては、アクセルの開け始めでスムーズさが無くなりますので、
こうなって来た場合コンロでプラグを焼くと完全に元に戻りますよ。(^ω^)
これはノーマルプラグでも同様です。